チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【米国株】循環物色、先行き不透明、こんなときこそV○○で安心投資!

2020年5月28日(木)

好調な分野が入れ替わる展開

昨日は出遅れが好調でした。

上げ幅が大きい順にラッセル3.1%ダウ2.2%S&P1.5%ナスダック0.8%

この順番はいつもどおりです。

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また会社ごとのパフォーマンスはご存知のヒートマップ「Finviz」のHPでS&P 500 Map

見ることができます。

一日、1週間、1ヶ月、半年、年初来、といろいろな期間に区切って見ることができます。

これを見ると1週間では出遅れが強く1ヶ月ではハイテクが強かったです。年初来ではプラスになっているものが増えました。ハイテクが多いですね。

 

これを使えばトレンドに沿って「その時の流行の銘柄」を追いかけることもできそうです。あるいは逆にまだ出遅れている銘柄を狙うことも可能です。

 

さらに「Dividend Yield」を選べば高配当のものを選ぶことができます。

愛聴している「PANさん」にさらに詳しい使い方の説明動画があります。

「Finvizの使い方」というタイトルです。

 

しかし「ちょっと待った」

です。「流行や循環」がわかったところで凡人がそれをうまく使えるか?という問題があります。

 

流行はすぐに変わるし買ったところで次の循環に移ると「後追い」になる可能性が大です。

分野についても同じです。

ハイテク、ヘルスケア・・・目まぐるしく変化します。

個別株になるとさらに複雑になります。

 

とても私がうまくいくとは思えません。

 

こんな時こそS&PETFの出番だ!

広くカバーしておけば循環をすべて取り込めます。

なので米国企業全部を買っておけば問題なしです。

 

米国企業を全部カバーしているのはVTIですね。

いくつかを比較のためにまとめたのがこちら

  5,28 現在値 安値 高値 下落率 合目 最大下落 シグマ 配当 経費率
S&P VOO 279.05 204.3 311.5 10 70 34 16.8 2 0.03
VTI VTI 153.73 109.5 172.6 11 70 37 17.5 1.9 0.03
ナスダック QQQ 230.2 169.3 237.4 3 89 29 18.1 0.7 0.2
ラッセル IWM 143.09 95.69 170.56 16 63 44 22.7 1.6 0.19
高配当 VYM 80.31 60.07 94.86 15 58 37 16.2 3.5 0.06
高配当 SPYD 28.68 20.79 40 28 41 48 20.8 6.5 0.07

◇ラッセルは比較のために載せました。

◇高配当は興味のある方が多いので載せました。

VTIとVOOの比較では

VTIの方がカバーが広いです。上位500社以外の銘柄も含みます。

この1ヶ月の上昇はVTIが6.7%VOOが5.7%と中小株や出遅れ株が追いついてきています。

1 当分の回復局面ではVTIの方が若干有利と思う。

2 その代わり下落局面ではVOOの方が下落が小さかったです。

VOOの34%に対して37%の下落。

したがって今後の下落局面では少し下落幅が大きいことは覚悟が必要。

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どちらを買うべきか?

1 今まで買っている方を買うやり方

 シンプルでいいです。私ならVOO

2 この機会に「出直し」でVTI(VOO)を買ってみる。

新規に買ったのを証券会社の画面でシンプルに区別したければVOOの代わりに同じS&P500のIVVを買う、あるいは広くカバーするVTIを買うのはありと思う。

 

その他では何を買う?

とりあえずVOOとかVTIだけでも問題なしです。

ナスダックを入れたければQQQですが今VOOより有利かどうかは不明。

 

高配当は出遅れている

高配当は追いついてきたとはいえ、まだS&Pに対して出遅れています。

なので、高配当を目指す方はVOOやVTIより魅力的でしょう。

 

配当を気にしない方はS&PでOK

確認のためにS&P500のチャートは

f:id:tingisuhan:20200528092609p:plain

◇ここ8営業日で一気に好転して200日線を抜きました。

◇出来高も増えて厚みが増しています。

◇RSIも63とまだ過熱感はありません。

♣「ダン高橋」さんの動画を見ていたら「200日線で突破で多くのアルゴリズムが働いて」ショートポジションは畳んでロングへの切り替えが多く発生した

との説明がありました。納得ですね。

だから大した理由もないのにここ2日の上げが大きかったのですね。

 

VOO、VTIでの注意点は?

1 急回復で「指標的な割安感はない」

長期金利とのスプレッドを「フジトミ」さんのサイトで見ると

S&Pの乖離は3.14%です。

目安が3%から4%です。3%は適正の上限に近いです。

さらに元になっているepsは下方修正の可能性がありますから実体はさらに割高である可能性が高いです。

→何かの事情で利確の売りを浴びる可能性はある。

→永久保有の予定で買うのは問題なし。

2 第2派、ワクチン失敗での下落はありうる

徐々に解除されて開放感、高揚感に支配されています。

またワクチンも開発が着々と進み「成功するのを織り込んでいる」感があります。

しかしウイルスのワクチンは難しくHIVのワクチンも出来ていません。

今回はmRNAという新技術で期待は出来ますがそれでも成功率が高まっただけで、今だに成功率は10%以下という方も多いです。

 

特に「突貫工事」で治験して、先行しているモデルナの結果が6月、バイオテックの結果が7月に公表されますが、まだ初期段階ですから生き残る可能性は高いですが、両方アウトになると失望感から暴落はありえます。

 

今年中にすべての治験が失敗すると「暴落」するでしょう。

そしてその確率はかなり高いそうです。

 

これは「投資家心理」の悪化によるものですが「機関投資家」の売り場探しにもなります

彼らは「ウリでも稼ぐ」からです。

投資家心理が大きくマイナスになる「ワクチン失敗」は絶好の好機です。

 

8割は「失敗」の心づもりでいたほうがいいと思っています。

 

→安くなった時に買える余力は残して置きたい

その時に全部買うから今はパスという考えもあります。

3 安くなってもせいぜい10%から15%ほど安く買えるだけ

しかし今回のケースでも安く買えたとしてもせいぜい現在よりも10%ほど安く買うのが凡人としては精一杯だったでしょう。

まだ買っていない人のほうが圧倒的に多数派ですしね。

 

今買ったETFの「顔は立つ」

全部トータルで考えるとごっちゃになって考えが整理できません。

しかし今買うETFの有利性は明らかです。

 

年間益利回り4.8%は立派だし、20年の期間で考えると成長していることも確実です。

だから買いの小さなユニットで考えれば買わない理由は一つもありません。

 

より有利な機会があると思うから迷うのです。

しかしそんな機会が来るか、そしてそれをものにできるかは未知数です。

またその時点での全力買いは大きな精神的な負担、決断です。

 

ならばその時はその時として、今少しでもいいから仕入れておくのは「十分意味があります」

 

→4月から個別株を少しずつ仕入れてきました。

これからはVOO、VTI、QQQを中心に買って行きたいと思っています。

 

VTIは持ってないのでこの機会にこちらを買うのも考えています。

日本円からだと楽天全米ですね。

 

以上です。ということで元気に投資を進めましょう!

 

補足 プロパンガスの価格は都市ガスの平均1.86倍 

先日の田舎暮らしは意外とコスト高という動画を「タコペッティ」さんに取り上げてもらっていました。感謝です。

その中で「プロパンガスは都市ガスより高い」と話したのですが、いくつかコメントを頂きました。誤解があってはいけないので調べました。

1 プロパンガスの価格は地域により業者により大きな開きがある。

2019年の全国平均は都市ガスの1.86倍になっています。

2 家庭により料金は大きく違う

お風呂の燃料が灯油、プロパン、まき、太陽熱といろいろあるのでご家庭により料金は様々です。動画で月に2万円ほどかかると言ったのは友人家庭を参考にしました。プロパンでお風呂をたいているので。違う熱源の場合は、そして調理が電気の場合はもっと安いご家庭もあるでしょう。

 

3 また野菜の値段も道の駅なんかで種類と時期によってはとても安かったりもします。「田舎だから安いだろう」とは言えないという意味にとってください。

 

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