インデックス投資の下落時のメリット、優位性。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年5月22日(火)記
投資法の優劣についてはリターンがどれがいいかと、オフェンスで語られることが多いのですが、いつかは来るだろう下落局面でのディフェンスで考えました。
<素人投資家は売りが苦手>
プロでも、天井圏で売るのは至難と言われています。
まして、素人は天井圏で買うことはあっても売ることは難しいのは過去の例が示しています。
<割と大きな20%程度の下落局面を考えると>
リーマンショックは50%超の下落でした。ただし、あんなのはそう頻繁には起こらないでしょうから、普通程度の下落局面を想定します。
「自分はとにかくガチホ」という意志が強い方も多いでしょう。
そんな方は読み飛ばしてください。
<下落局面でのインデックスの有利性>
(そのまま保有の場合)
1 数年後には必ず復帰するという過去の歴史がある。
米国株は、数か月~数年辛抱すれば、元の価格を回復しています。
この事実は、保有し続ける時の大きな支援材料になります。
2 個別株の場合は下落幅がまちまち
インデックスが20%下落したとして、個別株の下落率はまちまちです。保有内容にもよりますが10銘柄持っていれば、下落がインデックスより少ないものもあれば、50%を超えるものも出てくるでしょう。
保有を続けるとしても大きく下落したものは精神的な負担が大きくかかります。
(売却の場合)
3 インデックスでは銘柄数が少ない。
S&Pインデックスとかですと、1つで解決します。
4 売る理由がはっきりする。
インデックスの場合は、株価の下落の原因はテレビのニュースでもわかります。
5 個別株の場合はその会社独自の原因も考えないといけない。
下落幅がインデックスより大きい銘柄ではその理由を知る必要があります。
6 この会社は大丈夫と変な希望を持って、損切りが遅れる可能性がある。
この会社は優良会社なので特別とか、配当をもらっているからという理由で、損切りが遅れる可能性がある。(保有するのなら別です)
7 個別株の下落は忙しいことが多い。
機関投資家が売り始めると急落します。その点インデックスは、動きがマイルドです。
また、IVVとかVOOなどの巨大ETFは時価総額が大きく流動性も十分で売りやすいです。
(結論)
個別株の管理は一定の投資能力を要求します。
不安がある場合は、インデックスが守りやすいと感じます。
特に、正しい売り時期を逃した場合、インデックスなら方針変更して最悪そのまま保有するという手段があります。
かのリーマンショックでも、数年でその前の高値を抜いています。
まして通常の20%程度の下落では1年以内に復帰する可能性が高いです。
素人投資家の場合(自分を基準としたら)下落局面での管理、対処のしやすさは、インデックスが断然有利と考えます。
それではみなさんの良い投資を!
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