チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

着実に底に近づいている、今後の作戦は2択

だんだん煮詰まってきた→底にだいぶ近づいた

「大底になったら教えてね?」というリクエストを頂きました。

凡人の私に大底なんてわかるわけはないですが着実に近づいていることは確かです

そこで現在の状況を整理して今後の道のりと投資方針を一緒に考えることにしましょう

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<昨日の状況>

ラッセル2000の売りが細ってきた

昨日の下落の大きい順に

ダウ 19173.98 △913.212ドル △4.55% 下落率35.2%

S&P 2304.92 △4.34% 下落率32.1%

ラッセル2000 1013.89 △4.24% 下落率40.9%

ナスダック 6879.52 △3.79% 下落率30.1%

いつもは一番大きい下げ幅の、しかも断然大きいラッセルの下げ幅が他の指数並みでした。今後も見なければいけませんが「あぶないもの」の整理、売りは相当進んでいるようです。(ラッセルは中小企業です)

<2シグマは越えて3シグマに近づいている>

指数ETFの下落率は2シグマを越えています。2シグマのカバーは95.45%です。

したがってそれ以上の出来事、非常にまれな出来事が起こっているといえます。

ちなみに3シグマでは99.73%をカバーします。

 シグマはモーニングスターで3年

3,21   高値 現在値 下落率 シグマ
S&P VOO 311.5 210.74 32.3 12
ナスダック100 QQQ 237.4 170.7 28.1 15
ラッセル IWM 170.7 101.4 40.6 16.9
情報技術 VGT 273.7 178.15 34.9 16
公益 VPU 156.4 104.19 33.4 12
ヘルスケア VHT 197.8 146 26.2 14
高配当 VYM 94.8 63.64 32.9 12.8
高配当 SPYD 39.9 22.33 44 13.8
高配当 HDV 98.49 65.46 33.5 12.5

 ◇S&Pでは3シグマの36%に接近しています。この範囲に収まる確率は高いのですが

◇ナスダック100のQQQはまだ2シグマの範囲内、この表にないですがダウはシグマ13.5なのですでに2シグマは突破済み。

◇2σ以内はQQQ以外ではヘルスケアだけです。

→統計的にはめったに起きない異常事態である

→統計を元に構成した金融商品に誤算が生じている

→CLO、CDOなど金融工学で組成した商品、デリバティブなどはカバーできない領域に入っている可能性がある。

 

♣個人的にはS&Pで3σはー36%の下落なのでその前の段階の-30%位からは機械的に買ってもいいと思っている。とはいえー30%はすでに突破しているので-32.5%あるいは-35%からのスタートになる。

 

ヘッジファンドの破綻が増えているらしい

ユーチューブで見ている「ダン高橋」さんによると大小のヘッジファンドが運用停止、解散に追い込まれているそうだ。

顧客からの現金返却要請→ドルで返金

ここまでくると半分でも3分の1でもとにかく返ってくるだけまし、とにかく早く現金が見たいというのは人情だろう。

→ヘッジファンドが資産売却→ドル現金化

の流れが加速しているわけですね。

資産の中には各国の株式、債券、金、原油などコモディティ、デリバティブ商品・・・がありますからすべてがドルに対して下落しているのは納得がいきます。

 

今回はいつもは強くて円高が進みますが日本円もドルに対して弱くなってドル高が進んでいます。

 

現金化は不良資産から進む

債券では投資不適格債がまず売られ、次に投資適格だけど不適格に転落しそうな債券が売られ、最後に優良債券が売られます。

優良債券の代表である米国債が売られたのがその典型ですね。現在0.94%少し買い戻されました。♣いつもながら債券は金利と価格が逆なのでややこしいです。

 

株式ではラッセル2000→石油株、金融株→優良株、公益株

昨日はNEE電力が▼7.3%、DUK電力が▼8.9%水道のAWKが▼12.8%と激しく売られています

もう売るものがなくなって安定した収益が見込める公益株に「たたき売り」が及んでいるのですね。

→着実に底に向かって進んでいる。

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では底はいつなのか?

これが明確にわかれば素晴らしいですが私には無理です。

しかし段階としては着実に進んでいます。

だから最後の「セリクラ」がいつか?だけですね。

 

それがわからないので少しずつ買っていくのはありかなと思っているのです。

「ダン高橋」さんによると「投げ売り」「整理売り」は進んでいるもののまだ初期段階で、3合目くらいで、投げ終わった感は無いとのことでした。

下はS&Pの日足です。

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個人も含めてかなり「損失売り」は進んでいて、最後の「あきらめ売り」「やけくそ売り」が出るのがセリクラですが、それにはまだ距離があるということですね。

 

しかしセリクラと言えるほどの極端な売りの出来高はないものの高水準の出来高は続いているので整理は着実は進んでいます。「その時」は着実に近づいています。

 

今後は、当面ですが安いと見て買いが入り一旦持ち直してショート勢が急いで買い戻して株価を戻す展開が一番確率は高いと思います。それで上昇トレンドにもどるわけではないですが。

 

実際売られ過ぎた反動からかシェルは昨日6.4%と買い戻されています。その前日が+15%と「バーゲンハンター」「配当狙い」の買いが入っています。2日で+21.5%と荒い展開。

 

今後の作戦は2つ

作戦その1 下げすぎた対象を買って大きなリバウンドを狙う

上記のシェルや昨日大幅下落のJリートなどを買う作戦です。

予想PERが5倍台のメガバンクもこれに入るかも知れません。

昨日17%安のソフトバンクGも入るでしょう。

 

対象はあげたらきりがないですね。

特に高配当が好きな方はバーゲン中なものが多くてよだれがでます。

作戦の成否は能力・度胸次第

バーゲンで安くなっているので的確に投資すれば大きなリターンが短期間に得られます

問題点・ポイント・合っている人は?

(1)能力・知識・実行力が必要なこと

こういうときには能力の差がもろに出ますね。

強風時でも上手いゴルファーはそんなにスコアに影響がないですが下手っぴはガタガタになります。

こんな逆風の相場では実力差が露骨ですね。

それが受け入れられることが第一条件です。

(2)大局的に見れる人

一日に10%以上の値動きがある相場環境では「高く買いすぎた」とかくよくよしているようではうまくいきません。

テキパキとさばいていく必要があります。

特に売買の能力は必要です。

(3)確実とは言えない

原油相場とか金利とか債券格付の変化とかわからないことが多いです。

だから着実、確実とは言えません。

トータルで儲かればいいという割り切りが必要でしょう。

小心者には刺激が強すぎると思います。

(4)永久投資との相性はやり方次第

高配当ETFなんか買ってずっと保有する作戦だと可能です。リバウンドで高くなったら売る作戦だと永久投資とは言えません。

作戦その2

安い時期にインデックスETFを買う作戦です。そしてずっと保有します。

 

現在VOOで高値からー32.3%QQQで高値からー28.1%です。

今後いろいろあるでしょうがもう買い始めてもいい水準だと思っています。

「定置網買い」の額を決めるのに手間取っています。決断力をつけないと。

 

瞬間的にはとんでもない安値が出現するかも知れませんが指数で30%安の現在は長期的には「失敗しない」投資であると思っています。

 

個別株の世界ではさらにとんでもない「バーゲン価格」が出る可能性は高いです。

なので誘惑が多いのですが、基本線はきちんと守ってしっかりとした着実な投資を進めたいですね。

 

それではみなさまの着実な投資の進展を願って記事を〆ます。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

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