【質問】S&P500とナスダック100どちらを買えばいいですか?
2021年11月25日木曜日記述
お久しぶりです。
秋の野山が綺麗すぎて山によく行っています。
さらに現在神戸にいるので電車で1時間以内に登山口までたどり着けるのも素敵です。
下は先週行った「荒地山」です。
標高は低いですが(549m)岩場がいっぱいあってスリル満点というか怖かったです
高所恐怖症ですからね、柔軟性が大切だと気づかせていただきました。
写真は
真ん中の穴をくぐって進みます。くぐれない人はどうするんだろう?
さてコメントでのご質問で最近多くいただくのが
「S&P500とナスダック100のどちらを買えばいいですか?」
「S&P500とナスダック100の比率はどうすればいいでしょうか?」
ちなみに私は
毎日買いではS&P:ナス=1:2になっています。
スポットはその時によりますがナス100が多めです。
したがってトータルではナス100:S&P500=7:3くらいです。
今のところです。
全世界を基準にして考えるとS&P500も相当攻めている
さてS&P500(あるいはVTI)については多くの方がおすすめなので安心感がおありなのだと思います。
だけどナスダックについてはちょっと「攻めてる」感じなのではないでしょうか?
しかしS&P500あるいはVTIでも相当攻めていると思っています。
だからこの問題を考える時には「基本に帰って全世界インデックス」を基準にするとわかりやすく整理できると思います。
3つのインデックスのデータを一気にあげますね、各言葉の意味はググってくださいね
全世界 | S&P500 | ナス100 | |
VT | IVV | QQQ | |
15年リターン | 10.6 | 16.7 | |
10年リターン | 12.8 | 17.3 | 23.5 |
年初来リターン | 17.6 | 26.8 | 27.6 |
標準偏差10年 | 13.3 | 13.0 | 15.5 |
シャープレシオ | 0.86 | 1.17 | 1.34 |
配当利回り | 1.6 | 1.3 | 0.5 |
予想PER | 28.9 | 36.1 | |
株式益利回り | 3.5 | 2.8 |
<重要>
1 どのインデックスも合格である!
全世界の15年リターンがわかりませんでした。どなたかわかる方は教えて下さい。
→したがって全世界インデックス100%でもなんら問題ない。
2 しかし長期投資では少しのリターンの差が結果に大きく影響します。
なのでもし自分が納得がいき、さらにリスクを受け入れることができるなら
全世界の一部あるいは全部をS&P(VTI)あるいはナス100に替えることはリターン面で有効です。
ですからどれだけ攻めるかは自分の目的、目標と度胸により決まります。
攻めてるのが偉いとか、全世界だから消極的だとかなんてことは全く関係ありません。
株式インデックスを選択している時点で十分合格の投資なのですから。
S&P500を100%はちょっともったいない
全世界に100%投資している人はわかります。一番丸い投資対象にすべてかけているのですからね。
しかしS&P500を100%というのはかなりもったいないです。
その理由は「すでに攻めている」からです。
ならばいくらかはナス100にしてもそんなにリスクは変わりません。
そもそもリスク(標準偏差)はS&P500の方がそもそも低いですけどね。
ただしカバー率は全世界が勝ります。
提言
全世界100%の方はS&P500(あるいは全米)を加えることを検討してみよう!
その理由はカバー率以外ではS&P500が劣る点は一つもないからです。
また米国の経済の影響は全世界に及びますから(ほぼ99%連動している)全世界だから影響を逃れることはできません。
それならリターンが優れる米国を納得の範囲で入れるメリットは大きいです。
提言
米国でS&P500だけを入れている方はナス100も入れることを検討しよう
これも上記と同じ理由です。
シャープレシオが向上しますから、リスクが上がることに対してのリターンは十分にお釣りが来ます。つまりお得感が強いのです。
ですからご質問に対する私のご返事は
「どっちも買ってください」です。
ナスダック100だけを買うのもありですよ。
さらに納得が行けば「ナスレバ」も問題ありません。
ということでご返事になったでしょうか?
参考、付録
近年は調子がよくてすごいリターンになっていますが、最近を抜いた長期のリターンをもとにした計算では
インフレ率を抜いた実質で全世界が5.3%、S&P500が8.4%、ナス100が12.1%のリターンを採用しますと
月5万円の積立では30年後には全世界、米S&P500、ナス100の順に
4400万円、8100万円、1.8億円になります。
40年後には
8300万円、2億円、6億円となります。
長期では大きな差がでますね。
以上です。
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