【投信積み立て】しまった!早く始め過ぎたと後悔している人へ、いや正解でしょ!
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昨日からブログが表示できないトラブルがありました。申し訳ありませんでした。昨日の記事のリアップです。
10月からの世界的な株価の値下がりでここ1年半前くらいから始めた人は10%ちょっとの損が出ています。「しまった!始めるのが早過ぎた」と後悔している人が多いようです。昨年暮れの急落では「もう止めようか」「いったん売ってしまおうか」との声も聞かれました。自分もメールをいただいたりしました。
それで「いや売る必要はないですよ」
【投信価格急落】解約の必要はないし投資も続けるべきと思う理由。
「心配なのは中身に問題があるのでは」
【NISA口座】【積み立てNISA】下落で不安になったのなら切り替えが必要だ -
という記事を昨年末に書きました。その考えは今でも変わっていません。
10月からの下落で「割高感が解消されて」買いごろと思ったので今週12本のインデックス投信を買ったことはレポートしました。そのことで
「さすがにうまいですね、自分は早過ぎたので損を抱えています。時期を間違えました」というメールをいただきました。「それは違います。まったく正解です」とご返事したのですが他にもこのような後悔の気持ちをお持ちの方が多いと思い記事にしました。
長期的な視野と目的で始めたのであれば正解だ!
インデックス投信の積み立てならほぼ100%方針は「長期投資」で目的は「資産形成」でしょう。それなら早く始めたことは全く問題ではありません。気休めで言っているのではないですよ。
30年後を基準にして考えると「かけて72の法則」を使ってシュミレーション
平均的に30年後を考えると米S&Pは過去平均で6.5%の成長をしています。「かけて72の法則」を使ってシュミレーションします。2倍になるまでの期間と成長率はかけて72になるという優れものです。この場合は成長率は6%を使いますと12年で倍になります。30年ではほぼ5倍。(あくまで仮定です)
30年後を100とすると現在の株価は20になります。1年早く始めた方はそれを22で買ってしまった。というわけです。これが後悔の原因ですね。
しかし30年後にあなたがこのことを後悔するでしょうか?
逆に「買っておいて良かった」「早く初めて良かった」と思うに違いありません。
その時には1年分を20で仕入れたか22で仕入れたかは誤差でしかないからです。
どちらもほぼ5倍になっているので問題になりません。
むしろ1年半早く始めたメリットの方が大きく感じるでしょう。
5万円ずつ積み立てたとして1年半では90万円。それが450万円に成長しています。もちろんインフレも考慮しなければいけませんが現金は30年後も同じです。
追いつくためには今90万を投資しなければいけないが・・・
今から始める人が追いつくためには今すぐに90万を余計に投資する必要があります。しかし実際に実行する人はほぼいないでしょう。スポットで買うのはまた別の戦略ですから。今買うとなると最安値が気になって「ちょっと遅れたかな」という気にとらわれやすいです。最安値がアンカー値(意識の中で基準となっている値)になっているからです。だからここで買うにはそれはそれで難しいのです。
そう考えると1年半前から積み立てを開始したのは長期戦略としては「全くの正解」です。さらにNISA枠を使ったのなら今からではさかのぼっては使えません。
むしろ失敗したという意識が問題。
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長期戦略としては順調で「成功」しているのに「後悔」や「失敗」ととらえているならそちらの方が大きな問題です。今後もこれ以上の下落は考えられるからです。
そのたびに「しまった」「やめるべきか」とか考えるのでは長期投資はおぼつきません。この機会に長期投資、積み立て投資の有利性を確認されたらと思います。
インデックス積み立て投資では損得は考える必要はない。
確かに私は昨年は積み立てを見送ってきました。この1月から始めます。先日の12本の定期観測買とは別枠です。だけどそれは自分がシニアなので精神的負担が少しでも軽くなるようにと考えてのことで個人的事情なのです。
昨年始められた方が「不利」「時期を間違えた」とは全く思っていません。
それはこの投資法の特性にあります。
定期的に積み立てることで無理なく投資額を積み上げるのが長所だからです。
国のNISAや積み立てNISA、イデコなどの後押しもあります。
今から始めるとしたらいつがベスト?
とはいえ一時的にせよ損を抱えたくないという心理は誰にでもあります。その心理的負担とのバランスをとることが大切です。具体的に確認すると
(1)精神的に最も負担が少ないのは最下点で開始
モデルでいうと底で始めれば常に「プラス」の状態ですから精神的には「楽しい」状態です。
デメリット ①底はだれにもわからない。②待っているうちに投資機会を逃しやすい。③累積投資額が少なくなる④NISAなどの枠をうまく使えない。と欠点も多いです。
(2)投資額が最も多くなるのは「今」始めること
特に働いて労働収入がある方は毎月の収入がありますから積み立てで投資を増やすには向いています。上記より投資額が大きくなるメリットがあります。
デメリット 一時的に「マイナス」になり精神的に愉快でないこと。
(3)現在はバランスがいい好機だと思う
割高感が解消した現在は始めるにはいい時期と思います。上記の(1)と(2)のバランスが取れているからです。
長期的に資産を増やすには最安値で買うことを目標にするのは現実的ではないです。高値でなければ十分と自分は思っています。
♡むしろ余裕のある姿勢の方が最安値での買いも実行できると思っています。長期積み立てとは別に資金があれば遠慮なく大量に仕込めば有利です。
マイナスは構造上あり得るので無理のない金額で
とはいえ今後景気後退で下落の可能性は十分あります。というか大勢はそういう見方です。だから下落でも心配になったり投げ出したりしないで続けられる金額で始めることが大事です。
将来さらに買いの好機がくれば同じ銘柄を「スポットで買います」ことができます。
買いコストを下げるのが目的の「ナンピン買い」とは違い「投資額を増やす」のが目的ですから問題ありません。ただしリスク管理は必要です。売らないで済む範囲に収める必要があります。
具体的におススメの投信は
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世界の株式市場でのカバー率がある程度の規模がある方が安心です。
1 全世界株式2つ 関連記事 eMAXIS Slim全世界を買ってみた。これ一本で全世界に投資できるだれにでも対応の株式投信しかも経費安
2 先進国型 カバー率 日本と新興国を除く カバー率80%ほど
関連記事 【インデックス投信】下値不安が後退したので12本買ってみた。ライバル比較も -
3 米国型3本 米国は世界の55%をカバー。堅調で読みやすい。
米国株式 | 年報酬 | 実質 | 純資産 |
楽天米国 | 0.17 | 0.311 | 265.85 |
eMaxisSlim | 0.17 | 91.02 | |
楽天高配当 | 0.21 | 0.467 | 13.27 |
などでしょうか。
現在の投信が偏っているならこの機会によりバランスのとれた投信に変更する選択肢もあります。
以上です。自信をもって続けてください。
お知らせ 永久保存型の別ブログ「チンギスハンの安心の資産運用」もどうぞ。最新記事はこちら 世界を分けて地域ごとに組み合わせるとコストは安くなる
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