タオルが投げられるまで下落は続く、コロナが収束しない限りはという説
結局は相場は行き着くところまで行かないと反転しない
という英語の記事がありました。「藤巻健史」さんの持論でもありますね。
とりあえずダウで見てみます
◇絶賛下落中です。昨日は18591ドル582ドル安▼3.04%の下げでした。
◇チャートを見ても下げ止まる兆候はないです。強いて言えばMACDのヒストグラムが収束しかかっているくらい。ヒストグラムが収束すると下落あるいは上昇が止まることが多い。
◇チャートを見ると3/3のFOMCでの0.5%の大幅利下げ、3/15の1%の大盤振る舞い利下げも全く関係ないことが見て取れます。
だから相場は参加者の多くがタオルを投げて退場するまで続く
という説は説得力があります。
コロナが終息の気配を見せるまではという条件付きですが。
スポンサーリンク
今回はFRBは決定的に対応を間違った
と言われています。私もそう思います。
3月のFEDの行動を見てみると
3/3 緊急の臨時会合、深夜 急遽0.5%の大幅利下げを決定。
→翌日ダウは大幅下落
3/15 17日の定時会合を前倒ししての緊急会合、1%の大幅利下げ、これですべて出しつくし、とQEの量的緩和を一挙発表
→ダウは大幅下落
小手先の政策で動かせる相場ではなかった
今回のコロナは深刻です。人の流れがぴったり止まり、飲食店などはそもそも営業が出来ません。
そんな未曾有の出来事なので金利の引き下げという対応で投資家が安心するはずはないです。
むしろ「そんなにひどいのか」「もっと悪い情報を握っているに違いない」と市場が感じて大幅下落で対応したのは当然です。
コロナの悪影響の数字化はまだです。出てくればさらに下落するでしょう。
4月の企業決算はビクビクの大荒れですね。
当たり前の下方修正でも売られることでしょう。
結局コロナの終息が見えるまでは人々の不安が払拭されることはないです。
だからFRBはどんな発表をしても売られるなら、小出しにすればよかったのです。
もちろんトランプは怒り狂うだろうし、しかし彼はしょせん素人です、市場もFRBの小出し戦略を批判するでしょう。
「戦力の小出し投入はムダ」という定理が西洋ではことのほか徹底されているようです
また任命者のトランプの機嫌を損ねたくなかったのかもしれません。
以前から大幅な利下げを求めるトランプは意味不明でした。早くゼロにしてどうするんだろう?みたいな。せっかちな性格なのでしょうね。金のガチョウの腹を割くタイプ。
0.25%の通常の刻みならカードは6枚あり、定例会合で一枚ずつ切っていっても年末までありました。
もう武器はないので丸腰状態で株価の自由落下は続きます。
行くところまで行かないと下落は終わらない
下落が続いているのは先安感が強いからです。
まだ下げる余地があると見ているんですね。
市場にとどまっている人もまだ多いです。
とことん下げて下げる余地がなくなれば、ほとんどの人が退場して売る株がなくなれば下落は終わります
その状態にはまだ距離があるのでしょう。
それはいつで、どのくらいの水準か?
が問題になります。
日本にいると米国の深刻さがわからないのでちょっと甘く見積もりますね。
だから私は下限を「半値くらい」と見ていたのですが、米国在住のもみあげさんやPANさんの記事などを見ていると「深刻さ」はリーマン以上の感じです。
だとするとリーマンがマイナス58%ですからもう少し下げてもおかしくないです。
PANさんは70%を越えてもおかしくないとみておられましたね。
だとすると現在の半値です。
スポンサーリンク
一旦上昇しても安心はできない
今回の下落は底を打って上昇してからもう一度底がある「二段底」の可能性が高いと見ています。リーマンもそうでしたね。
「すわっ底を打った!」「全力買いだ」と買いに走った方の多くがやられました。
信用や先物利用だったからですね。現物なら耐えれた人も多いでしょう。
→私ですか? 私は2番底にビビって3番底を警戒していました。だからあまり買えずに残念グループ。2度あることは3度あると言いますからね。GMの倒産なんかを心配していましたね。事実倒産したのですがもう織り込み済みで影響はなかったです。
→下落時にはどんな情報も「悪く解釈される」し上昇に転じると「織り込み済み」でスルーされるんですね。市場は全くご都合主義です。
要は下げたいだけ、上げたいだけとも取れます。
今回の下落もコロナが解決されないと「行き着くところまで行く」公算が強そうです。
昨日個別株→ETFの入れ替え実施
もみあげさん、PANさんの記事を参考にして個別株を一部売りました。
米国の深刻な状況を知ることが出来たのは感謝です。
もともと個別株→インデックスETFの転換を進めていましたがまだ私のことですからグズなので残っているのです。
しかしこの機会にやりやすいもの3つを売りました。高配当時代に買ったものです。ETFの買いはまだしてません。少し先になりそうです。
具体的には
ULユニリーバ、AMGNアムジェン、バイオ製薬です。それとTモバイルUSの3つ。
どれも下落が少なく、また今後も影響が少なそうな優良銘柄です。
だから売れなかったんですよね。
下がったとはいえ多少利益が出ました。以前あった多くの含み益はふっとばしましたがね!
とはいえ高値からは20%ほど下落しているので「なぜ高いときに売らなかったの?」と突っ込まれればグーの音も出ません。
保有してても問題ないと思ってたのもあります。とにかく下手としか言いようがないです
もう一つ処分できていない保険株があるのですがプルデンシャル生命PRUです。これは買値から60%も下落していてシャレにならないレベルです。絶賛下落中ですが量も少ないし業界屈指だし売れないでいます
→セオリーでは下落が大きいのから売るのがいいんですよね。
完全に売りどきを間違えました。みなさんに「売るなら今9合目だよ」という記事を書いた時が売るチャンスでした。あれから半値になっています。
昨日も39.22ドル▼7.19%と大幅下落です。
能力のないものが個別株を持つことの怖さですね。
JPMなんかも▼5.3%なので金融株はだだ下がりです。
あとの問題児はファイザーPFEがありますがこれは乱高下は今までもあったし一応製薬大手なので保有で問題なしと判断して保有を続けます。
→じゃあAMGNだってバイオ大手でしょ?と言われちゃいますね。
はい単にAMGNは利益が乗っていたからです。正直に白状します。AMGNの将来性がないことはまったくないです。
とにかく着実に一歩進みました。
安易に底だと判断しないようにしよう
と言い聞かせました。今回の下落は深く、長い可能性が高いと思うからです。
買いそびれる心配より早まって買いその後の下落であたふたするとリーマン時じゃあないけど今後の投資計画に影響が出ると思うのです。
米国株はインフレ対抗の本命
と位置づけています。PANさんのおっしゃるように大型対策でドルのバラマキが行われれるのでインフレになるリスクが高いです。
日本は別だという意見もあるでしょうがバラマキは日本も同じです。
労働収入がなくて年金の少ない私は「生活防衛」を自分でしなければなりません。
インフレ対策は必須なのです。
米国株投資は「儲ける」というより「インフレに強い資産」としての意味合いが大きいのです
だから多少の損得は問題じゃあないです。(割と強がりもある、笑)
今回のことが終わって、それまでは現金が最強でしょうが、インフレに向かうまでにしっかりと株式を仕込む必要があるのです。つまり質より量ですね。
それには対象としてはインデックスが最適です。
だから置き換えの方針だったのです。時期はベストじゃあなかったですがね。
しっかり仕込めるなら仕入れ価格の多少の上下にはこだわらない方針でいます。
→だから底を逃してもいい
早とちりしてさらなる下落でビビると量を仕込めませんから、じっくり行こうと思っています。
株以外でインフレ耐性があるのは不動産と金です。
それも考えています。実物不動産はハードルが高すぎるのでリートになるでしょう。
現在大幅下落していますがすぐに手を出すつもりはないです。安値を買う必要はないからです。
今回のことが終わった頃にリートと金を10%ずつくらいを目安に考えています。
主力は米国株ですね。
自分のことが多くなり長くなりました。
それでは下落に負けずに元気よく行きましょう!
ユーチューブのご案内
動画では現在の状況などを説明しています。どうぞご利用ください。
https://www.youtube.com/channel/UCwkX4TPq0Iwrzbi6UhU0riw/
PANさんもおっしゃってましたけど「利益目的」じゃあないので気楽にやってます。
いいね、コメント、チャンネル登録お願いします。
お願い 今回の記事が役に立ったと思われたら下をクリックして応援よろしくお願いします。
スポンサーリンク