「チャートなんか気にしないで決算が良ければ持ってればいい」どう生かす?
2月23日火曜日記述
米国株投資の先駆者、第一人者、カリスマと言えば「広瀬隆雄氏」がまず浮かぶ方が多いでしょう。
その見識、経験、決算の見方など学ぶべき点が山盛りです。
さらに以前は上記の動画も長くて聞くのが大変でしたが「まとめ」を発信してくださる方もいて助かっています。
そんな偉大な方ですが、普通人にはなかなか受け入れが難しいこともあります。
その一つが「チャートに関する考え方」です。これは今日のツイッターからです。
「ほとんどのチャートツールは意味がない」ともおっしゃってますね。
そして意味のない中には「ボリンジャーバンド」なんかもあります。
これは私は多用して、しかも助かっているので意外です。
この中で
1 日足チャートで見る
→長期の動きは月足、週足がわかりやすい
2 カップウイズハンドル
→なかなか現れないです。
しかし米国では重視されていると感じるのは
近いタイプのチャートパターンではバク上げすることです。
以前動画にして「そんなのはカップウイズハンドルではない」との指摘もいただきましたが「似ているのでもバク上げして十分効果を発揮」しています。
視聴者の方から「ボリンジャーバンドやカップウイズハンドルパターン」はアルゴリズムに組み込まれていてバク上げあるいは下落するようになっている
とのご意見をいただきました。
確かにこの意見は納得できます。
昨日動画にしたアップルのチャートです。
◇決算前に高値を更新してボリンジャーバンドに跳ね返されて、①前回高値を割り②上昇するも前回高値に跳ね返されて③下落中です④ボリンジャーバンドの下限を試しています。
→チャート的にはいい形とは言えません。
→さらに「ヘッドアンドショールだー」の悪形にも見えます。
先日動画にもしましたが下落の底を確認してから買いたいです。
◇この半年でボリンジャーバンドをつき破って上昇したのは4回あります。
その突き破っている日数は2日です。
そして4回ともその後12日以上の下落が生じています。
4回中4回の的中率は「使える」と考えてもいいのではないでしょうか?
それにボリンジャーバンドは無料のチャートにもついていますし、タダです。
今回のケースに当てはめると
1月27日が決算で、好決算でした。
◇好決算を期待してその前から上昇しています。しかしこの時点で買うのは
との指摘が当てはまります。
そしてこのチャートでは見にくいですが発表の前々日と前日にバンドの外にあります。発表で好決算で合ったのにも関わらず下落し始めます。
チャートを見ないで買うならこの発表後に買ったことになります。
チャートを見ていたら下落が止まった135ドル付近で買いますね。
わずかな差です。
長期では問題になりませんね。
長期投資のポイントは売らずに保有し続けることにある
のでどちらも売らないなら大差はありません。
しかし143ドルの高値で買ったとすると現在の126ドルは10%低いです。
「そんなの関係ない」と思って買い増しできるメンタル強の方は問題ないです。
しかし気になって「手放したい」あるいは「買い増しができない」方もまた多いのはないでしょうか?
私は年齢のせいもあるでしょうが気になります。
「価格を気にせずに持つ」のは無理です。
だからじっちゃまの方式をそのまま実行するには向いていません。
逆に気にならない方には最強でしょう。
まとめますね。
過去を見ると
適切な成長株を決算ごとに買い足す方法は最強と言える
事実です。
下はアップルの10年チャートです。
今回の下落も過去にあった数多くの小さな下落のひとつ
です。しかも決算は良かったのですから買い増しの好機です。
だから今回も決算後の「買い増し」は正解となるでしょう。
そうやって積みましていけば過去には10年で10倍以上になっています。
アップルだけではさすがに不安定ならグロースばかりになりますが
MSFT、V、MA、GOOGL、を加えて5つで運営すればやはり大きな成果をあげています。
下はMAマスターカード
ハイテク偏向が気になればUNHユナイテッド・ヘルスなんかをいれても結果は同じです
過去に戻ることができるなら10人中8人くらいがこのような投資が「理想」と考えるでしょう。
テスラのように特に尖った銘柄で当てるわけではないです。
これらの企業は10年前もやはり将来性がある優良企業でした。
こういう投資ができるならQQQを買うより「良さげ」に見えます。
どうお考えになりますか?
ここで問題となるのは次の2点です。
1 10年前に有望な5銘柄を的確に選べたか?
今だから簡単に言えますが10年前にこの5銘柄を選ぶのはなかなか難しいです。
ある程度入れ替えながら選んでいくことになります。
2 売らずに保有し続けられたか?
こちらのほうがハードルが高いですね。
実際に実行できた方が少ないことでもわかります。
理由は
1 アップルやマイクロソフトも決算ミスは過去にあった
ですから決算○方式だとその時には手放して保有はいったん途切れたはずです。
「いや自分は1回や2回の決算ミスは許容して持ち続けるだろう」
という方もいらっしゃるでしょう。
しかしそうすると決算マルなら保有、買い増しの原則が崩れます。
それに昨年9月のMSFTはアジュールの伸び率が鈍化したというだけの理由が問題視されました。
広瀬さんも「マイクロソフトは売り」とおっしゃってましたね。私は保有してますが。
→だからあとで思うほどこの方式を実行するのは簡単ではない
といえます。
2 含み益膨大で決算ミスがないのが保有の条件
だから実際には上下が気にならないくらいの含み益があり、かつ決算マルが続くのがこの投資法の成功の条件になります。
これはなかなかハードル高いです。
3 株価にとらわれずに保有ができる環境がポイント
含み益が膨大だったり、性格的に「気にならない」タイプだったり、大きな下落に合わない、などの条件が揃えば理想です。
ちょうど昨年大きな下落がありましたから、その時に気にならなかったかどうかが判断基準になりますね。
4 普通人は含み損を抱えない、含み益を増やすが優先
特別に強いメンタルではない場合は手っ取り早いのは「含み益を増やす」ことです。逆に「含み損」は避けたいです。
そうすると「株価なんか気にしないで買えばいい」というのは普通人には当てはまらないです。
そして含み損を抱えないためには「チャート利用」も必要です。
そして最終的にはチャートなんか全く見ずに「成り行きで買い増し」ができるのが理想です。
5 無条件で保有できるのがQQQの強み
過去10年前に戻って投資できるなら例えば「APPL、MSFT、V、MA、GOOGL」
連合はQQQにかなり勝ります。
しかし現時点で買うなら、上記のような条件を考えるとQQQへの投資は「最適解の一つ」に思えます。
もちろん今から個別の枠を設けて「大切に育てていくのも」いいアイデアです。
そしてQQQとの比較をしてみるのは有益です。
6 使えると思う「チャートツールは?」
最後になりますが多くの人が使っていて相場に影響を与えると思うのは
1 出来高
2 移動平均線、50日、200日
3 RSI
4 MACD
5 ボリンジャーバンド
と思います。
ついでにテスラが「ヘッドアンドショールだー」では?と言われています。
そうとも見えますね。
とりあえずはボリンジャーバンドの下限に跳ね返されて反発するのが普通にみえます。
まとめ
参加者の半数以上が使っていると思われるツールは知っていた方がいいと感じる
→それでチャンスは見つけられないかも知れないが「ピンチ」を察知することはできるから。
今回は普通人が「失敗を避ける」方法の一つとして書きました。
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