結局素人には結局シンプルが一番、今年どう対応したら良かったか?
2020年12月31日(木)記述
今年も最後ですね。元気で行きましょう!
今年はまさに激動の年でした。
なので元気で無事で年越しできるのはありがたいことです。
投資としてはコロナの暴落とその後の急回復で目まぐるしかったですね。
その変化にうまく対応できた方もいらっしゃるでしょうし、そうでない方も多いでしょう。
投信の半分が年初来マイナス
だそうです。プロがつくる投信でもそうなのですから素人の成績がぱっとしない人が多いのは当たり前です。
だから「うまく行かなかった」「乗り遅れた」「失敗した」とマイナスの評価を自分にする必要は全く無いですよ。
むしろ未曾有の暴落を経験できた経験値のほうのメリットが大きいです。
だってめったに経験できないことですからね。
暴落でどういう雰囲気になるのか?
まさに悲観一色でしたね。
米株価も-80%下がると言ったかたもいました。
米国ではそれくらいの危機感があったのでしょう。
だからFRBも本気で対策したし、その緩和の効果でその後の急激な回復が起こったのはご存知のとおりです。
私が今回得た教訓は
1 現実を見て悲観しすぎるな!
人の移動ができなくなってお店や飲食店、航空会社、鉄道会社、カジノ、ホテル・・・は大打撃を受けました。
当然それらの株は売られまくりました。
下はデルタ航空のチャートDAL
まさにウォーターフォールです。
質問 ではこの会社を底値で仕入れることが正解だったのでしょうか?
普通の素人にとってという意味です。
どう思われますか?
私は無理だったと思います。
底付近は大荒れだったし倒産の危険さえありました。
会社は存続してもチャプター11の申請がされれば株券はダダになります。
ダンさんは航空会社のETFのJETSをオススメでした。
航空会社を束ねたものなら1社が倒産しても被害は限定的です。
だからETFなら作戦は合ったかも知れません。
しかしこのJETSというETFは日本では買えないのです。
米国の証券会社やサクソバンク証券は特定口座もないしハードルが高いです。
チャレンジするのはOKですが。
それならばむしろ日本の鉄道会社の方が手堅かったでしょう。
下はJR東日本
しかし5月くらいに買ったらその後長い下落がありますね。
この期間は普通の素人はまず持てなかったでしょう。
損切りになりますね。
11月初めの底でうまく買えた人は現在20%以上の利益ですね。
しかし普通の素人がうまく買いのタイミングをつかめるでしょうか?
私には無理です。多くの人が無理でしょう。
可能だと思うのはその後の上昇したチャートを見ているからです。
しかしよく言われる
経済が悲惨なのに株だけが上がるなんて
は感覚としてはそうでも株式市場としては通常です。
株式は企業の将来性、つまり起きてしまったことはすでに株価に織り込んでいるのであとは「これから起こること」「ワクチン開発」「経済の復活」「中央銀行の緩和」の方に視点が移るからです。
2 どうすれば良かったか?
これについてはどう思われますか?
1 思い切り叩かれた銘柄に投資する
→これは上記のように普通人には無理でした
2 コロナで影響が少ないハイテク中心に投資する
下はアップルです
大きく上昇しています
こちらはアマゾン
こちらも8月までは驚異的に伸びています。
→しかしこれらも結局個別株を扱える能力が必要です。
だから普通人には人による言えます。
復活の過程で「リカバリー銘柄」と「ハイテク銘柄、巣篭もり銘柄」が交互に来ましたね。
まかべえさんの動画でおなじみのジムクレーマーは「バーベル作戦」と呼んでました。
3 結局普通人はそれらで成果が上げられたのか?
上記の2つは個別株で難しかったと思いますね。
とりあえず個別株を大量に買うのは普通人には難しいです。
では他に方法はなかったのか?
インデックスはどうでしょう?
下は全米VTIです。VOOと並んで人気です。最近はVOOより成績いいです。日本からだと楽天全米ですね。
2年チャートです。
コロナで激しく値下がりしましたが現在はコロナ前の高値を抜いて高値を更新し続けています。
いかがでしょうか?
これなら普通人にも買えましたね。
初めの頃の急激な上昇は捉えられなくてもその後安定してからじっくりと買い続けていけば平均では20%くらいの含み益になるでしょう。
ここで大事なのは「買い増し」ですね。
安く買った値段がアンカー価格になってその後の株価が全部割高に思えて買えなくなっちゃうんですよね。
「安く買いたい」という気持ちが強いとこうなりますね。
長期投資では株価の短期の上下は誤差なので「買うこと」「投資を進展させること」がより優先事項なのですが「つい忘れちゃう」んですね。
私もです。
ついでにナスダックETFのQQQはこちら
30%くらいの利益にはなってますね。
結論
嵐が収まってからキョロキョロせずにVTI、VOO+QQQの投資、追加投資で十分な成果が上げられた。
これがあとから見ての「結果論」にならないように将来に活かしたい。
おまけ
私はというと、従来からのS&Pの積立、スリムともっと以前からの積立てニッセイ外国株は当然ながら売ることもなく順調です。
また買増したVOOやQQQも順調です。
しかし個別株は散々です。
多少の経験はあるからと取り組んだのですが、ちょうど広瀬さんの動画なんか見始めたので参考にさせてもらったのですがだめでした、
広瀬さんのせいではなくて主に私が
1 下落に耐えられない
2 買い時、売りどきの判断が適切でない
つまり能力が足りなかったことが原因です。
おかげでスッキリしました。
これからそれらの能力を高めるのは容易ではないし少しくらいの能力ではインデックスには太刀打ちできないことはよくわかっています。
今回でもVOO+QQQを上回れたのはごく少数ではないでしょうか。
これは素人に限らず、プロたちも同様です。
ヘッジファンドの成績も今年は良くないところが多いようです。
かれらも投信もインデックス、VOO+QQQに勝ててないのですね。
♣昔勧めていたのでVGTはどうですか?という質問もいただきます。
VGTも優秀でQQQに負けてないですね。銘柄数とカバー率、ナスダックインデックス
という点で新規ではQQQを買ってます。
結局普通人、私もですがインデックス中心に高くても買い増しを続けて決して売らない戦略は今回の暴落を振り返って超優秀だったといえます。
自信を持って来年も投資を拡大したいですね。まだまだなので。
最後に
学びの多い実りある年だった
いろいろ試行錯誤もしましたが自分としては吹っ切れて方針が確立したのは大きかったです。
具体的にはVOO+QQQが主力、+20%ほどいくつかの投信、ETF戦略ですね。
売らない作戦は今まで通りです。
もう私の人生で個別を買うことはないでしょう。
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