【悲しい現実】弱肉強食の市場の餌食になるな。インデックスと高配当は答えになるか?
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こんにちは、今回の下落騒動も一応の収束を見つつあります。米金融界のカリスマ。帝王のJPMのダイモンCEOは「今年はみんながびびっているほど悪くない」「調整した現在は株価は適正水準だ」「現在の米国の消費・クレジット状態は堅調だ」(クレジットカード事業をしているから)とインタビューで述べました。
この方は2016年のサウジショックの時にまさに一瞬の大底で自社株を買ったことで知られていますね。それはさておき
株式市場では長期的には
小規模投資家、弱者投資家→大規模投資家、財閥
に富が移ることが知られています。そしてその時期は
大恐慌の時です。
日本でも昭和大恐慌で多くの地場銀行が財閥系銀行に吸収されました。三井・三菱・住友・安田といった大銀行・財閥はこうしてさらに規模を拡大したのです。
株式投資の場合は恐慌では小規模投資家がビビッて手放した株を大規模投資家が安値で手に入れるという図式ですね。大規模投資家には機関投資家も含まれますね。
ここで
「やったー、じゃあ自分もその大規模投資家の真似をしよう」
という人たちもいるでしょう。市場の底値での大量買い付けですね。
とはいえ統計的にはなかなかうまくいかないようです。
だったらせめて「市場で強者に食われないようにしよう」というディフェンシブな考えもあります。自分もこれに属します。
とりあえず10月から始まった今回の下落を見てみましょう。
10月から始まった今回の下落は結果的には相当に深いものとなりました。しかし当初は「本格的な景気後退はまだ先」と意見が多かったです。自分もそうです。だから「下落は浅く短いものになる」と予測したのです。いまとなっては外れたことになりますね。
実際はかなりの下落となり3か月の長きにわたりました。12月のFOMCで利上げが決まりさらに計画通りの利上げ・引き締めが示唆されると市場は大いなる不満をぶつけて下落で答えました。このあたり市場を擬人化するとわかりやすいですね。
そしてクリスマス明けから少しリバウンドしたところを「アップルショック」が襲いました。1/3です。これにビビったFRBはパウエルさんが「柔軟に対応する」と市場に「降参」して先週の金曜からの爆上げにつながっています。
嵐が過ぎ去った現在では下落にビビッた人のことを何とでも言えます。しかし渦中にいる人はとてもそんな気楽な気持ちにはなれないです。これが投資家心理ですね。
市場の餌食にならないための工夫
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素人投資家は「リスク管理」が苦手です。大きく下落して初めて自分が取っていたリスクに気づくのです。そしてあまりの損とこれからの損の見積もりに耐えられなくなって「手放す」結果に。結果的には大資本家がその株を手に入れます。
自分は決して手放さないと誓っていても強制的な場合もあります。1月3日の夜には為替市場で米国と日本の狭間を狙って仕掛けが行われ、ドル円は前日の109円台から104円台に瞬間的に落ちる「フラッシュクラッシュ」が発生しました。世界の1位と3位の通貨ですらこれですから日本人に人気の豪ドルなどは悲惨な状況になりました。
自分のロスカットラインを75円に置いていた人はやられましたがなんと70円の人も自動売却の憂き目に遭っています。さらに自分で設定していなくてもレバレッジをかけていれば補償金の不足で強制ロスカットにあったでしょう。今回はそんなにレバを高くしていない人も掲示板でみるとやられた人が多いようです。
スワップがもらえるので買いで入っている人が多いでしょうから。
為替取引が悪いというつもりはありません。しかしこんなこともあることは想定しておく必要があります。
ロスカットの設定の必要がない投資法は意義がある。
今回の下落でビビった原因が「個別株の将来性」にあるのなら「インデックス投資」は大きな解決法になります。S&Pなら長期的には安心なので我慢できる確率が高くなるからです。
日本人に人気の高配当株投資も「高配当」の魅力が長期保有を助けるならパフォーマンスのどうのこうのの問題とは別に大きな意義があります。
ただし高配当株も個別株という点では今回のアスベスト問題のJNJやメンソール規制のタバコ株のような越えなければならない壁は存在します。
♡自分的にはインデックスが下落への抵抗力が一番高いと感じます。万人向けで管理に高い能力を必要としませんから。自分も中心に考えています。参考の記事は
またインデックス投資については永久保存型別ブログ「チンギスハンの安心の資産運用」にも記事があります。チンギスハンの安心の資産運用
新記事は 世界を分けて地域ごとに組み合わせるとコストは安くなる
今回の下落は今後の大きな教訓になった
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ここ1、2年で入った方には損が出ているでしょうから「ほろ苦いデビュー」となりました。しかし、長期的に見れば「少し損をする」くらいの方が「どんどんもうかる」よりはずっといいと思います。人間は「失敗にしか学べない」からです。
「リスクの大切さ」をどんなに説かれても、自分がうまくいっているときには全く耳に入りません。証券会社の口座が全部プラスの時には「リスク取りすぎてませんか?」という記事よりも「百万円投資したよ」というブログの記事の方が魅力的に感じます。そして「よーしお金が入ったら自分も買うぞ」とすっかり戦闘モードです。
そんな状態(2017年2018年)の時は、例えば自分が昨年株の80%を売却した記事を書くと「下落がこわくて株を売るような腰抜けはブログなんかやめろ」とか「おじいちゃんだから何でも怖く感じるんだろう」「株を持たないなら投資家を名乗るな」なんてあおりコメントをたくさんもらってました。
これが投資マインドの怖さですね。世界恐慌の時に自分の靴磨きをしてくれた少年が株の話をしたのを聞いて、全部の株を売って難を逃れたケネディ父の話が有名です。
株に縁がなさそうな人まで興味を持つようになるとそれ以上の流入は見込めないので逃げ時ということですね。
昨年の今頃は仮想通貨のテレビCMが流れまくっていました。出川哲郎とかね。あのコインチェックも身売りして(和田氏本人は16億もらってウハウハらしいけど)引き受けたマネックスまで赤字にあえぐとか、1年前には誰が想像したでしょう。
「自分の投資スタイル」を構築するいい機会だ。
一方的な上昇相場では「勢いのいいもん勝ち」「買ったもん勝ち」ですからじっくりした安全な投資法は注目されません。しかし株式投資では上下動は避けて通れないとすると今回自分の投資法を確立するにはピッタリの環境です。
ディフェンスも考慮するからです。
自分としては「インデックス中心」の方針に変更はありません。
またまだ本格的な景気後退、株価下落の時期ではないという見方も同じです。
その証拠にパウエルさんの発言一発で株価は盛り返しています。
結果でみれば割高→調整→下落しすぎ、心配し過ぎ→今回の復調
となるのでしょうか。
米国だけに限れば悪くない
2018年のS&P500のEPSの対前年度上昇率はまだ確定していませんが23%ほどが予想されています。減税効果があったので高めです。さらに2019年はその高かった2018年度比で4%ほどの上昇が見込まれています。
アップルであったように今後米中貿易戦争の影響でこの4%がマイナスになるようなら問題です。だから今後の数字に注目です。
とはいえ現時点では今年度を悲観しすぎの面が強いと感じます。まさにダイモン氏のいうとおりです。
変調が起こるとしたら米国以外からの要因の可能性が高いと思いますね。予想だけど
とにかくしっかり勉強して「市場のえじき」にならないように一緒にがんばりましょう!
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