チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

FRBの政策には素直に乗ろう!生まれ変わったFRBの政策!

2020年6月17日(水)記述

昨夜は小売の数字が良く、また月曜のFRBの個別社債直接買付けが効いていてS&Pで1.9%上昇と堅調でした。

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FRBは正常化の道をずっと探ってきた

リーマンショックの際に非常措置で資金を供給したことはFRBの宿題としてずっと残っていました。

だからバーナンキさん、イエレンさん、パウエルさんの歴代の議長がチャンスがあれば金融を正常化して元の状態に戻したいと思ったのは当然のことです。

 

しかしいったん金融緩和の恩恵に味を占めた市場が納得するはずもなく、金融正常化の動きのたびにバーナンキショック、2018年秋からの金利上昇に対しての大幅下落と、下落を繰り返してきました。

 

社債買付はFRBの新たな姿

そんなFRBが3月に「格付けが下がった社債を買う」と言った時にはみんな驚きました。

従来の姿勢とは相容れない行動だったからです。

しかし、格付けが下がり資金調達が難しくなった企業を救うという効果は十分にありました。

 

今回はさらに個別の社債まで買うそうです。

下支え効果はさらに大きいですね。

 

FRBが「最後の買い手」として構えているので「安値で売る必要がない」からです。

今後まともな企業の社債については「信用リスク」は存在しないことになります。

  

コロナ以降のFRBは以前と別物、だから株価も別物

これはパウエルさんが明言していますね。リーマンショックの時には「悪者のAIGなんかを救済した」後ろめたさがあった。

しかし今回は「正義の味方」としてどんな手段も可能だ!

との違いです。

 

アベノミクスの地点に戻ればだれもが全力で株を買いたいよね!

評判の悪い民主党から自民党が政権を奪い返した2012年の12月の地点に戻ることができれば、誰もが「全力買い」をしたいですね。

その後80円から120円まで円安が進み、金融緩和によって株式は2倍以上に上昇したからです。

下は日経平均の10年チャート

チャート画像

 

現在の米国株はアベノミクスの初期段階

アベノミクスと日銀の緩和で日本株が上がった理由はもう知れ渡っています。

ⅰ緩和により円安になる ⅱ緩和により金利が下がる ⅲ緩和により資金がじゃぶじゃぶに供給される

 

これと現在の米国を比べると違うのはⅰの為替だけです。

FF金利は1.5%→0%になりました。

長期金利は0.7%程を保っていますが、これはFRBが金融機関などへの影響を抑えるために、長期金利を必要以上に下げない方針だからです。

(イールドカーブコントロール、長短金利を立てる、フラット化させない)

 

日銀のETF買いより社債買いの方が筋はいい、効果も高い

今回の個別社債の買い支えは債券市場を安定させます。

債券市場が破綻の心配がないと金融機関の「信用リスク」が低下します。

 

だから金融機関の倒産は避けられます。

筋のいい支援だと感じます。

 

一方日銀の株の買付は「株式市場の安定」以外にはメリットが感じられません。

さらに言えば株主は決定権を持つので、日銀が議決権を持つのはどうなのでしょうか?

 

投資としてはコストゼロの資金で配当や値上がりが見込めるので「大成功」ですけどね

 

新たな世界構築を信じるしかない

上記の日経平均のチャートを見れば、大きく上昇はしているもののそれなりに下落もあり「保有は大変、で困難」だったことがわかります。

 

懐疑的な気持ちでは持ちきれなかったでしょう。

「信じて持ち続ける」素直さ、意志の強さが必要でした。

 

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今回の米国株もとても似ていると見ています。

出遅れているわけではない

下はS&Pの2年チャートです。

半年チャートはこちら

「2番底」の驚異が伝えられながらもそれなりに順調に上昇してきました。

♣まだ下落を唱えている人もいますね。下落論、暴落くるぞはそれなりに人気があるようです。ただ第2派がくると下落は十分ありますね。

 

現実問題として底では買えないので「頑張って買ってきた」人でも2800から3100で買っているはずです。

現値との差は5%ほどしかないです。

 

つまり全く出遅れているわけではないです。

 

直近では先週の木曜日の暴落を回復して「さらなる下落懸念」を消したところです。

 

割高ではないかの懸念?

従来の投資基準でみると現在の米国株は「割高」に入ります。

実現PERで22.4、予想PERで24くらいです。

 

年間益利回りが4%ちょっとになります。

 

だからここは越えなければならないハードルだと思っています。

新しい世界には新しい基準が生まれるのですね。

 

知識が経験が邪魔をする

だから低PERの株を好んで買ったりします。

しかし現実にはしっかり伸び続けているのはハイテクであり、QQQです。

 

だから低PERの株を一部取り入れるのはOKだけどそればっかりだと「大きく劣後」することになります。

 

ここでは

素直に米国を信じる、素直にハイテクを信じる

ことが成功のカギだとみています。

とはいえPERが1000以上もあるクラウド銘柄を選べといっているのではないですよ。

QQQ、VGTで十分と思います。

あるいはMSFTとかですね。もちろんVOOでもOK。

PERのない会社を無理に買うのはそれこそ無理です。

 

最後に現在の買いチャンスについてです。

1 一番安全なのはQQQ(VGT)に見える。

QQQの一目均衡表です。

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◇きちんと赤線(26日線)で下げ止まって緑線(9日線)を越えました。

今回の下落については無事通過しましたね。

MACDも悪くないです。

 

2 下げている株は買わない自己ルールです。

これは繰り返しになるかもしれません。

1 長期、中期下落トレンドにある株は買わない

2 短期でも下落中の株は買わない

のが自己ルールです。

上記のQQQだと現株価と直近安値の230ドルとの差は5%あります。

「少しでも安く買う」という方針なら私のやっていることはバカでしかないです。

 

私達は結果を知っていますが先週の金曜日のオープニングの時点ではだれも復活する確証はなかったはずです。

月曜の終値なら大丈夫といえそうです。

そうすると買えるのは240ドルほどになって現在の株価とは1%ほどしか違いません。

 

長期保有、永久保有なので冒険はする必要はないとおもっているのです。

 

先週の金曜便お寄り付きでほんの少し買いましたけどね。

 

3 S&PもOK

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S&PもOKですね。

今後QQQ、VGT、VOO、MSFTの買いましを検討します。

 

今回は以上です。

それでは皆様の投資の充実を願って記事を〆ます。

 

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