米国株と相性のいい一目均衡表の使い方、世界一わかりやすい
2020年6月9日記述
一目均衡表チャートの見方について質問をいただきました。
私はチャートの専門家ではないです。また売買も基本しないのでチャートはFXやトレードの方のように必要性も低いです。だから大雑把なものです。
しかし今回の下落でとても役立つことがわかりました。
ここではわかりやすさ重視でチャートを学びたい方を対象に説明します。
♣専門用語、難解用語は使いません。♣くどい説明はしません。使えればよしという姿勢で。
※詳しい方はスキップお願い。
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チャートの見方の基本ベスト5
それではS&P500の最新チャートを例にとります
まず大事なことはどの指標も「絶対ではない」ことです。参考、補助になるだけで決断するのはあなたです。
だから一つの指標にこだわって買い時を逃したり売りどきを逃すのは賢明ではありません。
NO1 ローソク足 説明省略
NO2 出来高 奥が深いです。非常に大事。説明省略
NO3 移動平均線
ここでは50日と200日が書いてあります。
期間のとり方によって景色が変わります。25日、50日、200日がよく使われます。
それぞれの期間の保有者の平均のコストを表します。
短期線が中期・長期線を上に抜けるのがゴールデンクロスで買いのサインだがたいていは買い場は過ぎたあと。「あの時が買いだったんだよね」と分かる感じ。
詳しくはパス。
NO4 RSI 重要
統計上の数値です。14日を取るのがふつう。50が平均。
現在は74.5でかなりの過熱。75を越えて買うのは「高値づかみ」の恐れアリ。
80超えは手を出さないのが賢明。
NO5 MACD
黒線と赤線の2本の線の関係で買い時、売りどきを見ます。
黒が上にある・・・相場は強い
赤が上にある・・・相場は弱い
黒が赤を下から突き抜く・・・買いのサイン、相場転換
赤が黒を上から突き抜く・・・売りのサイン、相場悪化
(もう一つの指標ヒストグラム、柱状グラフ)
黒から赤を引いた差を柱状グラフで書いてあります。
柱が上にある・・・相場は強い
柱が下にある・・・相場は弱い
山を登っている・・・相場が上昇している
下っている・・・相場が下落している
まとめと注意
RSIやMACDは統計学上の手法を株式に応用しているだけです。
だからあくまで参考程度に見ます。
→動きが少ない時は当てになりません。
いかがでしょうか?ご存知のことばかりで退屈だったでしょう。
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それでは本命の「一目均衡表」いちもくきんこうひょうに行きましょう。
一目均衡表は日本発の指標
ざっくり言って「相場に参加する人間の心理に基づいています」
それでは上記の同じチャートを出します。
ダン高橋さんも使っている「トレーディングビュー」で出しますね。
チャートの出し方は下記に入って
https://jp.tradingview.com/chart/nWlZy74e/
FxのところのITIMOKUを選択するだけです。
そしてS&P500なら左上のまどに「SPX」といれてリターン
使い方1 緑の線と株価の位置関係で買い時、売りどきを見る
緑の線は転換線で(名前は覚えなくてOK)今日を入れて過去9日間の「高値と安値の中間値」の変化です。
「何のこっちゃ?」と思われるでしょうが、まあ9日移動平均線みたいなものです。
移動平均線と違ってカクカクしています。
私達の意識では両極端の「高値と安値」が気になりますからね。心理を重視しているのです。
使い方 株価が緑を下から上に抜いたら「短期の買い場」
1底から2日後の3月25日に下から上に抜いています。このとき2454ドル高値の72.5%の位置です。ここで買えた人は最高ですね。
2 4月3日再度タッチして上昇。
あとはご自分でチェックしてみてください。
3 5月14日には緑の線を下に抜けています。この時の調整はかなり深く翌日のオープニングで売ったかも知れません。
この時は赤色の中期線も下回っています。
→機械的に運用すると度々売買することになる。
→売買手数料が無料の米国ではいいが日本では売買の回数は減らしたい。
→少しは我慢も必要か?
使い方2 株価と緑の線の位置関係で「パワーバランスを見る」
現在は緑の線の上方にありますからパワーバランスは「買い方」が勝っています。
→株価は当分堅調、強気でいい
株価と緑の線が重なっている時が「イーブン」の状態。
下回ると弱気。
売り方が強くなって株価は崩れやすくなります。
赤の線は26日の中期を表す。
なので使い方は緑と同じです。
使い方3 雲
2本の線で囲まれて色がついているところが「雲」です。
株価を飛行機に見立てるのがわかりやすいです。
現在のように雲の上を航行している時は「問題なし、視界よし」です。
雲に突入すると「株価が乱高下しやすくなります」
雲は障害物だからです。
雲の下方にいる時は視界も悪く雨もあるでしょう。何かと障害が多いです。
とはいえあまり気にしすぎるのも問題です。
あくまで「そんなもんだ」と捉えてください。
使い方4 売りどきを探る
1 利確したい時には緑の線を割ったら売ると高値で売却できます。
今回の場合だと2月21日の緑の線に逆指値を置いておけば98.5%で売れました。
2 下落トレンドに転換する時に売るとき
中期の赤の線を割り込んだら売ります。
しかし上記の5月14日のようなだましもあります。
この時は雲にもいったん入っていますね。
転換してもおかしくなかったのです。
→万能ではないです。
SPYDが先週金曜日に雲を抜けた
人気が高いSPYDについてのご質問が多かったです。
「なかなか上昇しない」というもどかしさがあったのです。
しかしとうとう雲を抜けて大きく上昇しています。
チャートはこちら
出来高も増えています。RSIは74.5とかなりの過熱ぶり。
雲を抜けました。下落以降の方の「しこりは解消」したのですね。
高値で買った人は株価が戻れば手放す確率が高いです。それがしこり。
これからは新たな利確は出てくるでしょうが「買い方」のパワーが勝っている状態です
上昇スピードが早すぎるので一時的な調整はあるかも知れませんがとにかく視界よしです
以上「実用重視での一目均衡表」活用でした。
いかがでしたか?
ビジュアルでわかりやすく使いやすいと思いませんか?
米国株には特に合っていると思うのです。
1 動きが単純でトレンドが現れやすい。
2 日本株のように為替に左右されない。
3 順張りに適している
みなさんもぜひ使ってみてご意見をお寄せください。
他にも使い方は多いようですが、いろいろ手を出すよりもまずは基本的な使い方を熟知するほうが「効果、コスパ」はいいと思います。
♣株価のコピーが左にずれて書いてあって邪魔だよね。と思う緑の線も全く使いませんでしたね。使い方は本当に多いようです。そのうちひとつひとつ一緒にマスターしましょう!
以上です。それではみなさんのさらなる投資の充実を願って記事を〆ます。
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