まず投資枠を埋めるのに電力・通信株は適している!リターンにこだわるのは枠を埋めてからでいい。
2020年6月15日(月)記述
調整は1周間ほど長引きそう
黒人男性が警官に射殺される事件が起きました。
今回は小型の武器を持っていたので警官の暴走とは言い切れません。
もちろんより慎重に発泡すべきであり、人命を軽んじたことは確かです。
今週末には買いのタイミングかなと昨日書きましたが、1周間ほどずれるかもしれません。先物も1%ほど下げています。
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高配当から始める人が多いけど
投資については多くの意見があります。
株式投資に限っても、米国株に限っても多くの考えがあります。
今まで多く論じられてきたのが、ハイテク、インデックス、高配当ディフェンシブ相互の優劣です。
ざっくり言って、私もですが高配当から始める方が多いです。
しかしその難しさと、リターンの悪さに辟易して、インデックスとかリターンのいいハイテクとかに移行する方が多いんですね。
「高配当が簡単に金持ちになれる」というのは誇大広告
私の経験からはそう感じます。リターンを求めるものではないですね。
だからリターンを求めて高配当を始めた方は続かないわけです。
能力・実力ともにありちゃんと運用されている方も多くはないですがいらっしゃいます
ところで「高配当」戦略をとっていない私が最近電力や通信などの高配当株を買っていることに違和感を感じていらっしゃる方も多いようです。
コメントで質問もいただきます。
「電力で資産は増えますか?」
とかです。
答えはYESです。
しかしもっとも効率がいいかというと違います。
過去のリターンは?
XLUは公益ETFです。
6,15 | ||||||
リターン比較 | 15 | 10 | 5 | 3 | 1 | YTD |
S&P | 8.6 | 13.1 | 9.9 | 9.9 | 7.7 | -5 |
QQQ | 14 | 19.1 | 17.9 | 20.2 | 30.5 | 11.2 |
XLU | 8.2 | 11.2 | 10.3 | 6.6 | 1.1 | -8.5 |
VZ | 6.4 | 10.8 | 7.6 | 10.5 | 2.8 | -5.5 |
T | 6 | 6.9 | 3.1 | 2.2 | 1.2 | -19.3 |
DUK | 5.1 | 9.5 | 7.6 | 4.5 | 4.5 | -2.8 |
SO | 6.3 | 8.9 | 9.9 | 7.7 | 6.4 | -9.8 |
MSFT | 14.8 | 22.8 | 33.6 | 40.3 | 44.3 | 19.7 |
AAPL | 32.7 | 25.7 | 22.6 | 33.7 | 76.1 | 15.9 |
AMZN | 33.1 | 35.4 | 42.7 | 38.2 | 37.2 | 37.7 |
V | 26.3 | 23.1 | 27.8 | 12.7 | 2.6 |
◇公益グループ、通信ともにS&Pを下回っています。
◇QQQはS&Pを大きく上回っています。
そしてその傾向は近年になるほど顕著です。
◇ハイテク各社はS&P、QQQともに上回っています。
そしてその傾向は近年になるほど顕著です。
リターン効率ではすでに決着がついている
過去のデータからは「ハイテクを買う」ことが最も効率がいいです。
しかも個別銘柄の方が効率がいいです。
しかしこれは今だからいえることで15年前、10年前、5年前、あるいは現在でも投資がしやすいかといえば簡単ではありません。
アマゾンなんか予想PERが300を越えていて「割高」と思われていました。
アップルはアイフォンへの一本足打法が懸念されていました。
Vは常に割高水準でした。
現在でもハイテク各社を「割安だ」と思って買う人はいないでしょう。
じゃあなぜ買うか?
というと成長性に期待ができるからです。
それをどれだけ株価に含むかについては意見が分かれます。
MSFTなんかパーが23くらいのときにも「割高」と言われていました。
33ほどの現在ではどうなんでしょう?
私は割高とは見ていません、だから金曜にも少し買いましたが、しかし「割安」と見ているわけではないです。
あくまで「適正」の範囲ですね。
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結論
リターン競争ではハイテクが優位は揺るがない
リターン至上主義の人はハイテク各社に集中投資が最適解になります。
そして投資枠をそれでフルに使い切っている方は「お見事」と言えます。
「投資の申し子」と言えますね。
しかしそのような方の割合はとても少ないですね。
凡人にはハードルが高いです。
とりあえず投資枠が埋まっていない人が多いと思う
私もです。
投資に優位性があると認めているならこれは矛盾です。
利益の逸失だからです。
その理由が「質にこだわって」のことだとしたら変です。
トータルとしてのリターンは下がるからです。
つまり投資の質、うんぬんは投資枠が埋まっている「グループ」での話です。
じゃあさっさと投資枠を埋めればいいんじゃない?
となりますね。
そうです。それを例えばVOOとQQQでさっさと埋めれば解決します。
あとはよりリターンがいい対象に置き換えていけばいいからです。
しかし現実にそんな人が多くいるとは思えません。
それは現在の株価水準が「かっていい水準かどうかの判断」がつかないからです。
少なくとも実体経済からみれば「割安」と思える人は皆無でしょう。
下はS&Pのチャートです
良くて「ぎりぎり適正」が精一杯じゃあないでしょうか。
予想PERが22くらいですからね。
そんな状態で枠いっぱい投資できるのは凡人ではないです。
私ももちろん凡人ですから、VOOやQQQを少しずつ買いますが「どばっと大人買い」はできません。
買ってもいい「割安水準の株」が電力・通信株だった
そんな中で目をつけたのが電力・通信なのです。
業績が落ち込まなければ現在の水準はちゃんと説明がつきます。
予想PE | 株式益 | 配当 | 実現 | ||
6,13 | 現在値 | SBI | 年利回り | SBI | PER |
T | 30.5 | 14.1 | 7.1 | 6.5 | 15.8 |
VZ | 56.53 | 12.2 | 8.2 | 4.5 | 12.5 |
DUK | 86.74 | 16.1 | 6.2 | 4.5 | 16.9 |
SO | 56.17 | 17.5 | 5.7 | 4.7 | 17.1 |
その理由は土曜の記事のとおりです。
年間益利回り6%でさらに成長もするし立派だと思いません?
より有利なものに入れ替えも可能
株式は不動産などと違って資産の入れ替えが容易です。
一晩でできます。
私は今回買っている株はそのまま保有する方針です。
もう68歳でそんなにリターンばかり追いかける必要はないからです。
むしろ4.5%の配当なら1900万で月5万円の自分年金が可能なのでそちらの方が魅力です。DUKとSOとVZを600万ずつで達成できますね。Tを入れればより簡単に
決して配当至上主義ではないですが「人生の下山」の方法としては有力です。
少しずつ売って崩す方法もありますがね。
後継者がいないことも大きいでしょうね。
残す必要はないからです。
配当収入は多ければいいとも言えない
月に5万とかいうと「それっぽっちか」とがっかりされる方も多いでしょうね。
きっと月に最低10万、たいていは20万とか30万とかを想定される方が多いのではないでしょうか?
しかしリタイアした身からいうと楽しむのにそんな大金は必要ないのですよ。
私で言えば月に10万の年金の範囲で十分やれています。
だからそれにプラスする余裕資金ですから5万もあれば十分なのです。
なくても別に構いませんけど。
VOOとかを米国で買うと2%ほどの配当がありますから、もっと簡単に達成できますね。QQQはほとんど配当がないですが。
結論 ディフェンシブ銘柄について
1 まだ投資枠が埋まってなくて埋めたい方は、電力などのディフェンシブ銘柄も有力
2 リタイアが近い方は自分年金になる
3 積極的に増やすのには不向き
4 人によって違うが20%くらいは持ってもいいんじゃないかと思う
まとまりませんがとりあえずこんなところです。
それではみなさまの投資が進むことを願って記事を〆ます。
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