今回の暴落は自分に合った投資法を示してくれた
2020年3月27日金曜日、記
昨日はダウで1351ドルのバク上げでした。
上昇率の大きい方からダウの6.38%、ラッセルの6.3%、S&Pの6.24%、ナスダックの5.6%とこのところ下げの大きかったものが反転していることがわかります。
ナスダック100のQQQは5.27%の上昇。
チャートを見てみるとS&Pです
◇この3日で17%戻す荒い展開です。
◇RSIが46、MACDもヒストグラムも二本の線もさらなる上昇を示唆しています。
◇チャート的には月曜日にMACDから「ダン高橋」さんが下げ止まりと上昇を動画で予測されていましたがそのとおりになりました。
ただ上げ幅は「ちょっと」ではなかったですが。
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高値からの位置を整理してみると
高値 | 現在値 | 下落率 | ||
3,27 | ||||
ダウ | 29568 | 22552.17 | 23.7 | |
ナスダック | 9838 | 7797.54 | 20.7 | |
S&P | 3393 | 2630.07 | 22.5 | |
ラッセル | 1715 | 1180.32 | 31.2 | |
S&P | VOO | 311.5 | 240.24 | 22.9 |
ナスダック100 | QQQ | 237.4 | 191.9 | 19.2 |
世界 | VT | 83.23 | 63.9 | 23.2 |
日本 | 日経 | 24116 | 19051 | 21 |
新興国 | VWO | 45.92 | 34.79 | 24.2 |
1 今回は世界均等に下落している感じです。
2 米国に限れば大きい方からラッセル>ダウ>S&P>ナスダック>ナスダック100
との傾向は変わらない。
(感想)
1 これだけ混乱していて経済活動も生活もままならないのに株価が高値から80%の位置にいることは信じられないです。
2 経済的なダメージと今後の景気後退入が濃厚なことを考えると「市場は独り歩きする」ものだなあとも感じる。
今後の展開
今までに3回「売るんだったら今がチャンスだよ」という記事と動画を出しました。
「全部あたってるね!チンさんすごい!」というコメントをいただきますが、私はすごくありません。
ツイートやら動画でフォローしている「デイトレーダーではないが売買もされる方」のご意見、見方を紹介したまでのことです。
売りを奨めたわけではないですが、処分したくてチャンスをうかがっていた方の助けにはなったようで良かったと思っています。
自分だけでは踏ん切りがつかないことも多いので。
今後はわからないが多い
ここまでの動きをすべて当ててきた例えば「ダン高橋」さんも「今後の展開は読めない」とおっしゃっています。
プロでもそうなのだから相当に難しい相場なのでしょう。
そういえば昨日の場の終わりが異常でした
終わりに上げて終わることはよくありますが、たいてい空売り勢の買い戻しですが、昨日の15分で2%の上昇はかなり異常です。
プロたちになにか見込み違いがあったのでしょうか?
真相はわかりませんが荒い動きです。
このまま上昇トレンドに戻るという意見はほぼない
そうすると今回の戻しはよく言われる典型的な「半値戻し」のケースなのかも知れません
だとすると再度の下げがあるわけで、安易に買いで参加するのは「なにかの計画」がない場合はマズイことになります。
過去の大暴落でも途中で上昇するケースはよくあった
そうです。リーマンでもありましたしその前のITバブルでもありました。下はリーマン時のダウチャート
2番底の前に鋭く上昇して人々を惑わせました。
→再度の下落の可能性も予定に入れておいた方が良さそうだ
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今回の暴落が私達に教えてくれたもの
長らく「株は高すぎる」「暴落はいつか来る」「きた時どうするの?」
と言われてきました
別に待ち望んでないけど、今回S&Pで30%以上の大型の下落を見ることができました
プラス思考でいくと、今後の教訓、参考とも言えます。
下落に対する耐性、ストレスは人それぞれ
で多くは遺伝子に原因があるという人もいます。
だから客観的に「この方法がいいよ」とは投資ではなかなか言えません。
今回の下落での経験で、保有している量や種類で「ストレス」が測れたことは大きな収穫です。
つまり個別株でも全く下落でのストレスを感じなかった方もいれば、インデックスだからこそ「ストレスなしに保有できた」という方もいるでしょう。
この経験をもとにより自分にあった投資法を構築するいい機会です
ストレスを感じなかった方は、おめでとうございます、現在の投資法で合っていたことになります。
逆に「ストレスを感じた」「耐え難い苦痛だった」という方は見直すべきでしょう。
何にストレスを感じるかはその人次第だからです。
胃カメラなんかは私はとても苦痛で二度と受けたくない派ですが「平気」という人も多いです。
以下は当てはまらない方はスルーください
一般的には個別株>インデックス、ETFだと思う
今回のような大掛かりな出来事だと、たとえ大企業と言えども大きな影響があり、株価も大きく下落します。
2回の墜落で苦境にあったボーイングなんかは「倒産」まで予想されて400ドル近かった株価は100ドルを切りました。
現在は政府の支援策の中に明記されているので株価は急上昇しています。
昨日は13.8%の上昇で180.55ドル。
他には空運や娯楽も大きな打撃です。
政府の支援があるかどうかわからない段階では肝を冷やしたことでしょう。
原油価格の崩壊で石油会社も激しく売られました。
そんな中で「安い」と買えるのはよほどの胆力の方です。
そういう意味では「配当が高くなる」と買い増しをした人は結果としては「安い時期に仕入れた」ことになります
高配当株投資に向いた方と言えますね。
昨日記事にしましたが、私は下落には弱いので下落している株をどんどん買い増す胆力はないです。
だから2017年から転換していたのでストレスを感じずに助かりました。
個別株でストレスが大きすぎたと感じる方は転換する選択肢もあり
ストレスは量が多すぎても、また中身によっても起こります。
今回の下落で、その中身が心配でストレスを感じた方は、インデックスやETFに転換するといいかも知れません。
-10%の段階で個別株→VOO、VTIに転換された方はストレスがなくなったとおっしゃっていました。
ストレス軽減の効果は高いようです。
インデックスの長所はずっと心配なく持てる点だと思う
個別株をされる方でも例えば半分をインデックスにするとずいぶん景色は変わります。
インデックスを「永久投資」と決めれば残りの半分の個別株に集中できます。
この方法はあらゆる個別株投資家に当てはまります。
高成長株派ならVOOとともにQQQやVGTを保有すれば傾向にあいます。
全部個別株にした場合よりもパフォーマンスは下がる可能性はあります。
だからきちんと売買できれば全部個別株でも問題ないですが、そこまでの力量に自信がない場合は半分インデックスを混ぜる方式は有効です。
売りを失敗してもダメージは最大半分だからです。
高配当株の方も、これは昨日も書いたので簡単に書きますが、シーゲル教授も「半分はインデックスで」と薦めている方法です。
高成長株と同様に全部個別株の場合よりも配当は下がる可能性はありますが、極端に下落する株を保有するリスクは減ります。
高配当ETFなら極端な下落はありません
下は代表的な高配当ETF
高値 | 現在値 | 下落率 | 配当 | ||
S&P | VOO | 311.5 | 240.24 | 22.9 | 2.2 |
高配当 | VYM | 94.8 | 71.67 | 24.4 | 3.7 |
高配当 | SPYD | 39.9 | 25.7 | 35.6 | 5.2 |
高配当 | HDV | 98.49 | 72.36 | 26.5 | 3.8 |
VOO:高配当ETF:高配当個別=1:1:1くらいだと相当に心配は減ります。
今回の暴落、試練があなたの投資をより強化してくれるなら、暴落も悪いことばかりではなかったことになります。
むしろ暴落がなくてずっとあとに暴落がくれば被害はもっと大きかったでしょう。
投資がそれだけすすんでいるからです。
以上差し出がましいことを書きました。それではあなたの投資がより充実したものになることを願って記事を〆ます。
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