S&Pとナスダックの現状は?大きな違いは何?いったん売って買い戻す作戦は?
2020年6月27日(土)
昨日は大きな下落でした。各指数ともにそんなに差はなかったです。
S&Pが3009で-2.4% ナスダックが9757で2.6%ダウが25016でー730ドルー2.8%
ラッセルが1379で-2.4%
下落の原因については「もみあげ」さんのブログに詳しいです。
コロナ感染者が過去最大に増えているのですね。
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チャートを見てみるとS&P500の日足でボリンジャーバンドです
◇RSIは45と3月の底以来では初めてです。
◇水木金で、木曜は上がったものの20MA日線を割ってバンドの下限に近づきました
◇MACDではまだ下落を示唆しています。
◇先週に続いて週末に大きな出来高です。
◇2周間前をピークとしてトレンドが転換した可能性があります。
一目均衡表で見ると
赤い曲線は50日線です。
◇青の9日線、赤の26日線の下にあり、中短期では売り方優勢です。
◇雲の下の赤のラインが先行スパン2です。過去52日間の高値と安値の中間値を26日先に描いたものです。
この先行スパン2の使い方の一つとして「下落の場合の下落の強さ」をみる方法があります。ちょっとだけややこしいですがなるべく簡単に
①現在の終値と先行スパン2の先っぽに直線を引きます。
②その直線の上側を航行すれば下落トレンドながらもやや強気
下を航行すれば下落トレンドでトレンド以上に弱気の動き。
今週をみるとだいたい直線上、しかし昨日は下でした。
→市場は弱気に傾いている
まあこれだけ感染者が増えているので当たり前ではありますが、あくまでチャートではという意味です。
今後もこの想定直線の下を航行するようなら「投資家心理は悪化」が進むことになります。
チャートを見ての売買判断
1 短期のトレードなら中期の赤の線を割った水曜日を見て翌日の木曜日に売る判断はアリだった。
2 現在でも依然として高値圏にあり、さらに先行きはチャートからは下げる確立の方が少し高そうなのでいったん売る選択肢はありそうだ。
しかしこれがQQQになると様相は全く別物です。
ちょっと見にくいですが全部詰め込みました。
1 RSIは54とまだ50オーバー
2 MACDはほぼ中立
3 ボリンジャーバンドは中心線にタッチ
4 一目では短期でやや売りが優勢に転換、中期ではまだ買いが優勢
→まだ上昇トレンドは崩れてはいない
→売るべきとは必ずしも言えない、その人次第
何でここまでS&Pとナスダックが乖離したんでしょう?
その前に主要指数のダウとラッセル2000を見てみましょう。
ダウは
◇S&Pとそっくりですね。
中小企業のラッセル2000は
◇これも同様ですね。
まとめると
1 4指数のうちナスダック以外はチャートはトレンド転換の可能性がある。
2 短期中期ともに売りが優勢
3 チャート的にはさらなる下落の可能性が強い
4 ナスダックは上昇トレンドが崩れたとは言えない。
主要3指数のうちどれかでも「売り」の兆候がでたらトレーダーの人は売りますから残りの指数も巻き込まれて下落するのが普通ですね。
したがってマカベエさんの2日前の動画で(確か水曜日)ジム・クレイマーさんが「儲かっているなら利確しろ」と言っていたのはズバリの助言でしたね。
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私は基本的には売らない方針です。
だから売りませんでした。売るものがなかったというほうが適切かも知れません。
VOOやVGT、QQQのようなインデックスなどのETFは永久保有で売らない方針です。
他の銘柄も永久保有のものは特別な場合以外は売らない方針です。
正直に言うと一部売りました。
UNHです。先々週の下落時に買っていた分を売りました。
バイデンさん優勢で上下するのが嫌だったのです。手数料を入れて損得なしです。
株価が安定したらVOOかQQQに転換する予定です。(下落中は買わない方針です)
永久保有の理由は?
ちゃんと売買できるなら売買したほうが理論上は有利です。
例えば今回です。
ハイテク以外は水曜の暴落を受けて木曜の寄り付きで売った方が現時点では得になっています。
だから売買される方を「良くない」というつもりは全くないです。
素人が的確に売買ができるか?という問題
しかし現実問題として的確に売買行動ができるか?
と言われると私の場合は「NO」です。
それならばミスが出ない「売買しない」方式が私にはベストと思っているのです。
売買した場合との差は大きくない
ずっとホールドした場合と「売買」した場合の差がどのくらいなのか?
が問題になります。
今回の暴落とそのリカバーでは
2月の22日の天井で売って3月23日の底で買い直せれば抜群の効率です。
しかしそんな人アマでもプロでも聞いたことあります?
特に今回はヘッジファンドなどのプロが「買そびれた」グループが多いようです。
プロなりに「買えない理由があったのでしょう」
まあ「2番底来るぞ」派が多数派でしたからね。
これから下落があればそれを2番底と呼ぶんでしょうね。
均すとずっと保有派の方が効率はいいと思う
ともかく売買したとしてどこで売ってどこで買ったかは個人差が大きいでしょうが平均的にはずっと保有派を上回るのは少数派だと予想します。
データはないですがね。
そんなに安心して「買い戻せる」場面は多くなかったと思うからです。
むしろ多くの方が「売った分を買い戻せていない」可能性が高いです。
今後の株価はわかりませんが、いったん手放すと素人が買い戻すのは「機会を逸する」ことも多いですね。
そうすると動いてもさほどメリットがなくて、むしろ買い戻せないなら「ずっと持っていたほうがベター」になります。
売るにしても半分売るに留めるべき
効率的には全部売って全部買い戻すのがいいです。
しかし今回のように買い戻すのが難しい現実があると全部を出入りするのはリスクが高いです。
むしろ売買するにしても半分売って半分買い戻すほうが現実的に思います。
あっそうそう、ナスダックが他の指数と乖離した理由がまだでしたね。
早送りで社会が進んでいる、4年が3ヶ月で
マイクロソフトのナデラCEOは「2024年くらいまでに進めたいと思っていた革新が3ヶ月で何の労力もかけずに進んだ。」とおっしゃってますね。
現在のハイテクの躍進は「ITバブルの再来」という見方もありますが、将来を先取りしているという面もあります。
そうするとコロナは大変なダメージだけど反面産業革命を早めて、新たな富を生み出しつつあるとも言えます。
ジム・クレイマーさんによるとコロナで恩恵がある企業の時価総額はS&Pの約半分に達するそうです。
つまりコロナでも米国企業の半分は利益が増大する構図なのですね。
だから今度の下落でもハイテク株やQQQ、VGTはむしろ買い増そうと計画しています。
バリエーション的には高めですが、そして個々の銘柄にはそれなりのリスクがありますがVGTやQQQならばリスクは小さく抑えられるからです。
まとまりませんがそんなところです。
来週に注目ですね。コロナとFRBや政府次第のところが大きいですが。
それでは皆様の投資の充実を願って記事を〆ます。
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追伸動画で中田敦彦さんに触れていますが結局氏はS&P500に投資されるそうですね
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