債券は3日上昇、株は大幅下落、これをどう見る?
1月23日日曜日記述
金曜日は大幅下落でした。
ナスは-2.7%の大幅下落、S&Pも-1.9%ダウが-1.3%でした。
これで週間ではそれぞれナスが-7.5%S&Pが-5.7%と「投資塾ゆうさん」の-5%ルールに堂々と適合しました。
「先が見えない」「どこまで下落するの?」「暴落だ」「ITバブルの再現だ」といろんな説が飛び交っています。
もちろん私に底がいつか?なんてことはわかりません。
とはいえ、一つのヒントがあります。
債券市場は株式市場に先行する。
債券市場は一旦下げ止まり
そして正しいと言われています。
その債券は3日間上昇しています。
つまりこの3日は株式だけが大幅に下落したのです。
債券市場の方が賢いので株式は「悲観」あるいは空売りで売られている可能性があります。
下は中期総合債券ETFのAGGの日足チャートです。残存期間は6年くらい。
議事録ショックで下落して再上昇もブレイナード理事ショックで下落までは株式と同じです。しかも6日連続バンドをはみ出るというまれに見る下落スピードでした。
二度目の下落でもバンドを突き破っています。
しかしそのあとここ3日はバンド内に収まるとともに上昇までしています。
つまり債券市場はひと足早く落ち着きを取り戻しています。
もちろんこの先も下落しないなんてことはわかりません。
しかし一方的な下落の流れは転換しています。
RSIも23から37まで回復しています。MACDも一旦の下げ止まりを示唆しています。
もちろん議事録ショックが収まったあとも再度下落していますがこれはブレイナード発言という新たな燃料が投下されたからです。
したがって来週の火水のFOMCでマイナス材料が出なければ沈静化に向かう可能性が高いです。
株式市場は下落しっぱなし
一方株式市場は債券市場とはここ3日は全く逆の動きをしています。
下はS&P500ETFの【VOO】の日足チャート
RSIは脅威の27、バンドを3日連続で下破り、200日線も下抜けました。トレンドも転換したっぽいです。ここでは見にくいので週足で見て確かめてください。下値支持線を割り込んでいますね。これから復帰する可能性がないわけじゃないけど普通に見れば「上昇トレンド終了のお知らせ」です。
出来高から見ると金曜がセリクラの可能性はありますけどそれは一旦の底で下落トレンドですから再度下落する可能性はとても高いです。
ナスはもう見るのも嫌だという方も多いでしょうから出しませんね(笑)
ナスはもう下落トレンド入りです。
債券と株式で景色が違います、いったん債券に追随か?
短期では全く違う動きをしています。こういう場合殆どのケースで債券が正しいとされています。
とすればここ3日の株式の下落は「ヤリ過ぎ」「行き過ぎ」「下げすぎ」と言えます。
株式の悲観MAXにつけこんで「空売りが盛んに行われているのでしょう」
しかし空売り屋もプロですから当然この債券の動きは熟知しています。
つまりそろそろ「いったんの利確、手仕舞い」のタイミングに来ているといえます。
昨夜はショートカバーがなかったですがFOMCの前までつまり火曜までにはショートポジションはいったん決裁される可能性が高いです。つまりその時点では下落はストップ
FOMC後の動き
FOMCで悪材料が出れば再度株も債券も下落します。何事もなければいったん巻き戻しで上昇の可能性が高いです。
しかし下落トレンドにありますからどこまで戻すかは不明です。また何かのきっっかけで債券が下落、つまり長期金利が上昇してナスが下落する事態もありえます。特に何もなければ昨年春のように金利は落ち着くでしょう。
悪材料に反応しやすい弱い基盤なことは言えます。何しろ下げトレンドですから。
下げ幅については諸説あり
この春の下げ幅については一応2018年の長期金利3%超え、資産縮小での大幅下落が参考になります。
<2018年秋の下落を参考にすると>
◇S&P500は20.5%の下落
2018年9月21日が高値270.6ドル
12月24日が安値215.1ドル
◇ナス100は23.3%の下落
10月3日が高値187ドル
12月24日が安値143.5ドル
このへんまでは覚悟しておいた方が良さそうです。
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