チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

素人が個別株でインデックスを上回れない理由その2投資期間、総集編第7回

2020年10月14日(水)記述

 

このシリーズは「個別株は良くないよ」と指摘するものではないです。

個別株をやるなら「上回れない理由の4つプラス1つの合計5つ」をチェックして、乗り越えて成功率を高めてもらいたいです。

 

ただし、コスパについては個人によって違うので「苦労して割に合う」かどうかは実際に体感してもらうしかないですね。

 

理由は全部で5つある。

1 買い 2 投資期間 3 売り 4 量 5 下落への対応(ストーリー崩れ)

当初は期間と売りを一緒にしていたのですが、売りは難しいテーマなので2つにしました。

なので全部で5つです。

 

「期間」は個人差がもっとも大きいテーマ

投資対象や銘柄よりも大事なテーマですがなかなか語られることが少ないですね。

特にユーチューバーなどの発信者は明確にしたがりません。

 

10年とか20年とかの長期だとせっかちなフアンに逃げられそうだし、3ヶ月とか明確に期限を切ると、市場の動向で外れる可能性が高いです。

 

占いと同じであいまいにしておくほうが当たる確率が高いので、明確にするメリットがありません。

 

「あなたは今年はおおむね順調だが困難にも出会う」と言っておけばほとんどの人に当てはまります。

 

インデックスの場合は基本長いほどいい

今年のコロナの時のように一時的に手放して買い直したほうがリターンが上がる場面はあります。

しかし実際にそれをうまくやり遂げた人はほぼいないことを見ると「単純に持ち続ける作戦」の方が手堅く失敗がないです。

 

3月の下落の前にうまく売ったとしてもその後は買い直せていないでしょうから、3月以降の大きな上昇を取れていない可能性が非常に高いからです。

 

あとでチャートを見て振り返れば「3月24日に全力買いしてそのまま保有」がベストになりますが、その渦中にある時はそんな行動は誰しも取れないものです。

 

まして当ブログは「素人・凡人」が対象ですからそんな夢みたいな、お花畑のおとぎ話は、想定するのすらやめたほうがいいですね。

 

だとすれば、インデックスはシンプルに持ち続けるのが理論的にも有利な基本戦略となります。

 

個別株もできるだけ長く投資してリターンを得たい!

会社の成長に合わせて株価が上昇するのが基本なので(その他の要素もある)

保有期間、投資期間が長いほうが論理的には有利です。

 

実際10年前にアップルに投資していれば10倍以上、アマゾンなら30倍以上になっています。

とはいえそれは上記と同じように、現在から過去を見ているので言えることです。

 

10年前のアマゾンなんて普通の人には買える株ではなかったです。

 

アップルにも低迷期はありました。

 

だから長期が理想とはいえ、相場環境、会社の業績により手放さなければならないことも多いでしょう。

 

まとめ

個別株でも長期保有を目指したいが、そう行かない場合も多い

 

大手ハイテクの方が長期保有は簡単だ

ハイテクで見ると小型ハイテクより大型ハイテクの方が保有は簡単でしたがって投資期間の平均も長くなります。

♣なんでハイテクなの?

QQQを上回らないならQQQを買うほうが有利なのでQQQを上回ることが前提条件になります。リターン以外を求めるなら別ですが話が複雑になるのでそのような「趣味の投資」は対象外とします。

 

つまり素人が個別株を買う場合は「大手ハイテク」を優先するほうがその実力に合っています。

 

アップルやマイクロソフトを買ったために大損をしたというケースはないでしょう。

しばらくすれば最高値を更新してきていますからね。

 

また競争相手のせいで株価が大きく下がることも考えにくいです。

 

GAAFMはそれぞれの分野の食物連鎖の頂点にいるので簡単には順位は交代しないからです。

 

昔から「トップ銘柄を買え」という指針にも適合しています。

 

テスラやズームやNVDAのようにその道のトップ企業もあり、株価も大きく上昇しています。

しかし期待感が大きく利益はまだそんなに出ていないので株価は上下しやすいです。

買い時、投資期間は大手ハイテクより難しいですね。

 

トータルでは小型ハイテクの方が多少リターンはいいかも知れませんがコスパを考えるとその差は縮まるでしょう。

 

結局コスパについては自分で体感するしか方法はないでしょう。

 

だから個別株を全体の20%やるとしたら10%は大手ハイテクに、10%は小型というかそれに次ぐグロースでやってみてそのコスパを体感するといいですね。

 

3つのコスパを体感すると例えば私なら年齢的にも「QQQでいいや」となるわけです。

若い方ならまた別の感想を持たれることでしょう。

 

短期戦略は現実的ではない

不祥事が合ったりして大きく下落した場合など「売られすぎ」の状態になることがあります。

こんなときはリバウンドで利益が得られます。

 

ただしその会社自体が長期に持てる場合ならいいけどそうでない場合は「欲をかかずに20%くらいの利益で手を打つ」って利確するのが賢明です。

 

素人は欲をかいて引っ張ってしまい利益を逃すことがよくあります。

 

これは次のテーマですが「売り」ちゃんとできない人は始めから手を出さないほうがいいですね。

 

結論

1 個別株でも基本的には長期投資で大きな成果を狙いたい

2 しかし手放さなければならない場合もある

決算、業績、競争、悪材料、相場環境などである

なので長期になるかどうかは確率の問題

3 保有が適切かどうかは常にチェックが必要

ⅰ決算 ⅱ関連ニュース ⅲ株価 

4 それらの手間、精神的コストにリターンが見合うかどうかはやってみて体感するしかない

 

その2 期間の基準は個人差が大きい

投資対象での個人差とともに投資期間は個人差が大きいです。

しかしこれが明確にわからない場合も多いです。

 

また長期投資家といっても20年以上の場合もあれば2年位の場合もあるでしょう。

 

同じ人でも対象によって期間が違う場合も多いです。

 

一般人の場合はそれぞれ「勝手」でいいのですが、発信者の場合は受信者とのズレが生じます。

 

つまり推奨株をどこまで持つのかが受け手にははっきりわかっていない場合が多いのです。

 

それは「テスラいいよ」といっておけば今後も成長する可能性が高いので「当たる確率は高いです」

しかし受け手がそれを信じて買った途端に20%下落する可能性はあります。

 

勧めた方は「結局上がるんだから問題ないでしょう」となりその後株価が持ち直せば「ほらやっぱり持ち直して結局は上昇したでしょ?」となります。

 

しかし受け手が「10%で損切り」のリールを設けていたとしたら「ロスカット」で損をします。

 

長期で当たっても短期で当たるとは限らないし、激しい上下はつきものです。

 

これは多くは発信者と受信者の理解のズレで起こります。

 

親切心で発信しても発信者にはなんのメリットもない!

「下落しにくい株」を希望するなら大手ハイテクですが、ありふれていて発信者としては旨味がありません。

 

「みんな知らないような株を推奨してこそ」価値があるからです。

 

また現在テスラは440ドルほどですがずっと前に7ドルほどで仕込んでいたファンドが一部利確していましたね。

 

現株価の数分の1で買っている人とこれから買う人では立場が大きく違います。

 

発信する方は大変でしょうが、これから投資する人の立場も考えて発信してあげるとそのカイリは縮まります。

 

とはいえ発信者としてはそこまでするメリットは何もないので、かえって外れると「お前のせいでせっかくの機会を逃したじゃないか」なんて言われるかも知れません。

 

なので発信者と受信者のカイリは構造的に容易には埋まらないのです。

 

「ダン高橋」さんなんかはこれは「短期投資」とはっきりおっしゃってますから追随しやすいですね。

 

しかしQQQの空売りとは日本からでは投資できない方法も多くて日米の投資環境の差を思い知らされます。手数料も無料が多いそうですし。

 

とにかく推奨銘柄とセットで投資期間、そして買いの時期も教えてもらえると成功率はぐっと高まります。ついでに売りの時期も。

 

しかし発信者の立場からするとこの順番に「外れやすく」なります。

 

特に「売り」の場合は、今度やるテーマですが、頂点でないと納得しない人が多いですから困難を極めますね。

 

そうなると投資期間、買いの時期、売りの時期の順番に外れやすいので「何も言わないのが」賢いやりかたです。

 

これがだれかのトレースで成果をあげにくい大きな原因ですね。

 

これは構造的なもので解決は難しいです。

 

さらに法律的にも引っかかるかも知れません。

 

結論

1 投資期間はインデックスではシンプルで個別株では個人差が大きい

2 個別株でも基本は長期投資を目指したい

3 様々な事情で、あるいはパフォーマンスを上げるために「売り」の必要も出てくる

4 期間のズレは発信者と受信者で大きくリターンに大きな差がでる

5 発信者には期間を明確に示すメリットは何もない

6 コスパを加味した有利性は自分で体感するしかない

7 下落時、暴落時の対応が個別株では大きくリターンを左右する→5番目のテーマ

 

最後に

ネット時代でどんな情報でも手に入る、開示されていると思いがちだが、構造的に発信者が開示したがらない情報もある。

それが大きなノウハウでありパフォーマンスを左右することが多い。

→今後番組有料化、有料サロンなどで発信者と受信者の差がどの程度縮まるか見守りたい!

 

今回は以上です。

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