素人がインデックスを上回れない理由3「売り」総集編8回
2020年10月16日(金)記述
素人は「売り」が苦手
素人に限らず売りは難しいですね。プロでも手を焼いてます。
なので素人で凡人は苦手中の苦手です。
そしてそのことが成績を下げる原因でもありますね。
売りを整理して見ると
1 暴落での売り→成績を下げる原因
暴落で恐怖心から売ってしまうのは防衛本能なのである意味仕方ないです。
だから本能に逆らうよりも、売らずに済む投資対象にするのが賢明です。
さらに言えば「売るなら早いほうが被害が少ない」です。
我慢しきれずたまらず売ると、みんなが売る時期なので集中して「セリクラ」で大底になることが多いですね。
2 決算その他での売り
素人は決断・実行が遅れる傾向があります
銘柄に執着・愛着があるからですね。
そして追い詰められて処分→傷が深くなる
3 高値での利益確定
利益確定せずにずっと引っ張る戦略もありますね。
ただし利益確定する戦略の場合はなかなか難しいです。
その原因は
(1)売る基準があいまい。
RSI80とかでも外れることも多い
ダイバージェンスも指標の一つ、株価上昇しているのにMACD下降
(2)株価が過大評価されているかの評価は難しい
ハイテク株は期待値が高いので適正株価がわかりにくい
アップルは現在予想PER35だが適正かどうかはだれにもわからない
PERがないPSRで見るような株はさらにわからない
【結論】
いずれの売りも難しい
→素人・凡人には特に
対応によるリターンの差がもろに出る
素人・凡人は売買の機会を減らすのがいい
インデックスでは売る回数をゼロにすることが可能
長期保有がしやすい順番に
先進国>米国S&P>QQQ>各ETF>大手ハイテク>その他グロース
売りをしなければそれに伴うミスも発生しない
→だれもが同じリターンになる
→収益が人によってぶれない(長所)
個別株の場合は銘柄と方針による
個人個人での売買の巧拙の違いで運用に大きな差が出る
→凡人は達人のようなリターンは得られない
なのでなるべく売買の回数が少なくて済むような投資を目指すのがよい
たぶん素人の場合は売買の回数を多くしても成績の向上にはつながらない
集団のどこに自分が位置しているか?
個別株に投資する集団の中でトップ層はインデックスを上回れるでしょう。
しかしそれ以外はインデックスと同じか、あるいは下回ります。データはないですが。
ちなみに私のコロナ以降の個別の成績はVOO+QQQに大きく劣後しています。
正真正銘の凡人ですね。
自分の実力が不明な場合は少なくともインデックスを半分入れておくといいですね。
暴落が起こってもその分は無傷ですから。
暴落を挟んだ長期で見ないと優劣はわからない
現在のように順調な上昇の局面だけでは判定はできないですね。
暴落や下落では対応の差は大きいでしょうから。
詳しいデータや自分の力量がわからないですから個別100%は危険に思います。
私なんかはもう成長の余地も限られるのでインデックス100%で問題ないと思っています。
今回の結論
1 個別株ではどうしても売らなければならない場合があり、また暴落では早めに売ったほうがいい場合も多いので売りによる成績の差が広がりやすい
2 普通の素人は見た目以上にこのロスが大きく成績がインデックスに及ばない大きな原因となる
3 自分がどの程度こなせるかはやってみないとわからない部分が多い
4 自分の実力が不明なうちは少なくとも半分はインデックスにして思わぬ成績悪化にならないよう備えたい
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