チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

凡人が成功できる株式投資、総集編1

お久しぶりです。2020年9月16日記述

あの「もみあげさん」が本を出されるそうです。楽しみです。

ユーチューブでおなじみの両学長の本もベストセラーになっています。

私もと言いたいところですが、そんなまとまった記事は書けそうもないし、第一量が足りません。

「初心者を対象にして本にまとめたら・・・」という話もありがたくもいただきましたが需要をかきたてる内容は書けそうもありません。

とはいえ、これまでのまとめ、総集編として「凡人」に対象を絞ったものを書き記して、残しておきたいと思います。

そして私のブログの最後の記事になってもいいようにすべてを出して書きます。

 

今までにもまとめは書きましたがさらに簡潔にわかりやすく実戦的な内容にしたいと思います。

優先順位の高い順に書きます。

 

「テンバーガーの候補を教えます」とか「配当生活」とか「心楽しい内容ではありません。

だから需要や人気ははっきり言ってないと覚悟しています。

しかしこれを実践すれば、実践が難しいのですが、あなたが凡人なら他のどの投資よりも確実で、失敗が少なく、かつ短期間に成功する確率が高いです。

 

少なくとも100人いれば上位10人に入ることは確実です。

 

 

上から目線の表現があればお許しください。またコメントやご意見もお待ちしています。ツイッターでいただくのが一番簡単です。

 

1回目

「あなたの投資はインデックスに及ばない」です。

いきなり不人気な内容でスミマセン。

 

あと対象者ですが、凡人つまり達人でないかた、初心者の方などです。

いつもながらですが、不思議に達人の方、経験の長い方が「そうだそうだ、もっともだ、納得できる!」と支持してくださるかもしれません。

 

つまりそれだけ、初心者の方にはピンと来ないかも知れません。

なるべくわかりやすさを心がけます。

 

1 個別株の80%はインデックスを下回る事実。

たぶんこれが株式投資をしていて一番納得がいかないところだと思います。

同時に「自分は違う」とか「きっと有名な人は軽くオーバーしている」と思うところです。

しかし「投資の神様」といわれるかのウォーレンバフェット氏の率いるバークシャーの株もS&P500をここ最近はずっと下回っています。

もっともそのことでバフェット氏のカリスマ性が失われるとは思わないし、私はもちろん尊敬しています。

 

なぜなら個人のファンドがインデックスに勝てないのは「構造的なもの」だからです。

(1)アクティブファンドの80%はS&Pを下回るという事実。

米国ではプロが組成したアクティブファンドの80%はS&Pインデックスを下回っているという事実があります。

 

ここで個別株もアクティブファンドの一種だと考えると「個別株の80%はインデックスを下回る」という事実になります。

 

実際には取る期間によって左右されると思いますが、50%行かないのは確かです。

つまりどの期間をとってもS&P500の500の会社のうちS&Pを上回るのは半分はないのです。多分30%くらいでしょう。

きちんと調べた記事も探せばどこかにあるはずです。英語でしょうが。

(2)理由はインデックスの構成にある。

S&P500指数やナスダック100指数は「時価総額加重平均」です。

時価総額が大きい会社ほど指数に大きく影響します。株価水準の高い、安いは関係ないです。

だからアマゾンやアップルのような時価総額が大きい会社が昨年のように大きく伸びると指数は牽引されてうんと高くなります。

一方、エリート30社の株価を積み上げた「ダウ工業平均株価」では高い株価の会社の寄与度が大きいです。

日本の日経平均も同じ仕組みです。

(3)昨年、今年とS&Pはダウを大きく上回っている。

2019年のリターンは高い方からナスダック100の39.0%、S&P500の31.4%、ダウが25%でした。

これはダウが劣っているという意味ではありません。ナスダックが高すぎたのです。

ハイテクを集めたETFのVGTは実に49%のリターンでした。

 

ハイテクの好調が市場を大きく歪めているのです。

だから非ハイテクがS&Pに劣るのは仕方がないことなのです。

なぜならS&Pには現在35%もの割合でハイテクが組み込まれています。

そしてその割合は年々高くなっています。

 

ハイテクの割合が70%弱のナスダック100の成績がS&Pより勝るのも同じ理由からです。

 

今年はコロナで特別な年ですが、そのためにこの傾向にさらに拍車がかかっています。

9月16日現在の年初来の伸び率は

QQQ(ナスダック100)が31%

S&P500が6%

ダウがー2%

ラッセル2000が-7%です。ラッセル2000は中小企業の指数です。上位1000から3000番目の会社で作られた指数です。大変重要な指数です。

 

結論

昨年、今年とハイテクの割合によって成績が左右されている。

2 好調のハイテクを重点的に組み入れるのは効果的だ。

なら「ハイテクばっかり買えばS&Pを軽く上回れるんじゃあない?」

という意見が聞こえそうです。

「そのとおりです」

だから私もハイテク割合が100%のETFのVGTやハイテク割合が70%のナスダック100ETFQQQ(日本ではアイフリーナスダック100)の保有をオススメしています。

2019年に仮にS&PとQQQを1:1で保有していれば(31%+49%)÷2=40%のリターンです。

これを上回るリターンを上げた人の割合は非常に少ないでしょう。

多くて10%、たぶん数%でしょう。

私はツイッターで「上回った方」の応募を募りましたが応募はありませんでした。

 

最近になって動画のコメントに過去の成績を教えてくれる方もいらっしゃって、大きく上回っている方もいらっしゃいます。

まさに達人というべきです。

 

しかしここでの大事なポイントはS&Pインデックス(VOOとかIVVとかSPYとか日本ではスリムS&P500とか)とナスダック100のQQQ(日本ではアイフリーナスダック100)を買うことは凡人でもできた。達人である必要はなかったことです。

 

凡人・初心者の投資が達人を含めた90%以上の投資を上回ったのです。

 

3 ハイテクは暴落すると脅され続けてきた。

今でこそ、ハイテク投資は一般的ですがほんの数年前には「危ない投資の代名詞」でした。

高いPERなどを理由に「今に暴落する」と言われ続けてきたのです。

MSFTは現在210ドルほどですが100ドルを超えた2018年頃には「どう見ても高すぎる」と言われたし、現在3300ドルほどのアマゾンが1000ドルを超えたときも言われました。

 

「暴落する」との有力インフルエンサーの影響で「怖くて買えない」人が多かったのです。

「いかにもっとも」に思えても、いかにインフルエンサー、有名ブロガー、有名ユーチューバーの発言が当たっていないかの証左ですね。

→私の記事も疑いの目で厳しくチェックしてください。

 

4 今年は潮目になるかも知れない。

皆さんの中にはこれから「栄華は久しからず」で平家のように「大手ハイテク」が落ちぶれ、代わりに従来産業が復活するとの見方をされている方もいらっしゃるでしょう。

 

将来のことは見通せませんからそうなる確率もゼロではないです。

 

しかし逆のほうがもっと確率は高いです。

 

つまりランプがろうそくを追いやり、電灯がランプを追いやったように産業革命がさらに加速する可能性です。

 

その意味で私は今年は潮目の年と感じています。

つまり時間がかかる産業革命が早送りで実行されるわけです。

MSFTのナデラCEOは5年かかるところを1年で通過したと言ってましたね。

 

<今年のここまでの分野別の成績>

ヒートマップで簡単に見れます。9月16日ではリターンの高い順に

https://finviz.com/map.ashx?t=etf&st=w52

2020 9,16 リターン
年初来  
ナスダック100 QQQ 31.3
情報技術 VGT 26.3
生活必需品 VDC 8
ヘルスケア VHT 6.3
S&P500 VOO 5.7
全世界 VT 1.8
新興国 VWO 0.5
ダウ DIA -1.6
ラッセル2000 IWM -7.4
公共 VPU -9.4
金融 XLF -19.7
エネルギー XLE -45.7

ここでの結論

1 QQQを上回った分野は一つもない。

2 ハイテクが大きく牽引している。

3 大きく下回っている分野も公共、金融、エネルギーなど多い。

→リバウンドを期待して下げているものを買う上級テクニックもあるが、凡人は手を出すべきではない。詳しくは次回。

そんなテクニックを使わなくても「VOO+QQQ」で18.5%と簡単に上位の成績を取れているからだ。

この成績は上位10%くらいと感じる。

 

これがこれからもしばらく続くと考える理由

コロナによる壊滅的なダメージから立ち直るには、政府、FRBは一番困っている人たち、企業を救うことを優先して考える。

金融政策も政府の政策も「弱者救済」になるのは必然の流れだ。米国ではですが。

→強者はより強力になるのは当然。もちろんハイテク内で競争は熾烈だが。

 

ハイテクを35%含むVOOや70%含むQQQを買っておけば、ハイテク内の勝者が誰になろうと関係なく恩恵は大きい。

 

→わざわざハイテクを避けて買う意味がわからない。

ハイテク0%ならS&Pに勝つのは容易ではない。平均的、統計的には90%以上が下回ることだろう。

下回るだけならまだいいが、これだけ好調の米国株にあって「マイナス」のPFを抱えていては「やる気はだだ下がり」。

 

原因は「自分の好みにより」あるいは「インフルエンサーの影響により」「ハイテクを避ける」という行動をとったこと。

 

「配当生活が~」などというのはよほどの達人だけが許される願望です。

皮肉で言っているのではないです。真剣です。

投資は「ごっこ」ではないのです。

自分を凡人だと自覚するならば自分と家族の将来のためにより確率の高い、現実的な手法に回帰しましょう。

みんなそうしてきたんです。早く気づいて欲しいです。

 

達人の道を探しているうちに「時間は容赦なく過ぎますよ」

あるいは確実な方法を実行しながらでも「スキルアップはできます」

具体的な方法は今度言いますね。

 

今回のまとめと結論

1 あなたが有望な分野ETFや個別株を選んでもインデックスには勝てない

2 これはS&P500とかナスダック100の性質上必然的、確率的に起こる現象であなたの腕が悪いわけではない。

→VOO+QQQを上回る人も10%以下の確率で(想像)存在するが、彼らは達人で凡人ではない。

3 プロでも上回れるほうが少数派である。

有名ブロガー、ユーチューバーで長期にコンスタントに上回れる人はごく少数である。(あまり見ませんね)さらにその方法は凡人にはトレースできない。

もしいらっしゃったら教えて下さい。

4 私の提唱する「VOO+QQQ」は凡人が実行するのは論理的にはたやすい。

実際に一部取り入れられている、実行されているのはむしろ経験者、達人の方が多い印象を受ける。

 

長くなりましたが第1回は以上です。ツイッターなどでコメント、感想をお寄せください。ツイッターでは「チンギスハン米国株」で検索ください。

また第2回を出します。それではごきげんよう!

追伸 久しぶりで敬体と常体が混じり失礼しました。また暇のある時書き直します。


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