チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【正論】投資ばかりしても使わないなら意味がない→投資資産は数字で意味はないです

みなさんごきげんようです。

河原ではつくし採りの人がたくさんいました。

ツクシとスギナのイラスト

さて私は「リタイア後の株式投資による資産づくり」をテーマに発信しています。

 

先日常連の視聴者の方から含蓄のあるコメントをいただきました。

 

あまりにも的を得ていたのでブログに書きます。

 

えーと正確じゃないですが簡単に書くと

1 投資は何のためにするの?使わないんじゃあ意味ないのでは?

2 売らない口座ってなんのために存在するの?

子や孫に引き継ぐため?自分では使わずに?

3 お金は使ってこそ意味があるのでは?

 

それぞれもっともです。

これまでも書いたかも知れないですがせっかくの機会なので素直な意見を書きますね。

 

まずざっくりと結論を言うと

投資資産は単なる数字で特に意味はない

と思っています。そして数字だからこそそれぞれの個性が生きるんだと思っています。

 

どういうことかと言うと

 

超長期投資では20年先30年先の将来が対象になる。

→そしてその時点での世界は現時点では予想がつかない

 

ということです。

 

つまり毎月5万円とかS&PとQQQに積み立てて行けば高い確率で30年後には2.5億円から5億円くらいになります。インフレ率を調整した実質でもその半分ちょっとくらいになります。

 

このお金は現時点では使い勝手に想像がつきます。

 

では今から20年前、30年前にさかのぼって現在をみるといかがですか?

 

先日喫茶店で原稿を書いていたら「年寄りの不動産やさんが2人話していました」不動産やさんて年取っても元気でイケイケですね。なんか秘訣でもあるんだろうか?

 

「昔は携帯代で5万くらい払いよったのに、最近はなんぼ話しても1万円でお釣りが来るわ」「安ーなったもんじゃのー」

 

確かに不動産やさんはしょっちゅう電話していますね。

それが1万円以内になったなら経費的には5分の1以下になったわけです。

 

これは20年前の人には想像がつかないことでしょう。

 

同じく安くなったものは多いです。

 

IT技術関連は軒並み安くなっていますね。

 

ITじゃないけどこれを書いているパソコンもSSDでi5で中古で2万円でした。

型番は古いけどオフィッスもついていて起動も早いです。

 

なんというコスパの良さなんでしょう。

 

中身を入れ替えて売っているのでしょうね。

 

ヤフーショッピングでパソコン専門店PC-mという店で買いました。

 

むしろ上がっているものって何でしょうね?

 

地方じゃ家なんかも上がってないし、大根は50円で売っているし。

 

結論

20年前、30年前と比べて値段が下がっているものも多い

 

若い人の行動・文化の変化

 

若い人が車を買わない、結婚しない、酒を飲まない、タバコはもちろん吸わない

のが当たり前になってきました。

 

これはかなり理解できます。

 

私もテレビはほとんど見ることがないです。それでも全然平気です。

 

だから自分ひとりならアンテナも取り払ってテレビも処分してNHKも解約するでしょう。高すぎますからね。

 

タバコは吸わないしお酒もあまり飲まなくなりました。

車も持っていますが乗る機会は減りました。

 

もし30年前に帰ればバイクの免許を早くとってカブで済ませていたことでしょう。

家族がいなければ一人なら自転車とバイクで十分です。

 

結婚も若い人が言うように「コスパがとても悪い」です。

 

文化の違う男女が同居するのですから衝突、考え方の違いも多いです。

 

一般に女性は「巣作り」の習性からか「モノに価値観を置きますが」男性は淡白な人も多いです。

もっとも高価な時計やハーレーを欲しがる人も多いからどっっちもどっちかな?

 

車に関して言えば20年先にはEVが主流になっているでしょうから、かなり現在とはイメージが違うものになりますね。

 

結論

20年先30年先のライフスタイルは想像がつかない

 

3つ目 日本の社会保障制度や年金も想像がつかない

 

多くの方が心配されるように日本が財政的に今以上にゆとりがあることはないでしょう。

だとすると年金制度や社会保障、医療、介護も変化している可能性が高いです。

 

どちらかというと「厳しくなっている」と考えておくのが無難です。

 

4つ目 日本の国際的位置やドル円も変化が予想される

世界と比べればゆっくりと変化していく日本ですが、20年、30年となるとさすがに大きな変化になります。

 

残念ながら国際競争力や国際的な地位については私は今より明るい姿を将来に見ることができません。

 

日本の得意分野、ものづくり、が形のないものが主流になっているので日本の優位性が急速に失われつつあると感じるのです。

 

私の杞憂ならいいのですが。

グーグルを超える企業が日本から出るとは思わないし、そうするとヒカキンさんの収入もグーグルが一番美味しいところを取るわけです。

 

また先日医療センターにかかりましたが支払いは「マスターカード」でしました。

便利になったのはいいですが、一部が米国に吸い取られているのです。

 

これが新幹線や航空チケットから街のスーパーにまで常態化しています。

 

確実に日本は「吸い取られる側」になっているのです。

 

マスターカードの株主ではありますが日本人としての立場からは「残念です」ね。

 

一般的に一度できた流れは加速します。

 

だから20年後にはさらに極端になっているかも知れません。

支払いがペイパルも加わっているとかですね。

 

日本の何とかペイとかも「赤字合戦」でサービス競争をしていますが大丈夫なのでしょうか?

 

そんなこんなで日本の経済としては明るい未来は想像できません。

 

しかし個人としては全く立場が変わります。

 

日本は世界でも有数のコスパのいい国になっているかも知れません。

というかその可能性は非常に高いです。

 

貧乏な日本人に合わせているからです。

 

だから外国人たちは今でもパリでは1杯2000円のラーメンが800円で食べられると感激しています。

 

20年後はさらに格差が開いて5分の1くらいになっていることでしょう。

 

つまり20年前に日本人が東南アジアに旅行に行って1杯50円のラーメンを食べて「こんなんでやっていけるんかなあ」と感じた姿が日本に置き換わるだけです。

 

まったく外国人にとっては「永住したいくらいコスパ」が良い国です。

そして現在でも日本に「住んでいる外国人」は多いです。

そしてたいてい魅力的な日本女性と結婚してかわいいお子さんをもうけています。

 

混血の子は遺伝的に可愛く、背が高く、賢く、美人になる確率が高いそうです。

 

「外国人いいなあ」という前に「ちょっと待った!」

 

その過ごしやすさはあなた自身にも当てはまりませんか?

 

さらに外国人以上に「日本語が話せて」「土地勘があり」ます。

日本で育ったのですから当然です。

 

そして肝心の稼ぎ、お金は「海外資産」がどーんとあります。

 

最高のコスパじゃありませんか?

 

そうなるとは言ってません。

 

しかし20年後30年後は「大きく変化している」ことは確実です。

 

その変化を「プラスと受け取るか?」「マイナスと受け取るか?」

は海外資産の大きさで決まるのです。

 

そしてあなたは「メリット組」のメンバーです。

 

それをどう生かすかはあなた次第です。

 

昔の江戸の話に、「江戸に出てきたお上りさん」の小話があります。

 

「江戸っていうのはなんと住みにくいんだ、水だって買わなきゃいけない」

対して江戸っ子は

「江戸というのはなんと住みやすいんだ!水を売る商売だってできるんだ」

 

受け取り方次第ですね。

 

そしてそれは現代も生きています。

 

「東京は家賃が高くて大変だ」と多くの人が思う一方で

「物件を持つなら東京に限るな、今日も満室でウハウハだわ」と思う大家さんはたくさんいます。

 

だから東京の方は不動産に対する所有欲が半端ないですね。

 

私も田舎に数万坪の土地を所有していますが近所の親戚に「もらってください」と申し出ましたが断られて困っています。

田舎の山林はそんなもんです。

 

話がそれました。

 

結論

将来の具体的な状況は現時点ではだれも予想できない。

 

→だから将来の投資資産の使いみちも現時点では決まらない

 

でOKだと思うんです。

 

だから現時点では単なる数字でいいと思うんです。

それに意味をもたせるのはまさにあなたの気持ち、ライフスタイルに対する考え、ご家族の状況など様々な要因だと思います。

 

確かなことは単なる数字とはいえそれを持っている人と持っていない人は決定的な差がある。

そしてあなたは「持っているグループ」だという事実です。

 

東京で土地を持っている人が貴重だったように20年後30年後は投資資産は貴重な価値を持つことでしょう。

 

そしてその価値をどう生かすかは「あなた次第」と思うのです。

ちょうど土地を売って博打に使った人もいたでしょうし、土地を担保にしてビルを立てて不動産投資を始めたひともいるようにです。

 

長い話に付き合っていただいてありがとうございます。

 

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