クリーンエネルギーETF 今から買っても大丈夫?本格的にはこれからですよ!
1月10日記述
さて先日のクリーンエネルギーの記事
では大きな反響をいただきました。
一番多かったのが
「今から乗って遅くないですか?」でした
これはクリエネをどのくらいの期間のことか?
で保有の期間の見方が全然変わってきます。
1 短い期間で利確して行く方法
例えば先週はクリエネは加熱でした。RSIが90を超えて買われました。
短期的には買われ過ぎなのでトレードで考えれば利確された達人の方も多いでしょう。
しかし私は少しですが金曜の朝方【QCLN】というクリエネETFを買いました。
「ウリドキなのに買ったの?」
と言われますよね。
はいそれは私はもう少し長い期間で投資を考えているからです。
どのくらい?
2 中長期で考える場合
バイデン政権はまだ始まってもいないのです。
あと4年は任期がありますから順調ならその間に政策は続くでしょう。
200兆円の財政支出を予定していますが、クリエネ関連には10年で40兆円の支出になります。
かなりじっくりとした進行ですね。
その間にCO2を削減する試みが実行、研究されるわけです。
もうすでに実用化されているものもありますね。
テスラとかの電気自動車、WKHSもトラックで続きます。
先週50%も上昇したPLUGプラグパワーの水素燃料のフォークリフトはすでに使われています。
それらが進行している間はまだまだこのクリエネの流れは続くので
長く考えれば10年以上の期間での投資になります。
買うのがもう遅くないか?
私が金曜に少し買った【QCLN】を見てみましょう
週足2年チャートです
凄まじい上昇ですね。
コロナ前から3倍ほど、3月安値からは5倍以上です。ETFでこれですからね。
3月の底値以降安かった時はあったでしょうか?
いつでも高いですね。そして今は特に高いです。
民主党がジョージア州の上院議員選挙を勝って議会の上下院の多数派になったからです。とはいえその差はわずかで上院では同数です。議長分民主党が多数派
だからこれからもこの動きは続くと考えれば「全然遅れてない」と言えます。
ただしすでにかなり上昇していて「期待値」も高まっていますから
進捗が遅れたり、決算が悪ければ売られる銘柄もあるでしょう
ETF はそのぶん安心です
短期での買い時、長期での買い時
上記のように長期でみれば「まだ遅くない」と言えます
私は3~4合目と見ています。
一方短期でみればどうでしょう?
日足で見てみますね。6ヶ月です
水木金とボリンジャーバンドを上にはみ出しています。
RSIも85を超えていました。
これはとても「買い時」とは言えませんね。むしろ短期的には「ウリドキです」
「じゃあなんでチンさんは買ったの?」
はいそれは12月に少し買いましたがもう少し増やして置きたいのですが株価が将来どう動くかは不明です。
短期的には来週少し下げる可能性は大いにあります。
しかしその下げ幅は10%未満でしょう。
選挙前より15%上昇していますが、選挙で条件は良くなっているので上げた分をそのまま元に戻るとは考えにくいです。
なので10%以内の下落の可能性は受け入れて少し買ったのです。
来週下げればさらに少しずつ買う予定です。
つまり少しずつ買う作戦なのです。
今まではボリンジャーバンドをはみ出すと下落してバンド内に収まってきましたから80ドルくらいに調整してバンド内に収まる可能性が高いです。
しかし買いの圧力が強いので来週も上げるかも知れません。
つまりわからないということです。
バブルだとしたら「出口戦略」を立てておく必要がある
1 欲をかくのは禁物
こういう大きな動きのバブルは2000年の「ITバブル」と似ています。
あの時はまだ十分に成果が出せそうにない「IT銘柄」を期待感で買い上げていきました。「.com」がついていれば中身に関係なく買われたので「ドットコムバブル」と呼ばれました。
私はあの時はまだ米国株はしていなかったので不参加でした。
その時のチャートは
2 どこかで売る必要がある
したがってVOOやQQQのように永久にもち続けるわけにはいきません。
どこかで利確してQQQやVOOに転換する必要があります。
気をつけたいのは株式は「先行する」ことです。
期待を織り込んで株価をつけますから「伸びが鈍化する見通し」ならみんな撤退します。
だから夏物衣服で言えば夏真っ盛りはもう終了ということです。
「まだ暑いよ」とか言ってられないのです。
「じゃあそれはいつか?」
政策はバイデン任期中は続きます。
出口が難しいのである程度上昇したら利確する作戦も立派です
とはいえ売るのは普通人投資家は苦手ですよね
なのであまり頻繁な売買は避けたいものです。
どっしり構えられればそれが一番です。
3 過去はそんなに成績が良かったわけではない
テーマETFを長期でみても意味がないとも言われましたが参考までに
リタ | ー | ン | リス | ク | σ | |||
年% | レシ | オ | ||||||
10年 | 5年 | 3年 | 1年 | YTD | 10年 | 5年 | 3年 | |
ICLN | 10.6 | 32.3 | 55 | 185 | 17.4 | 26.2 | 25.6 | 29.4 |
0.43 | 1 | 1.42 | ||||||
QCLN | 18.2 | 42.2 | 59 | 224 | 19 | 27.7 | 28.9 | 35.4 |
0.67 | 1.16 | 1.33 | ||||||
VOO | 13.8 | 15.2 | 14.1 | 18.4 | 2 | 13.5 | 15.3 | 18.8 |
0.98 | 0.93 | 0.72 | ||||||
QQQ | 20.4 | 24 | 27.3 | 48.6 | 1.7 | 15.6 | 17.6 | 20.7 |
1.23 | 1.25 | 1.2 |
直近の3年で見てもQQQと比べてシャープレシオがそんなにいいわけではないです。
ARKWが1.44ですから同程度です。
アークやQQQNなんかの方がテーマでない分やや安心感はあります。
だからあまりに高い期待感で参入すると「欲が出て売れなくなってしまう」という
2000年のITバブル崩壊のときのようになるかも知れません。
昨年は3倍くらいになっていますが今後も同じ成長を期待するのは「期待のしすぎ」と思いますね。
4 QQQとの違い
QQQはナスダックの時価総額での指数です。
アップルやマイクロソフト、アマゾン、グーグルなどのいわゆるGAFAMといわれる企業が大きなウエートを占めています。
それらとクリエネ関連との違いをざっくりイメージで見ていきましょう。
大手ハイテクが年10%くらいの成長を安定してしていて、これは期待値と実績がほぼ一致しています。
だから株価は安定して伸びていきます。
つまりQQQでは期待値と実績がそんなに離れていない
→株価が暴れたりしない安心感があります。
対してクリエネ銘柄では今までが小さかったので伸びが急激なので期待が非常に高いです。
株価は高い期待値に基づいて形成されています。
だから今後伸び率が変化する、特に期待に届かないとその時には大きく下落します。
一時的にですがね。
だからある程度の上下動は覚悟して織り込んで置く必要があります。
また分母が大きくなるにつれて成長は鈍化していくでしょう。
アマゾンの時もそうでしたが期待は大きいので当分の間株価が低迷することもあるでしょう。
つまりテーマだからといって今後も順調にすんなり上昇を続けるとは限らないです。
上下動を乗り切ることが必要です
政策の問題、政治の問題でも上下動が予想されます。
そして最終的には
→QQQは永久保有できるがクリエネはどこかで利確する必要がある
結論
1 トータルでクリエネETFがQQQをどれだけ上回れるかはその人次第
2 コスパも考えに入れるとさらに差は縮まる
→これもやってみてそれぞれが体感するしかない
3 当分の間の大きなテーマではあるので中長期では上昇の可能性が高い
4 流行に乗るので「バブルである」という自覚が必要
5 投資額の10%とか枠を明確に決めて置くのがいいですね。
おまけ
私はしませんが売買ができる方はある程度の期間ごとに利確して進むやり方も有力です
以上普通投資家目線で書いてみました。
来週はボリンジャーバンドの中に落ち着いてきて買いやすくなると予想されます。
買う人は無理のない範囲でトライしてみてください。
お願い 下をクリックして応援いただけるとありがたいです。よろしくおねがいします
スポンサーリンク