4指数ともに今週・3月は金利上昇をはねのけて上昇、4月も上昇と予想します。
みなさんごきげんようです。
4月2日記述
とうとうS&Pが4020と4000を突破しました。
今までどこで買った人もプラスですね。
さて今週までの整理と予想はどうなったかの答え合わせをしていきます。
まず昨日、今週、3月、2月、1月の4指数の騰落です
% | 今日 | 今週 | 3月 | 2月 | 1月 |
長期金利 | -4.2 | 0 | 22.9 | 32.7 | 16.4 |
S&P | 1.2 | 1.1 | 4.2 | 2.6 | -1.1 |
QQQ | 1.7 | 2.7 | 1.6 | -0.1 | -0.1 |
ダウ | 0.4 | 0.3 | 6.7 | 3.2 | 3.2 |
ラッセル | 1.3 | 1.4 | 1.2 | 6.2 | 6.2 |
ご覧になった感想はいかがでしょうか?
1月から大騒ぎしてきた実感がありますがデータ的にはまことに単調に「長期で上昇トレンド」途中にあります。
そしてこの傾向は「トレンドが転換するまで続く」ことです。
さらに長期金利の上昇という向かい風をこなしての上昇です。
<長期金利を着実にこなして上昇している>
下は長期金利の上昇幅とS&PとQQQの騰落です。
長期金利の上昇に対して意外にも着実に上昇していることがわかります。
さすがにナスダックはS&Pより「金利上昇に弱い」ですがそれでもしっかり上昇しています。
長期金利 | S&P | QQQ | |
1月 | 0.15% | -1.1 | 0.3 |
2月 | 0.35% | 2.6 | -0.1 |
3月 | 0.28% | 4.2 | 1.6 |
2月3月はツイッターなんかでは「毎日バク益」みたいなのがあったり「暴落ヤバい」みたいなのがあって「どれだけ荒れたんだ?」感覚がありますが
インデックスで見ると単調な上げ相場です。
おなじ株式投資、米国株投資でもこれだけのすさまじい温度差があるんですね。
特に2月後半から3月にかけては影響力のあるインフルエンサーの方の緊急発信が多くありました。
市場に出入りする投資は簡単ではない
2月の中盤にQQQは天井をつけました。
それ以降3月の初めにかけてかなり急な下落をしました。
随分前の1月から「株はすべて売ったほうがいい」という米国の有名なトレーダーの方の発信がありました。
2月末から3月初めにかけては「売れ」「逃げろ」とかあるいは「QQQは空売りしろ」
という意見もありました。
「市場に出入りを繰り返すつもりの投資家」にとっては大変な時期でした。
何しろ同じ日でも小型ハイテクなどは上下の幅が凄まじく大きかったです。
そんなに神経が参っているところに大幅な下げが来て誰かに「逃げろ」と言われればつい売ってしまう気持ちはよくわかります。
そして下ヒゲで売ってしまった方は「切り替えていけ」とはなりません。
その後も長くひきづります。「なぜあんな行動をとってしまったんだろう」と。
だれにも責任はない
このことで「あの人の発信のせいで売ってしまった」みたいな人も多かったです。
しかし私はこれらについて「誰にも責任はない」と思いますね。
発信したインフルエンサーは「良かれ」と思ったからそういったのだし、それを受けて「売った人」もそれが最善の行動だと判断しからかそうしたのです。
つまりだれも反省する必要などないのです。
そういう戦略の宿命
最高の効率を目指して「機をみて市場に出入り」する戦略をとる以上避けられないことだと思います。
そして当然人間ですから感情に左右されます。
感情で行動したことを激しく後悔する時もあるでしょうが、それが「人間らしさ」でもあります。
囲碁のAIは種類によっては「勝ちを確信するとわざとゆるい手を打って差が縮まるのを相手に許して最後はちょうど半目勝ち」にするそうです。
これは人間は決してしませんね。相手に失礼でもあるし、1目くらいはすぐに違ってくるからです。
だからいかに井山名人と言えども「差が大きい」ことは嬉しいはずです。
ここにAIと人間の決定的な差がありますね。
AIは怖い感情もないので「最善の行動を躊躇なくできます」
対して人間は「ミスの連続です」
インフルエンサーの投資法は「普通の人に実行できるか?」をチェック
ばくえきを挙げている方はだれでも真似したくなります。
しかしその方法が「自分にできるか?」はとても大事です。
しかし上記のように人間はこと「自分」が対象になると感情が入って過大評価、過小評価のどちらかをしがちです。
なので「普通の人にできるか?」をまずチェックされることをおすすめします。
これなら自分でないので冷静に、感情を入れずに判断できるでしょう。
そして「普通人にできる」と思えば次に「自分にはどうか?」
と2段階でチェックするのです。
「自分には無理」と思うとちょっとしょげますが比べる相手が他の普通人ならなんともありません。
そうやって考えてみると
例えば2月、3月にダンさんが提唱されていた「QQQの空売り」はすでに対象外です。
また「逃げろ」という指示に対しても対象がインデックスのわたしなんかでは関係のない話です。
もともと売らない永久投資だからです。
そうやってチェックすると「ばくえき」を上げる投資法は普通人には適さないことがわかります。
普通人に不適→自分に不適です。
もっとも読者の方が普通人とは限りませんから、そんな方はどうぞ自分の投資法に進んでください。
バクエキが羨ましくても乱高下に耐えられなくては意味がない
全く違う種目
バクエキ報告をされていた方々が2月3月をどう過ごされたかはわかりません。
バクエキが消えたかも知れないし、上手に逃げたかも知れません。
とにかくインデックス投資と「バクエキ狙い投資」は競技の種目が違います。
リタイア資産づくりはインデックスで十分です
しかしそれなりにコツはあります。
それは「投資額」をきちんと入れることです。
それは「株価が高い」ということとは無関係です。
株価が高いことを理由に投資を控えていては目的は達成できません。
ちょうど今年の1月からの相場がそのことを教えてくれました。
つまりこつこつ投資していた人は現時点で
1 投資額も十分
2 含み益もある
状態です。もっとも2のほうは短期的に含み損でも一向に問題ありません。
しかし1の方は絶対に譲れません。
下はS&P500のチャート
違うジャンルの投資の人の「ヤバいぞ発信」で投資を控えるのはNG
もともと違う種目なのですから目先下げそうとか、ヤバいとかは関係ありません。
しかし多くのインデックス投資家の方が「今が天井」「もうすぐ下落」という違う種目のインフルエンサーの情報にビビって投資を控えました。
まったく悪い影響だけ受けたことになります。
バクエキは得られず「自分の投資」も進まないからです。
対策
1 そういう情報は見ない
2 あるいは教養番組として割り切って見る
以上です。来週も上昇予想です。4月の上昇予想も変わらずです。
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