チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

リタイアの準備(4)ライフスタイルと友達はお金では買えない。

こんにちは、チンギスハンです。

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ダイヤモンドザイをみていたら、「老後貧乏からの脱出作戦」なる記事がありました。失敗した人の体験談もありました。お金の話でした。

お金の優先順位は1位ではない。

と思うのです。その理由は、お金があっても解決できない問題があるからです。それは今日のタイトルですが、「ライフスタイルと友達」です。これが一番だと思います。

ライフスタイルをどうするかで、いろんなことが決まってくる。

メインの仕事から解放されたわけですから、どこで、だれと、どう過ごしたいかは、主要なテーマです。明確に決まっていないなら、それはそれで大丈夫です。

今の生活をがらりと変える場合。

以前取り上げた、「田舎暮らし」とか「沖縄暮らし」「海外暮らし」「離島暮らし」「海辺で暮らす」などはこれに入ります。

これらの場合の問題は、1 パートナーはどう考えているか? 2 その土地で友達は出来るか? 3 今いる友達は訪ねてきてくれるか?

今までの暮らしで築いた、人とのつながりは大きな財産です。大切な友達や知り合いとの関係は、維持できる方が望ましいです。

現在の住まいはそのままにして、年の内何か月かをそんな場所で暮らす方法もあります。費用は余計に掛かりますが。私はこれを考えています。

または、今までの関係が維持できるくらいの距離に移る。

これが一番抵抗が少なそうです。

住居の問題を考える。

お金の面で一番費用が掛かるのが住居費です。

ⅰ 賃貸の場合。

 都心に住む必要はないので、家賃が安くて、住みやすい、買い物や、病院が多い、郊外に住みかえればOKです。

ⅱ 所有の場合

 そのまま住み続けてもいいし、賃貸に出して、郊外に借りるのもいいと思います。郊外に新しく買い換えるのは問題ありと感じます。その理由は、たとえ建物が新しくなっても、値下がりは大きいと思うからです。

世界的に都市に人口が集まってきている。

傾向があります。日本はまだ、都市への集中がそうでもないですが、これから進むと考えられます。そうすると、中心部の至便なロケーションの物件はたとえ築古でも、価値は下がりにくいです。また賃貸需要は常にあるので、賃貸料が得られれば大事な収入源になります。

一方、郊外や地方都市では、一戸建てにしろ、マンションにしろ、新築の価格はかなり下落することが予想されます。土地さえ安ければ、日本では新築が好まれるからです。所有するのはリスクが大きいと感じます。

※当方、地方住みで、東京などの不動産事情はわかりません。あくまで大まかな話ですので、ご自分でお調べください。

現役時代との費用の比較は意味がない。

週刊誌やマネー雑誌でのリタイヤ後の費用で、現役時と比べています。「これだけ生活を落とさなければいけない」「生活のレベルはなかなか変えられない」・・・

現役時は、仕事で最高のパフォーマンスを発揮するために多くの経費が掛かります。それは、住居費、交通費、光熱費、衣服費、飲食費、交際費・・・すべてにわたります。ケチるのは得でないことも多いです。

リタイア後は仕事をしないのですから、比較は無意味です。どれだけの費用をかけるかは、自己の判断だけです。ほとんどの費用は不要です。

今かかっている、35万円をどうやったら25万円に減らせるか?とかは意味がありません。

どれだけかかるかは、経費を足し算すればわかります。引き算ではありません。

一番費用が大きい住居の件は触れました。次に大きいのは「自家用車」です。ですから、車の要らない郊外が最安になります。地方では車がないと何もできないので必需品です。

まあ工夫すればいくらでもできるものです。

本当に必要か考えてみる。

よく雑誌では、「葬式をどうする」「戒名料をどうする」「墓をどうする」などを必要経費に入れています。

でも、こんなものは、法律に書かれているわけでもなく、単に心の問題です。個人的には全く不要と考えます。私は仏教徒ですが、葬式もしないし、墓も不要です。遺言で明記しています。この程度のことで、迷ったり悩んでいるようでは、せっかくのリタイア生活が楽しくないと考えるからです。だから

お金の問題は、実は大したことない。

と考えます。また公的扶助という制度もあります。住居に始まり、医療、食費と扶助してもらえます。

セーフティネットですから、使わないに越したことはありませんが、制度としてあるのですから、必要以上に我慢する必要もありません。

つまり、必要以上に恐れる必要はないと思います。

お金の準備については次回にしたいと思います。

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(コメントへのご返事)海外投資はドル建てでも円建てでも実質は変わらない。

こんにちは、チンギスハンです。

9月2日の、「ドル建ての海外資産についての記事」について「Rさん」よりコメントをいただきました。ありがとうございます。例によってブログにコメントの返信がないので、別に立てさせていただきました。

チンギスハンさんこんにちは。 私も米国株に投資をしている20代のものです。あなたの記事をお読みして少し気になったのでコメントさせて下さい。既にご存知の事であればご容赦下さい。 お知り合いの方のお話ではドルで資産を持つことは危ないということですが、投資対象が同じであればドル建てか円建てであるかは関係がないと思います。例えばダウ30に投資する商品はドル建てでも円建てでもありますが、違いは為替レートを乗じて表示しているかどうかだけです。損益に関わるのは為替レートの変動ではなく、投資対象の価格変動です。円高になればドル建てだろうと円建てだろうと損失が生じることになります。 円建てで取引するメリットは為替取引をする必要がないという一点のみになるでしょうか? もちろん、ドルの信用が失われ紙くずになって取引に使うことができなくなれば話は別ですが、流石に考えにくいですね。 投資をされている方の中でもよく勘違いされている方がいらっしゃるのでコメントさせて頂きました。長文失礼致しました。 

 1 おっしゃる通りです。表記の仕方が違うだけで同じです。

2 私の書き方が良くなかったのだと思います。その方の懸念は、ドル円の為替変動の激しさが、リスクだとおっしゃりたかったのだと思います。海外投資を否定されたわけではありません。

3 為替リスクを負ってまで、海外投資をするのは気がすすまないということだったのでしょう。

(追記)

1 円建ての海外資産を持つ場合のメリットとデメリット

メリット・・・①ドルに換える必要がない。為替手数料が要らない。(含まれている)

②夜に市場から買わなくて済む。

③ドル円相場を気にしなくていい。毎日のNHKでの為替相場が気になる人が多い。

④円評価なのでわかりやすく親しみやすい。損益が計算しやすい。

⑤確定申告が簡単。見るらんが少なくて済むという意味で。遺産相続が容易。

⑥外国課税をされない。

デメリット

①商品が限られる

②手数料がやや高め。

③ETFでは、売買高や資産総額が日本では小さい。・・・値動きが荒い。多額だと売れない。

(まとめ) 

日本での投信の年間維持費も大きく下がりましたから、投信での運用は、特にシニアでは便利だと思います。

東証での米国ETFは取引高などをみると、NYでの方が安心です。

長年、円高で苦しんできた日本では、為替アレルギーの人も多い。実質は同じことでも円建てなら、精神的負担が少ないのでしょう。

NYでドルで直接ネットで株を注文するなんて夢にも思わないことでした。若い方は、ドルでの取引が当たり前で、抵抗がないのでしょう。

シニアの方で円建ての海外資産をお持ちの方は実は多いです。ドル建てでの保有が少ないだけです。円建ての方が安心感があるのでしょう。単に気分の問題ですが。

以上です。今後もご指摘やご意見をお願いします。

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ロボットアドバイザーのウエルスナビとTHEOに申し込んでみた。

こんにちはチンギスハンです。

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たぱぞうさんのブログを見て、ウェルスナビとTHEOに申し込みをしました。

どちらもSBI証券からです。THEOは申し込み手続きが長い道のりでした。マイナンバーカードを写真にとってたんですが、THEOでは使えず、運転免許証を撮影しました。マイナンバーカードが使えないというのはどうかと思います。改善よろしく。

たぱぞうさんのTHEOの記事は

THEOのメリットデメリット - たぱぞうの米国株投資

ウエルスナビはいくつかあるのですが

ウェルスナビで知る米国株25年長期運用の威力 - たぱぞうの米国株投資

THEOに年より向きの提案をされてしまった。

THEOは申し込むまでにいろいろ入力があり、お任せの場合の割合が出ました。

自分 株式21% 債権54% 実物25% 過去10年から見たシュミレーション4.94%

たぱぞう氏の場合 63% 26% 11%とありました。

ずいぶんと差を感じました。

ウエルスナビは開設まで何日かかかるそうです。最低30万円。THEOは10万円。

どういうプランから始めればいいのかなどは、ちょっと考えたいです。

口座をつくった動機。

現状の把握。

1 現在の株価の位置は、金利水準を考えないとすると10~20%割高。金利水準を考慮すると、妥当な水準。と考えています。

2 欧州、日本の金融緩和が続くここ1・2年はこのまま上昇すると見ています。

3 何かのきっかけで、売られてもおかしくない。さらに金利水準を加味しなければ、割高を示す数字はたくさんある。(PER、バフェット指数、PBR・・・)

4 欧州、次いで日本と金融緩和をやめれば、株高は収束に向かう。

今投資をやめると、これからの上昇を逃します。
前のめりに投資すると、下落時にあわてます。

現在の個人個人の投資状況によっても立場が違う。

ⅰ含み益が十分な方 早くから、投資を初めて、含み益を十分に持たれている方の場合、(20%くらい)はそのままホールドで問題ないです。今後の、上昇、下落がどうなっても、プラスを維持するでしょうから。

ⅱ 含み益がほとんどない自分など 
 今後の状況によっては、マイナスが出現します。しかし、その時が実は投資のチャンスです。これからの投資の行動が難しいです。

投資をやめれば、マイナスは免れますが、海外投資の割合を増やすという目的は中断します。

ロボアドに責任を押し付ける

別勘定として、ロボアドを使えば、自分が責任を負わなくて済みます。手を汚さずに海外投資が進むという目論見です。

とはいえ、ロボアドをどのように使うかは、これからなので、これから勉強します。

特に債権については、知らないし、今が債権バブルだと思っているので買う予定はありませんでした。下落局面では強いそうですが、どのくらいの割合を組み込めばいいのかまったくわかりません。

たぱぞう氏のブログをみて、自分も同じくらいの割合で組んでもらえるのかなと期待していたのですが、年寄向けを提案されてちょっとショックです。

ただ、過去10年のシュミレーションを見てみると年率利益は株式の割合が

100%・・・年4.65% 82%・・・4.80% 68%・・・4.92%
54%・・・4.97% 40%・・・4.97% 25%・・・4.94% 6%・・・4.82%

と利益にはほとんど影響していません。リーマンショックをはさんだからでしょうか。

いくら年寄と言っても、ちょっと運用が保守的過ぎるように感じるのですが。

以上です。

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リタイアの準備(3)リタイアの時期を決めるのは、自分の意思であるべきだ。

こんにちはチンギスハンです。

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定年の延長が社会的な取り決めになりそうです。

民間に加えて公務員も65歳にするそうです。

おもな理由は年金制度が破たんしそうなので、支給を遅らせたいことのようです。

これには2つの問題点があると思います。

社会的な問題と、個人的な問題です。

<社会的な問題>

1 年金の問題

 日本の年金制度が、存続が厳しいので、支給開始を5年遅らせたい。

 年金制度の持続は大きな社会問題です。年金を計算に入れてリタイア後の生活設計をするからです。5年遅らせると確かに、当面の破たんは先送りできそうです。

蜃気楼のように、支給開始が先にずれる。

しかし抜本的な解決ではないので、少しずつ先に延びる可能性が大です。人生設計大狂いです。

日本の年金は賦課制度に特徴があります。現役の人が年金を負担する制度です。この制度は人口が増え続けることを前提にしているので、現在の先進国の実情には合致していません。

米国ではレーガン大統領の時代に、自分の払ったお金を受け取る制度、(確定拠出金年金401K)に切り替えました。自己責任で運用してくださいと言うことです。大きな抵抗が予想されましたが、大幅減税とセットにして提案したので受け入れられました。

日本が現行の制度を続ける限り、受取年齢の先送りと、年金不安は続くでしょう。

2 若い人の活躍の機会を奪う。

(1)昨日の記事で、高齢者の労働が賃金上昇を抑えているという指摘がありました。さらに制度としてしまうと、高齢者が居座り続けて、組織の活力を削ぎます。

(2)年よりは若い人の邪魔をしないで自分の活躍の場を広げる必要がある。

3 年功序列・終身雇用の弱点が強調される。

4 企業の固定費が増大する。

 事実上解雇ができない日本では、人件費は固定費となります。それが増大することで、経営の硬直化を招きます。儲かった時も、不況時を意識して保留することになり、株主には回ってきません。日本株に投資できない理由が1つ増えます。

<個人としては>

1 リタイアの時期は自分の生き方として決めるべきだ。

私の好きな五木寛之氏の「林住期」で有名な古代インドの4つの期があります。

1 学生期 ~25 2 家住期 25~50 子供を育て仕事に打ち込む

3 林住期 50~75 子供が独立した後、林に住み瞑想にふける。

4 遊行期 住まいを捨てて放浪し、解脱を目ざす。

時代が違いますから、年齢は多少ずれるとして、リタイアは林住期の開始と言えます。現在が60~65です。終わりはやはり75でしょう。

私は65で今年リタイアしましたが、早すぎたとは思いません。むしろ少し遅かったかなと感じます。それは、「したいこと」の制約が体力的・気力的にかなりせばまっていると感じたからです。

2 自分の理想のリタイア時を決めるべきだ。

75歳から逆算する。

リタイア時の決め方は今でも難しいです。一旦リタイアしてしまえば、後戻りは難しいです。でも、遅れれば、過ぎ去った時を取り戻すことはできません。

人間の1年の感じ方は、今まで生きてきた年の逆数で表されるそうです。つまり20歳の時は20分の1、60歳なら60分の1。3倍速く感じられます。

つまりそうでなくても、早く感じる年月です。このあたりの1年は貴重だといえます。

やりたいことが多くて、それを10年楽しみたいのなら、65ではリタイアしておかなければいけません。15年なら60です。もちろんパートナーの理解は不可欠です。

3 社会のムードに流されやすい。

 自分の理想を貫くのは簡単ではありません。日本では「働くこと」は美徳とされ、「趣味や遊び」は必要悪ととらえられてきたからです。

自分が60でリタイアと決めても、社会的に65歳が一般的になり、周りもほとんどが働いていると、60でやめるのは勇気が要ります。ピンピンしているのに、「〇〇のため」に一般より早くやめるのは抵抗があります。ムードの怖いところです。周りを気にしないとしても、パートナーの理解を得るのは相当大変です。

まとめ

リタイアの時期が後ろに少しづつずれる傾向が続きそうです。充実したリタイア後を送るには「相当の準備と覚悟」が必要です。

お金を含めたしっかりしたプランがないと、パートナーや家族の理解が得られないでしょう。

次回のリタイアの準備は「住むところと、お金の準備」を予定しています。

それでは皆様のよい投資を!

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日経マネー10月号を読みました!充実の内容でした。

こんにちは。チンギスハンです。

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バフェット太郎氏のブログにあったので「日経マネー10月号」を読みました。

「海外株の魅力とは」と特集されていました。編集部としても「押し」の感じで米国株の買い方も2ページに渡って書かれていました。

3人の投資家が登場します。1人目が「バフェット太郎氏」2人目が「たぱぞう氏」3人目が「Hiro氏」。3人とも私がブログを愛読している方々です。

毎日読んでいるのに、知らないことも多く新しい発見がありとても有意義でした。

記事を楽しみにされている方の邪魔をしてもいけませんから、内容には触れませんが、3人の、米国株を始めるきっかけと、投資の姿勢が書かれていて興味深かったです。

デービッド・ハックル氏のインタビューが、必読だった。

次のページにあった、インタビューが興味深かったです。これも詳しくは本をどうぞですが、簡単に要約すると。

1 現在の投資環境

 金利が安く投資家はリスクの高い株式や債券に投資せざるを得ない状況に追い込まれている。

金利が上昇しない間は、資金流入はこれかたも続く。(あと1、2年)

長期金利が2.0%~2.5%の間にあり、米国株のリターンがそれを上回っている間は株式に資金が流入する。

2 欧州株と欧州ハイイールド債がいい。欧州株は割安だ。

 欧州の景気はすでに回復している。しかし市場はまだ織り込んでいない。

 ECBが依然として金融緩和を続け資金を供給している。

3 アジア新興国・オーストラリアは中国しだい。

中国の失速はコンセンサス。問題はその度合い。筆者はソフトランディングと見ている。・・・→中国が深刻な景気後退には至らない。→中国やアジア新興国の株式市場の急落はない。

4 米国経済は失速懸念がある。すでにその兆候がある。また南米への投資はやめた方がいい。

5 コモディティーは中国次第なので、リターンは低い

6 投資の分散が大切

(1)現在投資のリスクが高まっている。

(2)すべてが割高な状態。

(3)個別株→インデックス投信へ

(4)株以外の資産にも投資を分散・・・国債など・・・下落局面に強い

(5)複数の資産クラスを所有し、さらにその中でも分散を図る

(6)現在は「ニューノーマル」なので、リターンは低い。過去とは違う。期待リターンを見直すべき。 

7 日本の賃金が上がらない理由は高齢者にあり。

 失業率が2.8%と非常に低いにも関わらず、賃金上昇が鈍い。

 高齢者が、お金以外の目的で働きたがることで賃金の上昇を抑えている。欧州の移民の役割を日本では高齢者が果たしている。

(私の感想)

私は仕事をしていませんが、リタイア後もいろんな形で仕事や仕事みたいなことをしている人は確かに多いです。

夫婦で家にいると、言い合いになるので、私がパートに出て収まった。という人もいます。また、パートに行くと、話し相手がいて楽しいという人も多いです。

政府は、公務員の定年を延長したりして、高齢者を働かせようとしていますが、実はデフレの原因になっているとしたら、皮肉な話です。

以上です。ハックル氏の話は考えさせられる内容でした。

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リタイアへの準備(2)「ドルで米国株とはあまりにもリスクが高いだろう」と言われた件。円建て投信一覧。

こんにちはチンギスハンです。2017年9月2日(土)記

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シニア向けの投資について書こうと思っています。

今日たまたまリタイア者の先輩の方とお話する機会がありました。まだ名前を知らないのですが、たまたま散歩の途中でいろいろな話をしました。

元エンジニアの方で、形ばかりの理系卒業の私にはまぶしく感じられました。それこそ様々な話をしたのですが、投資の話もしました。

投資経験も長いそうで、私と同じく中国株の経験もおありでした。テンバーガーをいくつも達成したとのことでした、相当な腕前なのでしょう。

日本株についてはよく研究されていました。ただ保有は少ない。日産自動車などの高配当株を中心に、配当やら、優待を楽しみにしているとのこと。

私は、「日本円ですべてを保有するのはリスクが高いので米国株を買いはじめた」と正直に言いました。

意外なことに、米国株にはかなりの難色を示されました。曰く、「今はバブルだろう」「ドルで持つとかリスクが高すぎる」という2点が主でした。

気になったのは、それだけの投資経験があっても、為替には抵抗が強いという点です。シニアになってからの海外投資の入り口は、「まず円建てが基本」と感じました。

急いで円建ての投信の例を調べました。まず退職金をもらったあとのリタイア者の資産構成として私の理想像を考えました。私の現実ではありません。

海外株式 40%
海外リート 10%
日本株式 5%
日本円 45%

海外株式の内訳は、先進国35%新興国5%

ⅰ海外資産の割合が50%です。

ⅱ退職金をもらった時なので、日本円の割合が多いです。

ⅲ日本リートについては現在下落中です。日銀が金融緩和をやめると大きく下がる可能性がありますのでとりあえず外しています。

<参考>円建ての投資信託おすすめ各ジャンルで上位2を調べました。

(数字等はHPでご確認ください。また調べた範囲での例です。採用基準は①年間手数料が安い②資産残高が多い③運用会社の実績がある。※さらに有利な投信がある可能性もあります。またここにないから良くないという意味ではありません。)

順位 種類 対象 ブランド 年報酬 時価総額
1 株式 全世界 三井住友DC 0.25% 46億
1 株式 先進国日本除く たわら 0.225% 130億
2 株式 先進国日本除く eMAXISslim 0.2% 15億
1 株式 日本TOPIX ニッセイ 0.18% 514億
2 株式 日本TOPIX eMAXISslim 0.18% 5億
1 株式 新興国 i-Free 0.34% 8億
2 株式 新興国 eMAXISslim 0.34% 6億
1 リート 世界日本以外 ニッセイ 0.27% 41億
2 リート 世界日本以外 たわら 0.35% 17億
1 リート 日本 ニッセイ 0.25% 77億
2 リート 日本 たわら 0.30% 11億

円建てで、全世界株式とか買っていると、海外投資の実感がなくてやりやすいのではと思いました。米国のETFの手数料がとんでもなく安いので、安く感じられませんが、ずいぶん下がっています。10年で2,3%ですからね。

以上、円建てでも十分に海外投資ができるということを示したかっただけです。投信についてはとりあえず調べたものです。ひいきの会社でいいものがあればどうぞそちらをお使いください。

みなさまのよい投資を!

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リタイアの準備(1)リタイア後田舎暮らし編。

チンギスハンです。

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ブログを書く目的

バフェット太郎氏のブログに、書く目的が書かれていました。その通りだと思います。

【日経マネー10月号】バフェット太郎が掲載されました!みんな読んでね! : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)

私も、昨年来ずっと読んでいますが、氏のブログにはずいぶん教えてもらいました。

私のブログを書く目的は? リタイアの準備の参考になればいい。

私はシニアです。しかもリタイアしています。その立場で投資のやり方を自分で学び実践してそれが、これからリタイアを迎える方の何かの参考になればいい。というのが目的です。特に投資に関してだけど。今日は投資以外です。

市場も、急ぎのことはなさそうなので、「リタイアに向けての準備」をまとめました。

 65歳からどうする。

早期リタイア以外では65歳が一般的です。今の私の年齢です。感覚としては「若い」けれども制約もある。と感じています。

リタイアしてから人生を終えるまで、いくつかの段階があります。

1 元気で、何かをやりたい意欲がまだ旺盛な時期。

 仕事をしていた時間がぽっかりと空きます。それをどう生かすかは、腕の見せ所です。体も元気なら相当に広い範囲の行動が可能です。

住むところ

仕事場に通える範囲という制約がなくなれば、どこに住んで何をやるのも自由です。

(1)田舎暮らし

 環境を変えるのは心がウキウキします。大きく環境を変えるのには、海外移住と国内移住があります。

 国内移住はパスポートもビザも要らないし、日本語も通じるし、テレビも日本語の番組が見られます。地域貢献も容易です。その地で働くこともできます。地方自治体も応援しているところも多いです。

「よその畑は青く見える」

とはよくいったものです。畑を手に入れて、あるいは貸してもらって、野菜などを作る楽しみは最高です。目に見えて作物は育ちます。

私も生まれは過疎地の農家でした。機会があれば野菜作りはしたいです。

初期投資は抑えること

物事は計画の段階が一番楽しいです。夢が膨らみます。そして、出費もこの時期に集中します。私はこの時期が一番危ないと感じます。

危うさの原因は、「相場観」にあります。都会で暮らしていた人には、田舎での暮らしがどんなものか、そしていくらかかるかの、「相場感」が皆無です。

都会でリフォームを見積もっても、業者の数だけ価格が違います。経験した方はお判りでしょうが、その額はビックリするほど差があります。

古民家を改築するのは、建て直すより高くつきます。だから、売値が100万とかでもリフォーム代が平気で1500万かかったりします。安いと飛びつくのは考え物です。

相場観が養われるまでは、最低限の費用で試してみる。のがリスク少。

貸してもらえる場合もありますから、古民家には賃貸で住んでみるのがお薦めです。農機具も貸してもらえるケースもあるそうです。

(2)テレビで見る田舎暮らしに要注意

テレビでの、「田舎暮らし」はウソではないけど本当でもない。

「きれいな空気」と「おいしい野菜」「親切な田舎の人々」という3点セットがよく出てきます。そして、地元の人と酒を酌み交わしながら、「いやー、ほんと移ってきて良かったですよ、東京じゃあこういう暮らしは無理ですから」・・・

そういうケースももちろんあると思います。

でもそうでないケースはもっとあります。

テレビでは語られない真実・・・

土地ごとの文化の差が大きい

その土地ごとの風習や民度があると思います。よく、東京の人が、「名古屋って」とかいいますが、その比ではないでしょう。日本の田舎、数十万か所ごとの文化があります。それは、住んでみないとわからないです。

自分がその文化に合うかどうかは、一種の賭けです。「大丈夫」と確信するまでは、出費を伴う行動はしないのが一番です。

(3)地方(過疎地)に住むことのリスク

1 病院がない。介護施設が遠い。

2 店がない。ガソリンスタンドがない。

3 物価が高い

4 民度のばらつきが大きい

「キュウリやナスはお隣からいただくんです。」とか番組で言っていますが、もともと田舎では野菜は買う人がいないので売っていないことも多いです。たとえ野菜はタダでも、日用品やガソリンやその他高いので、トータルして安くはなりません。

雪が降る地域なら、タイヤもスタッドレスが要ります。費用節約目的での田舎暮らしは簡単ではありません。

娯楽については、田舎はないです。お酒も車移動なので、基本外では飲めません。自宅にカラオケセットがあるおうちが多いです。レンタルビデオ屋も本屋もありません。

習慣については、私の今住んでるのは地方都市です。新幹線も止まります。図書館もあります。しかし、私はタバコアレルギーなのですが、チェーン店以外の喫茶店に入ると、半分以上のテーブルでタバコを吸います。イヤですが仕方ありません。

夕方には、川沿いを歩くのですが、毎日暴走族(1人~3人なので族ではないかも)がバリバリ、堤防沿いの道路を走ります。これもイヤですが仕方ありません。

田舎ぐらしは続かない人も多い

約半数の人が、短期間で都会へ戻るそうです。もし、家とか土地とかを購入していたら、その処分の問題があります。いくら何千万円かけてリフォームした家でも、その値段では売れません。持ち出しになります。リタイアして収入が限られる中での、ムダな出費は、ストレスになります。

満足曲線は時間とともに下がり、不満曲線は時間とともに上がります。少なくとも1、2年は住んでからでないと、家や土地に投資するのはリスクだと考えます。

また農業も見るほど簡単ではないそうです。腰を痛めた友人が言ってました。

結論

景色に舞い上がらずに、住んだ時のリスクを冷静に考える。その土地での暮らしや(特に冬)その土地の人とうまくやれるかどうかは、住んでみて確かめるしかない。(あなたに問題があるかもしれないし)

すべてのリスクを確認して、パートナーにも確認してから、家を買っても遅くない。

うまくいかないときも想定して、出費は最低限にすべきだ。(見栄を張らないように)

以上、勝手な記事でした。私自身の第一優先は、東南アジアでの半年暮らしを目指しています。この秋にタイ北部に見に行くつもりです。

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ミサイルが変える日本の未来。

チンギスハンです。2017年8月31日(木)記

米国株も堅調ですね。バフェット太郎氏の記事にもありましたが、債権、金、世界株式とすべてが堅調です。

やはり金余りの現在、株式市場だけからお金が逃げ出すのは不自然だと感じます。バリエーション的には多少高くても、そして債権や不動産とのキャッチボールを繰り返しながら上昇トレンドを維持するシナリオが一番確率が高いと思います。

資産バブルの軌道に入るということです。参加せずに高みの見物という選択肢もあります。私の場合に限ると、シニアなので海外資産を増やしてリスクを減らすという目的があります。そのためには多少のリスクは仕方ありません。

8月にかなりドル転したので、それをドルで持つか、株式で持つかの選択になります。50日線割れは、少しずつ拾っていってトレンドについていく方針です。

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北が日本の上空(実際は宇宙空間だけどイメージとしては上空)を通るミサイルを発射しました。

インタビューでも「怖いですね」「何とかしてほしい」「何とかやめてほしい」などの予想通りのコメントが聞かれました。

北のミサイル問題は長引きそうです。このことが、日本にそして自分にどういう影響を与えるか考えてみました。

1 日本が北の核ミサイルの射程に入ったこと。

 今までも、ロシア、中国の核ミサイルの射程にはあったわけですが、北朝鮮が加わりました。日本は世界でも有数に安全度が高い国の認識がありましたが、普通になりました。

2 高級不動産には影響が出るかもしれない。

 世界の都市の中では安全で、暮らしやすいことで人気がある東京ですが、地震に加えてミサイルのリスクが意識されると、富裕層が高級物件の購入をためらうかもしれません。

3 国防費の負担が普通の国並みに必要になる。

 日本の高度成長は、国防費の負担が少ないことが大きかったという面があります。しかし、今後は防衛の負担は普通の国と同じくらいには必要になり、アドバンテージが失われます。

4 自民・公明の政権が長期政権になる。

国防の必要性を説いてきた、自民党に先見の明があったことになります。(思惑はわかりませんが。自分は支持政党は特にありません。)

一方自衛隊は不要、争いは話し合いで解決と唱えてきたグループは信頼を失いました。現に、凶暴な国が、何の非もない日本を攻撃の標的にしてきたからです。

これに応戦する能力は要らないというのは現実的ではないので、Jアラートがなるたびに、現政権への支持率が増します。

長期政権のいいところは、政策がそのまま続くこと。したがって予想がつきやすいこと。反面、油断やおごり、腐敗が起こりやすくなります。

5 日本・韓国の株式は上値が限定されるかも知れない。

 リスクに敏感な投資資金は、戦争や紛争を嫌います。不安定な状況が今後も続くことが予想される、東アジアの株式は選好されない可能性があります。インデックスの買いは入りますが。

以上です。今すぐ大きな脅威があるとは思いませんが、長らく日本は紛争とは無縁でしたので、いろんな面で今後影響が出てくると感じています。

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就職は人生最大の投資。何回も機会があった方がいいと思うが。

チンギスハンです。

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 人手不足が深刻だそうです。

特に正社員が足りないと新聞に出ていました。

仕事があるかどうかは、どこの国の誰にとっても最重要な問題です。

しかし、新卒が重要視される日本では、大きすぎる問題かもしれません。

多くの人が就職を希望する、いわゆる優良大企業は、余程の例外を除いて新卒でないと入れません。

就職活動の数年で、その後の人生のかなりの部分が決まるのですから、大変なストレスとプレッシャーがかかることになります。

そして、その時期が景気のどの時期に当たっているかも大きいです。

いわゆる、「就職氷河期」に当たった方は、大変な苦労を強いられることになります。

募集人員が絞られるのですから、運というよりほかはありません。

大企業の人員分布を見ましたが、40代の人が極端に少ないそうです。

日本には良さも直したいところもありますが、この社員募集のやり方は、改善の余地が大きいと考えます。

新卒一括採用である必然性はないです。また、それがうまくいっているわけでもありません。

米国の学生は卒業とともに就職する学生は、一流の大学程割合が少ないそうです。

時間をかけて、自分を生かそうとする気持ちが強いのでしょう。

会社の運営でも、技術開発でも、米国が日本に比べて、特に劣っているとは思えませんから、米国式でも問題はないように思います。

一方、当の学生たちにかかる負担は、日本の方が格段に大きいです。リクルートスーツの新調に始まり、何回もの会社訪問やら面接やら、特に地方の学生にとっては、交通費の負担も大きいです。時間的にも、本来の学業に影響が出るのではないかと心配になります。

さらに入社後の待遇も疑問アリです。

いくら専門分野をしっかり研究した新入社員でも、一律の社員研修を受けます。合宿でランニングをしたり声を張り上げたりの訓練もあります。

会社はしっかり稼いで、株主に還元するのが最優先だと思うのですが

米国の会社は、必要な人間をその都度採用するそうです。育てるとかいうことは、教育機関に任せて、専門職を採ります。だから、グーグルなんかは米国内の大学はもとよりインド工科大学やら、イスラエル工科大学からも、20万ドルとか30万ドルとかの給料で雇っています。

日本のIT技術者の給料は先進国で一番安いそうですから、今後も、日本には優秀な技術者は集まらないかもしれません。日本の技術者は不当に低待遇です。

野球や、サッカーやゴルフのスターが、年間数十億と稼いでいるのに、技術職のスターが、普通の給料の待遇とか、不平等が激しいと思います。

今回の人手不足は待遇改善のチャンスだ

米国ではブラック企業はないといわれます。ブラックな待遇だと、みんな転職してしまい事業が成り立たないからです。転職がスムーズに行われることが、待遇のブラック化を防いでいます。

コンビニに行くと「アルバイト募集」の張り紙をよく見かけます。人手不足はこんな地方でも深刻なようです。

この機会に、ブラックな待遇のところから、みんながよりよい待遇のところへ移れば、ブラック企業は事業が成り立たなくなり消滅します。

バイトやパートだけでなく、社員も自分にとってよりよい仕事場を求めて転職する風潮が広まれば、政府が旗振りしなくても、不本意な残業はなくなると期待するのですが。

勤務時間と生産性は比例しない(2015年、OECD)

国    労働時間 1時間当たりのGDP(ドル)

日本   1700時間 39.4ドル

ドイツ  1371時間 58.9ドル

フランス 1482時間 60.3ドル

日本は突出して時間が長く、また生産性が低いです。計算上は1000時間くらいの時に1人当たりの年間生産量が最大になるそうです。私はドイツの2倍くらい働いていましたが生産性はとても低かったです。

残業の長さが何かと話題になりますが、もう一方の生産性の向上の方に目を向ければ、日本の労働条件も格段に向上すると思うのですが。

以上です。私もやはり就職は氷河期と呼ばれた時代でした。能力のある人が、ちゃんとした待遇を受けられるような、転職ができやすい社会に早くなればいいと願っています

それでは皆様のよい投資を!

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バブルへの対応(2)バブルかどうかはどう判断する?バブルのカギは日本が握っている。

こんにちは、チンギスハンです。

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北朝鮮のミサイル通貨でリスクオフモードです。108.5円で少しドル転しました。リスクオフ雰囲気の時の話題としては、タイミングが悪いのですが、引き続きバブル化対策を考えます。

バブル化はどう判断する?

株価の場合PERで割安度を判断するのが一般的です。しかし、現在のような低金利の時に過去のデータは当てはまらないと考えています。

GDPの伸び率との比較でみる。
現在GDPの伸びよりも株価の伸びの方が大きいです。いわゆるバフェット指数でこれを見ることができます。現在、世界全体で1.0、米国では1.5の水準です。過去から見ると高い方です。当ブログランキングのユキマツ氏に詳しいデータがあります。

全世界の時価総額、77兆ドルを突破し史上最高値! - ユキマツの「長期投資のタイミング」

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上記はユキマツ氏のデータから引用させていただきました。氏のデータ分析は、資料もオリジナルでまことに便利なものです。勉強させてもらっています。

世界も米国も指数は上昇トレンドにあるようです。これが上にさらにかい離するようだとバブルのサインです。このままだとその可能性は高いように見えます。(50%くらい?)今も実はもう入り口に入っているのかもしれません。

過去の2回はバブルが弾けることで調整しています。その時は悲観から将来の実際の伸びよりも株価を低めに見積もります。

バブルは何が問題か?

もし株価の伸びがGDPの伸びと同じなら、そのままGDPの上昇に合わせてゆっくりと上昇していくことは可能です。永続性があります。株価下落の必要性はありません。

一方、株価がGDPの伸びを上回り続けるモデルが有るかどうかは私にはわかりません。しかし、過去の例では、株価が大幅に下落することで、振り出しに戻っています。

上のチャートをみると今でもピークにあるような気がしますが、金利水準が過去とは大幅に違うので、私はまだバブルではないし、たとえそうだとしてもまだ入り口だと感じています。

しかし、これは私の見かたです。金利の影響を重視しない場合は今は割高です。

バブル発生の原因は日本のせいだといわれるだろう。

日銀はあくまで自国の利益を最大化させているだけです。その気持ちが強いので緩和を継続させるでしょう。

しかし、いったんバブルが発生し、それが崩壊すると一番の原因は日本と言われるでしょう。

先の住宅バブルの原因はグリーンスパンFRB議長の引き締めが遅れたからです。これによって、戦後最強の議長という看板に泥を塗りました。

今回がバブルになるとしたら、FRBは緩和の口火を切りましたが、正常化にも最初に着手しましたから、責任はありません。

ECBは、苦しいにもかかわらず、緩和を終了させたということでやはり主犯にはなりません。事実現在緩和中にも関わらず、テーパリングの意思があるということでユーロドルは上昇中です。

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この半年で、13%の上昇です。ドイツはユーロが安すぎるといってますが、他の諸国はそうは思っていません。EU圏内での格差が深刻です。

日本も緩和縮小を口にしただけで、同じくらいの円高が進む可能性があります。政府・日銀としては避けたいところでしょう。(投資家にとってもいやだけど)

失業率が減ったとはいえ9%ほどの欧州と2.8%と最低ラインの日本では雲泥の差があります。苦しい欧州が緩和縮小にかじを切ろうとしているのに日本にはその気がありません。

日銀が物価を盾にして、円安を目標に緩和を継続しているのは明白です。そしてこの政策で日本は確かに利益を得ています。

しかし、日本のせいで世界がバブルになり崩壊してめちゃくちゃになったといわれるのは心外です。

さらに、崩壊からの立ち直りは、米国が一番早いでしょう。もう一度緩和に戻ればいいですから。最後まで緩和を続けた日本には武器が残っていません。そのリスクを考えれば、当面の円高その他を覚悟して緩和縮小の道はあると思います。人気のない政策ですから選ばないと思いますが。

日本が緩和縮小の可能性に言及しただけでバブルは抑えられる。

投資家がバリエーションが割安でもないのに金融資産を買い進むのは、日欧の緩和マネーを当てにしてのことです。だから、欧州に続き日本が、緩和縮小の意思を示せば、その瞬間にバブルの目は消えます。

いったん調整して、バフェット指数が下がり、緩やかな上昇軌道に戻ると思うのですが。そして、その路線が私たち投資家には一番都合がいいと思うのですが・・・

以上勝手な希望や予測も混じっています。バブルは何年に1度は起こっています。そして今は起こりやすい状況です。心の準備は必要かと思います。

次回はバブル時の実際の売買について検討したいと思います。(今日の予定でした)

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