チャート分析しても成績は上がらない→失敗を防ぐ役目がある
みなさんごきげんようです。
2月3日水曜記述
いやー連チャンで上がりましたね。
このまま上昇軌道になると先週の水曜からの下落は「3日下落」に終わることになります。
つまり過去の大きめな下落の仲間には入らないわけです。
昨年の9月、10月の下落では50日線を大きく割り込んでいますが今回はタッチしただけに終わっています。
一時的な調整となります。
そうすると十分な調整がなされなかったので2月中にまた調整があるとも考えられますが大手ハイテクの決算は軒並み素晴らしいのでこのまま上昇する方が自然にも見えます。
下はQQQのチャートです。
先週の水曜からの下落をほぼ戻して最高値に迫っています。
これから出る決算も良さそうなので、たとえ最高値更新とはいっても「決算前とは意味が違う」と言えます。つまり業績に裏付けられた「高値」です。
ロビンフッド問題は収束か?
WSB問題というかロビンフッド問題の異常な動きが「会社の適切な?対応」で収束に向かいつつあるようです。
【GME】ゲームストップが-60%の90ドルとなっています。
一部のロビンフッダー族がヘッジファンド族にやられつつあります。圧敗ですね。
この結末予想については以前の記事で書きました。
かれらについて「いい気味だ」「他人の不幸は蜜の味」というツイッターも見ますが自分はとてもそんな気にはなれません。
とはいえ、不公平はともかく需給が荒れなくて正常化するのは一人の投資人としては安心です。
チャートなんか分析しても意味ないんじゃないの?
というご意見をいただきました。
投資法はそれぞれですから、何を基準にするかもそれぞれです。
しかしチャートについては「誤解がある」と思うので書きますね。
ついでに私が使っているメインのツールについても説明します。
株価を決める3つの要素
一応個別株を対象にしますね。
1 企業業績
ⅰ 現在の業績
ⅱ 将来の業績(ガイダンス)
あるいはビジネスモデルの独占性もこれに入ると思います。
いわゆる「ファンダメンタル分析」です。
2 需給
市場ですから需要と供給は価格決定の大きな要素です。
今回はこれの不均衡から下落が起きました。
3 投資家心理
です。
コメント主の方はきっと普通のおとなしい株ではなくて尖った株をてがけておられるのではないでしょうか?
上記は一般的な場合ですがそうではない場合もあるからです。
私とは方向は違いますが参考にさせてもらっているかたに「ヤスさん」がいます。米シリコンバレー在住で優れた動画をタイムリーに出しておられます。
今は一時的に日本に帰っておられます。
最新の動画のリンクはこちら「決算をみるポイント」
https://www.youtube.com/watch?v=LVZBZYxk7No
ヤスさんは先週の金曜日の時点で今回のWSBの騒動が収束に向かうと予想されていますね。さすがです!
さてヤスさんによると特においしいのは「時価総額が1ビリオンから10ビリオンドル」つまり1000億円から1兆円の会社だそうです。
日本では十分大きいですが米国では小型株です。1B以下だと動きが激しすぎるし10B以上だと動きが悪くなるとのこと
そのような会社では「会社の将来性」がすべてです。
業績と言っても赤字ですからPERはないしPSRも30以上で高いです。
そんな会社の株を買う人達はその内容に精通した人が多く一般人とは異なります。
だからそのような株の売買にチャート分析はほとんど意味をなしません。
参加者が特殊で閉ざされたグループだからです。
下はヤスさんが先々週紹介されていたドローンのイーハン【EH】のチャートです
2ヶ月で10バーガー近いです。
こんな株はRSIが80を超えてるから「高すぎて買わない」なんてことを言ってたら買い時を逃してしまいます。
「早く買ったもん勝ち」ですね。
さらにちまちま買うのではなく「ドーン」と買うほうが、外れることがあったとしても確率的、論理的には成績がいいはずです。
現在EHは時価総額が4.5Bですから1Bを突破したのは12月の15ドルから20ドルくらいのときですね。それからでも4倍になっています。
これらの株は「時が命」「将来性が命」「情報力、機動力が勝負」です。
さらにチャートも10%上がった下がったで大騒ぎするようでは資格ないです。
ヤスさんもチャートは参考にされるみたいですが。さらにETFも多用されてます。
上記ほどではなくてもグロースは「安値では買わない」方が安全です。
「チンさん買い方間違っているよ」と指摘されましたがちょっと誤解です
「グロースは買い下がりはダメだよ」との指摘です。
そのとおりです。ありがとうございます。
しかし言い訳すると買い下がったのではないのです。
クリエネETF5銘柄に投資しています。
総合型の【ICLN】【QCLN】【PBW】
太陽光の【TAN】電池の【LIT】です。等分です
1月の初めが高かったので少し待って3週目、4週目、5週目のそれぞれ週末に買いました。1・15、1・22、1・29です
下はその一つ【QCLN】です。
1月15日はキング牧師生誕日で米祝日
幸い1・22を除いてその週の安値で買えました。
結果的には下げ基調だったですから「買い下がり」に見えたのですね。
しかし私的には計画的だったのです。
一時はマイナスが出ていましたが現在はほぼトントンに戻しています。
「で何、自慢してるの?」
そうではないんです。
チャートは失敗を防ぐのに役立つ
もしチャートを活用していなかったら
高値で買って先週金曜の安値でびっくりして月曜に売っていたかも知れません。
これでは単に損しただけで終わります。多分5%くらいの損。
しかしチャートを活用したおかげで「高くなく買えて」「安値で売らない」ことができたのです。
つまり失敗を防げたと言えます。
詳しく言うと、1月はじめは民主党の上院選勝利で上昇してRSIは80超え、ボリンジャリーバンドをはみ出し状態でした。
このような状態は長くは続かないのが確率的に知られています。
だから沈静化を待つのが上策です。
かといって「安値」を待っていると「上昇して買えない」かも知れません。
だから何回かに分けて買うことにしたのです。
買う時期は一週間の出来事を集約する金曜のクローズ付近にしたのです。
といっても眠いので適当に指値して買えてなければアフターで成り行きで買う。
です。
買われ過ぎは①RSI②出来高③ボリンジャリーバンド④MACDで簡単にわかる
チャート分析と言ってもそんな複雑なものは必要ないです。
上の4つでOKです。
簡単に説明しておくと
①RSI
過去14日の上げと下げの合計のうち上げの割合を率で表す。
50が標準。60は強い、70は人気化している、80以上は相当に加熱している
杓子定規に70以上は買ってはいけないではなくて
「人気化している」を承知して買えばOKです。
自分の買いたい感情をセーブしてくれる役目です。
野球に例えれば、あなたがピッチャーで1死2,3塁で3割バッター、今日2ホームランの強打者に対して「勝負するのは自由」です。
しかしデータを元に「歩かせる」のも勝つためには立派な戦略、戦術です。
②出来高
出来高を伴って上昇しているのは「買い気が強い」「参加者が増えている」ことを示しています。
しかし希望者がピークアウトすれば今度は減少に転じます。
それとともに株価もたいてい下落します。
「バスに乗る時にはまだあとに乗ってくる人がいるか?」を思い馳せることが必要です。
出来高が現象に転ずればプロや上級者は「利確」に転じます。高値売り抜けですね。
人気化しすぎた株を素人に渡して自分は降りるわけです。
だから出来高は参加者の行動を見る上でとても重要です。
株価が上昇している場合は2つあります
1 参加者が増加して、出来高が増えて株価上昇
→参加者が減少に転ずれば株価も下落に転ずる
2 売る人が減って出来高減少でも株価上昇
→売る人が増えれば株価下落
③ボリンジャリーバンド
上記のチャートでは真ん中は20日平均線です。(調整可、25日もよく使われる)
上下の線は2シグマです。起こる事象の95.4%がこの範囲に収まります。
だからこの線をはみ出した場合は「確率的」には線内に収まります。
上記のICLNもそうなってますね。
ごめんなさい長くなったのでそれ以外はまたの機会にです。
結論 チャートの主なツールの確認で
1 自分の感情をセーブして失敗を減らしてくれる
2 市場参加者の心理状態、人気の度合いがわかる
3 これを利用して「儲ける」のは簡単じゃないと思う
だから基本的なものだけでいいと思うんですよ。
ではここまでです。
みなさまの良い投資を願っています。
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