高値更新で買いにくいですね!アベレージ投資家が買う方法
アベレージ投資家のみなさんこんにちは、チンさんです。
2020年12月23日記述
「押し目待ちに押し目なし」とはよく言ったもんです。
私も10月終わりの安値で買ってから買い増しできないでいます。
まさに凡人です。
その間の投資対象のチャートを見てみると
QQQです
(1)8月末の急激な上昇で300を突破
アップルの株式分割などがありましたね。その後9月で下落
9月25日頃が底でした。
(2)その後10月半ばには戻すが高値は抜けずに再び下落
10月末が底でした。
ここで幸いにも少し買うことができました。
買値は267ドル、269ドル、279ドルです。
(3)大統領選で急上昇
期待されたトランプではなくて期待されないバイデンだったのですがちゃっかり上昇
議会上院は民主党ではないだろう?というのがその理由でしたが
もはや理由なんか「後付け」で無理やりつけた感じです。
とにかく「異次元の緩和で上昇圧力がすごい」ということですね。
だからチャートを見ると「あげよう、上げよう」としています。
RSIが50を切る期間がとても短いのがその証左です。
そして11月移行はRSIは50を切っていません。
RSIはご存知のように14営業日のうちの上昇と下落を比べるものです。
♣計算式は
RSI(%)で表します。14日が基本ですので14営業日でやりますね。
A 14日間の上げ幅の合計値
B 14日間の下げ幅の合計値(絶対値なのでプラスです)
RSI=A/(A+B)X100
です。
簡単に言えば上げ幅が全体の動きのどれだけに当たるかを見るわけです。
上下の動きが同じなら50になります。
70ならかなり上昇しており加熱
30ならかなり売られており売られすぎ
RSI自体は統計上の手法なのでこれをチャートに応用するには株式市場とかFXとかで異なります。
また株式でも東京市場とNYでは違いますし、個別の株によっても違います。
なので70なら一律に買われ過ぎなので→売り
と判断することはできません。
自分の対象で慣れておく必要がありますね。
米国株でQQQなんかのインデックス系だと動きは極端ではないので75とかだとかなりの加熱。
80を超えることはめったにないです。
だから8月末のRSIが80オーバーは「わりとはっきり加熱」といえます。
逆に30を切ることはまれです。だから30付近では「経験値としては買い場」といえます。
★ご注意
RSIはオシレーター系と言われる系統の代表格です。
他には皆さん好きなMACDがあります。
もう一つの系統はトレンド系です。ボリンジャーバンドなんかです。
トレンド系が流れを読んで上げ下げを見るのに対して、オシレーター系は統計的、経験的な数値で「買われすぎ、売られすぎ」を示します。
しかしRSIが75もあるからと言っても「直ちに下げる」「必ず下げる」ということはなくて「ここらへんまで買われてますよ」みたいに教えてくれる感じです。
だからオシレーター系は「ふんわり使う」感じです。
杓子定規に70なら売り、30なら買いという使い方は確率的にはうまくいくでしょうが、そうならないことも多いです。
♣先行指標としてのダイバージェンス
RSIやMACDのヒストグラムは相場が上昇しているのに伸び悩む、あるいは減少することがあります。これが「ダイバージェンス」で「天井」のサインとして知られています。
実際の相場よりも先行するので「先行指標」としてありがたがられるのですが割と注意して見ないとわかりませんね。
下のテスラでは見やすいです
11月末の600ドル弱でRSIもヒストグラムもピークをつけて減少に転じています。
しかし株価はその後も緩やかに上昇しています。
これは「上昇のパワーは小さくなった」と考えれば納得が行きます。
つまり400ドルから短期間で急上昇しましたが(S&P500への組入で)
「これからそこまでの大きな上昇はないよ」というサインと受け取れます。
これに従えば600ドル付近で一旦利確する方法もあります。
株価は680ドルまで行きましたから10%程は取りそこねることになりますが。
現在は640ドル
これはピークだけではなくてボトムでも現れることがあります。
とはいえいつも都合よく当たるとは限らず「だまし」も多い指標と知られています。
まあ統計学上の方法を勝手に相場に利用しているのですから文句を言ってもしょうがありませんね。
♣ダン高橋さんの方法
プロであるダンさんはもう一つの使い方を教えてくれています。
それは「モメンタム」をみるのに使う
です。
RSIの動く方向によって市場の、その銘柄の強さを読むわけです。
相場が低迷している時に、RSIは50を切っています。
それが上昇に転じるときには、株価チャートもボリンジャーバンドでもMACDでもRSIも上昇に転じて買いを教えてくれるというわけです。
しかし実際にはこの11月初めみたいに一気に上昇してしまって買いにくいこともあります。
そんな時にチャートを見ると急上昇で買いにくいけどRSIはまだ60以下で「そんなに加熱してないな」と買うこともできるわけです。
「そう言うなら実行してから言え」と言われちゃいますね。
まったくそのとおりです。
この付近は何日も欲をかいて指値して刺さらなかったんですよね。
しょせん言い訳ですけど。
アベレージ投資家が買いやすい順番
アベレージ投資家にとっては「ちゃんと投資が進む」ことが最優先です。
だからあれこれ考えなければならない個別株よりETFが有利なのですね。
人によりますが大抵のアベレージ投資家にとっては個別株より断然安心で、心配もなく投資を簡単に拡大しやすいです。
動画のコメントでもQQQやVTI、VOOを主体にするようになって「投資が楽になった」「成績が向上した」「夜熟睡できるようになった」「投資がすんなり進む」という声を多く頂いています。
やはりアベレージ投資家にとっては個別株の扱いづらさは相当ハードルが高いですね。10メートルくらい。
どうぞアベレージ投資クラブで一緒に投資を順調に進めましょう。
このクラブは序列はなくてみんな横一線です。
キャリアの違いは多少ありますけど。
みんな素晴らしい成果を挙げられていらっしゃいますよ。
さてETFで銘柄選びの苦労からは脱却しましたが一番大事な「仕込み」が残っています。
「売り」よりはやさしいとはいえ「買う」のもなかなか大変です。
特に今のように押し目らしい押し目が来ない時は特にそう感じますね。
QQQを再掲しますね。
11月以降ではボリンジャーバンドの底ではなくて中心線(20MA)が下値の目安です。
月曜日に一瞬、オープニングで近づいています。
今週末近づけば仕込みたいですね。
もう大きな安値は期待できないでしょう。
さらに上昇が強烈なARKWを見てみましょう。
11月10日くらいからずっと順調な上昇が続いており「押し目買い」では買うことができません。
さらにRSIも70を超えており「チャート的」には買うのが大変むずかしいです。
昨日は80を超えていますね。
サクソバンク証券が「特定口座」になったら考えるという方が多いですが当分無理だと思いますよ。
気になっているなら早めがおすすめです。
定期買い、ドルコスト法はアベレージ投資家の味方
そういうふうに考えると多くの方が実践されている「定期買い」は積みにーとかでなくても有効ですね。
毎日買う、毎週買う、毎月買う
この積み重ねが「買いにくいETF」をも積み上げてくれます。
「意志の力」とかチャートで上手に買うのは上記のように都合よく行かない場合もあります。
しかし定期買いはたとえ小規模でも着実に「投資を積み上げてくれる」良さがあります。
「定期買いはアベレージの味方」を強調して今回の記事を締めます。
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
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