【保存版】まとまったお金をどうやって株に替える、普通人目線での決定版
どうもごきげんようです。S&Pは史上最高値更新です。
上がれば上がったで悩みもあるものです。
その一つは
「こんな高い時期に買っていいのか?」という疑問です。
特に
「まとまったお金があるので買いたいけど待ったほうがいいですよね?」
というものです。
過去にもたぶんコメントはしてきたとは思うんですが、かなり他人行儀というか普通人目線に特化したものではなかったです。
そこで今回は「普通人に特化した最適解」を結論します。
カミさんの骨折の手術などがあったのでブログ更新の頻度が少なくて恐縮です。今回は重要なのでブログにしました。
まとまったお金というのがどのくらいか?にもよりますね。
「もらったボーナスを使わずに置いておいた」
とか
「退職金です」
とか
「今まで貯めた預金全部」かも知れません。
普通人としては「失敗しない」「ストレスにならない」のが最重要ですね。
ではできるだけコンパクトにまとめますね。
1 一回にすべてを入れるのは最適解の一つだけど「普通人向き」ではないので不採用
20年以上の超長期投資でしかも株価の行末が予見できないとしたら、数学的、確率的には「できるだけ早く投資するほうが」その分有利です。
下は過去10年の米国株S&Pのチャートです。
過去10年で見るとどの時期に一括で入れたとしても現在は最高値更新なので報いられています。
暴落に会うと「売ってしまう確率が高い」
とはいえ昨年の春のような大きな下落に出会うと「激しく後悔」するとともにリセットすべく「売ってしまう確率は50%以上ある」でしょう。
売ること自体は悪いことではないのですがトラウマとなり買い戻すことはできないでしょう。
そこまで大きな下落でなくてもかなりの下落は度々起きています。
その時に「この投資は失敗だったか?」と思うのは当然の成り行きでしょう。
そしてだれかに相談すると、それこそ聞いた人の数だけ「投資論」はあるわけでほとんどの人が否定するでしょう。
結論
この方法は理論的には最適解の一つだけど、時期によっては「失敗の可能性が高い」
失敗の可能性が高い方法を「普通人」があえて採用するメリットはないのでこの方法は不採用です。
♣しかしそのリスクをすべて承知して実行するのは全く問題ないです。
特にボーナスの投資などは一括で本人が納得できれば問題ないです。
金額での判断は給料、ボーナスの範囲ならあるいは年間のボーナスくらいまでなら問題なし
年収を超える規模なら問題あり
と思います。
要は自分が納得できれば問題なしです。
さらに長期のチャートを見てみましょう。
下は過去40年のNYダウのチャートです。
長期では上昇してきているとはいうものの詳しく見ると「結構荒れている」「上下動はある」ことがわかります。
この10年が特に幸せだったんですね!
真ん中の大きな凹みはリーマンショックです。
2 自分の判断では動かせないのがストレスをなくすコツ
「相場を見ながら適切な時期を見て買う」というのはできそうに思えて「ついつい先延ばし」になるのはご経験がお有りだと思います。
ちょうど昨年のコロナのボトムからがそうでしたね。
「買おうと試みてはいるんだけど高すぎて買えない」状態でした。
下はS&P2年チャート。
基本的に株はいつも高いです
だから安く買いたいという気持ちがあるとまず買えません。
そして安い時はだれも買いたくありません。
さらに安くなる雰囲気満々だからです。
だから基本的に安い時に買うのは無理をしないと買えません。
「落ちるナイフをつかむ」行為です。
ダンさんとか広瀬さんとかのプロの方が「買っちゃあいけない!」「ダメ絶対」と言っている時がまさにインデックスでは「買い場」なのです。
今回もそうでしたね。
もちろんプロの方のご意見は正しいです。
落ちるナイフを掴むのは「異常な行為」です。しかしインデックスで超長期投資では買えるのです。
とにかくそのくらい難しいわけです。
3 鉄板はドルコスト法で入れる
ドルコスト法は普段の投資で使ってますよね。
それを「一時金」の投資にも使うだけです。
何しろ鉄板の方法で欠点は見当たりません。
あまり期間が長いと「投資機会の逸失」になりますから
最長で5年くらいで入れる
のが自然に見えます。
金額にもよります。
リタイアした方で退職金やら貯蓄やらで例えば5千万位を入れるとなるとかなりの金額になります。年1千万だと月に83万ですね。
リタイアした身でこの金額は結構ストレスでしょう。
だから無理のない範囲でいいです。
月に50万とか30万とか10万でいいです。とにかく前に進んでますからね。
とにかく「毎月着実に買う」ことが第一優先です。
だからネット証券で必ず設定しましょう。
手動でやるのは「日記と同じ」で続きません。
設定日はお好みでいいですが月初、月末は何かと荒れやすいのでこだわりがなければ15日が無難です。
ここ大事
積立をする口座は取引をする口座とは別にする
イデコや積みにー、NISAをされているならそれと同じ口座がいいです。
また個別などの取引もされているならそれとは別の口座にしてください。
→度々目に触れないことが大切です。
見ると収益やらが目に入り「いじりたく」なります。
そして大幅下落時にいじるとすれば「やめる」「売る」ことです。
それこそ多くの方が「やばい」を連呼されているときです。
下落時は中断もありのルール
ドルコスト法は「何があろうと積み立てる」のが正式です。
とはいえ、実際におやりになった方はおわかりでしょうが
「大幅下落していてさらに下落しそうな」時の追加投資は大きなストレスになります。
自分の幸せのためにしている投資が「自分を苦しめている」なんて本末転倒です。
だから許容できる方はもちろん「続けるのが正義、正解」ですがストレスを感じたら「無理をせずにストップ」ルールでいいです。
しかし「売ることは絶対にしないでください!」「ダメダメ絶対ゼッタイ!!!」です。
どんなにエライ人が言ってもです。
なぜ売ってはいけないかは勉強しましょうね。
以上です。無理のない範囲で計画を立てて、証券会社で設定をして実行してください。
そして金額がストレスを感じるようなら「素直に訂正」してください。
通常時にストレスを感じるなら暴落時には「持ちきれない」のは必至だからです。
スポット買いはあり
自分なりに買い時と判断したら「スポット買い」はOKです。
いつ買ってもいいのですから、あなたがチャンスと思う時はOKなのです。
もし後で見てその時がベストでなくても一向に構いません。
天井づかみでもまったく問題ありません。
スポットで買った分計画が前倒しにできます。
追伸 日本円の安全性について
昨日の動画で投資資産は米国株と日本円が便利といいました。
日本円については不信感をお持ちの方も多いです。
○借金が異常なこと
○生産性が低いこと
◎人口が減少すること
○地政学的リスク
○自動車産業がやばいこと
○ハイテク化が遅れていること
○政治家のレベルが低すぎること
・・・
どれも事実ですし当たっています。
通貨価値はインフレ率などとともに国の信用度ですから
長期では円の相対的価値下落は続く
のは事実です。
大変なことが起きる、破綻するとかの暴論は当たらないと申し上げたのです。
ですから緩やかな「価値の減価」はあります。
その意味でも最低「半分は海外資産」で持つことがリスクを避けることになります。
とはいえ、生の通貨で持つのは減価します。さらに持つ通貨も難しいです。
だからベストは米国株インデックスで持つのが「価値を最大に生み続ける」ので最適です。
株式以外ではドルは毎年2%減価します。
ドル以外は不安定です。
また債券も値動きが大きいです。
したがって消去法で「日本円」が安全と申し上げたのです。
長期に渡って日本円だけを持ち続けることが最善、安心と申し上げているのでは決してないです。
日本円はインフレ率が低く、暴落時に相対的に強い点が有利です。
私達は将来の給料や退職金も含めるとたいていの方が「円偏重」のPFでしょう。
だから株式のリスクにばかり目を向けずに、「高すぎる」とか言ってないで「着実に投資を遂行していく」ことが大切と思っています。
長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。
今回の動画はこちらでです。
昨日の動画はこちら「攻めの分散投資」が後半にあります。
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