チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

グロースがいいかバリューがいいかはほとんどの人には今は関係がないと思う理由。

米国株投資家のみなさんこんにちは

2018年5月20日(日)記

 

米国株投資ではよく語られる論議に「グロースORバリュー」の優劣論議があります。

「ハイテクor高配当株」と形を変えることもあります。

 

現時点ではほとんどの人に意味がないと思うのです。(もちろん私も含めて)

 

昔からの投資で含み益が大きい人とそうでない人では立場が違う。

どんなスタイルにしろ、9年に渡る上昇相場でしたから、早く参入した人ほど大きな利益を上げています。

そんな人たちの場合は、どんな戦略でもとれるし、その過程で、どれが一番有効かを論議するのは意味があります。

しかし参入が浅い人たちはそんなに利益が膨らんでいるわけではありません。私もです

最近参入の方には、トントンあるいはマイナスの方もいらっしゃるでしょう。

古参の人たちとは立場が違いすぎます。

ですから、同一に論議するのは意味がないと思うのです。

では公平にするために、これから新規投資するという前提で考えてみます。

金利上昇局面は当分続く。

米国で言えば、金融緩和のスピードを緩めるというバーナンキさんのテーパリングでまず波乱がありました。

イエレンさんの時代に、国債買い入れ(お金の増発)をやめ、昨年からは、回収にかかっています。さらに金利も0.25%ずつですが着実に上げてきました。

今年はあと2回は確実で、3回もあるかというFRBの方針です。

来年も3、4回はある予定です。

この流れはこれから数年は続く見通しです。

したがってこの金利上昇は、計算に入れておく必要があります。

3つのスタイルのそれぞれの目論見は

A バリュー株(高配当株)

 金利上昇で下落している今がチャンスだ。優良株を安く仕入れて長期保有だ。

B インデックス

 米国株は長期的には右肩上がりの上昇をしてきた。米国経済は好調でインフレ率も2%程度ある。市場にいてこそ成長の恩恵が受けられる。

ドルコスト法で定期積み立てで分散もできる。

C グルース株

金利上昇の逆風以上に成長できるグロースしかない。

 

それぞれへの勝手なチェック

Aについて 

現在の株価は安いと言えるの?

さらに下落したらどう対処する?

優良会社だと言い切れる?アマゾンとかの影響は大丈夫?

Bへは

上昇すると言える?

下落にはどう対処する?

買う時期は定期的で大丈夫?

Cへは

すでに期待を含んで高値じゃない?

成長する会社をちゃんと見分けられる?

アクシデントで全体が下落するときは大きく下落するけど大丈夫?

成長をちゃんとチェックできる?

(私の考え)

●9年に渡った長期上昇相場も終盤を迎えています。

●ここは冷静に、慎重な投資が必要と考えます。

●含み益が大きい投資家を羨ましがってはいけない。立場が違う。

そんな人はちゃんと種をまいて、水をやり害虫をとってここまで来ている。

●損を出さないことが大事だと思う。→これからの投資マインドに影響するから。

●はっきりした正解や方針が見つからないときは、じっと待つことも大事だと思う。

「きじも鳴かずば撃たれまい」といいます。

逆風に敢えて船を出すこともありません。

<結論>

●新規投資として考えれば、投資スタイルがどれかより、自分が実行できるのがどれかを考えるのが先決だと思う。

●長期にわたる投資で大きな含み益を持った人の、戦術は自分には当てはまらない。

●大きな流れに逆らわない素直な投資が自然だと思う。逆張りは高等戦術。リスク大。

●一時的に下落したタイミングで、インデックスとか大手ハイテクを小ぶりに買うのが

実際的だと思うし、自分はそうする予定です。

問題点→一時的な下落か長期下落トレンド入りかの区別がつきにくいこと。

 

勝手なことを書きました。しかしあらゆるスポーツでそうなように、上級者ができることが自分もできることは決してないのです。

いくらミシュランガイドでたくさんの星がついていようが、自分の財布に見合った店にしか入れません。自分の予算の範囲で美味しい店を探すのが現実的だと考えます。

それではみなさんのよい投資を!

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