チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

緩和バブル崩壊中、対応はどうする?

2022年5月7日土曜日記述

お久しぶりです。

FOMCも雇用統計も無事通過しましたが米国株は最安値を更新しています。

 

みなさまの苛立ちもつのっておられることと思います。

緩和バブル崩壊はまだ道半ばです。

 

株式の方はご存知ないかも知れませんがもう既に7合目くらいまで崩壊が進んだ分野もあります。それは債券です。

代表的な20年超のブラックロックの債券ETFのTLTは高値から27%も下落しています。

債券の下落のインパクトは株式の3倍とも言われますから体感としては半値以下になった感覚でしょう。保有者は主に機関投資家です。

チャートはこちら週足です

30年超の米国債金利は3.23%もありますからそろそろ金利も天井に近づいているでしょう。同時に債券の底値に近づいています。長期金利が3.22%ですが3.5%付近が天井と見ています。

 

X3倍で反対の動きをする【TMV】は年初からほぼ倍になっています。

長期金利が緩んだ時に仕込めばまだまだ利益は取れるでしょう。株式で上昇するものを見つけるよりは現実的です。もっとも株式のベア型の方がこれから本番かもしれません

1倍とか2倍のベア型の適当なのがないですね。米国株は信用で売るのが難しいのでCFDを使うほうが便利かも知れません。ナスダック100を1倍で売ることができます。

 

崩壊の順番は

債券→小型ハイテク→大型ハイテク→一般株→ディフェンシブ株、高配当株

の順番になるでしょう。

ちなみに現在の高値からの下落率は 崩壊が進んでいる順番に

長期債券TLTー27%

新興国VWO-24% ナスダック100、QQQ-24% 日本株ドル建て EWJ-23%

全世界株VT -16%

S&P500 -14%

高配当株ETF VYM -5% SPYD -4%

私の見立てではS&P500で最大30%の下落はあると見ています。なので今5合目に差し掛かるところです。

 

バブル崩壊では最後はすべて下落する

ITバブルはIT系が中心でした。金融危機であったリーマンショックではすべてのリスク資産が、金までも下落しました。ドル、日本円、スイスフランが最強だったのです。

金利差の関係から今回はドルでしょうか。

 

だから現在下落率が少ない高配当なんかに逃げ込んでいても崩壊の嵐から完全に逃げることはできません。

 

もっとも「楽しい投資」として高配当株投資を仕込もうとするなら今度くる安値は絶好の仕込み場となるでしょう。

 

引き締め、リセッション、ロシアの三重苦

引き締めについては短期金利はともかく長期金利は3.1%まできましたからかなり天井に近づいた感じです。3.5%あたりが一応の節目になるのではないでしょうか?

 

短期金利は今年中に2%を越えますから確実に企業の足を引っ張ります。

つまりリセッションも不可避です。

 

逆に言えば長期金利が3.1%でも耐えている米国企業は底堅いと言えます。

日本なんか0.25%に日銀に固定してもらって「温室栽培」です。

 

長期金利をフリーにしても0.4%くらいなものでしょうがそれさえも日銀は嫌がって金利の固定を続けています。出口戦略が大いに気になります。どなたがわかる方は動画のコメント欄で教えてください。

 

日銀の温室栽培が続いている間は日本株はまだ崩壊しません。日本円が多くあるので日本株の勉強をしますね。

 

インフレは金融政策では止まりにくい

現在のインフレは根が深いです。

①流通の問題②資源高の問題③半導体などの不足の問題④ロシアの暴挙そして⑤賃金高騰です。

いままで物価を安定させてきた「適地生産」「国際分業」が各国の民族主義とロシアの暴挙で振り出しに戻りました。

一番影響を受けるのはロシアや中国などハイテク部品が入らない国々ですが欧米も影響を受けます。

エネルギーを無謀にもロシアに頼り、脱炭素化を勧めていた欧州への影響は大きいです。

もう一つの暴挙である中国の「ゼロコロナ政策」も中国の成長を大きく押し下げています。と同時に物価高の原因になっています。

 

私たちはどうすればいい?

1 長期資産運用と株式投資をはっきり分ける

先日動画のコメントで「ガチホとか言ってるけどQQQを保有して年初から20%以上も下落している、いい加減なこと言わないでくれ」みたいな意見をいただきました。

 

かなりの誤解があるようです。20年以上の長期資産運用では売る必要は全くありません。むしろ低迷期は仕込むチャンスですから積立を増額される方も多いですし私もそうします。

その対象としてQQQを仕込まれているなら売る必要はないです。

現在下落していることは「売る理由にはなりません」

 

しかし利益目的の株式投資としてならガチホが最善とは限りません。

むしろ今後さらに安くなる可能性がありますから適当な時期に売ることは理にかなっています。

私は株式投資として「ガチホ」を勧めたことは一回もないですよ。

むしろ、ショートでもベア型でもCFDでも好きなツールを使うべきでしょう。

米国株では信用売りができないのとSQQQは買えないのでCFDは有効な武器でしょう。

私も楽天CFDは開通していますが勉強会でおすすめいただいたGMOクリック証券にも口座申込を先日しました。

 

とはいえ私が株式投資枠でするのは資産の5%以下です。

 

2 楽しい投資として高配当株を仕込むチャンスがくる

リタイアに向けての準備が進んでいる方や収入が多い方は「楽しい投資」もできます。資産運用としては高配当が有利というデータはありませんが効率ばかりが投資ではありません。高配当や優待投資は楽しいそうです。

普段はなかなか下落しないこれらの優良株も全部が売られる「バブル崩壊」では安く仕入れるチャンスです。

 

3 利益目的の株式投資はしないのは良い方法

下落トレンドのなかで素人が利益を上げるのは難易度が高いです。

ですから利益目的の投資は初めから手掛けない、あるいはこの機会に手仕舞うのはシンプルに良い作戦です。

クリーンな空箱なら下落の底で仕入れることも可能です。

素人は「しこたま安く買ってそのまま長く保有」するのがシンプルで効率がいいです。

 

4 日本円の活用先として日本株も選択肢

世界の先進国の中で唯一緩和を継続している日本株は崩壊が一番遅くくるでしょう。米国がリセッション真っ只中になると流石に日本株も低迷に入るでしょうがそれまでは大丈夫です。1年ちょっとでしょうか。

日本のインフレ率2%はカバーできなくても年1%のリターンでもいいので手堅い投資をしたいですね。日本株はど素人なのでこれから勉強します。

 

今回の動画はこちらです。コメントもお待ちしています。

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