チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

総集編4回め、結論、素人はこれで十分な成果、個別株は必要ない、その理由

2020年10月8日(木)記述

 

私なりに株式投資の結論に至りました。

そこで記録するとともにシェアしたいと思います。

 

<私の結論> 

素人はインデックスで十分

具体商品

1 だれでもおすすめできる先進国インデックス

◇イーマクシススリム先進国株式とその同等商品

年間経費0.1023%(税込み)以下すべて税込み

2 債券なら

◇イーマクシススリム先進国債券インデックス

年間経費0.154%

♣ここで注意

新興国株式、債券はリスク(シグマσ)が高く、つまり上下動が激しい割にリターンが良くないので避けるべきだ!

店頭ではすすめることもあるのでシニアは特に注意!

薦める理由は手数料が高く、売る側が有利だから。

 

2 米国株式

ここ5,6年は米国が有利と見られるので米国への割合を増すのも有力

1 S&P500インデックス 

米国を代表するインデックスで時価総額タイプなので時間の経過、分野の入れ替わりにに耐性がある。

◇S&P500ETF、VOO 年間経費0.03%、ネット証券では買付手数料無料ないしキャッシュバック

◇イーマクシススリムS&P500 年間経費 0.0968%

◇T1547 上場投信S&P500 年間経費0.165%

♣為替や配当再投資全て込みのスリムで問題ないと思う。

2 ナスダック100インデックス

ナスダックの金融を除く上位100社で構成されハイテクが70%を占める。

時代の成長をしっかり取り込める。ただしバブルでは売る必要あり。

◇QQQ 0.20%

◇アイフリーナスダック100(大和投信)0.495%

♣レバレッジ型もあるので要注意。レバレッジ型は長期投資では避ける。

理由は①デリバティブが使われており経費がかかっていること。②長期では指数に連動しないこと

◇【T2568】上場投信 日興 経費0.275%

最近上場された。経費が安く指値ができるので有力。

 

♣為替ヘッジ型は長期投資ではコストがかかるので避けるほうが無難。

 

その理由

1 プロの70~80%がインデックスを下回る事実

これは投資家の人数で見た場合です。したがって投資額でみれば違った結果になるでしょう。

しかしそのデータは見たことがありません。

プロとしては秘密にしたい事項でしょう。

リテラシー、経験ともに十分なプロが多数派としてはインデックスに勝てないなら素人が無理をする理由は何もありません。

(かの神様のバフェット氏もここ近年はS&Pを下回っています)

 

S&P500にQQQを加えるとさらにハードルは上がりますね。

 

2 ツールが日本からだと十分でない

ダン高橋さんの動画なんか見ていると日本の証券会社では買えないETFなんかを使いますね。JETSとかUSOとかね。

その他かなり有名なETFも日本では金融庁への届け出がないので買えません。

IG証券とかサクソバンク証券だと買えるようですが特定口座はありません。

 

ショートは素人にはハードルが高い

またダンさんはショートも多用されますがこれも素人には難しいです。

理論的には使えますが精神的にはプレッシャーがあります。

 

3 面倒がケアが必要

決算チェック、株価チェック、関連情報チェックとやることがおおいです。さらに出来が悪い株を「ロスカット」したり「入れ替え」る必要があります。

 

4 精神的なコストが高い

たとえインデックスと同じ成績を上げたとしても、精神的なコストを加えると、つまりコスパで考えると随分不利です。

 

個別株でインデックスと同じ成績を上げたときの景色

個別株でインデックスと同じ成績を上げることは投資家の数で見ると少数です。

ここではその「成功者」の立場で見てみましょう。

 

銘柄を20持っていたとして

損得ゼロを基準に見ると15勝5敗くらいでしょうか。

S&PとかQQQを基準にすると8勝12敗くらいでしょうか。

成績がいいのがうんと貢献するので数としてはこんなところでしょうか。

 

プロとしてはこれで十分と思うでしょうが素人の場合はどうでしょうか?

 

20個のうち5つがマイナスで「よくやっている」「これで十分だ」とはとても思えないでしょう。

ましてインデックスに対して負け越していて「十分だ」と思うプロとの格差は大きいです。

 

つまり精神的にはインデックスとイーブンでも「満足がいく」わけではないです。

とはいえ、インデックスに対して全勝するのはプロでも至難ですし、プロはそもそもそんなことは目指しません。トータルでプラスなら良しとします。

 

なのでどのへんの勝率で手を打つかは悩ましいところです。

 

普通の素人の場合、個別株で精神的に満足を得るのは上位2,3%であるでしょう。

つまり凡人の場合は満足がいく可能性はほぼゼロです。

 

補足

「リターンが良くなくてもいい、配当が得られるから」とおっしゃる方も多いでしょう。これは考え方しだいですがそのような「特別な注文」「特約」をつけると投資が複雑になることは確かです。

 

不思議な現象

そこまで有利性がない個別株投資に個人投資家が魅せられる理由は何でしょう?

不思議です。

もしそれが正当な理由でないとしたら私達「素人は考え直す」必要があります。

これについては次回に検証したいと思います。

 

今回は以上です。

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