チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

債券?日本株?不動産?→結局米国株しかないワケ

2020年6月1日(月)

米国株は高値水準を航行中

株価は半年後を反映して先行するものだ。とは言われますが、半年後の実体経済が現在の株価水準まで回復しているかは大いに疑問です。

だから現在の株価の高さは明らかに「無制限の金融緩和」によるものです。

下はS&Pのチャート

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◇FF金利は1.5%から0%になりました。

◇長期金利も0.7%と1%以上下落しました。

◇日本の状態にはもう少し余裕がありますがほぼ「日本状態」です。

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私達日本人はゼロ金利を長く経験しているのでその分アドバンテージがあります。

 

日本の株価は異次元の緩和と円安で大きく伸びた実績があります。

下は日経平均の10年チャート

チャート画像

ドル安になるかはわかりませんが、他の条件が同じならこのようにダイナミックな上昇があるはずです。

 

米株は実体経済の悪さが足を引っ張っているけど、それがなければ上記のように伸びる可能性を秘めています。

 

米ナスダックに至っては最高値を更新する勢いです。

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「米国株は高すぎる」という声があがるのもわかる気がします。

現在S&Pで予想PERが21前後、ナスダックで29前後だそうです。

金利水準を考えなくて、以前の基準でみると高いですね。

 

金利水準を考慮すると「米国株しかない!」

これは私の見方なので、他の投資をけなすつもりは全く無いです。

凡人目線で見てという条件です。

 

まず米国株は予想PERを21とすると年間益利回りは4.8%です。

これを基準に見ていきましょう。

 

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債券の上昇幅は少ない

米国債で見ると10年国債が0.7%ほどですから日本のように0%になるとしても0.7%の上昇幅しかありません。

これは年初から今までの利率の下げよりも小さいです。

下は10年国債(長期金利の2年チャート、SBI証券)

チャート

◇上げしろがない日本の国債、債券よりはましですが、もう上げ幅は0.6%ほどしかありません。

下は債券ETFのBNDのチャート

 

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◇3月の下落では株式同様売られました。

「株式の逆の動きをする」というセオリーは通じませんでした。

現在は高値圏を航行中です。

今から買うにはメリットが少ないです。

 

3月安値で仕込めたら良かったですが、プロでも現金化のために叩き売ったものは買いにくいです。しかし株よりは手堅かったでしょうね。

 

→伸びしろは少ないとはいえFEDは緩和を継続するといっているのでプロにとっては安全で確実な投資先です。

 

だから果てしなく発行される国債に、お金が流れているのでしょうね。

ほんの少しの利率でもFF金利が0%なら勘定にあいます。

 

これが株式市場にイマイチお金が流入しなかった理由だと思います。

 

→素人の場合は自分のお金なので債券はメリットが小さい

 

これからはインフレ率をやっとカバーするくらいではないでしょうか?

 

日本の債券はさらにメリットが小さいです。

元本が保証された個人向け国債で利率は0.1%ですからインフレに対抗できません。

 

米国もそうなるのでしょう。

 

日本の株式、不動産

6月1日の東証のPERは実現で18.8倍、予想で24.7

日経225では実現で17.6、予想で20.98(日経新聞)となっています。

 

PERでは日本株が割安とはいえないです。

さらに日本は①人口減②生産性の向上③先進分野への転換④既存産業の伸び悩み

という課題を抱えています。

 

わざわざ米国より小さい日本市場で株を買う理由はありません。

 

→先進国の一環としてシェアの分を買うのはもちろんありです。

 

欧州も米国より有利な要素は見当たりません。割安ではありますが。

割安でも長期的に伸びなければ投資としては効率は良くないです。

 

中国の株式はどうか?

アリババやテンセントは中国経済圏で反映しています。

しかし割安か?

と言われば何とも言えません。

 

今回の暴落のような安い時期に仕入れられれば有利ですがそれはどの市場でも言えます

 

今後米中がこじれて安くなれば少し買ってもいいかなとは思ってますが主力にはなりません

 

→ブロック経済化してアリババなんかも株式も米国市場から撤退して香港市場だけになる可能性もある。

 

不動産は既存業者以外は無理ゲー

若者風に言うとこうなります。

なぜかというと

前提条件として

1 日本は人口が減少する→日本全体としては不動産需要は強くない

2 不動産に対する融資はおりやすく、金利も安い

3 金利が安い時代が長く続いておりさらなる金利安は見込めない

 

日本の不動産業は「金利が安い」が前提条件になっている

「1%台でしかも簡単に借りられる」という好条件下で成立しています。

逆に言えばコレ以上条件が良くなるのは難しいです。

 

だから新規参入は難しいといえます。

 

すでに保有している人、達人、特別な人の世界

すでに不動産の保有があり、金融機関とのパイプもあれば、定期的に「物件を仕入れる」のはリスクが少ない行為です。

今までの物件の償却も進んでいるでしょうし、全体としてコストを抑えることができるからです。

もっと言えば「節税目的」の投資もあるかも知れません。

 

ひとつだけの物件を保有するとなるとそのリスクは大きいです。

 

不動産に立脚したリートも、よく見極めないと将来的には下落するものもあるでしょう。

 

とはいえ、今回のように大きく下落した場合は「分散の一部」として買うのは有力ですね。

 

とにかく「熟達者向け」です。

 

いかがでしょうか?

結局一見高く見えても「米国株」が長期的には一番有利といえますね。

 

こつこつ仕込んで行こうと計画しています。

低金利の新しい時代は日本人には馴染みがあってやりやすいのではないでしょうか?

 

私の買いの対象は「インデックス」と「買いやすい株」です。

買いやすい株というのは「買うことの理由が納得がいく」という意味です。

 

今だったら電力なんかは有利と思っています。

利回り6%は「低金利」時代にピッタリだと思いませんか?

 

今日はそんなところです。

それではみなさんの投資の進展を願って記事を〆ます。

 

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