チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

高いか安いかは後にチャートを見るまで分からない。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                 2017年6月10日(土)
 いやーすごい金曜日でした。ダウは史上最高、ナスダックは急落と激しい一日でした。最近急上昇中だったNVDAの1週チャートです。

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 5%ほどの大幅高ではじまり、25ドルほど(15%)急落し、その後かなり戻して終えています。株価は149.6ドルー10.34ドル(-6.46%)です。予想PE51.72、配当0.35%。(SBI証券)出来高もとても多いです。関心のある方も多いでしょう。
 ハイテクに厳しいレポートも出たそうで、他のハイテク株も下げています。だれも高いか安いかの的確な判断はつかないわけで、影響力のある所から「高いよ」といわれれば、動揺が走り利確が出るのは当然です。
 月曜日のNVDAの株価がどうなるか?と聞かれるとかなり困ります。引き続き売られそうでもあるし、買いたくてうずうずしていた人が、「チャンス」とばかりに買いに走るかもしれません。ちなみにチャートは急落の後、急速に戻していていい形をしています。(私は予想PE60くらいまではいくのではないかと思っています)

 私がNVDAを出したのは、「株価はどう動くかわからない」と思うからです。来週以降、「あれ以降大きく下落したよね」or「一時下げたけど、あれは買い場だったよね」になるかは後になってみなければわかりません。

 私も昨晩、レポートしたIBMを買いに行きました。いつもは、約定まで見届けるのですが、指値して、「金曜だし買えるだろう」と放置して寝ました。でも約定していませんでした。

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11時頃152.5ドルで指値したのですが、低すぎたようです。154ドルを越して引けています。いい感じのチャートです。底を打った感がさらに高まりました。仕方がないので来週買います。

「米国株は高過ぎる、いずれ安くなるに決まっている」
 という説は一見的を得ているように見えます。でもこの意見には、発言者の立場が透けて見えます。持っていない人のやっかみでなければ、「買いたいと思っている人」です。売りたいと思っている人は、「高すぎる」なんていうはずはありません。「ありあとあしたー」ととっくに売っているはずだからです。ソロス氏のように空売りしている人はもちろん、こう言うでしょうが。
 買いたくはあるが、「高値掴みはしたくない」という気持ちが買いを躊躇させます。そんな人への魔法の言葉がこれです。これで買う気持ちはぱったり止まります。
 米国株は現在史上最高値にあります。でもこれは、今回が今年初めてではありません。更新するたびに史上最高値です。これが、てっぺんなのか、上昇する過程なのかは、誰にもわかりません。

 「ムードに流されて高値を買わされる」のと「意志を持って自分で高値を買う」とでは意味が全然違う。と思います。
 NVDAの2年チャートです。

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 実に2年で7倍超になっています。1年でも3倍です。この急上昇をみて、「安くなれば買おう」と考えていた人は、今その実行力が試されます。先週の初めに戻っただけとはいえ、6%超急落しました。待っていた下げが来ました。本来ならここで、買い行動に出るべきです。何しろそう予定していたわけですから。
 しかし、買うにすれば抵抗感もあります。まずハイテク株全般が下げています。

(参考)アップル(-3.9%)、アルファベット(-3.4%)、フェイスブック(-3.3%)

マイクロソフト(-2.3%)、インテル(-2.1%)アマゾンもー3.16%

 また、NVDAは130ドルまで下落するというレポートも出ています。

 つまり「買わない理由」はそろっています。結局は自分が判断するほかありません。
まとめ
 市場や情報に振り回されないためにも、「投資リテラシーを高める」以外に方法はないと感じました。

以上です。みなさまのよい投資を!

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トランプゲートで米国株が下落することはない。+IBMは下げ止まったか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                 2017年6月9日(金)
 コミー氏の議会での証言がありました。恩人を都合が悪くなれば切り捨てるとは、やはりトランプはサイコパスと言われるだけのことはありますね。このような「恩知らず」「恥知らず」の末路がどのようになるかは個人的には興味のあるところですが、この問題は米国株には影響はないと見ています。理由は、大統領が辞任することになっても、代わりのペンス氏の方が出来がよさそうだからです。トランプ、ヒラリー、サンダース、ペンスと並べてみれば、ペンスがアクが少なく現在の米国には、一番向いているように感じます。たぶん議会で4拓で選べば彼になるでしょう。だから、どんなに騒いでも影響は限定的と考えます。実際、昨日のNYもむしろ上げています。

 IBMは下げ止まったか?
 バフェットの売りから、急落していたIBMですが、一見下げ止まったように見えます。検討したいと思います。
<IBM>6月8日(金)SBI証券
株価 152.1ドル(+0.74%)予想PE12.77 配当3.94%
2年チャートです。

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 トランプ以前に戻りました。米国株全体がこれだけ上げている中で珍しいです。6か月チャートです。

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 一時はRSIが20を割って売り込まれました。昨年の最安値の120ドルまで下げるだろうという声もありましたが、しぶとく150ドル強で踏ん張っています。チャートからは
1 下降トレンドが終わったとは言い切れない。
2 下降トレンドの中にあるとも言い切れない。
 というところです。はっきりと下降トレンドが終わるまでにはまだ、日柄調整が必要と言うことでしょう。直近高値からほぼ20%下落という買いたくなる株価です。窓を空けて下げたところは1Q決算を受けてのものです。

 改めて4/19発表の1Q決算を見てみます。
 売上高181.55億ドル(-2.8%)
 純利益17.5億ドル(-13.1%)
 EPS1.85ドル 四季報の予想が2.35ドルでした。予想からはー21%です。
 S&P全体が14%の増加の中で、相当さえない数字です。今後の見通しは私にはわかりません。

まとめと方針
1 株価は150ドル強で下げ止まっている。
2 チャートからは下降トレンドが終わったとは言い切れなない。
3 株式指標的には予想PE12台、配当4%弱と、ともに魅力的な水準にある。
4 ハイテク銘柄と考えると、取り残された感じだ。
5 人件費削減など大幅な経費削減に取り組んでいるそうだ。 
6 今後についてはわからないが、急に業績が改善することはないだろう。
7 もう少し待つのもアリだが、この水準なら少し仕入れておくのもアリと思う。
と結論しました。以上です。

(補足)私がよく参考にさせてもらっている「リョウスケ」氏のブログにIBMの「ワトソン」に関する記事があります。まだの方はどうぞご覧ください。IBMの開発したAIプラットフォーム「ワトソン」に派手さはない!でもIBM復活の切り札になる・・・と思う - リョウスケが米国株で億万長者を目指す

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将来安く買えるとしても、毎月買っておいた方がいいと思う理由?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                     2017年6月8日(木)
 英仏の選挙や、コミー元長官の証言など、気になるイベントも多いです。米国株は相変わらず高値圏にあって、年後半の株価の見通しはについては強弱あります。現在が高値圏なので、「安くなるぞ」という方が説得力はあります。どう動くべきか悩ましいところです。

 着実に仕入れておくべきだと考えています。たとえこれから安くなる可能性があってもです。

 投資の目的にはいろいろあります。だから、投資手法も投資家の数だけあります。主なものを類推すると、
1 資産を拡大したい。
2 売買益を得たい。
3 配当所得を得たい。
・・・でしょうか。

 投資家が投資をちゅうちょする理由は、「将来もっと安くなったらどうしよう」ということです。その時は保有銘柄では、評価損がでますし、より安く仕入れることができます。投資が、その利益率を競う競技なら、その考え方はアリだと思います。ギリギリの安値で仕入れて、最高値で売るべきです。

 しかし、全資産のうちの1%を投資して5倍にしても、105%にしかなりません。ここはトータルの利益で考えなければなりません。よく「おれは、10倍にしたよ」という自慢がありますが、少額のお小遣いを投資したものであれば、利益といっても微々たるものです。自慢した友達と焼肉屋でパーとやればなくなってしまいます。うっかりすると、元本までなくしてしまいます。

 まじめに投資として考えると、どうしても多くの資金を投資しなければいけません。まして、海外投資の割合を増やそうとしている方はなおさらです。その場合、安くなるのを待っている作戦では、投資額がいつまでも増えていかない可能性が高いです。安値を待ちすぎるからです。

 それでも安値になった時に「全力で買える」方は問題ないと思います。でも、私はそれは難しいと考えています。なぜなら、株価はあくまで相対的なものだからです。絶対的なものなら確かに安いといえます。100ドルの株が90ドルならはっきり安いです。でも、株価は市場参加者がつけるものです。100ドルしていた株が90ドルになった時点では、「さらに下がりそうだ」とみんなが思うはずです。

 その銘柄に対して、「〇〇ドルなら安い、買いだ」というはっきりとしたものを持っていれば買えます。しかし、相対的な市場の中でもまれながら売買を考えていくと、下落している銘柄を全力で買える人は多くはないと思えます。私は無理です。

 安値でしっかり買えるのは、その前に高値でしっかり保有している株だ。
高い時ですら、「買いだ」と思って買ったのなら、それが値下がりしたときは、「絶好の仕入れ時」となります。やみくもに買うのは問題ですが、「底値の底値」を探る必要はありません。さらに下がれば、さらに買えば済みます。

「ナンピン買い」は良くないといわれているのでは?
 株の教科書では、「ナンピンガイ」を戒めています。ナンピンガイより「損切り」を勧めています。「セオリーと違うのでは?」とお思いの方も多いと思います。
 ナンピン買いが良くないとされる理由は、見込みのない株に追加資金をつぎ込んで「泥沼にはまる」ことを避けるためです。この教訓が当てはまる場合も当然あると思います。しかし、①売買目的でなく配当重視②長期投資、永久投資③米国市場の超優良銘柄の場合は当てはまらないと考えます。米国の超優良銘柄、例えばJNJがいつまでも株価が下がり続けるなど考えられません。また株価低迷期にも配当は支払われます。

まとめ
1 普段の高い時から買っていないと、安くなった時に「しっかり買えない」。
2 保有を決めた銘柄の安値はしっかり買う。さらに下げればさらに買う。
3 安値の時だけを狙っての買いは「買いが小さなもの」に終わる可能性が高い。
  株価は相対的なものなので、安くなればなったで、「安くは感じない」と思える。

ということで、高値圏にありますが、勇気をもって少しづつでも「買い」を継続する方針です。
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「米国株下げ説」が出てきたが、今後どう対処する?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                 2017年6月7日(水)
 高値をつけている米国株ですが、そろそろ「下がるぞ」説が出てきました。かのジョージソロスは空売りを仕掛けているようですし、(この人はしょっちゅう空売りをする、予言が当たる確率は約50%です、下駄と同じ確率です)。いろいろな人が、待ってましたとばかりに、「米国株高すぎる説」を出してきました。内容を見てみると、「自動車の消費がピークアウトしている」とか「長期金利が上がらない」と言ったものです。自動車がピークアウトしてから、もう何か月もたちます。なぜその時言わなかったのかなと思いますが、多分タイミングを計っていたのでしょう。
 長期金利については、現在2.13%と確かに高くありません。問題ではあります。しかし、これもFRBは「今年3回あげたい」という希望を表明しただけで、自分の都合のいいように解釈したい人が多かったためと考えられます。実体が希望通りにいかないのは当然のことです。もともと「今年3回+資産縮小開始」というのは、FRBの願望表明で、決意表明ではなかったです。それが、3月に利上げし、この6月に利上げできれば、「上出来」だと私は感じます。9月の利上げと12月の資産縮小は延期でしょう。
台風の進路じゃないけど、予想には幅があったわけで、それを一方的に上限で解釈してきたことに問題があると感じます。年2回の利上げというのは、上限ではないけど、下限でもなくて、「着実な実績」だと思います。日欧ともに「金融正常化」の入り口にも到達していませんから。
 まあ下げる方に持っていきたい人は何でもかんでも理由にしたがるでしょう。

油断は禁物。
 株価が大きく上下してくれた方が都合がいい勢力はたくさんいます。したがって、いくら根拠が希薄でも、また筋が悪くても、今後下げる確率は濃厚です。その理由は
1 期待感で上げてきた部分があること。
 トランプによる、「減税」や「公共投資」はすんなり議会を通るとは思えない代物でしたが、とにかく株価を上げたい勢力は、ムードを利用して上げてきました。FRBも上げ潮を利用して、利上げを達成しました。しかし、次第に化けの皮がはがれてきました。議会を原案通りには通過できないこともはっきりしました。それどころか「トランプゲート」で大統領そのものの資格まで問われ始めています。
2 これ以上の好材料は演出しにくいこと。
 1Q決算は平均14%アップと好調でしたが、「夢をかきたてる」次の手段が見当たりません。
3 利確したがっている人が大勢いること。
 株価は平均線のかなり上にあります。つまり利が乗っています。これ以上の上昇が見込めないと見ると、かなりの人たちは「我先に利確」に走るでしょう。

 ということで、これから上げるエネルギーと下げるエネルギーでは、下げるパワーの方が強いと感じています。ソロス氏のカラ売りは今回は成功の確率が高いと見ます。

私たちはどう対処する。

1 下げる余地はどのくらいあるか。
 常に株価はオーバーシュートしますから、下げ幅を予測するのは難しいです。しかし、何らかの検証はあらかじめしておくと動きやすいと思います。

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 S&P500の2年チャートです。昨年を見てみます。〇〇ショックの下落を無視して見ると、昨年の今頃がだいたい、2100です。今が2430で16%の上昇です。1Q決算が平均利益14%UPですから、そんなにかい離しているわけではありません。トランプ以前の株価が高くないとすると、下げても2300~2400の間に適正価格があると思います。(筆者の判断です)
 ただし、売る方はしっかり下げたいですから、トランプ以前の2100~2200が目標とするでしょう。

2 うかつに、早めに、買い向かうのは危険が大きい。
 相場は、「動きたいように動く」ので、「勝手読み」して買い向かうのは得ではないと考えます。やりたいようにやらせておいて、遅くとも9月には結論が出ますから、その時に買いに入っても遅くないと思います。(例年9月は安い月です。昨年は違いましたが)。

3 価格と時間軸の両方から判断する。
 価格だけでなく、時間も考慮すると、安全度が高まります。価格は上にも下にも常に行き過ぎるので、予想が難しいからです。

4 米国株のマイナス材料を検討する。
(1)トランプ政権の実行能力。
  もともと、すんなりいくはずのないものが多かったので、期待外れではない。
(2)トランプの弾劾等政治問題。
  予測がつきにくいですが、ロシアとずぶずぶになってから表面化するより、早めにロシアと手が切れて良かったと個人的には考えます。また、弾劾はペンス氏の方が、米国民に受け入れられやすく、(初めから大統領候補だと彼もあれこれ言われたでしょうが、トランプとの2択なら8:2でしょう)米国民も世界中も「ウエルカム」でしょう。空白だけがリスクです。
(3)資金が米国に流入して株高を演出している。
 証拠は、米国長期金利が低いことだそうです。これは事実でしょう。
 しかし、今世界で投資資金を受け入れられる国が、米国以外にどこにあるでしょう。欧州は確かに一時の「ドミノ倒し」の危機は逃れました。危機で逃れていた分の還流はあるでしょう。しかし、欧州に今後投資資金が集まるとは思えません。むしろ、欧州の銀行は、英国離脱もあり、非常に「稼ぎにくい」不安定な状況にあります。ユーロの行く末も含めて、「主流の」投資先になるとは考えにくいです。
 欧州の優秀な銘柄はたくさんあります。ADRでNYでも買えます。私も、ULユニリーバと、RDSシェルを保有しています。しかし、超優良銘柄の場合は米国株と比べて特に割安とは感じません。 
 日本は、今後長期金利の上昇が抑えられ、円高になりやすい点を考えると、為替面のプラスより、日本株のマイナスの方が優るでしょう。
 ということで、米国への投資資金の流れはかわりません。
(4)原油価格の下落
 これは大いにあり得ます。OPECの減産合意延長も、内部の結束の弱さや減産の実態がわかるにつれ限界が見え始めました。需給の改善が見られなければ40ドル割れはあり得ると思います。そうなると、過去の経験がありますから、マインドは一気に弱気に傾きます。もちろん石油株は売られます。

まとめと方針
1 これから年後半にかけて下げる展開もあり得る。
2 その時は、あわてて、飛びつかずに、「時間軸」も考慮して底を見極める。
3 「割高でない銘柄」を仕入れるのは、そのような流れとは関係なく行う。
4 米国株が優位な状況は今後も変わらない。もっともらしい「情報、流言」に惑わされないようにしたい。

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あなたは日本に満足していますか?ガラパゴス日本は利用できるか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                         2017年6月7日(火)
 さて、NYはイギリスの選挙とか少し様子を見たいので、(IBMとかの買も考えてはいるのですが)今日は、少し方向を変えた話題を。エッセイというか書きなぐりですが。

 「あなたは、日本に満足していますか?」

 今年の4月の内閣府の調査では66%の人が、「満足している」「やや満足している」と肯定的に答えたそうです。とても高い数字だと思います。「満足」している方には、この記事は関係ありません。どうぞスルーしてください。

 昨年の英国のEU離脱とか、米国大統領選など、立場により、年代や住む場所により、感じ方が大きく異なることがわかりました。韓国の若者たちの不満も大統領の弾劾報道をみてもすさまじいものがありました。

 日本の場合はどう考えたらいいのでしょう?
 細かく言えば、それぞれの人に、「不満」はあるでしょう。しかし、全体評価で言えば、「満足」ということなのでしょうか。

 私は、このことに対する、明確な「解説」や「論評」はできません。でも、「そういう風に考えている人が⅔もいるんだ」ということには驚きました。

 日本人だけでなく、日本を訪れる外国人にも、「日本好き」が多いといいます。マスコミの宣伝を差し引いても、日本が一つの形の「興味ある国、文化、楽園」と見られているのは確かでしょう。

 私は日本人ですから、外国人の「日本好き」の理由は良くはわかりません。旅館に泊まって、風呂に入り、布団に寝るのが、「素晴らしい体験」というのは理解できません。でも、「日本が他の国にはない何か」を持っていて、しかも当の日本人はそのことに気づいてこなかったというところはあるでしょう。

 世界を席巻している、「グローバリズム」と「市場経済」に人々が安らげないというのはあるでしょう。とすれば、日本は世界を覆うそれらに染まらない、「東洋の夢の島」という位置づけなのかもしれません。それでいて、スタバもマクドも一流ホテルも一通りそろっていますし。

 実は、私は、日本にはあまり満足感を持ってこなかった人間です。今もそれはあります。しかし、リタイアして「仕事から離れたこと」で、不満のかなりの部分はなくなりました。考える必要がなくなったからです。残りの不満の部分はまだありますが、ちょっと保留してゆっくり考えようと思っています。

 リタイアしたら一年の内の何か月かは、タイとかで過ごしてみたいと思っていました。やっと行けるようになったので、そのうち行ってみようと思っています。そしたら、逆に日本の「いいところ」が数多く発見できて、不満も減るかもしれません。

 そう思うと、日本は確かに素晴らしい国かも知れません。他の国に嫌われてもいないし、(近隣の国には微妙だけど)、日本人だからということで、入国検査を厳しくされることもありません。信用度はトップクラスです。タイなんかでは日本人に対する信用度は大したものです。(日本人ではなくてその持っているお金に対してかもしれないけど。タイでは日本円はかなり有利なレートで街中でバーツに交換できます。)また、日本から海外への投資も自由にできます。

 海外の超お金持ちたちの中には、それぞれの国のいいところを見つけて世界を飛び回って快適に暮らしている人たちがいます。「いいとこどり」のうらやましい生活です。
 でも、私たち日本人は、普通の人間でもひょっとしたら、レベルはまるで違うかもしれないけれど、「いいとこどりの生活」が可能かも知れません。機会があればレポートしたいと思います。

以上です。今日は投資とは直接関係のない話で失礼しました。でも、皆さんは現役の方が多いでしょうから、リタイア周辺の話も参考になればと思い載せました。

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米国株投資家にバリュー投資が多い理由は何だろう?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                          2017年6月5日(月)
 さて高値のまま6月に突入しましたね。買い戦略が難しいところです。
 近所の池のカモです。卵を抱いているのでしょうか。

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 さて、今日はこの米国株のランキングの方をみて感じたのですが、バリュー株投資家の方が多いように感じます。デフェンシブで高配当銘柄とも言えます。私もですが。その理由を考えました。米国の方ではどうなんでしょう?

1 バリュー株は株価の判断がしやすい。
 株価は将来を含めて会社の価値を表しています。グロース株の場合、特にハイテク株の場合は、将来が読みにくいです。想像以上かもしれないし、それ以下かも知れません。PERとかの尺度も当てになりません。
 それに対して、バリュー株の場合は、将来の伸びは限定されるかもしれないけど、株価が大きく狂うことも避けられます。また、高配当であれば、その分リスクを減らしていきます。値下がりも限定的です。

2 実績の裏付けがある。
 バリュー株投資が好成績なのは、シーゲル博士を初め多くの方が、実証されています。インデックスを上回っています。なので安心感があります。

3 投資に適した会社が多くある。
 米国株では、①将来存続する②業績が安定している③元本も緩やかに上昇する④高配当である⑤自社株買いも積極的⑥大企業なので情報も多い
 といった、バリュー投資に適する会社が多くあります。日本ではバリュー株投資はなかなか難しいです。高配当銘柄もありますが、一部を除いて小粒の会社が多いです。不安定でもあります。

4 投資に安心感がある
 投資するにはその会社の情報を知らなければなりません。デフェンシブ銘柄の場合は長い歴史があるので、データが豊富です。扱っている内容も食品とか石油とか電力とか理解しやすいものです。売上高が5年で5倍になることもなければ、⅕になることもありません。
 一方、グロース銘柄では、特にハイテクでは、成長の度合いは常識を超えます。扱っているサービスもシニアなどにはわかりにくいものです。

まとめと方針
 わかりやすく買いやすいデフェンシブ銘柄、バリュー銘柄が多くなる。しかし、それで問題があるとも思えないのでこのまま方針継続。
 ただし、GOOGLやVビザのように、内容がはっきりとした会社には投資しても問題ないと思う。(ただし納得できる株価の範囲で)

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米国株の成功の条件は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                    2017年6月4日(日)記
 日本株で成功する条件を書いた雑誌を読みました。条件はたくさんありました。私は成功するタイプに入っていませんでした。

 米国株ではどうするのがベストなのか考えてみました。日本株との対比で見てみます。(あくまで筆者の見解です。)
1 銘柄について
 <日本株>成功している方の対象銘柄は千差万別です。新興市場専門の方も多いです。銘柄数も米国と同じくらいあります。→銘柄研究に多くの時間と情報が必要。成功者の成功体験を受け継ぎにくい。
<米国株>ダウ銘柄30+有望銘柄20=50位で十分と考える。
 日本では銘柄選びがとても重要です。ダーツで選んだら成功できません。片や、米国株は、ダーツで選んでも成功できます。・・・ダーツで選ぶと不安なのでインデックスETFに投資する。

2 投資のタイミングと投資の期間について。
<日本株>タイミングがとても大切だと書いてあります。また、上昇したら利確して次の投資に備えるのが基本ともあります。永久投資できるかどうかは銘柄次第とあります。
<米国株>バフェット太郎氏も述べておられますが、投資のタイミングは重要ではないと考えます。企業が伸びていく限り、EPSが上昇して株価も伸びるのが基本だからです。たとえ高値づかみしても、後から考えると「いい仕入れだったな」となります。
 また、投資期間は永久で問題ないと思っています。現在のダウ銘柄30を見ても、早く売らないと「下がってしまう」ような「見通しのない」会社はありません。

3 投資家が得るリターンについて
<日本株>配当・・・かなり上下します。現在の配当性向は30%ほどと日経に出ていました。自社株買い・・・あまり積極的ではないです。結果→株主重視の文化がまだ根付いていません。永久投資した場合配当収入が景気の変動を受ける面があります。また、株価上昇も、過去の長期チャートを見ると安定して上昇していいる会社は少ないです。
<米国株>配当・・・重視する企業が多い。なるべく減らさない努力をしている。自社株買い・・・積極的な会社が多い。規模が大きい。結果→永久投資していても、配当や株価値上がりで、株主の利益がある。

4 まとめ
<日本株で成功できるタイプ>
(1) 情報収集、分析能力があり、有望な銘柄を見つけられる。・・・不動産投資に似た能力か?
(2) 機動性がある。決断力があり、買い、売りともにタイミングを逃さない。損切りも躊躇なくできる。
(3) 能力のある人には、大きな利益を得られる市場か?
  売買の能力が必要なようです。→シニアの場合、売買が面倒になるので不向き。

<米国株で成功できるタイプ>今日の本題です。
 まず、どういう成功を求めるかということが問題です。「短期間に大きな利益を上げること」ということになると、市場の如何に関わらず能力が必要なのは当然です。
 ここではより現実的に、「投資の目標が達成できるか」という点で見てみます。
(1)特に能力は必要ない。
 銘柄を選んで投資しても、80%以上の方はインデックスを上回れません。タイミングを選んで投資しても、「ドルコスト平均法」にはこれまたほとんど及びません。だから、普通の目的、「資産を着実に増やす」「配当を得る」といった目的なら、難しい能力は不要と思うわけです。インデックスETFに毎月投資をするだけで十分です。
(2)続けることはまた別の能力
 たとえ、その方法が優れていると思っていても、その方法を継続できるかどうかはまた別の話です。

 鉄板の方法以外に「強力な投資法」「気分のいい投資法」はあるか?
 「インデックスに毎月投資」という鉄板の投資法以外の投資法を検討しました。
1 高配当株投資。→精神的に気分がいい。現金が得られる。
 私も「高配当黄金の8銘柄」を選んでいます。平均配当が4.2%もあります。残念ながら日本からだと、20~30%を税金にとられますが、それでも3%強あります。高配当なだけに、特有の「キズ」もありますが、将来つぶれるようなこともないですし、元本も緩やかなに成長していきます。インデックスと比べると優劣は多少劣るかもしれませんが、安心感と満足感は勝ります。
2 デフェンシブ銘柄投資。
 「バフェット太郎氏」が独自の方法で実践しておられます。インデックスと比べてパフォーマンスもそん色ないとブログにありました。デフェンシブ高配当銘柄は、株価下落時に強くて、日本人の感性と合うと感じます。
3 成長株集中投資。
 若い方など、リスクをとれる方なら、高リターンが期待できます。日本株の高成長株との違いは、日本株では、高成長株は新興市場が多いです。時価総額も数百億とか多くても数千億の単位です。米国株では、時価総額が、数兆円、数十兆円の企業も対象になります。
4 「鉄板」+「好きな銘柄」
 半分くらいを鉄板で投資して成長を確保しておき、残りで「好きなものを買う」作戦です。自分の好みも反映できるし、何より「勉強してリテラシーが高まります」。

以上です。皆様のよい投資を!

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保有銘柄・狙いの銘柄を整理しました。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                2017年6月3日(土)記
 米国株は高値が続いています。自分の保有株、狙いの株などを整理しました。
 <配当目的の黄金銘柄8種>

  黄金 2017            
      4月1日 5・20 6月3日 現PER 予想PE 配当
1 MO タバコ 71.42 70.9 75.12 9.29 23.06 3.24
2 PM タバコ 112.9 114.74 121.79 25.24 24.69 3.44
3 KO 飲料 42.44 43.9 45.89 28.11 25.47 3.23
4 SO 電力 49.78 49.88 51.01 19.38 17.08 4.56
5 DUK 電力 82.01 83.37 86.28 26.38 18.78 3.96
6 XOM 石油 82.01 81.93 79.5 43.64 20.18 3.82
7 RDS.B 石油 55.83 57.24 56.06 23.66 19.33 6.67
8 VZ 通信   45.42 46.44 16.63 12.78 4.97
  総計     547.38   192.33 161.37 33.89
  平均     68.42   24.04 20.17 4.24
  手取 1万円 配当 投資額     354 万円

 石油株が少し下がって他は上昇しています。タバコ株の上昇幅が大きいです。
<ワイドモートのプラチナ銘柄>

プラチナ 5月20日 6月3日 予想PE W指数 修PE 配当
NVDA 138.26 143.64 46.68 0.35 16.34 0.39
95.04 96.15 32.63 0.5 16.32 0.69
GOOGL 991.86 996.12 29.14 0.5 14.57 0
BA 187.09 190.23 17.86 0.9 16.07 3.03

全銘柄が上昇しています。
<優良銘柄>以前の黄金銘柄のうち、配当目的の8銘柄を分離しました。今後少しずつ増やすつもりです。ふさわしくないものは除きます。

      4月1日 5月20 6月3日 現PER 予想PE 配当
1 JNJ ヘルスケア 124.55 127 130.08 20.63 19.64 2.61
2 PFE ヘルスケア 34.21 32.46 32.54 29.01 16.52 3.91
3 MET 保険 52.82 50.48 51.44 83.87 10.86 3.1
4 PRU 保険 106.68 103.99 106.42 10.84 9.84 2.81
5 IBM   174.14 151.98 152.05 14.03 12.92 3.93
6 GE 工業 29.8 28.05 27.88 33.1 19.07 3.46
7 BA 航空 176.86 180.76 190.23 22.98 17.86 3.03
8 NEE 電力     142.71   20.79 2.77
9                
10 VOO ETF     224.1     1.86

(1)IBMが下げ止まった感じがします。
(2)高配当銘柄が多いです。BAはプラチナ銘柄にも入っています。
(3)電力のNEEはパフォーマンスがいいです。今まで配当が3%に足りなくて入れていませんでした。下は5年チャートです。5年で2倍になっています。

f:id:tingisuhan:20170603173807p:plain

 電力3社を比べると。10年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170603173932p:plain

 高配当銘柄のSOサザン、DUKデゥークと比べて、配当は2.7%と低いですが、株価はそれを補って余りあります。配当目的と、そうでないときで使い分けるつもりです。
(4)ETFはまだ買っていませんが、将来取り入れる予定なので、候補として、VOO(S&P500連動)を上げています。VTIでもいいのですが、S&P指数と同じ株価なのでわかりやすいかなと思いこちらにしました。指数の入れ替えとかでロスも出るとシーゲル教授の本にはありましたが。

これからの方針と目標
1 米国株にインして7か月が過ぎました。買いタイミングを逃したものも多くあります。米国株は高値圏ですが、その中で「割高でないもの」「長期的に買えるもの」を探します。
2 当初は配当目的だったので、高配当を中心に探しました。配当が3%以下のものは原則対象にしてこなかったのですが、いい銘柄もたくさんあります。ひとつひとつ丁寧に調べていくつもりです。
3 優良銘柄は「バランスのとれた銘柄」で構成するつもりです。
4 現金が早急には必要でないので、高配当銘柄に縛られずに、買う方針です。
5 今年中に20万ドルの保有を目指して買いに臨みます。あと75000ドルです。

以上です。みなさまのよい投資を!

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世界同時株高、目的がはっきりしていなければ買い進めない。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                      2017年6月2日(金)
 いやー昨日も高かったですね。ダウで135.53ドル高の21144.18ドルですか。
MOアルトリアを買い増ししてVZべライズンを買いました。

 MOの1日チャートです。

f:id:tingisuhan:20170602171050p:plain

RSIが78位だったので、どうなるかなと思ってたら、下げで始まって、「やはり今日は下げの日だな」と思っていたら。75ドルを割って、もう少し下げるとは思ったのですが、眠いので74.8ドルで成行買いしました。朝見ると前日終値位まで上げて終わっていたので、驚きました。てっきり買値よりも下げていると覚悟していたのですが。終わり際に取引高も急上昇しているし、何かあったのでしょうか?

 さて、今のように全体が高いと買うのには、抵抗があります。「もう少し様子を見よう」「もう少し安くなるのをまとう」という意識が働くからです。高い時にも買う動機としては考えられるのは、
1 今高いがさらに高くなる可能性が高い。
 しかし、その材料の情報なりチャートなりでつかむ必要があります。
2 高配当目的で、現在の配当が自分の目的に合う。
 今回のべライズンはこれに当たります。5%の配当をこのまま出し続けてくれればOKです。直近安値よ4.5%上昇しましたが50日線よりも下、200日線よりも7%下にあります。直近安値の時は下降トレンドの真っ最中ですから、今くらいでないと買いに入れません。

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3 長期的に継続して仕入れていきたい銘柄。
 私のMOはこれに当たります。タバコ株は今までは株価上昇も、配当も優等生でした。今後は不明です。個人の解釈によります。愛読の「正直者」さんのブログに適切な記事がありました。まだの方はごらんください。

最近たばこ銘柄が妙に上昇していることに気づきました、早速その理由を確認してみたところ、、、 | 不良中年の米国株(アメリカ株)投資でアーリーリタイア

MOの2年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170602174639p:plain

 本当はRSIが77もある今は少し過熱していると思うのですが、2年チャートで見るとまだそう悪いタイミングでもありません。私としては、アイコスの米当局の「リスク軽減・・・」の承認については、織り込んでいません。流動的だと考えています。理由は政策は「人が判断すること」なので予想がつかないからです。世論もどう動くかはわかりません。「タバコ助長」と悪く解釈する人もいるかもしれません。したがって、今後、当局の認可について悲観的なニュースが出て、株価が下げたところは「買場」ととらえています。

まとめ
 株価は「高い、高い」と言われながら上昇していきます。そんな時は安くなるのを待っていてもなかなか、希望通りには下げてくれません。
 全体は高くても、「目的にあった株が、許容範囲の価格」であれば、買うのはOKだと考えています。
 インデックス投資であれば、「高い時はステイしよう」という選択はありだと思いますが、個別銘柄を選んでいる時点でリスクは「いつでもある」からです。

今後の方針
 「高配当銘柄」を中心に検討してきた米国株ですが、リタイアしてみてそんなに現金も要らないので、今後は「配当の縛り」からフリーになって、「長期的に買える銘柄」を研究するつもりです。(もちろん配当はそれでも大切な一つの要素です)

以上です。みなさまのよい投資を!

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「損益がマイナスだ」そんな時、追加投資はどうする?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                2017年6月1日(木)記
 道端の可憐な花です。

f:id:tingisuhan:20170531132130j:plain

さて、米国株は高値圏にありますが、参入して日が浅い方の中には、「ポートフォリオの損益がマイナス」という方も多いのではないでしょうか。また、合計としてはプラスだが、マイナスの銘柄群も入り混じっているという方も多いでしょう。
下はS&P500インデックスの2年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170601144701p:plain

 参入の時期によっては、かなりの下落があったことがわかります。トランプ以降指数としてはこの半年で10%ほどの上昇です。しかし参入の時期や選んだ銘柄によっては、指数通りの上昇にはなっていないことが多いと思います。「全体がこんなに上がっているのに、マイナスなんじゃあやる気がなくなるなあ」と気持ちが沈みます。売ることはないとしても、新たな投資はつい、「もっと先に安くなる場面があるだろう」と先延ばしすることになります。

<リタイア後に備えての海外投資なら落ち込む必要は全くない> 
1 「リタイア時に将来の年金も含めて半分は海外資産で保有したい。」と提唱しています。そうすると、退職金も含めて、リタイア時に3千万の日本円があり、将来の年金が平均的な年200万円とすると、25年もらうとして、5千万円です。リタイア時に全資産を海外に振り向けてもまだ半分になりません。ですから、よほど頑張って海外投資をしておかないと、海外資産の割合はなかなか高くならないということになります。
もし3千万がすべて海外投資なら、年金資産は年とともに減っていきますので、やがて均衡していきます。(全部円資産でいいという方にはあてはまりません)
(1)海外資産の割合を増やすためという目的なら、5%程度のマイナスは「想定内」ですので落ち込む必要なありません。海外資産の割合は着実に増えているからです。
(2)「銘柄を選んだ」以上、インデックスを上回るか下回るのどっちかになります。そして、統計上は80%以上の方が、プロも含めてインデックスを下回ります。
 だから、「選んだ」時点で、ほとんどの方がインデックス通りのパフォーマンスにはならないということです。
大切なのは最初の目標通り投資を続けること。
(3)したがって、「自分の選択が間違っていた」とか、深く悩む必要はないと思います。でも、もし気持ちがマイナスになることで、新たな投資意欲がしぼむとなると問題です。当初の、「海外資産の割合を増やす」あるいは、「高配当銘柄により配当収入を得る」という目標が達成できなくなるからです。

 原因は「あなたの選択が間違っていた」ことではなく「選んだこと」なのです。
 もし、パフォーマンスがインデックスより悪いことがストレスになるなら、とりあえず、新たな投資は、インデックス準拠のETFにする方法があります。もうお読みかも知れませんが、私もいつも読んでいる「たばぞう氏」のブログにおススメのETFの記事がありました。下からどうぞ。

今後20年有望な株式ETF - たぱぞうの米国株投資

 私は、まだインデックス投資はしていませんが、いずれ半分くらいはインデックスにするつもりです。まだしていない理由は、私はシニアなので、個別投資に取り組むなら今しかないと思っているからです。

 最後の最後の鉄板は、「インデックス投資のドルコスト法」。
 私は、なるべく個別でしかも、「買いたいときに買う」方法でがんばって、「しんどいな」と感じたら、「インデックス投資のドルコスト」に移行を決めています。もうそちらにいったら、個別とか面倒なことはしなくなるかもしれませんが。

(追記)
 リタイア時の資産構成についてはいろんな考えがあると思います。実は、私はリタイアして、しかも海外資産の割合は少ないので、「言行不一致」の最たるものです。海外資産の割合をできるだけ増やしていおいた方がいいと思う理由は、
(1)日本の経済割合が世界の7~8%でその割合が今後減少すること。
(2)日本の少子高齢化問題は根が深い。団塊の世代がすべて75歳になる2025年には、健康保険や介護保険などの社会保障の財源等はまだ不明のようです。中原圭介氏のブログにもあります。中原圭介の『経済を読む』 - livedoor Blog(ブログ)

(3)現在日銀の「非常時対策」としての長期金利0%も政策も出口がない、「片道燃料の特攻、戦艦大和」の様相を呈しています。
 では、日本の困難な状況の始まる時期ですが、歴史に学ぶとすると。
(1)オリンピックのあとは経済が大きく落ち込むケースが多い。
 2008年の北京オリンピックは、2008年を待たずに下落が始まり、リーマンショックと重なりました。その後大幅な公共投資を実施して、立ち直ったかに見えましたが、現在も根本的な解決には至っていません。
 2016年のリオオリンピックは散々でした。オリンピックの前から落ち込みが激しく、国民の「しらー」とした雰囲気の中で行われました。直前には大統領も罷免され、今も混乱の最中にあります。
 さすがに日本は、オリンピック前の「総崩れ」とはならないと思います。しかし、前倒し、先食いの影響は確実に出るでしょう。中国ではないですが、日本も、「大型公共投資」に走るのでしょうが、それで事態が解決した時代はとうに去ったと思うのですが。
(2)紙幣乱発の国は、最終的には「ハイパーインフレで終わる」という事実があります。これを覆すには相当強力な「根拠」が必要です。私にはあるようには思えません。
 現在、日銀は「物価上昇率2%」をやみくもに達成しようとしていますが、いまだにできていません。物価が思うように「上げられない」ということは、逆に「下げることもできない」ということです。物価は日銀にはコントロール不能なのです。

 インフレが始まり、「悪い円安」が始まる時期は?
 米国での「住宅バブル」「サブプライムローン」の問題点は早くから指摘されてきました。2000年ごろには、学者でもいましたし、民間人でも、早めに家を売却して、「バブル崩壊」に備えていた人もいます。しかし、バブルがはじけるまでには2007年までかかったのです。7年のずれがありました。
 一部の人が「こわいぞ、こわいぞ」「くるぞ、くるぞ」という時には来なくて、多くの人が、「なーんだ、大丈夫じゃないか」と安心したころに、「どーん」とやってきたのです。
 これを日本に当てはめると、かなりの人が、「危ないぞ」と言いいだしていからも、5~10年のタイムラグがあることになります。
 一つ確かなことは、「起きてから準備しても遅い」ということです。逆に海外投資が「バカをみる」可能性は、ほとんどゼロのように思えます。日本だけが成長できて、米国を初め他の国々が落ち込む可能性ですから。日本は技術や個人の能力を生かす受け皿づくりと、会社統治の合理性を欠いています。(もっともこれは中国、韓国を含めて東アジア全体にいえるかもしれない)
 また、「起きそうになってからの準備」は大変な精神的なストレスを伴うと予想します。1ドル200円とかでドル転しての投資になりますから。

以上です。予想や筆者の勝手な意見も多くて恐縮ですが、参入が遅くパフォーマンスにお悩みの方の参考になればと思い記事にしました。

皆様のよい投資を!

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