【米電力株】【高利回り高配当】利回り6%でGDPより成長する投資対象はどう?
2020年5月29日(金)記述
米国も金利ゼロになってきました。10年国債でも金利0.7%です。
そんな中で
「利回りが年6%あってしかも成長も期待できるのがあるんだけど」
という話を聞いたら皆さんのほぼ全員が
「そりゃあ危ないな。今どきそんな話は詐欺に決まってるからやめといたほうがいい」
とアドバイスすることでしょう。
私も多分そう思うでしょう。
しかし実はそんな話があるんですよ。
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「またもったいぶって!さっさと言いなさい!」
はいそうですね、つい引っ張りました。
ではじゃ~ん!
それは公益の電力です!
高配当を出すので多くの方がもうすでにご存知ですね。
それなのに紹介するのは
1 金利ゼロの時代に利回り、配当利回りが有利だと思うから
2 安定的に成長すると思うから
3 景気の変動に左右されにくいから
4 エネルギー価格が高騰するとは思えないから
5 有利な投資先が少ないから
です
電力企業の敵は2つあります。それは
1 設備投資が大きいので「金利上昇」に弱い
2 エネルギー価格が高騰するとすべてを転嫁できずに収益が圧迫される。
ところが
1 金融緩和は今後も長く続きそうです。あまりにインフレがひどいと金利引き締めもあるかもしれませんが・・・
2 熱源の石炭、天然ガスの価格は低迷しています。今後急激な上昇は考えにくいです
さらに経済活動停滞、人が動かなくなることのマイナスはありますが他の産業よりは影響は小さいでしょう。
というわけでオススメなのです。というか私が買おうと計画しているのです。
基本このブログや動画は自分の買いたいものを優先して記事にしています。自分本位なので視聴が限定されるのでしょうね、きっと!
みなさんのリクエストがあればできる範囲でやりますからコメント欄で知らせてください。動画ではいくつかリクエスト頂いています。
なんで今まで紹介してこなかったの?
「ハイテクが勢いがよく出遅れの戻りも大きくて、挟まれた形でやや低迷していたんですよ」
「TやVZの通信と同じですね」
しかしこのところに来て50日線を抜けて安心感が出てきました。
基本、下げている株は買わない方針なので今まで買ってなかったのです。
それでは有力なのをデータで示すと(いつものように私の買いの対象に絞っています)
<主要電力会社データ>
5.29 | 予想PE | 株式益 | 配当 | 実現PER | 予想PE | |
現在値 | SBI | 年利回 | SBI | VIZ | VIZ | |
DUK | 85.8 | 16.1 | 6.2 | 4.5 | 16.9 | 15.7 |
SO | 56.9 | 17.5 | 5.7 | 4.7 | 17.1 | 17.2 |
D | 83.7 | 27.3 | 3.7 | 4.6 | 39 | 18.1 |
NEE | 251.3 | 28.3 | 3.5 | 2.3 | 34.2 | 25.5 |
DUKデュークネナジー
SOサザン
Dドミニオン
NEEネクストラエナジー
◇この中で年間益利回り(1÷PER)が5%を越えているのはDUKとSOです。
さらにこの2社は配当も4.5%以上あります。
♣私は配当にはこだわらないですが、指標としては大事です。
つまりこの2社はゼロ金利時代にピッタリと思うのです。
ポイント1
配当はインフレ率より高い→インフレをカバーしている。
ポイント2
株式益利回りはGDPの伸び率より大きい
米国のGDPの実質成長利率は過去10年では
◇ならすと年2%くらい。これはインフレ率を除いてありますからインフレ率の平均1.8%を足すと3.8%です。
2社は6%ですから単年度でも1.5倍くらい上回っています。
これに将来の成長期待を足したものが正味の会社の利回りになります。
名目GDPの2倍は十分行けるかな?というのが感想です。
ハイテクで高いリターンを目指すのもいいけど堅実に電力も一部入れといていいんじゃあないでしょうか?
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<過去のリターンは?>年間に直してあります。
リターン | 15年 | 10年 | 5年 | 3年 | 1年 | YTD |
IVV | 8.6 | 13 | 9.6 | 10 | 10.3 | -5.3 |
T | 6 | 7.5 | 3.3 | -0.9 | 3.7 | -18 |
VZ | 6.2 | 11.1 | 6.4 | 11.6 | -1 | -7.3 |
NEE | 14 | 19 | 21.5 | 23.4 | 27.5 | 4.4 |
DUK | 5.2 | 9.5 | 6.4 | 4.4 | 2.9 | -3.8 |
SO | 6.4 | 9.2 | 9.5 | 8.4 | 10.9 | -8.7 |
IVVはS&P500です。
◇15年、10年共にS&Pを下回っています。
◇NEEは上回っていますが電力としては別格ですね。
→高成長銘柄と言えるので今回の対象からは除きます。
◇通信よりも期間によるリターンが安定しています。
ここまでまとめると
1 リターンはS&Pに過去は劣ってきたが安定したリターンを出している。
2 GDPの2倍ほどのリターンが見込める。
3 現金配当として4.5%(税込み)が見込める。(税抜3.15%)
→配当部分だけに注目しても債券より有利
→さらに将来の成長期待がある
リスクは何?
1 金利高騰
設備投資が大きいので金融引き締めには弱いです。もっともこれは債券も同じ。さらに他の株も同じですが。
2 エネルギー価格高騰
これも現在は考えにくいですが。
3 原発事故など
米電力会社はガスも含めて幅広い事業を展開しています。原発もたいていの電力会社が保有しているので事故が起きた場合は株主は被害を受けます。
→複数の会社を保有するほうがベターと思う。
今回だとDUKとSO。NEEはちょっと高すぎ。
最後にチャートをチェック!
まずはDUKから
◇4月中頃から下落基調でした。先週50日線を越えたもののだれ気味で今週に入って形が良くなりました。
◇今週になって出来高が増えてきて底が固まって安心感があります。
◇S&Pは200日線を越えているのでやや出遅れ、割安感があります。
→投資指標、チャートともに問題なしです。
昨日は2.5%と急伸しています。そう思う人が多かったのですねきっと。
今日は金曜なので「利確の売りが出て買いやすくなることを期待」です。
もう一つのSOサザンです。
◇DUKとそっくりですが出来高はやや低調。
◇昨日3.5%と急伸。
両者ともに昨日の寄り付きで買えていれば「最高でした」ね。
理想通りには行かないので現株価より少しでも安く買えればいいとします。
まとめ
1 若い方が「資産を大きく増やす」のには向いていないが安定志向の方には○
2 特に私のようなシニアが債券の代わりとしての利用は有力と思う。
3 日本の電力企業よりも①人口増が見込める②幅広く営業している(ガスなどもあり電力だけではない)
♣ガスは自己消費の他に家庭供給や大口供給もしている。日本のように液化せずに使うので効率がいいのが強み。パイプラインや積み出し港、施設の保有もある。
4 金利低下の部分は有利になった。需要減はマイナスだがどのくらいの影響が出るかは未知数。トータルではプラスと思う。
昨日は上昇して引けているので今日はどうなるでしょうか?
寄り付き成り行きでは入れにくいので、週末でもあり引け近くで、つまり朝起きて成り行き買いですかね。
今回は以上です。それでは一緒に前進できることを願って記事を〆ます。
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