チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

景気がいいから株が下がらないとは限らない。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月26日(土)記

 

今株式投資の勉強をリセットしています。

売買は得意でないので、その手の本は避けてきたのですが、その分、その分野の能力が大きく欠けています。

ということで、今まで読んでこなかった分野の株式投資の本を読んでいます。

その中で気になったのが

「景気がいいから株が下がらないということはない。」というのがあり、今更ながらに考えさせられました。

日本でも、学生の就職は売り手市場で、失業率も低く、景気はいいように感じます。

しかし、いくら景気が良くても、今がピークで、頭打ちが予想されればその前に株価はピークアウトします。株式は先行指標です。

当たり前のことですが、つい私たちは、油断してしまいます。

いつ大きな下落が来るとか言う予想はできませんが、9年も上昇相場が続きましたから、心づもりは必要に思います。

 

考えてみれば、株式には通常ではない面がいくつかあります。

一言でいえば「常に先を見ている」ということでしょうか。

特に米国ではその傾向が強いように思います。

 

アマゾンのように何年も利益を出さない会社が、日本で投資家に何年も辛抱してもらえるとは思いません。

 

私も含めて日本人は堅実というか、確かなものに価値を認める傾向があるようです。

だから、利益が気になるし、それがもとになった、PERも気になります。

 

今一度、フリーの気持ちでいろんな本を読んでみようと思います。

 

そのことの裏返しで「不景気で失業者が街にあふれているときに、株価は上昇を始める」というのもありました。

そして、この新規の上昇の2年ほどが一番上昇幅が大きいという統計もありました。

 

新規の上昇相場の時は、だれにも恩恵があります。

今はそうではないと思っています。

 

何人かの熟達者にはまだ、チャンスが見えるけれども、だれでもがたやすく参入したり、あるいは利益を得るのは難しいと考えています。

 

利上げとかの影響がなかなか読みづらく、企業の業績の推移以上に、市場参加者特に、機関投資家の気分や都合に左右されていると思うからです。

蛇足ですが、ヘッジファンドの今年2月以降の成績は悪いところが多く、これから解約に伴う換金売りも出るそうです。

 

どんな環境でも常に、ほぼ100%のフル投資を強いられる、機関投資家にはそれなりの悩みや、基準があるのでしょう。

 

絶大な力を持つ彼らの資金がどこへ向かおうとしているのかの判断は私にはつきません。

 

幸い、素人の場合は、投資しない自由があります。

この権利をフルに使えば、はっきりしない相場の時は、その時間を利用して、自分の経験値や勉強に充てることができます。

 

投資が順調な方や、自分の方針が確立している方は問題ないですが、そうでない方は、これから数年はそういう勉強のいい機会だと感じます。

 

逆風の中でも小ロットで、あるいはシュミレーションでもいいけど、試していけば、次回のチャンスでは大いに役立ちます。

幸い、米国株は1株でも買えるので、シュミレーションでなく、実際に買うのもいいかなと思っています。

 

ハイテクに詳しくないので、技術的なアプローチから、次世代の企業を見つけることは、私には無理ですが、遅れながらでも、参加できればいいなと思っています。

 

時価総額が、数十兆円、百兆円に近い企業までが、全力疾走して伸びているのが米国企業です。

十兆円くらいになってから投資しても十分に間に合います。

ネットフリックスやNVDAが十兆円台です。十兆円を越しても伸びています。

日本の感覚とはだいぶ違いますね。

 

以上です。自分の感想を勝手に書きました。恐縮です。

私が、十年、二十年前に戻れるなら、しっかりと株式投資の勉強をしたいです。

いや、66歳の今でも遅すぎるということは決してないでしょう。

 

記憶力が衰退しているので、テレビで見た、牛乳をしっかり飲むようにしました。林先生の朝6杯は無理ですが、2杯くらい。何となく効いている感じです。

 

それではみなさんのよい投資を!

 

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株は安く買って高く売るのが基本というけれど。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月24日(木)記

 

日大が揺れています。

アメフト部の監督は大学でも幹部だったそうです。

コーチが言ったとされる「相手のQBをつぶせばウチが得だ」(事実は不明)

のウチにはだれだれが入るんだろうと気になりました。

 

日大と関学と言えばアメフトの名門です。ライバルをつぶせば、独壇場になれるということなのでしょうか。

ちょっと料簡が狭すぎます。

私は、NFLの試合は30年近くファンとして見ていますが、あんなプレーは見たことがありません。

QBのポジションは花もあるが危険が多いポジションです。

何人もの才能ある選手が故障に苦しみました。

有望と言われながらも、実際に活躍できた割合も高くありません。

どのポジションでも言えますが特に、難しいポジションに思えます。素人ですが。

チームの宝であると同時に、リーグの宝でもあります。

 

日本では、アメフトはメジャーではないです。プロもないし大学も、限られた数だと思います。その中でのQBはさらに数が限られるでしょう。

その貴重な存在を、ウチの利益のためにわざと故障させようとする人が、スポーツマンに、さらにその指導者に、さらに大学の幹部にいるとは、信じたくない話です。

 

相撲、レスリング、そして今回のアメフトと、狭小な自分の利益のために、全体の利益を損なうスキャンダルが続出しています。

 

優勝とか、勝利とかの栄誉を得るために、選手を犠牲にしてもいいという考えにはとても賛同できません。まさに昔から言われている「一将功成りて万骨枯る」の類です。

 

宮川選手の立場であれば「仕方なくああいう行動をとる」のは理解できます。for the team が常に求められていますから。突っぱねられない人の方が多いと感じます。

しかし、そんなことが今後起こらないようにすべてのスポーツでの改善を望みます。

 

本題です。今日の話題は皆さんにはもうすでに解決済みかも知れません。そういう方はスルーお願いします。

株式投資はよく「安く買って高く売る単純なゲーム」と言われます。

でも安いかどうかはどうやって決めるのだろう。

モノの値段が絶対的に決まっていれば、高いか安いかは判断できます。

スーパーに夕方行くと、寿司や惣菜や刺身なんかを店員の人が「半額」シールを張っていくとつい買ってしまいます。

10分前まで300円だったのが150円とか安い!と思うわけです。

 

ついこの感覚が株式にも残っているのかもしれません。

だから、30ドルだった株が25ドルとか安い!と思っちゃうんですよね。

でも株の場合は、魚のように消費してしまいませんから、安く買ったと思ったのにさらに下がってしまうことはよくあります。

 

絶対的に安いと判断できれば問題ない。

会社の営業形態や業績から考えて、ある程度わかれば安いと判断できます。

 

例えば、安定した業績の食品株や日用品株があったとして、PERが10前後で配当が5%ほどで、これからも国の成長率程には成長できるとしたら、保有は有利です。

 

他の会社との比較で成長率が低いことで株価が横ばいでも、保有のメリットが十分あります。そのまま保有すれば株価が人気化する必要はありません。

 

そこまで有利な会社は今はないと思いますが

それでもこのまま金利が上がり続ければ、そして、デフェンシブ銘柄の人気が低迷すれば、そういう「お得な買場」も出現の可能性はあります。

 

過去の株価を基準にするのは確かとは言えない。

長期的な下落の始まりかも知れません。

2001年のITバブルの崩壊では多くの人が下落したシスコシステムズなどのIT株を「安い」と言って買ったそうです。

人間は直近の値段が意識として強く残るそうですから、この傾向は誰にもあるのでしょう。

そうすると、大きくハマる危険性があります。

その会社の将来に絶対の自信があったり、レンジ相場(ボックス相場)ということを読み切っていれば別ですが、そうでない場合は、素早く対応できる能力とのセットでないと、大けがもありそうです。

一般的には20%くらい下がった時に買うケースが多いそうです。

未来の株価からみたらどうだろう。

私たちは現在にしか生きることができません。

チャートで現れているのは、その現在の積み重ねであり推移です。

f:id:tingisuhan:20180524170754p:plain

上記はVビザの10年チャートです。

その時点その時点が現在だとして見ると、たいていの場合が高値を更新してきています。

過去に戻れるとしたら、絶対仕込みたい銘柄の一つです。

しかもアマゾンのように利益を出さない方針をとっているわけではなく、しっかり毎期利益も上げています。

その分たいていいつでもPERは高めです。

PERを指標として考えると買いづらい銘柄です。配当も低いです。

過去のどの地点で買っても現在では大きな利益が上がっています。

 

そんな視点で見ることができたなら、アマゾンの買いは無理でも、VやMAは買えたでしょうし、これからも可能だと考えられます。

株価を予想するより業績をチェックする方が簡単だ。

将来の株価予想はいくつもの要素があるので難しいです。業績、全体の動き、需給、・・・

それに対して、業績予想は要素が比較的シンプルです。

詳しく見ていけば大変なのでしょうが、売上、営業利益、純利益、EPSくらいなら自分でもできます。

もしすでに保有しているとしたら、そしてそこそこの含み益があるなら、四半期決算は順調ならそのままOKで終わるでしょう。考えるとしたら買い増しするかどうかの検討くらいです。

新規の場合は新たな要素が加わります。(含み益がない)

でも、株価予想よりは容易なことは確かです。

 

ここまでの自分としての結論

過去の値段を基準にして安いと判断するのは危険→さらに下落もある。

投資環境や当該会社の業績見通しに問題、変化がなければ、高値で買っても、将来からみれば安く買ったことになる。

自分としては

現在の投資環境が順調とは思わない。・・・数年で転換点になる可能性がある。

その会社の業績が順調でも、米国株全体が調整すれば影響を受ける。

高値で買うのは、今までやってこないこともなかったけど、主流ではなかったので慎重に小ロットで経験を積みたい。

とりあえず以上です。長いまとまらない記事におつきあいくださいましてありがとうございます。

それでは皆様のよい投資を! 昨日は入りは良くなかったけど上げて終わりましたね。

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インデックス投資の下落時のメリット、優位性。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月22日(火)記

投資法の優劣についてはリターンがどれがいいかと、オフェンスで語られることが多いのですが、いつかは来るだろう下落局面でのディフェンスで考えました。

 

<素人投資家は売りが苦手>

プロでも、天井圏で売るのは至難と言われています。

まして、素人は天井圏で買うことはあっても売ることは難しいのは過去の例が示しています。

<割と大きな20%程度の下落局面を考えると>

リーマンショックは50%超の下落でした。ただし、あんなのはそう頻繁には起こらないでしょうから、普通程度の下落局面を想定します。

「自分はとにかくガチホ」という意志が強い方も多いでしょう。

そんな方は読み飛ばしてください。

<下落局面でのインデックスの有利性>

(そのまま保有の場合)

1 数年後には必ず復帰するという過去の歴史がある。

 米国株は、数か月~数年辛抱すれば、元の価格を回復しています。

この事実は、保有し続ける時の大きな支援材料になります。

2 個別株の場合は下落幅がまちまち

インデックスが20%下落したとして、個別株の下落率はまちまちです。保有内容にもよりますが10銘柄持っていれば、下落がインデックスより少ないものもあれば、50%を超えるものも出てくるでしょう。

保有を続けるとしても大きく下落したものは精神的な負担が大きくかかります。

(売却の場合)

3 インデックスでは銘柄数が少ない。

 S&Pインデックスとかですと、1つで解決します。

4 売る理由がはっきりする。

インデックスの場合は、株価の下落の原因はテレビのニュースでもわかります。

5 個別株の場合はその会社独自の原因も考えないといけない。

下落幅がインデックスより大きい銘柄ではその理由を知る必要があります。

6 この会社は大丈夫と変な希望を持って、損切りが遅れる可能性がある。

この会社は優良会社なので特別とか、配当をもらっているからという理由で、損切りが遅れる可能性がある。(保有するのなら別です)

 

7 個別株の下落は忙しいことが多い。

機関投資家が売り始めると急落します。その点インデックスは、動きがマイルドです。

また、IVVとかVOOなどの巨大ETFは時価総額が大きく流動性も十分で売りやすいです。

(結論)

個別株の管理は一定の投資能力を要求します。

不安がある場合は、インデックスが守りやすいと感じます。

特に、正しい売り時期を逃した場合、インデックスなら方針変更して最悪そのまま保有するという手段があります。

かのリーマンショックでも、数年でその前の高値を抜いています。

まして通常の20%程度の下落では1年以内に復帰する可能性が高いです。

素人投資家の場合(自分を基準としたら)下落局面での管理、対処のしやすさは、インデックスが断然有利と考えます。

 

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インデックス投資の下落時のメリット、優位性。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月22日(火)記

今週に入っても好調ですね。今年は2月3月にかなりの下落があったのでセルインメイはすでに済んでいるというコトかもしれません。

 

さて、投資法の優劣についてはリターンがどれがいいかと、オフェンスで語られることが多いのですが、いつかは来るだろう下落局面でのディフェンスで考えました。

 

<素人投資家は売りが苦手>

プロでも、天井圏で売るのは至難と言われています。

まして、素人は天井圏で買うことはあっても売ることは難しいのは過去の例が示しています。

<割と大きな20%程度の下落局面を考えると>

リーマンショックは50%超の下落でした。ただし、あんなのはそう頻繁には起こらないでしょうから、普通程度の下落局面を想定します。

「自分はとにかくガチホ」という意志が強い方も多いでしょう。

そんな方は読み飛ばしてください。

<下落局面でのインデックスの有利性>

(そのまま保有の場合)

1 数年後には必ず復帰するという過去の歴史がある。

 米国株は、数か月~数年辛抱すれば、元の価格を回復しています。

この事実は、保有し続ける時の大きな支援材料になります。

2 個別株の場合は、考える要素が多い。

一方、個別株は、下落前に戻るという保証はありません。10銘柄持っていれば、10通りの心配があります。

(売却の場合)

3 インデックスでは銘柄数が少ない。

 S&Pインデックスとかですと、1つで解決します。

4 売る理由がはっきりする。

インデックスの場合は、株価の下落の原因はテレビのニュースでもわかります。

5 個別株の場合はその会社独自の原因も考えないといけない。

6 この会社は大丈夫とへんな希望を持って、損切りが遅れる可能性がある。

この会社は優良会社なので特別とか、配当をもらっているからという理由で、損切りが遅れる可能性がある。(保有するのなら別です)

7 下落幅が、インデックスより大きい可能性が大きい。

S&Pインデックスは時価総額が大きい株価に引っ張られます。

保有銘柄の構成にもよりますが、通常はインデックスの2倍くらいの下落幅が個人投資家の標準だそうです。

10銘柄保有していれば、50%超の下落の銘柄もある可能性があります。

8 個別株の下落は忙しいことが多い。

機関投資家が売り始めると、急落します。その点インデックスは、動きがマイルドです。

また、IVVとかVOOなどの巨大ETFは時価総額が大きく流動性も十分で売りやすいです。

(結論)

個別株の管理は一定の投資能力を要求します。

不安がある場合は、インデックスが守りやすいと感じます。

特に、正しい売り時期を逃した場合、インデックスなら方針変更して最悪そのまま保有するという手段があります。

かのリーマンショックでも、数年でその前の高値を抜いています。

まして通常の20%程度の下落では1年以内に復帰する可能性が高いです。

下落局面での管理、対処のしやすさは、インデックスが断然有利と考えます。

 

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グロースがいいかバリューがいいかはほとんどの人には今は関係がないと思う理由。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月20日(日)記

 

米国株投資ではよく語られる論議に「グロースORバリュー」の優劣論議があります。

「ハイテクor高配当株」と形を変えることもあります。

 

現時点ではほとんどの人に意味がないと思うのです。(もちろん私も含めて)

 

昔からの投資で含み益が大きい人とそうでない人では立場が違う。

どんなスタイルにしろ、9年に渡る上昇相場でしたから、早く参入した人ほど大きな利益を上げています。

そんな人たちの場合は、どんな戦略でもとれるし、その過程で、どれが一番有効かを論議するのは意味があります。

しかし参入が浅い人たちはそんなに利益が膨らんでいるわけではありません。私もです

最近参入の方には、トントンあるいはマイナスの方もいらっしゃるでしょう。

古参の人たちとは立場が違いすぎます。

ですから、同一に論議するのは意味がないと思うのです。

では公平にするために、これから新規投資するという前提で考えてみます。

金利上昇局面は当分続く。

米国で言えば、金融緩和のスピードを緩めるというバーナンキさんのテーパリングでまず波乱がありました。

イエレンさんの時代に、国債買い入れ(お金の増発)をやめ、昨年からは、回収にかかっています。さらに金利も0.25%ずつですが着実に上げてきました。

今年はあと2回は確実で、3回もあるかというFRBの方針です。

来年も3、4回はある予定です。

この流れはこれから数年は続く見通しです。

したがってこの金利上昇は、計算に入れておく必要があります。

3つのスタイルのそれぞれの目論見は

A バリュー株(高配当株)

 金利上昇で下落している今がチャンスだ。優良株を安く仕入れて長期保有だ。

B インデックス

 米国株は長期的には右肩上がりの上昇をしてきた。米国経済は好調でインフレ率も2%程度ある。市場にいてこそ成長の恩恵が受けられる。

ドルコスト法で定期積み立てで分散もできる。

C グルース株

金利上昇の逆風以上に成長できるグロースしかない。

 

それぞれへの勝手なチェック

Aについて 

現在の株価は安いと言えるの?

さらに下落したらどう対処する?

優良会社だと言い切れる?アマゾンとかの影響は大丈夫?

Bへは

上昇すると言える?

下落にはどう対処する?

買う時期は定期的で大丈夫?

Cへは

すでに期待を含んで高値じゃない?

成長する会社をちゃんと見分けられる?

アクシデントで全体が下落するときは大きく下落するけど大丈夫?

成長をちゃんとチェックできる?

(私の考え)

●9年に渡った長期上昇相場も終盤を迎えています。

●ここは冷静に、慎重な投資が必要と考えます。

●含み益が大きい投資家を羨ましがってはいけない。立場が違う。

そんな人はちゃんと種をまいて、水をやり害虫をとってここまで来ている。

●損を出さないことが大事だと思う。→これからの投資マインドに影響するから。

●はっきりした正解や方針が見つからないときは、じっと待つことも大事だと思う。

「きじも鳴かずば撃たれまい」といいます。

逆風に敢えて船を出すこともありません。

<結論>

●新規投資として考えれば、投資スタイルがどれかより、自分が実行できるのがどれかを考えるのが先決だと思う。

●長期にわたる投資で大きな含み益を持った人の、戦術は自分には当てはまらない。

●大きな流れに逆らわない素直な投資が自然だと思う。逆張りは高等戦術。リスク大。

●一時的に下落したタイミングで、インデックスとか大手ハイテクを小ぶりに買うのが

実際的だと思うし、自分はそうする予定です。

問題点→一時的な下落か長期下落トレンド入りかの区別がつきにくいこと。

 

勝手なことを書きました。しかしあらゆるスポーツでそうなように、上級者ができることが自分もできることは決してないのです。

いくらミシュランガイドでたくさんの星がついていようが、自分の財布に見合った店にしか入れません。自分の予算の範囲で美味しい店を探すのが現実的だと考えます。

それではみなさんのよい投資を!

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中国のIT2強の存在はプラスそれともマイナス?

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月19日(土)記

 

エコノミストという雑誌の最新刊でIT巨人の特集がありました。

米FAANGと中国の2強、BABAアリババとテンセントの比較がありました。

時価総額では(4/20)エコノミストより

アップル90兆円、グーグル80兆円、アマゾン80兆円、フェイスブック52兆円、ネットフリックス16兆円、

大して中国2強はアリババ51兆円、テンセント40兆円と全くそん色有りません。

(1)7社に共通するのは負債よりも資産が多いこと→利上げ局面で強い

総資産から負債を減じた純資産を多い方から並べると

グーグル16.3兆円、テンセント18.7兆円、アップル14.3兆円、アリババ8.8兆円、フェイスブック8兆円、アマゾン3兆円、ネットフリックす0.4兆円となっています。

①積極経営で知られ、現金を保有しないアマゾンですら差引3兆円のプラスになっていること。

②ITバブルの時には、売上や利益の割に期待が高すぎて暴落を演じました。

負債が大きく金利の上昇に弱かった面もありました。

しかし、現在のハイテクはこれだけキャッシュリッチですから、「金利上昇に弱い」とはとてもいえません。

金融とともに、金利上昇局面に強い銘柄群と言えます。

(2)成長力が高いこと。

この18年1Qの対前年度比の成長率は売上高、純利益の順に

AMZN42.9%、125%AAPL15.6%、25.3%GOOGL25.8%、73.2%、FB49%、62.8%

NFLX40.4%、62.9%、テンセント48%、61%BABA61%、35%です。

中国2強も合格です。

(3)収益力がしっかりしていること

純利益は多い順に(単位億ドル)1Q

AAPL138億ドル、グーグル94億ドル、FB50億ドル、テンセント232億元、アマゾン16億ドル、アリババ10.6億ドルネットフリックす2.9億ドル

とすでに十分な稼ぎを得ています。

ネットフリックすはまだポジション固めの投資が大きいようです。

(4)IT巨人に風当たりが強いこと。

今回のFBの個人情報大量流出を初め、個人情報を自分たちの利益につなげているという懸念から、IT各社に対する見方は欧米では厳しいものがあります。

とりわけアマゾンは既存業者への圧迫が激しく、アマゾンの成長を差し引いてもマイナスが強いと言われています。

ショッピングモール用の大量の空きテナントがでていると言われており、不動産業など他の分野への影響が深刻です。

アマゾンエフェクトと言われ恐怖の対象となっています。

(5)中国2強は追いついた感がある。

ここまで見てくると、「コピー」と言われながら、中国2強は数字的にも米大手5強にそん色有りません。

さらにアマゾンやグーグルがまだなしえていない「決済分野」まですでに進出済みです。中華圏では認知され現金は消えたともいわれています。

中国政府もこのアリペイやウイーチャットペイの普及には自信を持ったようで、すでに規制に入っています。(同一店舗500元まで、客側が店のバーコードを読み取る場合は別)

つまり、見方によれば金融にもすでに進出している中国2強は先を言っているとも言えます。

米トップ企業といえどもうかうかはできません。

(6)中国企業は個人情報は使い放題(共産党が同意すれば)

人民への監視体制を強めたい共産党政府の利害と一致すれば、個人情報の流用もOKです。

どれだけ踏み込んだ個人のデータを集められるかがこれからの発展のキーと言われていますので、この点は中国2強には強みになります。米企業にはハンデです。

(7)中国2強の台頭がITたたきを鈍らせるか。

本来ならばもっとたたかれるべきFBへの追及が一定限度で収まったのは、議会でも中国の脅威が認識されたからだという説明がありました。

「IT憎し」より「中国脅威」の方がまさったということなのでしょう。

独裁化を進める習中国にはそれだけの迫力があるということでしょう。

(8)投資家の立場からすると、中国の台頭はむしろプラス。

昨年グーグルが欧州委員会から制裁を受けたように、ITへの投資は「強い規制」がマイナス材料として意識されてきました。

さらにトランプ大統領は選挙対策としてアマゾン攻撃を強めています。

これも懸念材料です。

しかし、これだけ中国ITの追い上げというか、成長が目覚ましいと、「ハイテクたたき」が正論とは言えなくなります。

アリペイなんかに進出されると、中心産業の金融が浸食されます。

優先順位としては「中国からの脅威に対抗する」が第一になります。

大統領の攻撃も限度があるということです。

実際、米国ではスマホのファーウエイは実質使えなくしましたし、Z・・何とかの会社も圧迫しています。

しかし米側の圧力でアリババやテンセントが降参するとは思えず、逆に米国人がアリババで購入することもないでしょう。

(9)結局はうまくすみ分けてウインウイン。

せめぎあいながらも中華圏と日欧米で住み分ける展開が当面続きそうです。東南アジアはどうなるんだろう?

ということで、米5社への投資のリスクはむしろこの面では減少したと考えます。

では逆にBABAとテンセントへの投資はどうかという話ですが、長くなりますので別の機会にしたいと思います。

(10)投資タイミングは各自でご判断ください

とはいっても高成長を織り込んで株価は高値圏にあります。投資タイミングは各自でご判断ください。

成長期待は高いがPERは低いというような「虫のいい話」はありません。

それではみなさんのよい投資を!

追伸

先日 アマゾン太郎さんからコメントをいただきました。

今月でアメリカ株を全部売ってしばらく休眠するつもりです。株価が急落する前の早めの撤退です。 自分は、急落時に何を買うか決めていませんが、上げ幅も下げ幅も大きいAI革命関連のハイテク株になるでしょう。具体的には、アマゾン、グーグル、NVIDIAなどでしょう。

(お返事)

決断力が素晴らしいと思います。急落の是非はわかりませんが私もその場合に買う対象と額を決めようと思っています。

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インフルエンサーの影響を強く受けすぎると思考停止して自立できない。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月18日(金)記

 

インフルエンサー

モノを知らない私は、新型のカゼの名前かなと思いました。

情報を発信することで強い影響力を与える人のことのようです。

 

先日テレビで日本在住の中国の方の影響で、売れ行きがぐっと上がるという特集がありました。

日本人だと気づかない、価値があると思わないような、地下鉄に乗る時の注意とか、きめ細かい情報を発信して絶大な支持を得ているようです。

プロの口コミ屋さんといった感じでしょうか。

薬品や化粧品への影響は絶大なので、企業もタイアップするそうです。

CMの世界も様変わりしていきますね。

 

さて、株式投資界でのインフルエンサーの第一人者と言えば、

 

言わずと知れたウオーレンバフェット氏でしょう。

投資の神様と言われ、誰もが一度は影響を受けます。もちろん私も。

 

衣料会社のバークシャーハサウエイを、本業が閉鎖を余儀なくされたあと、投資の力で世界上位の時価総額の会社に育てました。

まさに伝説の人です。

彼が保有すれば多くの人が追随します。

そのせいで、バフェット銘柄は少し割高だとも言われます。

私も、先日売った(早すぎたかも)COPコノコフィリップスやWFCウエルズファーゴ銀行など、バフェット氏の影響で買った株があります。

影響が強すぎるがゆえの問題点もあると思いまとめました。

 

1 投資能力が断然違うのに真似すると出口がわからない。

バフェット氏と一般投資家の経験や投資能力が同じであるはずはありません。

だから、銘柄を真似ても、買った理由や、あるいは手放す理由はわかりません。

例えば、アップルを大量に保有していますが、5%、私たちからすると、アップルは微妙です。

アイフォンが主力で、かなり行き渡った感があるし、次の戦略も見えてこないからです。

でもバフェットからすると違う景色が見えているのでしょう。

多分財務的に大きな魅力を感じたのでしょう。「宝の山」に見えたに違いありません。

でも、能力がケタ違いで、動機も違うとなると、同銘柄を保有するのは危ういといえます。

売る理由も違うからです。私たちが、のほほんと保有している間に手放しているかもしれません。

そうすると売り時を逃すことになります。

なぞの下落があって後でバフェット氏の手じまいを知ることはよくあります。IBMとか。

2 正確には真似られない。後追いになる。

バフェット氏の投資行動を、リアルタイムで把握はできません。

数か月後に報道や決算発表で知るのみです。

それから考えて行動を起こすとなると相当なタイムラグが生じます。

3 バフェット氏も神ではない。間違いもある。

自身がおっしゃっているように、アマゾンへの投資をしなかったことを悔しがっています。

私たちは、バフェットはハイテクには投資しないという先入観が強いので、意外ですが、特にバフェット氏にこだわりはなかったようですね。

またウエルズファーゴの不正も見抜けませんでした。

一方、実践者ですから、もちろん、学ぶべき点は星の数ほどあります。

でも、学習を飛び越えて「信者」になるのが問題のようです。

4 よりどころを求める投資家が、自ら信者になってしまう。

原理的に、必然的に、株式市場は揺れ動きます。

私たちは、弱くできているので、揺れ動くものにことさら弱いです。(女心も含めて)

だから、必要以上に祭り上げて、心のよりどころを求めるのでしょう。

だからこれはバフェット氏などのインフルエンサーの問題というよりは、受け取る方の問題です。

バフェット氏が、自身のやり方を宣伝しているわけではないですから。

5 信者になると自身の思考が停止する。

全面的に依存すると、自身の投資能力の向上が止まってしまいます。

プライベートバンカーに全面委託するのと変わりません。違いは売ってはくれません。

6 インフルエンサーの情報を糧にするには適正な距離をとる。

生かして用いるためには、少し離れたところから冷静に判断する必要があります。

経歴や実績に目がくらんでしまうと、「批判する心」が芽生えません。

正しいかどうか、実行できるかどうかチェックできる能力が必要です。

 

過去にはLTCMロングタームキャピタルマネジメント

というのが話題を集めました。

どんな人たちも彼らの投資法を否定できませんでした。

何しろノーベル賞学者の集まりでしたから。

しかし、ロシア危機であっさり倒産してしまいました。

 

神でない以上「絶対の投資法」は存在しません。

あったとしたら決して表には出さないでしょう。

秘匿して、永遠の利益を上げるのが最善です。

宣伝したり出版はあり得ません。

 

私たちの目に触れているという時点で、割り引いてみる必要があります。

素晴らしいなら隠して自分だけで使うに決まっているからです。

 

さらにどんな投資法も使いこなせなければ意味はありません。

投資法の優劣よりも、自分が使えるか、実行できるかの方がはるかに切実な問題と思います。

どんなに優れた投資法でも自分が使えなければないのと同じです。

 

昔、もてない男どもが集まって「どの子が一番かわいいか?」の論争をしてましたが、こちらがだれを選ぼうと、相手が興味を持たなければ、何の意味もありません。

例えは悪いですが似ているかと思います。

 

それでは皆様のよい投資を!


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大きな流れで現状を見てみると

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月17日(木)記

 

少し、市場を遠くから眺めて、大きな流れに注目したいと考えています。

今日の日経新聞にそれについて考えさせられる記事がありました。

英国の方の記事でした。

お読みでない方のために概要を書きます。正確には記事をご覧ください。

< >は筆者注

<5月17日日経新聞、英 ラナー・フォルハー氏寄稿>

「次の危機の種はアップル」

見落とせない5つの傾向

1つ目の傾向

株式の上昇→格差の拡大→ポピュリズムの台頭

米国では上位10%が株式の84%を所有。

株式の上昇は富裕層をさらに富ませる。

上昇の原因の一つが自社株買い。

アップルは2850億ドルの現金に対して債務が1220億ドルで無借金経営で金満の状態にある。1000億ドルの自社株買い、16%の増配を発表。バフェット氏はこれらを重視か

2つ目の傾向

知財とブランド>有形資産

●デジタル経済は巨大企業を生むこと。

●勝者総取りで寡占化を生むが、経済全般では投資の縮小を招く。

<アマゾンの投資は増えているが、米国では商業用不動産は空きが多い、投資も減った。>

3つ目の傾向

M&Aの増加

理由・・・従来の大企業がIT企業(アマゾンなど)に従来の収益源を破壊され、やむなく対抗に打って出る。<ウオールマートの買収等か>

通信、メディア業界など

多額の高金利社債の変換が危うい・・・1.7兆ドル(2017年)

4つ目の傾向

次の大きな危機は金融ではなく産業界から起こるだろう

低金利の金融緩和が長く続いた・・・ゾンビ企業が増加している。

5つ目の傾向

次の危機ではIT企業による大きなデフレ圧力が問題。

過去にも物価と賃金を抑え込んだ歴史がある。

<筆者の感想と意見>

英国の方は米企業については少し冷淡というか、離れてみる傾向がありとても参考になります。この方はきれいな女性の方でした。

IT革命とか第4次産業革命とかは、過去の産業革命がそうであったように「光と影」「勝者と敗者」を生み出します。

今進行中の、影の部分に注目しているところが参考になります。

つまり巨大企業と言えども、従来型は安泰ではないという点です。

ITは規模が拡大すれば、飛躍的に利益が上がります。

まさに少数の勝ち組の寡占状態といえます。

勝ち組がどの企業かが明確にわからないけど、わかったとすれば

大手ハイテク企業内での立ち位置や勝つ可能性は別にして、企業群で言えば

特にこの5年での成長性はすさまじいです。

現在ファング5社で時価総額は320兆円で、日本の時価総額の半分に相当します。

過去5年がそうだったけどこの流れは止まらない。

と考えるのが普通で自然です。投資するかどうかは別問題として。

経済成長は続くけど濃淡はある

私たちが株式投資をしているのは、世界の経済成長は続くという大前提があります。

しかし、米国全体では成長していても、その中身は同一ではないということです。

今後の株式市場を考えると

1 金利上昇という逆風圧力がかかる。

という大前提があります。

2 国、地域では新興国は苦しい。

新興国の通貨の下落、株式市場の下落が加速しています。

うっかり逆張りしないようにしたいものです。

なぜなら、大きな流れに逆らう可能性があるからです。

3 米国に限っても、まだら模様がきつい

現在高配当ディフェンス銘柄が下落基調です。これも賛否両論ありますが、含み益がない場合は逆張りは危険だと思います。

早くから投資をしていて含み益がある方にとっては、長期的に買い増しという選択肢もあるのでしょう。

4 トータルではプラスではない

少数の勝ち組企業の上昇がいくら大きいとしても、上記の記事によればトータルではむしろマイナスが大きいとしています。

このことは重要です。

つまり市場全体としても今後どうなるかは微妙だということです。

トランプ大統領がアマゾンに敵意を見せて票取りを狙うのも当然です。

投資方針としては(筆者の考えです)

1 今後数年の投資は難しい。

2 金利上昇で逆風、産業構造、収益構造の変化で逆風、のダブルの逆風を受ける業界、企業への投資は逆張りのチャンスに見えてもしない。

3 新興国への投資は当分見送り。

4 米全体としては、マイナスが大きいか?

5 勝ち組がはっきりわかり自信が持てる人は、逆風を押しのけての成長が見込めるので投資はアリでしょう。(私には明確にはわかりません)

次の下落は仕方が無いとして、ピックアップが早いものを選ぶ

次の下落が何の原因でいつ来るかはだれにもわかりません。

問題は下落があったとしてそれが、「一時的な下落」なのか「長期下落の入り口」なのかの判別ができないことです。たぶん「いよいよ大暴落だ」という宣伝がなされるでしょう。

つまり、その時点で買うのは「賭け」になることです。

再浮上が早い企業やETFを選びたいです。

もし、長期下落の入り口なら損切りするしかありません。

そこは仕方がないと思っています。

しかし、全体としてはリバウンドしているのに、自分の株は上がらないという事態は避けたいです。

 

方針 次回の下落時に何をどのくらい買うかを決める作業をしています。

以上です

みなさまのよい投資を!

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今後の投資とブログの方針

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月16日(水)記

米国株を始めて、1年半経ちました。

今思えば、始めたときは何にも知らなかったなあ。と感じます。

では、勉強した今は進歩しているかというと、「本来の性格」とかもありますから、そんなには変わらないと感じます。

投資家心理に左右されやすい自分の性格はそのままで、投資ができないかと考えたのが「市場最弱、投資弱者のための負けない株式投資」です。

結局はもともとの方針である「売らない方針」に戻ってしまいました。

投資対象は、当初の高配当から、インデックス等に代わりましたが。

 

チャンスをじっくり待つ。長期のバイアンドホールドで。

数年に数度、大きな買いチャンスが訪れています。

投資の下手な私が過去にそこそこ利益を上げられたのも、そういうチャンスに安く仕入れたからです。

今後も、やはりそういうチャンスはあるでしょう。

「お金は市場においてこそ」とか「チャンスを逃すよ」と言われそうです。

理論的にはそうでしょうが、精神的に負担の少ない投資に徹するつもりです。

そして、投資機会の喪失については、甘んじて受け入れます。

どちらにも都合のいい投資なんかは無いでしょうから。

金利上昇局面では慎重さが求められる。

一般的には株価が上がりにくい環境ですから、

①投資金額を絞る

②逆風に打ち勝つ会社を選ぶ。

基本的にはインデックスETFを対象にしますが、金額を少額にして、投資を少しずつ積み上げていくなら、含み益を考慮しながら、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、エヌビディアへの追加投資もアリだと思います。

ブログに関して

書き始めて1年余、ほぼ毎日書いてきました。

自分には本当に良かった、役立ったと感謝しています。

考えていることと、それを表すことは別です。

読む立場のことを考えれば、どんなにシンプルにしたつもりでも、くどい表現になってしまいます。

「伝えること」の難しさを感じました。

でも400本以上の記事を書いたことで、シンプルに考える習慣も身についたと思います。

今後はブログを読むことを中心に。

投資も急がないものになったので、毎日市場をウオッチする必要もありません。

ブログも毎日書いてきましたが、今後は必要な時に書きます。

感じたことがある時、あるいは買いチャンスなど変化の局面には記事を書こうと思います。

投資以外のことも書くつもりです。それにはそれ相応のジャンルがあるのでしょうが。

今まで、読んでいただいた方にはとても感謝しています。

頻度は減りますが、今後もよろしくお願いします。

自分に素直な生き方をしようと思う。

健康寿命が言われます。

私もやりたいことができるのは長く見て、あと10年かなと感じます。

残された時間は多くありません。

本当にしたいことを、するなら今です。

ということで、計画を立てています。

若いときから放浪癖がある。

有名な場所とかでなくて、ありふれた各地へ出かけるのが好きでした。

学生時代は、ヒッチハイクで全国を回りました。

そんな放浪癖が抜けていないようです。

リタイアして時間が自由になったので、日本や東南アジアのありふれた場所に行きたいと思っています。

気に入ったら住んでもいいし。

山も行きたいですね。

 

以上、気ままでわがままな記事でした。

それでは引き続きみなさんのよい投資を!

 

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市場最弱、投資弱者の負けない株式投資、全文(再掲)

替えたところもあるので全文を掲載します。長くて恐縮です。

今の私の結論です。

市場最弱(私のことです)

投資弱者のための負けない株式投資

 

一年あまりやってみてつくづく自分は投資能力が低いと思いました。

情報に弱いシニアなどを情弱と呼ぶそうですが、さしずめ投資に弱い私などは投弱と言えそうです。

 

こんな自分でも投資を継続できるのかという課題でまとめたのがこの記事です。

主人公として、投資家最弱の投弱(自分)を想定しています。

 

<要旨>

1 ホームポジションは投資しないこと。

2 能力を前提とした投資はしない

3 精神的に追い込まれる状況をつくらない。

4 リスクは最小化する。

5 急成長株はねらわない。

6 高配当株は投資を複雑にする。

7 インデックスで十分。

8 世界分散投資でリスク分散。

9 投資にかける時間と労力を最小化。

10 含み益をコツコツ積み上げる。

11 十年後、二十年後も大丈夫な構成にする。

12 難しい理論は不要。

13 株式投資にうまい方法などはない。

 

 

(はじめに)

書店では、あるいはネットでは多くの株式投資の本や情報があります。

その中で、株式投資に弱い人、つまり投資心理を克服できない人向けの本がなかなかないことに気づきました。多くは投資家心理を克服を前提にしています。

 

 毎月、定額積み立てで大丈夫、というような方法はあります。

確かに、10年とかの長期では有効なのでしょうが、下落に当たる時期から買いはじめると、含み損が膨らんでいきます。

 

 多くの人はその時点で投資をやめてしまうでしょう。

 

 投資心理に弱い、市場最弱と自覚する筆者が、そのままの状態で投資ができないかを検証したものです。

  

1 ホームポジションは「投資しないこと」

 

投資もギャンブルも必勝法は無いでしょうが、負けない方法はあります。

それは参加しないことです。

 

参加しない以上は、お金を失うことはありません。

 

つい、「〇〇%は投資しなきゃあ」とか「遅れたくない」という気持ちが働いて(これも投資家心理)高値で参加しやすいです。

 

ホームポジションを、「投資しない状態」におくことで、この強迫観念からフリーになります。

 

2 能力を前提とした投資はしない。

 

世の投資方法の多くは、特定の能力が必要です。

売買のタイミングやら、銘柄選定などです。

 

読んだ時は自分にもできそうに思えますが、そのタイミングで的確な行動がとれることは稀です。

実際にはうまくいかないのは、能力には個人差があり、たいていの投資家はバランスが取れた高い能力、特に投資バイアスに左右されない、行動をとることはハードルがとても高いのです。

 

3 精神的にキツい状況は作らない。

 

意に反して、株価が下落することはよくあります。

 

突発的な出来事も起こります。

 

計算が狂うと、含み損を抱えます。

 

その時の処理をあらかじめ決めて「損切り」しないと、大きくはまる、つまり精神的にきつい状況になります。

 

含み損を最小にするスタンスで臨みます。

 

4 リスクは最小化する。

 

リスク管理というのが苦手です。

 

きちんと数値化して、とらえておきたいものです。

 

リターンばかり追い求めると、リスクに鈍感になります。

 

基本スタンスは、全体リスクを管理して、そのうえで金額を限定してリスクを取るようにします。

 

5 大化け株は狙わない。

 

現在、1600ドルのアマゾンにも100ドル未満の時代がありました。

「50ドルでアマゾンを買っていたら、30倍になっているんだ」と考える人は多いです。

 

しかし、50ドル時代のアマゾン株の仲間で、アマゾンのようになれた株は割合ではとても低いでしょう。宝くじの世界です。

 

そういうジャンルの投資もあるのでしょうが、一般的ではないと感じます。

個別株では、基本的には時価総額2千億ドル以上を対象にしたいです。NVDAは少し足りないですが。

6 高配当狙いは相当な能力と忍耐を必要とする。

 

会社が投資家に報いるにはいろんな方法があります。

  • 現金配当で払う。
  • 自社株買いをする。
  • 成長分野に投資する。

この中でもっとも確実でわかりやすいのは、配当でしょう。

自社株買いも、株価が上がるので投資家に人気があります。

(3)の投資は、一般には好まれません。リターンが先送りされるからでしょう。

 

高配当を出すのが方針となっている会社もあります。

 

高配当株に投資して、もらった配当を再投資する戦略は多くの人を引きつけます。

過去の例ではインデックスを上回ったという研究もあります。

 

私も当初はこれを目指していました。

 

しかし現在では志向していません。

 

その理由は、この作戦を実行するには高い能力と忍耐力が必要だからです。

 

高配当株といっても、一律ではなく、業界ごと、企業ごとの決算でのチェックが必要なのは変わりません。

 

また、昨今のように金利上昇で、債券と競合して、株価が低迷する事態もあります。

 

それらの荒波を乗りこなしていくには、高い能力と判断力、忍耐力が必要です。

誰でもができるわけではありません。

 

投資弱者は参加すべきでないと考えています。

 

7 インデックスで十分。

 

市場の平均値をインデックスと言いますが、ほとんどの投資はインデックスに成績で勝てないのです。

おおむね個別株の勝率は20~30%です。残りの70~80%はインデックスに劣っているのです。

つまり個別株への投資を一切せずにインデックスへの投資だけにしても、不利ではないということです。

 

さらにインデックスに絞るとすると

投資の情報の90%は省略することができる

記事の中の個別の企業についての記述は基本的に不要になります。

そうするとほぼ90%の情報はカットできます。

 

情報を厳選し、シンプルにすることで、思考のミスを減らすことができます。

 

さらに

下落の場合に耐えやすい。という利点があります。

 

個別株の場合では、下落すると、その理由を探らねばなりません。そしてそれがいつ解消するのかは、レベルの高い情報と判断です。

 

会社に対しての絶対的な自信がなければ、下落では動揺してしまいます。

保持するか、売るかの判断が難しいです。

 

判断を先延ばしにしていると、「含み損」がどんどん拡大するリスクがあります。

8 地域分散を心がける。

 

世界的には多くのインデックスETFや投信があります。

 

そのうちバンガード社のETFは手数料が安く流動性が高いことで知られています。

わかりやすくするために、バンガード社のETFを中心に見ていきます。

 

  • これ一つで世界のすべてに投資できるETF。

 

VT(バンガードトータルワールドストック)年間経費率0.1% 年間配当2.12%

全世界の約8000社に時価総額割合で投資できます。

 

現在の現時点でのそれぞれの国の株式時価総額のシェアは

米国54%、日本8%、米以外先進国35%、新興国11%となっています。(FTSEインデックス、韓国は先進国扱い、中国などは流動株が少ないので時価総額の割には、構成割合が小さくなっています。)

  

日本円で日本から買える投信は

楽天バンガード全世界株式 

 米国のバンガードのETFをもとに作られた投信です。年間経費率0.12%(税抜き)0.1296%(税込)

が上記の0.1%にプラスしてかかります。

メリット①日本円で投資できる。②売買手数料が要らない③配当も自動的に再投資してくれる。

デメリット 手数料が余計にかかる。

  

  • VTを分解して投資
    • 米国部分

VTI(バンガード全米国株ETF)年間経費0.04%、年間配当1.74%(2018年5月10日現在)

 

楽天では

楽天バンガード全米株式、年間経費 上記に0.1296%を加える。

 

②米国以外先進国

VEA(バンガード先進国株式米国以外、イクセプトアメリカと覚える)年間経費0.07%年間配当2.8%

この部分は対応する楽天の投信はいまのところ設定がありません。

 

  • 新興国部分

VWO(バンガード新興国株式)年間経費0.14% 年間配当2.35%

楽天バンガード新興国株式 年間経費 上記に0.1296%を加える。

 

(使い方)

日本円からでもドルでも大差ないと感じます。どちらもNISA対象です。

初めてなら日本円から、ドルをすでに口座にお持ちなら米国がいいと思います。

(日本円からのメリット)

とにかくシンプル。税の申告も特定口座なら全く手を加える必要がありません。

(米国で買う場合の注意)

楽天証券から日本円から直接買い付けする場合は関係ないですが、ドルで保有している場合は為替差益の申告(雑所得)の必要あり。差損は申告不要。

年末調整をする会社員は20万円まで国税は申告は免除。ただし他の事由で確定申告する場合は、この所得の申告の必要あり。で面倒です。地方税は免除ナシ。とにかく差益を出さないことが肝要です。

(対策)

生ドルでなく、米ドルMMFに替えておくこと。楽天証券では、GSの米ドルMMFから直接買える。SBI証券はMMFを即時米ドルに交換できて買い付けできる。マネックスは米ドルMMFと米国株とETFはそもそも口座が別でその点とても面倒です。(改善お願いします)

(データ)

1 標準偏差δシグマとリターン

 

 将来の変動幅=期待リターン±σ×2

 

 で考えます。σ×2をとると、95.5%の確率で収まります。ちなみに1σだと68.3%。

 

自分のリスク許容度に合わせた投資額がわかります。

※リスク許容度…なくなっても大丈夫な金額。

 

<各ETFの標準偏差とリターン、5年、3年、モーニングスター)

   

5y

3y

5y

3y

5,8

対象

標準偏差

リターン

VT

全世界

10.14

10.42

9.19

7.85

VTI

全米

9.99

10.35

12.07

10.19

S&P

S&P500

9.86

10.26

12.96

10.57

VEA

米以外先進国

11.36

11.34

6.36

5.73

VWO

新興国

15.02

15.42

3.77

4.13

QQQ

ナスダック

12.68

13.79

19.2

15.5

EWJ

日本

11.8

12.39

6.89

6.99

(1)全世界より全米の標準偏差が小さくなっています。(変動幅が小さい)

(2)米国が米以外先進国や新興国よりも過去10年はリターンがいいです。

(3)QQQナスダック上位100社の成績は他よりもぐんといいです。シグマも大きめですが、新興国よりは小さいです。→投資効率が良かった。

(4)VTIとS&P500は差が少ない。

  

<各ETF、個別有望株データここ1年の上昇率> 

5,8

株価

PE

経費

配当

MC

1y%

成長

6m%

1m%

VYM

82.67

0.08

2.97

28

7.3

10.27

0.1

0.5

GOOGL

1059

58.87

0

733

10.9

10.9

1.1

2.4

VWO

45.08

0.14

2.35

92

10.1

12.45

0.3

-3.1

VEA

44.96

0.07

2.8

109

9.7

12.5

1.1

1.1

VT

74.33

0.1

2.12

17

11.2

13.32

2.5

1.2

VTI

137.7

0.04

1.74

679

12.2

13.94

3.9

2

QQQ

166.2

0.2

0.78

63

19.9

20.68

7.6

4.1

MSFT

96.22

 

1.8

739

40.7

42.5

13.8

4.3

AMZN

1600

260

0

776

66.4

66.4

41.4

12.2

NVDA

248.7

51.59

0.27

151

94.4

94.67

18.9

12.7

※PEは予想PE、SBI証券 VYMバンガード高配当株

※MCは十億ドル

※成長は 1年上昇率+配当 で小さい順に並べています。

 

あくまで過去の数字ですが

  • インデックスよりも成長率が高く収益力のある4社を加えた。
  • 応用編としてVTIの一部をQQQ(VGTも似ている)で保有もアリか?
  • 同じく応用編として、MSFT、AMZN、NVDA、GOOGLへの慎重な投資も考えられる。(リスク管理に気を配ってという意味です)
  • 4社の2018年1Q決算の利益の前年同期比伸び率は、3%、MSFT35.3%、AMZN125%、NVDA145.4%増と良かったです。

ただし、いくら決算が良くてもこれがピークだと思われれば株価もピークになります。

この中ではNVDAが伸び率も高いが安定度は低いか?

  

9 投資するタイミングは 

 

理論的には「長期投資では買うタイミングは重要ではない」は正しいが

 

10年、20年と投資し続けたとすると、20年前に2%高かったの安かったのは大きな問題ではありません。

 

投資を続けることが一番重要だからです。

 

しかし、投資弱者の場合は続かない。

そのことは、投資をし続けた場合の話です。

 

でも、多くの人が「含み損」が大きくなると投資をやめてしまうでしょう。

だから理論通りにいくとは限りません。

 

  • 一般によく推奨されている「ドルコスト平均法」はうまくいけばいい方法だが。

毎月一定額を投資していく方法をドルコスト平均法といい、多くの人たちが推奨しています。

 

上昇相場では問題ないが下落相場では損を抱える。

 

下落を続ける場合が問題です。下がり続ける株価の中で、そして、株式に悲観的なムードの中で買い続けるのは容易ではありません。大多数の方が投資の継続はやめるでしょう。

 

  • 現在はいいタイミングではない。

 

金融緩和が終わり、金利が上昇していく局面というのは、企業にも、個人にも負担が増しますから(ローンの金利があがる)逆風です。

 

実際の株価はどう動くかは予想ができませんが、条件としては、アゲンストというのは前提条件として理解しておく必要があると思います。

 

時期は断定できませんが、数年の内には、株価が下落する場面もあるというコトを想定した戦略を立てておく必要があると思います。

 

したがって、今からドルコスト法を始めるというのは、一種の賭けになります。

これからしばらくは上昇が続いて、来るべき下落も浅く、短く切り抜けて、再び上昇軌道に乗る。という条件です。

 

既に長く投資されていて、含み益が十分に積みあがっている場合は別ですが、今から始めるのは注意が必要と考えます。

 

10 含み益をコツコツ積み上げる。

 

現在取れる戦略は数が少ないです。

金利上昇の逆風下をすんなり上昇するとは考えにくいからです。

 

一時的な悲観で、10~15%下落したタイミングで、少しずつ買いを入れて、含み益をコツコツと積み上げる方法を考えています。

 

インデックスの動きが重ければ、応用編になりますが、逆風を押しのけていける勢いを持った個別もいいかもしれません。(具体的にはAMZN、MSFT、NVDA、インデックスではVGT、QQQを考えています)

  

(1)含み益の増大を目標にすれば、利確を我慢することになる

素人は売りのタイミングが難しいと言われます。

また「利確が早すぎる」という投資家心理もあります。

でも、含み益の増大に重きを置けば、自然と利確は出来るだけ我慢することになります。

「投資家心理」の克服に自然となっています。

 

(2)含み損は最小にしなければならない。

 含み益を重視すれば、含み損は敵です。

 含み損をたくさん抱えることは、絶対に避けなければなりません。

 自己ルールに沿って、粛々と「損切り」することになります。

 

 これも素人の投資家心理の「損切りを遅らせる傾向がある」ということの解決法になります。

(損切り)自己ルール

  •  マイナス5%で損切り。(原則)
  •  急落の場合は1桁マイナスで。
  •  判断がつかないときは、5%マイナスでとりあえず半分を損切り。残りを一ケタマイナスで。
  •  長期に保有で一旦プラスが出ている場合は買値ラインで。

11 10年後20年後も動かさないで済む内容に。 

12 難しい理論は不要

13 株式投資に「うまい方法」など存在しない。

リテラシーと経験をコツコツ積み上げて、耐性を高めていくしかないと考えています。

 

それまでは自分の分をわきまえて「市場最弱の投資家」として、成果を積み上げていこうと方針を定めています。