チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

需給と心理だけのマネーゲーム、企業業績、投資指標は不明、長期投資家は参加不要!

今週ダウは12.84%の上昇!

政府の2兆ドルの対策とFRBの無制限緩和で上昇!

今週通算では上昇の大きい方から

ダウ12.8%、ラッセル11.6%,S&P10.3%、ナスダック9.1%です。

これって経済が麻痺しているのにすごいことだと思いませんか?

FRB(米国では他の期間も含めて中央銀行をFEDというらしいが)の威力の凄さを思い知らされます。このことから

→今後の株価の動きはFED次第であること。

→上昇はFEDがコントロールできるので限定的であること

がわかります。

つまり

あせって買う必要なし!です。

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水曜日に「永久保有できない株は処分のチャンス」との記事を書きましたが、昨日少し下落したとはいえ依然として高値状態は続いています。

まだ保有を見直して整理売りするならいい機会です。

 

「そんなこと言って、このまま上昇したらどうしてくれるんだ?」

という方もいらっしゃるでしょう。

私の発言は売買としての「売りのチャンスと言っているのではないです」

だから相場がこのまま上昇しないと言ってるのではないです。

どうぞ区別してください。

 

もし再度大きな下落を始めたら「売るチャンス」を失してしまうでしょう。

だから「最後のチャンス」と言ったのです。

直近の最高値だと言っているのではないです。

そこまでの精度は私にはありません。

 

FEDがパニック売りを止めたこの瞬間は整理売りのチャンス

と言いたいのです。

市場への巨大な資金投入で「何でも現金化の動きが止まり、潮目が変わりました」

これは例えばドル円でも現れており108円台と平静を取り戻しています。

「すわっ、円高がはじまった」と慌てる必要はないです。

 

行き過ぎたドル高是正の動きは対日本円だけでなく対ユーロでも対ポンドでも起こっています。

ユーロ/ドル1.115 1.05% ポンド/ドル 1.245 2.41% ドル/円107.88 -1.43%

ドル円だけが表記が逆になりますのでプラスマイナスを逆にして読んでいただくといずれの通貨でもドル安というか正常に戻りつつあります。

ついでに金も下げています。1630.6ドルー1.25%

 

FEDの大量のドルの供給で「ドル換金」の必要がなくなったのです。

ということで需給が逆転して大幅な株高になりました。

 

今の相場はFEDの動向とそれによる需給が支配している

受け売りですがそう言えます。実体経済とは大きくカイリしています。

だから実体経済の動向を分析しても相場は読めないし理解できません。

 

株価を決める3つの要素

1 企業業績

2 需給

3 投資家心理

を見てみます。

1の企業業績は全くもって不明です

米国のGDPについての予測は対前期比で2QがGS(ゴールドマン・サックス)が-24%モルガン・スタンレーが-30%の数字を出しています。年率では-100%ですからね。

コロナが収束すればGSは3Qは+12%4Qで+10%と予測しています。

コロナの収束が未定なのでこの数字はあってないようなものです。

 

これは国全体のGDPの話ですが個別の会社についてはそれこそ千差万別でわけがわかりません。

2の需給は好転している

すべての資産を処分して現金化していましたがFEDの大量の資金供給でむしろ逆転が起こっています。必要なだけいくらでもFEDが供給してくれるなら手元の資金は多すぎても困るので処分しすぎた投資資産を買い戻さなければなりません。

この動きが今週起こったのですね。(受け売りです)

 

今後のFEDの債券買取の進捗状況に応じてこの動きは変化しそうです。

この辺の動きは私は@Caster-T2途中はアンダーバーです、さんや「もみあげさん」から得ています。

 

→素人には難易度が高すぎる→見送ってOK

と思っています。

 

3 投資家心理は割と強気が多い

個人投資家でも「買い気」は強いと感じます。

11年間に渡って続いた長い上昇相場の影響かも知れません。

 

チャンスがあれば「買おう」とする人は多いです。

 

今後の動き

これをまとめると実体経済のひどさに比べると株価は割と高めで推移するように思います

下は今回下落が大きかったダウのチャートです。

ちなみに高値からの下落率は

3,28 高値 現在値 下落率
ダウ 29568 21636.78 26.8
ナスダック 9838 7502.38 23.7
S&P 3393 2541.47 25.1
ラッセル 1715 1131.99 34

 f:id:tingisuhan:20200328114436p:plain

◇直近高値からほぼ半値戻しをしたところです。
◇MACDはヒストグラム、2本線の両方とも上昇を示唆しています

◇出来高は減少しており今回の上昇は「売りが減った」ことが主な原因、つまり需給によるものだとわかります。

 

→来週以降の動きは機関投資家の動きによると思います。したがってわかりませんが当面強気が続く可能性が高いようには思います。→当てにして売買の材料にしないでくださいね

 

→素人にはわからない領域に入ったと思う。

→安易に「決めつけての売買」は失敗の可能性が高い

 

毎日見ている「ダン高橋さん」も今後の動きはわからない。参入すべきでないとのことでしたね。

ただし短期的に3つのお奨め銘柄を日本を含めて紹介されてました。

ネタバレしてはいけないので直接動画を御覧ください。

♣前半4分の3くらいを日本語で後半を英語で同じ内容を放送されるので英語の勉強に最適だと思う。声もいいし、聴きやすい英語です。私はほとんどわからんけど(笑い)

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やはり米国が一番復活は早いと思う

打てる手は大統領、議会、FEDと全力で打っています。

危機回避最優先ですね。

矛盾は噴出するでしょうが後回しということでやってます。

 

だからコロナの収束次第では業績に関係なく株価は急速に戻す可能性はあります。

FEDの緩和で「金余り状態」だからです。

 

企業も株価が安いこの時期に、手元資金が十分にあれば「自社株買い」を実施するでしょう。

政府の援助を受けた企業は自社株買いには規制が設けられるようですが、ほとんどの企業は関係ないです。

 

→信用力、資金力、稼ぐ力が優れた大企業の復活が先行しそうだ。

 

世界のここまでの下落率は?

高値はここ1年間の高値

  3,28 高値 現在値 下落率 配当
S&P VOO 311.5 232.8 25.2 2.1
ナスダック100 QQQ 237.4 185.3 21.9  
世界 VT 83.23 61.7 25.8 2.55
日本 日経 24116 19389 19.6  
新興国 VWO 45.92 32.9 28.3 3.54
米外先進国 VEU 54.81 40.2 26.5 3.4
米外先進国 VXUS 56.66 41.4 26.9 3.4

◇今回は世界がほぼ均一に下落しています。日本の下落は小さい!

◇新興国が大きいのは許容範囲でしょう。

◇米以外先進国が米国よりやや下落が大きくなっています。欧州の影響でしょう。豪州も落ち込みが大きいです。

◇米以外先進国のバンガードの2つのETFでは差がほとんどありません。この2つの違いはVEUが大企業中心、VXUSはカバーする企業がより多いです。

管理費用はどちらも年0.08%時価総額はVEUが20.6BVXUSが16.3B

私は大企業が好みなので選ぶならVEUですね。蛇足でした。

 

投資基準がわからない中でのマネーゲーム

「こつこつシープ」さんがツイッターで

「未曾有の感染症に対して未曾有の緩和、どちらが勝つか、矛VS盾みたいな争い」と言っておられました。まことに当を得た表現だと思いませんか?

 

3つの株価の条件のうち長期投資家にとっていちばん大事な企業業績がわからないまま需給と心理で動くのはまさに「マネーゲーム」です。

 

底を逃してもOK、参加の必要ない、むしろ失敗の可能性大

コロナの状態いかんでは、「現状が悲惨なまま株価は底を打って上昇」の可能性もあると思っています。

需給と心理により株式市場は言わば「化け物、怪物がばっこする世界」です。

 

そんな中に参入して底値買いを狙う必要はまったくないと思っています。

 

成功の可能性よりも「失敗する」危険性の方がはるかに大きく「損だ」と思うからです

 

素人・凡人の投資の極意は「失敗しないこと」「投資を継続すること」です

超長期的にみればVOOを現在233ドルですが今より安く買おうが大勢にはほとんど影響なしです。

底で一気に仕込めれば別ですがね。

それに現役の方はこれから長い間追加投資されるはずです。

 

どの地点で買っても後悔する可能性大

底狙いならどこで買っても後悔すると思いますね。

セオリーは底からの立ち上がりですが、こんな調子だと一気に急上昇するでしょう。

 

この1周間でも火水木の3日でダウで20%も上昇しました。

 

結局狙っていてもそんなに安く買えない公算が高いです。

 

ならば割り切って、ちゃんとした投資指標に基づいて「適正価格」で買ったほうが納得がいきませんか?

 

やるなら極少額でトレードの練習というかギャンブル

だから本隊が動く必要は全くないと思っています。私も買い出動は当分しません

 

それでは退屈だ!という方には「ギャンブルと割り切って」トレードがむしろおすすめです。

米株は1株から買えるし、手数料も1株でも割高にならなくなりましたからね。

逆指値の試運転とかいろいろ試すチャンスです。

なにしろ値動きはスリル満点のジェットコースターです。

 

「チンさんはとうとうギャンブルを薦めるほど落ちぶれたか」「そんな人だったのか」と言われると困るんですが、パチンコや競馬と違ってゼロにはならないし人混みにも入らないのでコロナにも感染しません。「邪道だ」と思われる方にお薦めはしませんが。

 

1株で遊んでいれば「ガス抜き」になって「買いたい衝動」も抑えられると思いませんか?

売りもしたいなら【SOXS】がどの証券会社でも買えます。S&Pのベア3倍型です。

以前一回記事にしてかなりご注意を受けました。「レバレッジ型は要注意だ」「長期では持てない商品だ」という指摘です。それぞれもっともな指摘です。「自分で試してから書くのが筋だろう」とも言われました。なので記事は取り下げてその後自分で少額でやってみたので短所も含めてまた書きますね

 

それではみなさまの我慢強い投資を願って記事を〆ます。

 

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