チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【年金受け取り繰延】先延ばしする方が得なのか?

2020年5月31日(日)記述

75歳までの年金受給先延ばし可能には反対意見も多いです。

森永卓郎さんは反対されています。

まず整理しますね。

<年金受給についての概要> 詳しくは当局にお尋ねください。

1 現在65歳の誕生日を過ぎると受給資格ができる。

2 繰り下げを選択すると1月に0.7%の加算になる。

3 一回受給を選択すると取り消しはできない。

4 繰り下げを選択していても受給に変更はできる。

 

これが今までは70歳までだったのですが75歳まで先延ばしできるようになったのですね。

 

私は一応調べましたが65歳で受給を選択して後悔しています。

理由は「先延ばししたほうが一月にもらえるお金が増えて長生きリスクに対応できる」からです。

 

そこでみなさんにも「先延ばし」をおすすめしました。

 

反対派の方は何が良くないと言っているのでしょうか?

年金手帳を持つおじいさんのイラスト

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75歳受給に反対する人たちの意見

1 もらえる総額は変わらない

得になるのは90歳以上生きる場合だそうです。

2 所得税や社会保険料の負担が増える

先延ばしして年金額が多くなるとこれらの負担で手取りが少なくなる

 

しかし不利だと思えば早く受け取ればいいんじゃない?

確かに個人によって有利不利は違うでしょう。

特に寿命は本人には正確にはわかりませんからね。

でも制度として75歳まで先延ばしできれば、それを選ぶも選ばないのも本人の自由なんじゃない?

と思うのはわたしだけでしょうか。

 

これからの一番のリスクは「長生きリスク」

寿命だけはわかりません。現在でも100歳以上の方は多いですが、さらに医学の進歩で100以上が割と当たり前になるかもしれません。

 

そうなると「長生きリスク」は今後ますます大きくなります。

 

その中には「お金」の問題もあります。

 

上記のように計算して「90歳以上でない場合は損だ」とか悠長なことを言っている場合ではないと思うのです。

 

つまり逆に90歳以上生きることを想定して備えておく必要があると思うのです。

 

もらいそこねても損をするわけではない

「90歳より前に死んだら損をする」という考えには賛同できません。

実際に何も損をすることはないからです。

 

年金は社会保障で、助け合いですから「他に迷惑をかけずに死ねたら」めでたいことです

資金は後の世代に残ります。

むしろ後の世代の資金を奪っていることが問題なのですから、残す方はノープロブレムです。

 

森永さんともあろう方が「そんなみみっちい損得で反対する」のは残念ですね。

 

とにかくお金に困らずに一生を終えることができたら「万々歳」なのです。

「モライそこねた」とかいうのはやめましょう。

 

そうでなくても年寄りは若い世代に嫌われています。

「納めた以上にもらえる得な世代」と思われているのです。

世代間格差は大きいですからね。

 

<具体的な計算をしてみると>

年齢 年金額    
65 100000 150000 200000
70 142000 213000 284000
75 186000 276000 368000

1  10万円の人でも75歳まで繰延すると18.6万円でその後は大丈夫に思える

2 20万円の人は75歳まで先延ばしすると税金などの負担が増えるかも知れない。

これ以上多い年金の方は先延ばしはあまり意味が無さそうです。

3 年金が少ない人ほど先延ばしには意味がある。

 

ここまでの結論は(私の見方ですが)

1 年金額で暮らせるか不安な方は先延ばしが有効

2 必要額に達するまで、手持ちの資金や収入があれば「先延ばし」は有効

3 迷ったら、受け取りはいつでもできるので先送りが「無難」

 

妻の場合も月に10万ほどなのですが、私の経験があるので「先延ばし」を選択しています。75歳から18.6万なら住居があればやっていけるでしょう。

 

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立場によって考えは大きく違う

先日「先延ばし」をオススメしたのですが、コメントをいただきました。

私は子どもがいないので「自分のこと」だけを考えたのですが、お子さんがいらっしゃる方は「資産の継承」も考えに入れておられるようです。

 

玄徳       
いつも楽しく読ませていただいています。私はまだ年金受給まで20年以上ある若造です。 チンギスハンさんは年金受給繰り下げ派とのことですが、私は、リタイア時に日本円を確保しておいても、年金は65歳や早目に貰い始めても良いと思っています。 日本円で貰った額をそのまま、米国株に投資し続ければ良いのではないかと思います。 理由は相続です。 受給したのち買い付けた米国株は資産として相続できる。かたや、年金は死んだら終わり。性質の違うキャッシュフローと解釈しています。 米国株の期待リターンが、繰り下げの確実な年率8%よりたとえ劣っていたとしても、相続した後も運用できます。生前贈与でも、自分の期待余命よりも子供の期待余命の方が一般的に長いので、その分さらに長期間資産として手元で運用できる方が有利と思っています。 このアイデア、いかがでしょうか? もちろん、資産を子供に受け継がず自分で使い切る人であれば話は別と思います。
 
玄徳さんコメントありがとうございます。
 
おっしゃるとおりです。
相続を考えるなら運用をそのまま続けられるインデックスなんかが現金よりは残りやすいですね。
お子さんの考えにもよりますが、現金の場合は何かと散逸しやすいので株式のほうがまとまった形での相続ができますね。
税金面で有利でなくても、株での継承は意味があると思います。
相続税の方を現金で支払えばいいわけですから。
 
引き続き投資がんばってください。
またコメントもください。
 
今回は年金がテーマでした。
それではみなさんの充実したライフを願って記事を〆ます。
 
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基礎から応用まですべて書いてあって本当に感心します。
私もこれでもう一回初めから勉強しようと思って少しずつ読んでいます。オススメです。初心者だけでなく中級者、経験者にも確認としていいと感じます。
 
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