ナス100は上昇トレンドからレンジ相場入り?ハイテクの苦難はまだ2合目
1月12日水記述
金利上昇が一服してナスが持ち直しつつあります。
しかし金利何とかは単なる後付けで単に下げすぎたのでリカバーしているだけと思いますね。
だから逆にあんまり安心しない方がいいです。
ナス100は上昇トレンドからレンジ相場に転換か?
下はQQQの週足チャートです。
今回の下落でコロナから続いてきた上昇トレンドがレンジ相場入りした可能性があります。
今回の下落で下の線を結んだ(下値抵抗線)トレンドラインを下に抜けたように見えます。わずかですから持ち直して上昇トレンドに戻る可能性もあります。
レンジ相場入りならここしばらくは上昇は期待できないですね。
むしろ長期金利上昇で大きく揺さぶられる展開が続きそうです。ちょうど今回みたいに。
短期の上昇を目指すのでなければ何の問題もありません。
とはいえ、どうせ上下が激しいなら安く買いたいものです。
金利急上昇で下落した時に買う
ナスは金利上昇に弱いので今回のように金利が急上昇すると大幅に下落します。
だからその時に買えばいいんです。
下はQQQの日足チャートです。1月3日から急落しています。
「しかし金利が上昇し続けるとやばいよね」「株価も下がり続けるから」
そうですね。しかし金利は一本調子に上がるんじゃあなくてジグザグしながら上がっていくんですよ。
昨年は3月に1.7%をつけたけどその後長く下げました。
今回はこの後どうなるかはわかりませんが一旦は緩んで、再上昇するか、はたまた緩み続けるかします。
一旦緩むとすると昨年の例だと3日くらいですね。
だからハイテクを処分したい人は今がチャンスです。
金利が下げ続ければハイテクは上昇を続けますが金利がどう動くかは誰にもわかりません。
それに長期的には上昇していくことが予想されています。
短期金利は今年来年で1.5%くらいまでの上昇
FF金利は今年来年と3回ずつ計6回の利上げが予定されています。
つまり0.25%X6=1.5%まで上昇するわけです。
長期金利は現在1.74%ですがこれに1.5%が加わるわけではないですが、上昇はするでしょう。どこまで短期金利に連動するかはわかりません。
世界の機関投資家が米国債に魅力を感じて買えば金利は高くなりません。
ですから2%を超えるのは簡単ではないです。
しかし2.5%に向かって動いていると覚悟しておいたほうがいいです。
金利が上昇している間はナスは上がらないだろう
1.5%から2.5%までの道のりとすれば現在はまだ2合目から3合目にかかるころです。まだまだ長い道のりです。
短期に利益を出したい方がバリューに浮気したい気持ちもわかりますね。
しかし長期投資家はS&Pとナスの投資を貫いた方がいいです。
もしバリューを買いたいならVYM(高配当)とかVIG(連続配当)がおすすめです。ハイテクの割合が少ないですから。
S&P500はハイテクが35%ほど入っていますがナスよりは金利上昇に強いです。金利上昇で恩恵を受ける金融も入っているからです。
これからの作戦 長期で有利なナスをどれだけの割合で持つか
ナスは長期では有利ですが今年来年と今回のように揺さぶられそうですしリターンも期待薄です。
対してS&Pはナスよりは上下動も少ないしリターンも期待できます。
この2つをどのくらいの割合で持つのか?買うのか?は大事な、難しい問題です。
私は現在はナス偏重で2:1くらい。今年1月のスポット買いに至ってはナス100万にS&P20万と5:1になっています。毎日積立は各1万で月に23万ずつですが加えてもナスに偏重しています。
迷ったら1:1なら問題なし
シンプルに等分で買うなら問題なしです。ナスを少なくとも半分は持ちたいですね。
将来でのリターンが違いますから。その代わりこれからのように困難もあるということですね。
低迷を受け入れるなら下げたところは買いチャンス
毎年上がるのは気分はいいですが、そうでなくても長期的にリターンが良ければいいと割り切れるなら金利上昇で下げたところは買い場です。
今回はまだ今年1回めですがまだ何回もあるでしょう。多分5、6回
それらが大幅下落につながらないと断言はできませんが大抵は今回のように一時的な調整に終わります。
ですから金利急上昇で下落したタイミングで買うことはほぼ成功します。
少なくとも昨年の4回は成功でした。今年の今回も多分成功でしょう。
長期投資家として踏ん張れるかの試金石
今後の下落が少ないバリューや高配当に一目散に逃げ込んで嵐を避ける作戦もあります。推奨されている有名人もいますよね。
しかし歴史を見れば困難なときも保有を続けた人の方が売買して渡り歩いた人よりも大きな資産を築いています。
ですからこれから逆風のナスをしっかり仕込むことは「お金持ち」への最短距離といえます。
今回の動画はこちら
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