株主軽視が会社を危険に追いやる、日本の会社は株主的にはオワコン
2021年4月1日記述
楽天モバイルの契約を昨日しました
1年間無料の期限が4月7日に迫っているからです。
近くのデオデオに午後行ったのですが30分ほど待たされた挙げ句「あと2時間以上かかりますよ」と言われました。
「ならここでお待ち下さい」と言わずに初めから「3時間位かかりますがいいですか?」と言えよ。
老人と言えども、いや逆に老人だから「時間は貴重なんだよ!」
と叫びたかったです。
「ネットでできますよ」というのでネットで契約。
自宅付近はエリアの中間で電波的には期待できないんですけどね。
利用者にはメリットが大きいけど会社としては大丈夫なの?
さらに株主としては心配だ
ともかく「無料」がおおきいです。
動画撮りだけに使っているアイフォンがあるのでこれに入れて運用すると「ゼロ円」スマホです。
ところでみなさん、楽天の株主になろうとおもいますか?
もし株主ならこのことどう思いますか?
私は楽天の株主になろうとは思わないですね。
2020年12月期の楽天の決算は売上高1.45兆円
利益はなんと1141億円の赤字です。
そのうち携帯電話事業が2269億円の営業赤字です。
つまり携帯を変なことしなければちゃんと1.1千億円も黒字なんです。
株主としては
「赤字の垂れ流しはやめてくれー」
ときっと思いますよね。
しかし三木谷浩史社長会長はそうは思わないんですよね。
ここに株主とワンマン経営者の大きな隔たりがあります。
それこそ独善的にまとめますね
株主的には
○しっかり儲けて配当とかで還元して欲しい
○赤字の事業は切り捨てるなりして利益を食いつぶすのはかんべんして欲しい
○社会貢献がどーたらとか社長が経済界の役員になるたらはどーでもいい
むしろじゃま、稼ぐことに専念して欲しい
→経営陣、社員は株主のために場所馬のごとく奴隷のごとく働け!そして還元しろ!
ですよね。
だから私は綺麗事ばっかり言って、銀座で飲み歩く(想像です)日本の経営者は全く信用していないし投資することもありません。
1株もです。(いや一株は無理だよ、日本では)みたいになるのです。
そういう視点で見ると日本の会社で株主的に「合格!」ってところありますかね?
あったらコメント欄で教えて下さい。
下は楽天【4755の株価】10年です
つまり
1 内部留保はゼロで株主に配る、現金配当、自社株買い
2 徹底的に稼ぐ、社長は女優と遊ばない
3 豪華な保養施設などを保有しない、役員は電車通勤
・・・みたいな会社
しかし実態は株主を軽視しているので
社長の名誉のために「カッコよく見せたがる」
この中には
○社会貢献とか善人ヅラしたがる
○事業規模を拡大したがる
○新規事業にも手を出したがる
そして責任を取りたくないので利益を「社内留保」したがる
です
どうです?当たってません?
楽天で言えばEコマースで強いですからさらに拡充が挙げられます。
私は楽天証券や楽天銀行も使いますから「楽天経済圏」に入っていると言えますが「楽天」で買い物はしません。
やたらと商品が出てきて使いにくいからです。
使いやすさで言えばダントツアマゾン、次がヤフーショッピングです。
ヨドバシなんかの特化型も使いやすいです。
たぶんシニアは楽天は使えないと思いますね。選ぶのは3つが限度です。
だから「楽天市場シンプル」とかを作ってシンプルな構成にしたら、アマゾンをパクればいいです、きっと使う人多いと思いますね。私もです。
そして質が悪くて使い物にならない、評判の良くない、「安かろう悪かろう」の中華製品を排除すればきっと行けると、素人考えでは思います。
とにかくトップをパクるのが一番ですよ。
しかしプライドが人一倍高い三木谷さんがアマゾンを模倣するとは思えません。
プライド>会社の利益>株主の利益の構図です
ひろゆき動画を見ていたら「ニコニコ動画を追い出された経緯」を語っていました。
ニコニコ動画の運営方針で意見の食い違いが原因だそうです。
ひろゆきさんが「ユーチューブ方式を真似ればいい」と提言したのに対して拒否反応をしたということです。
こういうのは双方の意見を聞かないと平等じゃないけど
ひろゆきさんの「なんでもあり」「稼げれば何でもOK」の姿勢が
独自のもの追求、そんなことはしたくない普通の日本人経営者に受け入れられないのは普通に思います。ひろゆき氏は異常と思いますよね。私もそうでした。
しかし視聴していくうちに「それなりに筋が通っている、一貫している」と思います。
企業経営も同じでひろゆき氏の「稼げれば何でもOK」「パクリは当然」の姿勢が反発を受けたのでしょう。
しかしこと企業経営に関しては「株主目線」でみるとひろゆき派に賛成です。
企業はとことん稼いで全部を株主に回すべきなのです。
そういう視点で考えるとアウトローを雇って競合相手を焼き討ちしたロックフェラーの姿勢は「ヤリ過ぎ」「問題外」ですが「株主的には頼もしい」です。
綺麗事ばかりで稼がない経営陣はとっとと引っ込め!といいたいです。
昨日記事にした野村證券の損失も同じ構図と思います。
訂正 昨日4000億円の損失をUBSとしましたが正しくはクレディ・スイスで5000億円です。UBSも取引はありましたが被害額は未定。
巨大損失は株主は望んでいない
野村は国内NO1で着実に稼げる企業です。
株主としては2000億もの損失を抱えるほどのリスクをとってほしくはなかったでしょう。
株主が望んでいないとしたらだれが望んだのでしょう?
それは経営陣トップでしょう。
つまり自分の功績のために「必要以上のリスク」を取らせたのです。
これは全くの予想ですが当の「アルケゴス」ファンドと
GS、MS、野村、クレディ・スイス、ドイツ銀行・・・
の銀行団との契約では何らかの優先順位の取り決めがあったのではないかと思います。
マージンコールが払えないことをGS、MSに通告して彼らが市場外取引で株をバーゲン価格で叩き売りその代金で真っ先に自分のところの「貸金を回収」して逃げているからです。
GS、MSとファンドとが特別な契約条項が合ったと思われます。
つまりその他大勢は「初めから損失を優先的に被る立場にいた」
ということです。
他の国の米国以外の大手の銀行がその条件で加わっているので野村や三菱だけを責めることはできないですが
「その必然性があったのか?」という疑問は残ります。
そしてその判定基準は
「株主目線で行われたのか?」
それとも
「トップ目線で行われたのか?」
という点です。
私が野村の株主なら
GS、MSとまではいかなくても「損失を全部被る」ような取引をしてもらいたくはないです。
だってそんなことをしなくても十分稼げているのですから。
だからそこに「一流の仲間入りをしたい」「世界で存在感を示したい」というトップの意志が強く働いていたと勘ぐるのです。
はっきり言わなくても日本得意の「忖度文化」がありますから。
そのうち分かるでしょう。
下は野村ホールディングス【8604】のチャート10年
まとめ、最後に
1 何とかペイのサービス合戦など消費者目線では嬉しいけど株主的には嬉しくないことが多い
2 身を削ってのシェア取りしか道がないなら日本の会社は稼げず株主的には「オワコン」
3 株主軽視姿勢、文化が日本企業に「必要以上のリスク」を取らせていると感じる
経営者の意向>株主の利益
4 そうでないと言うなら、内部留保は直ちに株主に配れ!それは株主のものだ!
と叫んで記事を終わります。なんだか今日は「切れた老人」になっちゃいましたね笑
お願い
下をクリックして応援いただければありがたいです。よろしくおねがいします。
スポンサーリンク