チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【異常事態での買い】バフェットのアドバイス「買いの対象・基準は自分で決めなさい」

2020年5月6日(水)記

バフェットは米国株の将来性を楽観しながらも現金を多く保有!

十数兆円もの現金を保有しています。

「有力な投資先がない」

と彼はいいます。

 

そして米国株は将来的に有望だが「この一年はだれにもわからない」

とも言っています。

 

さらに「10年での投資は報いられるだろうが2年先ではわからない」

とも言ってます。

投資対象については

「誰かの意見によってでなく自分で買う理由を決めなければならない」

 

これはとても大事なアドバイスだと思います。

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今株を買うか買わないかは「立場により」「考えにより全く違う」と思う

前回①余裕のある立場、強い立場と②投資をするしか方法がない人達

の投資法について書きました。立場が弱く「投資しなければならない」立場だとしたら「着実に仕込む」必要があります。

なので「2番底」を期待したり、恐れたりせずに「コツコツ着実に仕込んでいこう」

 というのが私の主旨だったのです。

 

「2番底は来ない」なんて言い切っていいのか?

というコメントもいただきました。

バフェットさえわからないと言っている今年の相場を素人・凡人の私が「言い切る」のは僭越至極です。

 

だからご批判はもっともです。

しかし私が言いたかったのは「そう思っていないと仕込めないよ」ということです。

さて話がそれました。

 

現在買いにくいのはみなさんが感じていらっしゃることでしょう。

今回はその理由を整理して対応を考えたいと思います。

 

現在PERより将来PERが高い異常事態!

混乱の一つに今年の予想PERがよくわからないことがあります。

コロナの影響が大きすぎて予測ができないからです。

 

通常は株式の割高水準は「予想PER」で見るのが普通です。

過ぎ去った年度の稼ぎより将来の稼ぎが重要視されるのは当然です。

 

しかし今年に限って言えばその「予想PER」は当てになりません。

企業のCEOでさえ自分の会社の業績を見通せないでいます。

だから今回の決算発表でも「予測のガイダンス」は発表しない、できないところがおおかったのです。

 

会社側がわからない業績を部外者で素人の私達が見通すのは無理です。

これも投資がしにくい原因の一つです。

 

とはいえ数字なしに「当てずっぽう」で投資するのはギャンブルみたいで気がとがめます。

何らかの根拠が欲しいところです。

 

S&P500の500社の今年の業績を見通すのは困難です。

1社でもわからないのですから、業界が混じった500社を総計するのはかなりの誤差を覚悟しなければなりません。

 

それでもインデックスの優位性はありますが、今回に限ればよりわかりやすい個別株が買いやすいと思っているのです。

下振れの少ないと思えるMSFTやJNJなら例え高いにしてもそれなりに業績の裏付けがあります。

 

「チンさんはインデックス推しだと思ったけど方針変えたんですね」とコメントいただきましたがそのような事情があるんですよ。

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米国株インデックスの割安水準を検証してみると

それでも何らかの数値はあるだろう?

ということで調べてみました。

お世話になっているフジトミさんのサイトでは4/30時点でのPERは(予想ではないです)

S&P500が23.14

ナスダック100が32.15

ダウが22.73とありました。

 

またWSJのマーケットデータを見ると

5月1日時点でのPERは

       1年前PE 現在PE 変化率  現時点株式利回り

S&P      21.8  24.2    11.0%  4.1%

ナス100   24.3  26.8    10.3%  3.7%

ダウ      18.3  19.9    8.7%   5.0%

ラッセル    43.2  40.0    ▼7.5%  2.5%

 

と1年前よりも10%ほどPERでは割高になっています。

株価は一年前とほぼ同じですが稼ぎは落ちてますからね。

 

今後2Qではもっと下げるでしょう。

だから収束してからの回復をすでに織り込んでいるといえます。

 

S&P500の予想PERでは20.4というサイトもありました。

 

今回の決算では悪い業績には反応しなかった

次の2Qではほとんどの企業で業績はもっと下げるのは確実ですが今回のように「低い期待値」なので反応しないのかもしれません。

 

現時点ではFEDと政府が企業を「丸抱え」している状態です。

不適格債=ジャンク債をFEDが丸抱えして面倒を見るというのは過去になかった異常事態です。

先例がないのでその結果が誰にもわからないのは当然です。

 

したがってここで買うというのはバフェットの言うようにかなり無謀な行為です。

将来がわかりにくいのに「見切り発車で買う」からです。

下はS&Pの2年チャートです

◇これだけのことが起こっているのに株価は昨年の同じ時期くらいで堅調です。

これから企業業績が下がることは明白にも関わらずです。

チャートを出したついでに見ておくと6ヶ月チャートです

◇長期線52週EMAと短期線25EMAの間を下値を切り上げながら動いているように見えます。

やがて2つの線が縮まれば上か下かに動く確率が高いとされています。

 

買う理由は個人個人にある

今回の場合はバフェットの言うように買う理由は「自分が見つける」必要があります。

誰にでも当てはまるような「買いの理由はない」と思えるからです。

 

私の場合です

例によって買いの候補です。他にもいっぱい有力なのはあるでしょうから探してみてください。そして教えて下さい。

  5,6 予想PE 株式益
  現在値 PER 年利回り
AMGN 236 17.7 5.6
UNH 293 20 5
JNJ 149 21.3 4.7
V 178 28.3 3.5
NEE 230 29 3.4
MSFT 180 32.4 3.1
MA 274 34.7 2.9

(1)ヘルスケアの場合

JNJ、AMGN、UNHはコロナが原因での業績下方はないかなというのが理由です。

安くはないけど手を打てる範囲。

(2)NEEも同様

(3)MSFT

安くはないですが今後の成長を考えると年3%の利回りならOKと思っています。

(4)V、MAは業績がかなりぶれそうです。だから安ければ買いと思っていましたが再開期待で逆にどんどん上がっています。MSFTより買いにくい感じ。

 

今度の件で各社が改革をすると思うのでその恩恵を受けそうな会社をMSFT以外に探しています。

とはいえ10兆円以上の時価総額は欲しいので、どうでしょうか?

 

結論

買う理由がなければ「何もしなければいい」ので悩む必要はないです。

 

以上です。バフェットさんのアドバイスを胸に刻んで自分なりの買いの対象と買い方に自信を持とうと思っています。

それでは皆さんの投資の充実を願って記事を〆ます。

 

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