素人がインデックスを上回れない理由4つのうち4つめ「量」総集編9回
2020年10月20日(火曜日)
みなさんご機嫌いかがですか?
随分寒くなりましたね。
相場は神経質に上下していますね。
投資はしたいし、下げるのは怖いしですね。
計画的で着実な投資が求められます。
さて今回は4回中の4回めです。
動画でもコメントを多く頂いています。
「インデックスを使い切っていなかった」というどちらかというと経験者、上級者のご意見が多いです。
インデックスは初心者からバカにされ、上級者に敬愛されるという奇妙な図式があります。
ジムクレーマーさんも、広瀬隆雄さんも、川田重信さんも主力はインデックスでの運用です。ウォーレンバフェットさんもS&P500を高く評価していますね。
ちょうどスポーツで、例えばサッカーで初心者の頃はオフェンス、点を取るのばかりに興味がいって、ストライカーに憧れるのと似ていますね。
だんだんレベルアップするにつれてデフェンス重視になります。
野球でもNFLでもデフェンスがザルだとプレーオフでは弱いですね。
サラリーキャップで給料に上限があるNFLではオフェンスとデフェンスの給料総額はほぼ同じだそうです。
クオーターバックのような高給取りがいるのに不思議です。
ちなみに昨年スーパボウルを制したKCのQBマホームズは10年で5億ドルの契約でしたね。すごすぎる!
♣NFLの選手はリタイア後80%が自己破産するそうです。
話がそれました。
さて今回はワタシ的には一番重要と思われる「量の確保」です。
素人は計画通りに投資の量が確保できない!
1 質問です。
あなたの投資の量は計画どおりですか?
YES、NO
YESの方は上級者ですのでこれ以下の記事は不要ですのでスルーください。
普通の素人は計画未達の方がほとんどでしょう。
そのくらい量を確保するのは難しいのです。
ところがほとんどの投資の記事は銘柄とか「質」に関するものです。
量は地味で視聴数に影響しないので語られることが少ないのです。
というか今シリーズはおおむね地味でインパクトがないので視聴数は少なめです。
しかし、ブログも動画もライフワークですのであえてしつこく書きます(笑)
(1)積立は順調に進むが自由投資はなかなか進まない。
イデコや積立ニーサのように半強制的なものは順調に進むでしょう。
しかし自由度が高まるにつれて投資は進まなくなります。
「いつか飲もうや」がなかなか実現しないように期限がつかない約束、計画は実行されないのです。
原因は
ⅰ 投資の対象を迷う
よりいい株があるんじゃあないかと選んでいるうちに時期を逃してしまうのです。
ちょうど婚活で「もっといい条件の人」「もっとイケメン」「もっと美人」「もっと若い人」を探しているうちに年を取ってしまうパターンですね。
パートナーを替えるのは簡単じゃあないので気持ちはよくわかります。
「相手に多くを求めるのもいいけど自分を見ろや」ということなのですがね。
ⅱ投資の時期を迷う
今買ったらもう高すぎるんじゃあないか?
そろそろ暴落が来るんじゃないのか?
などと考えているとなかなか買えません。
事実個別株での「買いの最適なタイミング」は一瞬です。
もっとおおらかに見てもそんなにいつもじゃあありません。
<対策>
1 まずインデックスで量を埋める
とりあえず計画の量を先進国、米S&P、QQQなどで埋めてしまうのです。
割合は考えてください。だんだん尖ります。インデックスとしてはですがね。
その後より有利な個別、分野ETFがあれば置き換えるのです。
中学の理科で習う「上方置換」ですね。
10%、20%と置き換えていく。
50%くらいまでが一応の上限の目安でしょうか?
パートナーはころころ替えるのは問題大ありですが株の場合はクリックひとつで転換できるのが最高ですね。
下落相場になれば動かない
リターンが劣るとしてもインデックスには「下落相場に強い」性質があります。
「チンさん、下落相場ではインデックスだって下げるよ」というコメントを頂きました
これは人によるでしょうが、私が一般的な素人、凡人とすれば明らかに「暴落相場、下落相場」でインデックスは個別株より「保持しやすい」です。
これは体感するしかないかもですね。
だから下落相場入りと思えばデフェンス力が強いインデックスはそのまま保有で動かなければOKです。個別が多すぎればインデックスに転換します。
2 %主義から脱却する
素人が「買い増し」ができないのは%にこだわる面もあります。
買い増しするとリターンの%は確実に下がりますからね。
ツイッターとかブログとか動画で「60%達成」とかのインパクトが強いので私達は%にこだわる習慣がついています。
しかし2倍になってもその株の保有率は0.1%かも知れません。
トータルでのパフォーマンスを重視すべきですね。
投資資金のどれもが無駄なく働くのはインデックスでしょう。
個別でもそうなら最高ですがそれができるのはほんの一部の上級者です。
目指すのはいいことですが、最低半分はインデックスにお金を置いてチャレンジすべきですね。
<結論>
1 量をフル活用するにはインデックスが容易で失敗が少ない。
買いの機会を特に選ばないから。
2 とりあえずインデックスで量を満たす。
下落、暴落への対応力も強い
3 個別で量を確保するのは一般的な素人には難しい
♣ インデックスを買うのに不適な時期は? 自由投資の場合です。
高値で掴むのが嫌なら
RSIが70を超えて「加熱している時期は避ける」
そんな時はボリンジャーバンドも上の線(2σの線)をはみ出していますね。
とはいえ高値づかみしても長期的には影響はノイズでしかありません。
3 素人が量が不足する原因
(1)下落を心配する
対策 インデックスは「売らない」方針にする
インデックスの割合を増やす
(2)高望みする
より高いリターン、高配当を求める
対策 自分に経営できる範囲を知る
♣それがわかっていればすでに上級者ですね。初心者は無理をしがちです。
(3)高スペック情報がニュース、話題になりやすい
これからの10倍株候補!
○%達成
□%の高配当
・・・
インパクトのある題材が話題になりやすく視聴数が多くなり、したがってグーグルからもオススメで出てきやすくなります。
かくして情報は「刺激的」「インパクト」「猟奇的」なものが上位に来ます。
ソフトバンクなんかは動画で非常に取り上げられる回数が多いですね。
保有する可能性がない人も見てしまいますね。面白いので。
対策
1 そういう人たちは「プロリーグ」の人たちだと割り切る、こちらはアマリーグ
2 トータルとしての成績がそのようであるかはわからない。→都合のいい部分だけ切り取って記事にしているかも知れない。
♣高成長株を20ほど買って、当たった上位から5つほど紹介すればすごいインパクトがあるだろう。しかも量はわからないし。また最適なタイミングで売れるとも限りません。
事実 結局インデックスが勝つ
少数の上級者を除いてはインデックスの成績が、VOO+QQQが長期では全体の上位10%には入るでしょう。
「隣の芝生は青い」心理に対抗できるかどうか?
私達は他人が「いいことをしている」ことが我慢できません。
特にITで情報社会の今日では上手に「情報操作」して「嫉妬心を掻き立てる」ことは難しくありません。
また、情報を収益源としている人も多いです。
それらの人々は「心を掻き立てる」作戦を得意とします。
「今この株が買いだ」「年初来100%超えのパフォーマンス」といった嫉妬心を掻き立てるもの。
「暴落が近いぞ」「ハイテクは11月暴落」「○○株は危ない」・・・
など防衛本能を「掻き立てる」もの。
全てはこちらの責任 情弱にならないこと
かれらを非難することはできません。
情報社会で「必然的に起こっている」ことだからです。
ホスト社会での先輩からのアドバイスに
「徹底的に金を引っ張れ」「お前が手心を加えていると外の誰かがやる」
というのがあるそうです。
つまり客がお金を溶かすのにホストには責任はないということです。
客に全責任があります。
私達も「情報のとりこ」「ビジネスとしての情報」に気をつけなければなりません。
特に初心者のうちは取り込まれやすい心理状態をしています。
「インデックス投資」は一つの強力な防衛策です。
成功しながらレベルアップしていく 小さな成功の積み重ね!
一気に分不相応な成功を目指すと失敗の確率が高いです。
インデックス主体で「成功を積み重ねながら」「時間をかけて」レベルアップするぶんには失敗はありえません。
レベルアップには情報を取り入れての勉強の他に「時間をかけての成功体験」「謙虚に自分の限界を超えない」ことがポイントです。
いわば「小さな成功の積み重ね」が「自信」と「謙虚さ」を与えてくれると言えます。
ただし成功が続くと「天狗になりやすい」のですがね(笑)
しつこいですがまとめ、結論です
1 計画の量はインデックスで埋めるのが第一優先、失敗が少ない
2 個別は途中で置き換えても遅くない、その間に実績を積もう
3 キラキラ情報に惑わされない
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