QQQが強い5つの理由と選ぶべきハイテク株
2020年7月7日(火曜日七夕の日)
昨夜は大幅上昇でした。
上昇が大きい方から順に
ナスダック2.2%、ダウ1.8%、S&P1.6%、ラッセル0.8%です。
S&Pは3179.7です。
QQQは2.5%VGTは1.6%の上昇。
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QQQの伸びが群を抜いています!
米株がリスクオンで大幅上昇といっても中身には大きなムラがあります。
対して上昇していない、あるいは下落している銘柄も多いです。
自分のポートフォリオがQQQの2.5%を上回っている方はほとんどいない
と推察します。私も全然下回っています(笑)
なぜこうまで強いのでしょうか?
そしてQQQ以外で持つべきハイテク株について考えます。
QQQが強い理由その1 大幅上昇する株があるから
昨日でしたらAMZNが5.8%上昇して牽引しました。
大手ハイテクでQQQを上回ったのはAAPL2.7%、FB2.9%NFLX3.6%です。
一方急上昇で注目だったショッピファイSHOPは▼4.3%の下落。
上昇が大きかった分、今月30日の決算に向けて「利確」の売りも発生して乱高下が予想されます。もみあげさんが「要注意」と記事を書かれていましたが今後3週間ほどはまさに要注意でしょう。
SHOPだけではなく小型ハイテク株は総じて軟調でした。
ZMが▼0.3%、DOCUが▼0.2%、ETFのCLOUも0.8%とQQQに比べて劣ります。
この傾向がずっと続くとは思いませんがハイテクの中でも波があることには注意が必要です。
結論
つまり一日の中でもどこかが大きく伸びてQQQを牽引しているわけです。
個別でその大きく伸びている銘柄を持っているとは限りませんからPFはQQQに劣ります。上回っている方はごめんなさいです。すごいです。
ここ3ヶ月の伸び率比較
これは期間を3ヶ月とかにしても当てはまります。
過去3ヶ月間の上昇率は(7月7日現在)
QQQ40.9% VGT40.9% S&PのVOOが27.7%です。
これを上回っている銘柄は多くないです。
◇大手ハイテクでは
AAPL55%、AMZN60%、FB56%くらい
◆下回っているのは
MSFT37%、V30%、MA29%、GOOGL37%、NFLX37%
♣もちろんこれらすべてのリターンは素晴らしいです。
しかしQQQでも得られたわけです。
また期間のとり方ではまた変わってきます。
年初来をとるとFBはQQQを下回ります。
いかがでしょうか?
個別株でQQQを上回るのが難しいことが体感できましたでしょうか?
アップルとアマゾンとFBだけ持つなんてことは難しいからです。
結論
ハイテク大手を持つ代わりにQQQを持つ選択はある
これは大手ハイテクで見てきましたがこのところ中小ハイテクの伸びが素晴らしかったです。
ショッピファイとかズームとかです。
これらの上昇がQQQを押し上げたのです。
♣もっともまだQQQに入っていない銘柄も多いがここでは触れない。
QQQが強い理由その2 調子の良い銘柄は時によって入れ替わる
半導体なんかは景気の変動を大きく受けるので持ちたくない人も多いでしょう。
しかしNVDAはここ3ヶ月で61%と高い伸び率を示しています。
調子のいい分野が入れ替わっても(ハイテクの分野で)それに応じて高い成長をする会社があるのが強みです。
上昇が大きい分野に乗り換えることの効率の悪さ、決断のコスパを考えれば持ち続けられるQQQの優位はほとんどの素人にとっては明らかです。
QQQが強い理由その3 上昇が大きい株は発見しにくい
上記の3月の上昇率でQQQより上昇が大きい銘柄をもっと超大手ハイテク以外で探してみると
PYPLペイパルが91%、NOWサービスナウが67%
SHOPショッピファイが151%、ZMズームが112%、DOCUドキュサインが111%です。
これらを発見して投資されたかたはおめでとうございます。
しかし早い段階で入るのは簡単ではないです。
QQQが強い理由その4 上昇が大きい株には多くのお金がかけられない
個人の資質によりますがこれらの株に資金の多くの割合を投資できる人はとてもわずかでしょう。
少額の場合がほとんどです。
なので率としてはすごいけど量としては大したことないという方が大多数でしょう。
QQQが強い理由その5 入れ替えナシで長期保有が可能。決算対策が不要
これらの大幅上昇の銘柄は決算で売る必要もあります。
つまり入れ替えの可能性があります。そうでないラッキーな場合もあるでしょうが。
それに必要な技量や手間は相当なものです。
それらのコスパを考えれば大幅上昇の銘柄の優位性は薄れます。
入れ替えると税金、手数料も発生します。
ここまでの結論
QQQのハイテク個別株に対する優位性は5つもある。だから特に希望がなければQQQでの投資で十分。
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選ぶべきハイテク個別株
超大手ハイテクでは3つ
リターン、将来性から見て候補は
MSFT、AAPL、AMZNの3つでしょう。
MSFTとAAPLはサブスクモデルが好調でまだ伸びる余地が大きいです。
AMZNもまだ余地が大きいです。クラウド部門も大きいです。
その他は魅力はやや劣る
1 広告モデルは不透明か?
グーグルやFBは常に当局からの規制があります。
また今回の人種問題ではFBは激しい批判にさらされています。
これは広告収入を受け取るのは大企業ですが、広告の対象は不特定多数であるため避けられない面があります。
今後のネット広告の伸びも未知数です。
2 決済システムは競争が激しい
手数料のコストが低下することが予想されます。
中国では無料に近くなっていますから、欧米でも無料に近づくかも知れません。
V、MAなど保有の株はそのまま保有で問題ないですがQQQよりも「伸びる」かどうかは見方が分かれます。
中間のハイテクは曲がり角か? 中間管理職?
超大手に続くハイテクはどう呼べばいいのでしょう?
ADBEとかCRMとかNOWとかです。
十分大手なのですが大手ハイテクというとAMZNなどとごっちゃになってしまいます。
ADBEで時価総額が217Bもありますから日本ではトヨタに次ぐ大きさです。
♣何でも日本と比べるくせはもうやめないといけないかもしれない。
他の2つも時価総額が10兆円を越えます。SHOPもです。
端的にいってこれらの企業がどこまでワイドモートを築けるかは微妙です。
そして例えばMSFTを超える地位につけるかというとなかなか大変に思えます。
詳しくないですが多くの人がMSFTではなくNOWのサービスに切り替えなければいけない必然性は少ないように思います。
上には追いつかないといけないし、下からは追ってくるしでなかなか利益を計上するのが難しいと感じます。
もちろん十分に伸びているのですが、QQQを安定的に超えるのは難しく感じます。
小型ハイテクは個人の資質と腕次第
残るは小型?新興のハイテク企業群です。
これらはまだ利益を出していない企業が多いので普通の銘柄とは勝手が違います。
指標もPSR株価対売上レシオや対キャッシュフローを使います。
キャッシュフローとはまあ利益みたいなものです。
この分野は技術の理解が難しく「冬山登山」のような難しさがあります。
詳しい人がいて「やすブログ」さんやツイッターではグリーディさん@
techwatcherさんの記事を参考にしています。
また「ともさん」の動画は詳しくてわかりやすいです。ただ説得力がありすぎて「買いたくなる」のが欠点ですね(笑)
もちろん買ってもいいですが自分でも調べたほうがいいですよ。特に決算日とかは。
利益と伸びは逆比例?
ADBEやNOWとか利益を出している企業の伸びは大きくないです。
そうなるとQQQでいいんじゃあないか?と上で書きました。
伸びが大きい企業のほとんどは赤字です。
シェアを確立するための経費がかかるからです。
また安くサービスを提供しすぎているのかも知れません。
競合もありますからね。
他にないサービスまたは他を寄せ付けない卓越した技術が求められます。
MSFTとかで代わりができる場合は利益は取りにくいです。
少なくともMSFT以上の儲けはないです。
私の買い候補はVEEV
そんな見地からは私が買おうと思っている銘柄の一つは$VEEVです。
昨年持ってました。上がりましたね。当たり前だけど。
この会社は薬品会社専門のSaaSなんです。ニッチですね。
<VEEV>概要
株価245ドル1.5%上昇、PSR対売上株価レシオ32倍、対キャッシュフローレシオ79倍
PER対利益レシオ123
メリット
○ちゃんと利益を上げています。
○ワイドモートがあります。
○顧客層がいい
世界中の大手の薬品会社はほぼ網羅しています。日本の会社も入っています。
いったんサービスを受けると離脱はコスパが悪いので顧客は維持されます。
さらにサービスが増えるので売上も増えます。
デメリット
○顧客が限定される
○売上伸び率が25%くらい
○営業利益率も25%くらいで合計50%で40%ルールを越えている。
→つまりZMやSHOPのような派手さはないが競合もないブルーオーシャン
これまでのリターン
年初来75%3ヶ月で57%とQQQを上回る。
昨日買おうと思ったのですがオープンがすべて高めだったのでクローズ付近で買おうと目覚ましかけて寝たのですが、起きると頭がガンガン→延期となりました。
あとチャートも問題なしです。
今日は以上です。
それではみなさんの投資の充実を願って記事を〆ます。
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