チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【第2波懸念,夏枯れ、視界不良】結局何を買えばいい?

2020年6月22日(月)

大きく戻してきましたがこれからどうすればいいのでしょう?

これは主に自分のための整理です。

現状の把握

1 ハイテクが順調に上昇中

FRBの大胆な、無制限の緩和によりマネーがあふれて株価を、特にハイテクを大きく押し上げてきました。

下はナスダック100のETFQQQの日足チャートです。

上からRSI、ボンジャリーバンド、25日移動平均線、MACDです

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1 底以来25日線の上方で推移しています。

2 ボンジャリーバンドは中心線の上方を推移

♣ボンジャリーバンドは下落時の買いのポイントを探るために使用する方が多い。

しかし2月、3月の下落時を見てみると確かに2シグマを下にはみ出すと修正しているが一時的な反発のことが多く、下落トレンドが転換しているわけではない。

つまり2,3日の短期トレードの買いの指標にはなっても中、長期での買いのサインではないことがわかる。

→ボンジャリーバンドで買うのは短期トレーダー向き

→買いのサインとは言えない

むしろ上昇トレンドが継続していることの確認、つまり順張りでの買いサインとして使用するほうがうまくいく確立が高い。と開発者の弁。

3 心配のない上昇トレンドです。

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ハイテクの中での上昇率は?

3月安値の終値から見てざっとですが

大手ハイテクで AAPL 56%、MSFT43% V41%

QQQでは43%、VGTで47%です。VOOは38%

中小では

PYPLが92%、ZMが131%、DOCUドキュサインが136%CRWDクラウドストライクが202%

クラウドETFで日本から買えるCLOUが61%の上昇です。

 

これをどのように見るかは見方が分かれるでしょう。

1 アバウトにQQQやVGT買っとけばよかったんだ→今後もそうしよう。

という方々。

2 個別銘柄で有力なものを探そうとする方。

となると現在のところ上昇が大きいのはZMなんかの中小クラウド銘柄を入れる

ことになります。

♣中小と形容しましたが時価総額で見るとZMで7兆円、ドキュサインで3兆円、クラウドストライクで2兆円超えとそれぞれかなりの規模で日本に当てはめるとZMなんか8位でKDDIと並びますね。

 

ここでの注意点

◇個別銘柄の場合は当然ですが業績に左右されるのでその分の負担があります。

◇特に小型クラウドはまだ利益を出していないところが多いのでPERで割安度を測る人には抵抗が大きいかも

 

なので小型クラウドはETFの【CLOU】で対応するのがいいと思っている。

♣もみあげさんもそうブログで書いてましたね。

私の方針

1 QQQ、VGTを買う→永久保有が可能で今後の下落にも安心。

2 大手ハイテク個別はMSFTを買い増し予定

3 小型クラウドは少額で対応

ETFの【CLOU】

個別では【ZM】【CRWD】【DOCU】を試しに買っている。

逆指値を設定している。上昇とともに買い増しの予定。他ではPYPLを検討中。

♣これらは決算などでの即座の対応ができないし内容も難しいのであくまで「実験銘柄」「チャレンジ銘柄」です。

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出戻り分野は期待は大きいが不安定

消費が急速に戻ってきているので期待できます。

しかし業種により、また第2波の成り行きで株価は大きく上下が予想されます。

 

乱高下は素人は苦手です。

なのでパス。

安定業種は意外と苦戦

コロナがそんなに影響しないと思われる生活必需品、公益、コカコーラなんかは横ばいです。

KOが22%、MCDが35%、VZが13%、PGが22%です。

 

稼ぎや配当からみればリーズナブルに感じる会社も多いですが株価的には今後我慢を強いられそうです。

 下は公益ETFのVPUのチャート

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リバウンドは勢いが良かったものの横ばいで最近はむしろ下落している

→下げ止まりを確認しないと買えない

→株価指標、PERからみると適正水準に思えるが市場の関心は薄い。

ハイテクや出戻りなど業績が上向くものに関心が向かっている。

結論 

自分が納得できる株価、利回りならありと思う。ただし株価の上昇は当面期待できない

私もVZ、や電力を買ってきましたが下げ止まりが確認できるまでは追加買いは待ちです

 

結局VOOは鉄板だという話

あれこれ考えて銘柄を選ぶのもいいですが、その分苦労もありそうです。

特にハイテク以外の分野を選択すると、株価の動きはわかりません。

 

つまり工夫して選んだ銘柄だとしても株価が上昇するとは限りません。

 

だからハイテクを除けばVOO(IVVは、SPYなど)が一番手と見ています。

株価が下落してもそのままずっと保有が可能だからです。

 下はS&Pのチャート

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◇上記のQQQのチャートと比較するとかなり見劣りします。

しかしVOOにはハイテクが35%入っており、その上昇の恩恵を受けています。

だからハイテク以外で選ぶと上記の公益もですが、多くの分野が冴えないチャートになっています。

ハイテクとともにリターンがいいとされるヘルスケアも下記のとおりです。

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 ◇ぱっとしませんね。

 

今回のまとめと結論・・・ ハイテクを外すのはリスクあり

1 金融緩和で長期的には上昇基調だ

2 第2波懸念や夏枯れなど下落要因もある。

→適度な下落を折り込みながら上昇していく展開か?

→第二波拡大ならかなりの下落

3 ハイテクは上昇基調が続いている

取り入れるにはVOO、QQQ、VGT、個別の順

→下落が怖くて買うのがためらわれれば今回買った分については逆指値を設定しておけば損失は限定される。

→下げてもそのまま保有の予定なら必要なし。

4 クラウド個別は伸びはいいが上下が激しいので多くは持てない。

チャレンジ銘柄としての保有はありか?

5 迷ったら、考えるのが嫌なら、失敗したくないならS&PでOK

S&Pの安定成長はハイテクに支えられているので流れに遅れない。

6 ハイテク以外の個別銘柄は下落しても大丈夫な準備をして買う

結構有利な銘柄が放置されています。しかしそれだけ人気がない証拠なので、今後の下落にも対応できる準備が必要。

→安易に買うと動きが取れなくなる。

→長期的にみれば下げても買い続ければ「マネーマシン」になりうるがその道は容易ではない。

 

 

おまけ

♣市場は上昇しているのに「自分の持ち株は下落している」みたいなことが起こります。こんな時に「自分は下手なんだ」と思いがちです。

しかしこれは市場のお金の動きに当たっていないだけで「腕や能力」とは関係がありません。

 

なのでQQQとかVGTを一部は入れて、市場を上回る銘柄もあるようにしておけば気持ちが安定します。

 

プロも予測が難しい市場の動き・・・自分の考えに固執するのはやめよう

今回の立ち上がりではプロも多くが買いそびれたそうです。

だから素人がうまく流れを捉えられないのは当たり前です。

 

こんな時は案外「ベタ」な方が市場の動きを上手くとらえられます。

ハイテクに対する姿勢はその代表でしょう。

ハイテクを取り入れる方法はいくつもある

今後のITの世界がどうなっていくのかがわかるのはほんの限られた人です。

特にクラウドSaaSの世界なんかはわかりません。

 

それを詳しく研究してベストの会社に投資する方法もあります。

しかしそんなことは何にも知らなくてもQQQに投資していれば底以降で43%の上昇が取れています。CLOUなら61%ですが。

 

CLOUはZMやCRWDに劣ります。QQQやVGTはCLOUに劣ります。

VOOはQQQに劣ります。

しかしそれなりに成長を取り込めているのは確かです。

 

自分の知識がないからと諦めるのはもったいないです。

 

だから「最低でもS&P」に投資しましょう!

というのが私の主張です。

 

おやおやまたしても長くなりました。

これからの波乱の市場での銘柄選びの参考になれば幸いです。

 

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