これから日本に起こるヤバいこと5選とその対処
お久しぶりですチンさんです。2021年10月29日(金)
今回は日本の近未来に起こるであろうヤバいこと5つを選んでその対処を考えました。
「ほーお前に将来のことがわかるのか?未来が見える水晶玉でも持っているのか?」というツッコミは承知しています。
将来のことなど誰にもわかりません。だからこれは私の全くの独断です。
素人の予測なんか見るのは時間の無駄だという方は速やかに離脱なさってくださいね。
とはいえ、起こる可能性が高いことは予測できます。想定して対処法を考えておくのと「想定外」で慌てるのは天地の開きがあります。
勝手ながら日本をよくしようという提案ではありません。また日本をくさす目的も褒める目的もありません。単純に自己防衛の目的に特化しています。
ヤバいことNO1 たちの悪い円安
日本では円安歓迎ムードがあるのでこれを言うと「円安の何が問題なの?」と思う方が大半です。
しかしあなたは騙されています。
本来円安は経営者や政府にとって都合がいいですが労働者にとっては不都合なものです。
ただし円高で勤めている会社が倒産すれば都合が悪いです。
◇円安で労働者は安く使われる
円建てで見て給料が変わらないですが円安になるとドル建てでは給料はダウンしています。
つまり経営者はわからないように「賃下げ」を実施できるのですから円安歓迎なのです。
また決算は円建てで行われますから円安の方がいい決算を出しやすいのです。
このような理由で産業界の経営者どもは円安を歓迎します。彼らと利害を共有している政府与党も円安を歓迎します。
ということで積極的な円安政策が取られることになります。
しかし抜いた両刃の刃は自分にも刃を向けます。
それが「望んでいない円安」です。
◇知らず知らずのうちに静かに円安進行中。
下は過去10年のドル円チャートです。(SBI証券)
アベノミクスの大幅金融緩和で円安が進みその後は振幅がおだやかになり110円近辺で推移しています。
「円安は進行してないじゃん」というふうにも見れますね。
しかしこの10年間でドルはインフレが2%X10年で20%も減価しています。
対して日本のインフレ率は過去10年で0.5%X10年で5%ほどですから差し引き15%は円高になっているのが普通です。
しかし実際には40%ほどの円安になっています。
インフレ分を加味すると10年で55%もの円安になっています。
そりゃあ日本に観光に来る外国人が「物価が安くて素敵」とのたまうわけですよ。
ポイント
ドル円が横ばいならインフレ率からは年間1.5%ほどの円安になっている。
おさらい
通貨が弱い国の特徴 3つ
その1 貿易赤字国である
米国の2020年の貿易赤字は9049億ドル 約100兆円
経常収支は マイナス6161億ドル 約70兆円
差額は米企業が海外で稼いだ収益です。
♧米国は基軸通貨国だからいいけど普通の国でこれだけの赤字があるとヤバいです。
◇米国が大きな赤字を出してくれているので他の国々が黒字の国が多いと言えます。
その2 インフレ率が高い
トルコとか南アとかはインフレ率が高いですね。
その3 為替を維持するために高金利である
米国は長期金利が1.6%です。
米国は為替が弱い国の条件を満たしています。ただし世界中から投資資金が集まってくるので一概に弱いとは言えません。
為替が強い国の条件
その1 貿易黒字である
その2 財政が健全である
その3 インフレ率が低い
ドイツとかが浮かびます。
ドル円で見てみると
ビッグマック指数では1ドルが70円くらいで大幅な円安水準です。
経常収支の比較では
2019年 米 ▼4721億ドル 日1765億ドル
2020年 米▼6161億ドル 日1644億ドル
2021年予測 米 ▼7961億ドル 日1768億ドル
→日本は企業の海外での稼ぎが大きくて大きな経常黒字を維持しています。
→これらをみると円高要因です。
インフレ率の比較では
過去10年では米国は年2%程度 日本は0.5%程度
直近では米国は 5%程度 日本は0.5%程度
→インフレ率を比べると円高になりそうです
日米の金利差では
長期金利 米1.6% 日本0.1%
→ドル高要因です。
ポイント
日本は金融緩和を続けるしかないと市場に思われている
金融緩和をやめる選択肢は怖くてできません。未来永劫金融緩和継続でしょう。
→将来も金利差は継続する
横ばいなら円安進行中
インフレ率はドルが大きく、そのためドルの減価は年率2~4%に達します。
一方円の減価は年0.5%程度なのでドル円が横ばいなら「円安が進行中」と言えます。
円の先安感が強い
日本の金融政策は緩和継続で予想がつきますからドル円が一定ならドルが有利です。
つまり円安は侵攻すると市場には受け取られています。(横ばいも円安)
◇日本の競争力は今以上に強くならないだろう
もちろん日本には世界的に強い企業も多数存在しますが全体としての統計的には自動車産業の穴を埋められないと見られています。
少ない人数で大きな利益を上げる、産業構造の変革にも乗り遅れています。
例えばトヨタは36万人の社員がいますが時価総額で60兆円を越すNVDAの社員数は1.8万人です。
時代は少数の社員で大きな稼ぎを挙げるハイテク系の稼ぎ方ができるかどうかです。
アップル、MSFT、GOOGLなどはすべてこのスタイルです。
産業界、政府、国民が円安志向である
産業界にとっての円安は「賃下げ」を意味します。産業界よりの政府が円安を志向するのも支持母体に産業界が多いからでしょう。
一方労働者にとっての円安はドル建てでは賃下げですから「嫌なはず」ですがなぜか円安を支持する人が多数派です。政府のプロパガンダにやられているのでしょう。
したがって円高を志向する政治家はいません。日銀も同様です。
国を挙げて自国通貨を安くしたいわけです。
家賃が安いテナントで商売したいわけですね。
家賃が安い通りにはそれなりの客しか通らないとも言われますけど大丈夫でしょうか?
エネルギーの輸入を減らす原発稼働も首相候補が反対するくらい反対が強いです。
円高の要素が見当たりません。
といって円高になったらごめんです。しかし私達に実害はないはずです。それに円高にしたくない人たちで満ちていますから大丈夫でしょう。
最後に私達の対応です。
有り金はすべて米国株、世界株を買うことです。
為替の動向に気を取られる必要はありません。
また相場の時期を見計らう必要もありません。
これは「スピンさんの主張」ですが私も同じ考えです。
というか私は「スピン教」の熱烈な信者です。
その割には買うのにえらいグズグズしとるなー
と突っ込まれますが、それでも徐々に買っているのですよ。
なかなか一気に性格を変えることは難しいです。
こつこつ着実に行きましょう。
オススメの対象はS&P500とナスダック100です。
私はナスが多めです。2:1くらい。
<優先順位は投信、上場投信、ETF>
S&P500では私が買っているのは
上場投信は【2558】投信はスリム、ETFはVOOです。投信はSBIもOKです。
ナスダック100では
上場投信は【2631】投信はマクシス、ETFはQQQです。投信はiFreeもOK
以上です。続きはまたです。
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