チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

ナスが不安なら見ろ!割高?暴落?不安で下げている時は買いチャンス!

2022年1月10日祝日 成人の日

「成人おめでとう」のイラスト

短期プロ筋のセクターローテーション、空売りでナスが下げています。

といってもまだ高値から5%ほどでたいした下げではありません。

しかし動画などでは「ハイテク終わり」「割高」「暴落」といったタイトルも出始めています。

 

まさに買い時到来ですね。みなさんからも「ナス買ったよ」というコメントが続々寄せられています。

 

しかしナスに不安を持つ方もいらっしゃるでしょうから、この記事を見て、それでも不安ならナスの割合は下げた方がいいでしょう。向いてないかもです。

 

ナス:S&P=1:1を推奨しているわけ

始める時には自分の性格はわかりませんから半々からのスタートをオススメしているのです。

ならS&P100%をすすめれば簡単じゃないか?という疑問も出てくるでしょう。

しかしS&Pを100%だと自分の適性を測る機会がありません。

少しずつナスを増やしていくのでは「最短距離」での資産形成とは言えません。

 

またナス100%でスタートすると不安から転換すると「敗北感」が出てしまいこれまた適当ではありません。

 

だから1:1のスタートが最適です。そして今回のような下落時に「不安がなければ割合を増やしてリターンを増やし」「不安ならば割合を減せば」いいです。

 

ナスに不安を感じる人も多い

何しろわからないことが多いです。長期金利はどこまであがるの?インフレは収まるの?ナスってもう終わり?

 

はっきりしていることもあります。S&Pで今年10%ナスで17%の成長が見込まれています。

つまり株価が上下しているのは先行きがわからない長期金利の行方によるものです。

 

まだ織り込んでないのはQTとスティープ化だけ

先年中に今年3回の利上げは織り込みましたから、まだなのはFOMC議事録で明らかになった今年6月からのQT資産縮小(といっても形だけです)とスティープ化です。

 

これらはインフレを抑えるためには必要な措置ですからFRBに感謝をスべきです。

なのに市場は下げています。本当に市場は短期主義ですね。

 

だから下落と言っても知れています。さらに20%下げる必要などありません。

けれどもそれでは空売りのヘッジファンドは儲からないので誇張して煽るわけです。

ユーチューバーも「暴落」と言ったほうが視聴者が伸びます。

 

今回の下げを自分にとってプラスと見るかマイナスと見るかは投資方針を大きく左右します。

もしマイナスととらえるのなら、そして現在買いをためらっているなら、ナスが向いていないのでしょう。割合を下げるべきです。

 

現在の割高度を確認します。

とはいえ、根拠もなく「買い進む」のはイノシシ武者です。いい時はいいでしょうがピンチに弱いです。

1 イールドスプレッドでみると現在は適正判定

株価が適正かどうかを杓子定規に「PERやバフェット指数」だけで見ていると「いつも割高」で買うときがなくなっちゃいます。

 

債券の利率、つまり10年債、長期金利との関連で見る必要があります。

一般に上下動が大きい株式は債券に対して利回りの上乗せを求められます。

 

過去10年の平均では上乗せ金利はS&P500で3.1%ナスで1.8%ダウで3.3%でした。

つまりこの付近にあれば現時点では適正と言えます。

1月10日の数字は

S&Pが3.0%で適正、ナスが1.9%で適正、ダウが3.6%でやや割安です。

(WSJの数字を使いました)

 

つまり現時点では割高とは言えません。

では将来を含めるとどうでしょう?

2 今年3回の利上げはすでに織り込み済み

昨年12月の下落で3回の利上げは織り込みました。

なので未消化なのはスティープ化とQTだけです。

 

これをどう見積もって将来の長期金利をどのくらいだと判定するかは素人には難しすぎます。

しかし将来が不透明な時には「市場は弱気で悲観的」になることが知られています。

昨年の3月も長期金利が1.7%に上昇して市場はビビりましたがその後長期金利は低下していきました。

つまり「長期金利が更に上る」と勝手に予想して弱気になった人は買えなかったわけです。プロほど悲観的です。

 

長期投資では悲観的な時の買いが有効

素人は短期的なことはわからないくても、長期的には問題ありません。

むしろ悲観的な時の買いは有効なことがわかっています。

 

昨年も3月5月9月12月と悲観的に下げましたが今から見るといずれも絶好の買い場でした。

 

なぜなら株価は上下にうねりながら上昇をしていくからです。

今回は1、2年の停滞はあるかもですが、長期上昇の1過程です。

 

長期上昇自体が信じられないなら株式投資はやめたほうがいいです。

 

うねりが大きいほうがリターンは大きい

同じ米国株ならナスの方がS&Pより過去のリターンは大きいです。

過去15年では1.6倍過去10年では1.4倍のリターンになっています。

 

ですから耐えられるならナスの割合を増やしたほうが有利なわけです。

多くの方がS&P100%を提唱されている中でナスを半分入れることをオススメしているのは長期では大きな差がつくからです。

 

ただしうねりに耐えられるか?という基本的な問題があります。

これは自分でやってみるしかありません。

そして厳しければ割合を下げるべきです。

 

市場が悲観している時の買いはさらにリターンを上げる

リーマンやコロナほどでなくても10%5%の下げでも安い時に買うことができればさらにリターンを向上させます。

 

悲観はたいてい行き過ぎるので下げすぎのことが多いからです。

 

しかし現に多くの方が、私もですが今回の買いに参加しています。

「素人をなめるなよ」ということですね。(笑い)

 

追伸、おまけ 昨年の今頃は小型ハイテクの天下だった

PERが100とか200とかあるいは利益が出ていなくてPERがマイナスの株が値を飛ばしました。アークなどのETFも人気でした。

その頃は「PERや利益なんか問題じゃない、将来性だけが問題だ」という極論がまかり通りました。

そして将来性のある会社はいくら割高で買っても問題ない。決算がいい限り上がり続けるという考えもありました。広瀬さんなんかはそうでしたね。

 

しかし3月にドスンときて、後半からは軟調になり今ではすっかり流行が去ってしまいました。小型ハイテク冬の時代です。

逆張りで買おうにもどこが底なのか判定が難しいです。ナスインデックスを買うのとはまったく違います。

 

つまりナス100インデックスで満足せずに小型ハイテクでさらにリターンの上積みを試みた行動はうまくいきませんでした。

 

しかし去年の今頃にそのことを言えば「弱虫」「情弱」「下手くそ」・・・と散々にこき下ろされたことでしょう。

 

結果として昨年ナスで28%ほどのリターンを個別で上回った方はアップルとかマイクロソフト、グーグルの方で小型ハイテクは散々でした。

 

そして今それら小型ハイテクに引っ張られる形でナスが下落しています。

 

ナス100指数は時価総額方式なので小型ハイテクの割合は高くない

利益を出していない小型ハイテクのウエートが高いと見ると誤ります。

ナス100指数は上位銘柄がほとんどを占めていて小型ハイテクはそんなに大きな割合ではありません。

 

ですから小型ハイテク=ナス100と考えるのは間違いです。

 

愚鈍でもトータルで増やした方がベター

うまく立ち回って大きなリターンを上げる人もいるでしょうが統計的には昨年で見てもナスインデックスを上回るのは少数派です。

 

さらに下落時に買えるメリットを加えるとインデックス主力での運用は力強いです。

 

いかがでしたでしょうか?

ナスが向いているかの判定ができましたでしょうか?

またナスへの不安が消えたなら大きな喜びです。

 

今回の動画はこちら、コメントどしどしお願いします。

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