ナス下落は買い場、昨年3月のパターン、金融正常化はFRBの自信の表れ
2122年1月7日記述
FOMC議事録のタカ派内容で大きく下落しましたが昨日は大した反発もなく僅かに下落しました。ダウ-0.5%、S&P-0.1%、ナス-0.1%
リバウンドもなかったので今日は週末だし下落の可能性もありますね。
しかし今日発表される米雇用統計は良さげなので逆に反発するかも知れません。
私は自己ルールに従って50日線の下なので20万分ナス100上場投信1545を11株買いました。
下は1545の1週間チャートですが昨日は朝方私が買ったあと先物は上げてたように思うのですがなぜか午後かなり下げています。
代わりに昨日NYは横ばいなのに今日は1%ほど上げています。
あまり神経質に値動きにとらわれないほうが良さそうです。
私は割と朝買ってしまうことが多いです。
オープン成り行きはまだ織り込んでないことが多いので1時間ほど経ってから買ってます。今日はうっかりNISA口座で買う予定が特定口座で買ってしまいました。
NISA枠を埋めるのは次回以降になりますね。
資産縮小を織り込むまでは当分かかると見ておいた方が無難
とにかくQT資産縮小を織り込んでなかったので織り込むまでは1週間はかかるでしょう。12月みたいに簡単に織り込む場合もありますし全くわかりませんけどね。
ナスダックが集中的にやられている
今回の金融正常化はナスダック、それも小型ハイテクに集中的に影響が出ています。
私はインデックス専門なので個別株は見ないのですが激しい下がり方ですね。
下はQQQのチャートです。どうもナス100インデックスよりQQQの方が値動きがピンとくるのでQQQでやってます。動きは同じですから。
今日下げると100日線を割りしかもバンドもはみ出すという私の買いルールではトリプルチャンスになりますが果たしてどうなりますか?
一方S&P500は50線より上
下はVOOのチャート
これもVOOの方が保有があるのでピンとくるという理由だけです。
下げはしましたが50日線より上にいます。
S&Pも買いたいんですけど今はまだです。
昨年3月のパターン
昨年3月には長期金利が1.7%に急上昇してナスが激しく売られました。
QQQで300ドル割れもありました。今回は380ドルの攻防です。
だからあの時の先安感に負けずに買った人はみんな報われています。
今回も同様のパターンだと思っています。
その理由は
1 長期金利がこのまま上昇するとは限らない
昨年3月に上昇した長期金利はその後1.3%にまで下落しました。
今年、来年の6回の利上げをすべて加えてもFF金利は1.5%です。
長期金利との逆転がなければOKなので長期金利は2%くらいでも十分です。
つまりFF金利の上昇に比例するとは限りません。
0.1%の日本国債や-0.3%のドイツ国債と比べると機関投資家にとっては2%の金利の米国債は魅力です。
ですから長期金利が素直にFF金利の上昇に比例することはないです。
とすれば今回のナスの下落は行き過ぎの感じが強いです。
まだ下落は始まったばかりでどのくらいの期間続くかはわかりませんけどね。
プロのセクターローテーションによってハイテクが売られている
短期目線でめざといプロたちは金利上昇の影響が少なかったり逆に恩恵を受ける金融などに激しくシフトしています。
だから例えば金融ETFのVFHは下のように好調です。Wボトムの超好形です。
今後のさらなる上げが期待できます。
またエネルギーのVDEは下のとおりです。
こちらも調子いいですね。
では私達もセクターローテーションに乗っかるべきなのでしょうか?
それを推奨されている例えば広瀬さんのような方もいらっしゃいます。
しかしそれはプロの戦略、戦術です。
私達はアマ、素人です。能力が高いプロの真似をする必要は一切ありません。
プロが逃げたのでナスが安くなった
短期目線のかれらのおかげでナスがしっかり下げています。もっと下げるかもしれません。どのくらいセクターローテが進んでいるかによります。
昨年3月の例だとナスは私の買いルールではのべ29回ありました。
今年はまだ2回です。だからまだまだ続くと思っていたほうが無難です。
対してS&Pは延べ3.5回しかありませんでした。
昨年はどちらも同額で買っていたのでナスがとても多くなってしまったのです。
今年は額で調節してS&Pは2倍の額で買うことにしています。
つまり今回もナス中心に下落、調整は起こって、S&Pは比較的浅い調整に終わる可能性が高いです。
ナスを買っていい理由2
FRBは米経済に自信を持っている
自信があるから今回の議事録で明らかになったように「タカ派」的な政策を打ち出しているのです。今晩の雇用統計も強いでしょう。
またナス100は今年17%の利益増加が見込まれています。
つまり利上げ以外には「買わない理由」はないです。
その利上げ、金融正常化もFRBが「大丈夫」との自信があるから実施するのです。
「FRBに逆らうな」という言葉があります。
FRBが大丈夫と言っているのですから素直に「買う」ことが自然です。
それを「金利が~」とか「セクターローテが~」とか難しい理屈をこね回してプロのように複雑な投資をするのは長期目線の素人には適していません。
それはプロ目線のダン高橋氏や広瀬氏の投資を見ればわかることです。
かれらと同じような投資をする覚悟がありますか?
そんなことをしなくても昨年は日本円で44%のリターンが得られました。
長期目線の素人投資家と短期目線のプロはウインウインの関係
プロがセクターローテーションでうろうろしてくれるおかげでナスが安く買えます。
また必要以上に売られて割安感が出ます。
かれらがいなければ、素人ばかりだと果てしなく高騰してバブルになってしまうでしょう。
プロの少ない後進国の株式市場ではそうなりますね。
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