誤解を与えたかもしれないので自分の売りと買いを整理してみた
質問・意見をいただきました
一般論と私自身のことが混同されてしまったようです。
というか私の書き方に問題があったのです。
そこで整理してまとめてみました。
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1 売りについて
ダウで見てみますと
まず週足です
◇直近の安値(下値抵抗線)を下に抜けている。
◇トレンドはフリーフォールの状態
◇200日長期線を下に抜いている。
◇MACDもまだ下げを示唆している
次に日足です
◇まさに「落ちるナイフ」です。
◇今までの上昇トレンドは完全に崩れています。
◇週足、日足ともに出来高からも「セリングクライマックス」を迎えたとは言えない。
→つまりまだ下落の途中で下げ止まったとは言えない。
→落ちるナイフをつかむ行為は戒められている
ラッセル2000ではすでにピークアウトしていた
これはユーチューブで「ダン高橋」さんが解説しておられますが先行するとされるラッセル2000はすでにピークアウトが鮮明でした。
週足では、連動ETFのIWMです
◇今年の2月に2018年の9月の高値を抜けなかったことからすでにピークアウトです。
◇ダウより鮮明な一直線の下落です。
◇窓を開けて下落している
日足では
◇直近安値を抜いた2月末、3月初めは明確な下落サインが出ています。
そこで
「私は売らないけど売るならまだ9合目で売りのチャンス」
という記事を書きました。これは永久保有を決めていないなら売るなら早いほうが傷が浅くてベターだという気持ちでした。
私はチャートの達人ではないですが、それでもわかるレベルの売りサインだったからです。また名手のマークミネルヴィニさんも「売りを推奨」していました。
→私の永久保有の方針が変わったわけではないです。
その後も「売るならまだ8合目」という記事も書きました。
そんなことで
「永久保有を提唱しておきながら売りを薦めるのか?」
というご意見をいただきました。
私は売ったわけではないのでこれは誤解です。というか私の書き方が悪かったのです
しかし私の記事や動画がヒントになり「思い切って売却」して良かった。迷いや悩みがなくなったというコメントもかなり頂いています。
この時に売った方は現在「早めに行動して良かった」と思っておられることでしょう。
良かったです。
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2 買いについて
まず売買もされる一般的な方の場合はシンプルです。
それは「買った値段より高くなること」が条件になります。
買ったあとに当然ですが下げないほうが望ましいです。だから
今は
→買いにふさわしい時期とは言えない
これはダン高橋さんもマークさんも一致しています。
そしてこれは長期投資家、永久投資でも同様です。
まだ下げる確率が高いのに買う「必然性は皆無」です。
そして買いの適切な時期は株価が底を打ち、落ちたナイフが床に刺さって揺れているのを確認してから
と株の本には書いてあります。
私もそう思います。
ここまででは意見の違いはあまりないと思います
そしてここからが私自身の問題です。
3 立ち上がりで買うのがベストだとして果たして実行できるか?
これはリーマンショックで十分な投資が出来なかった私の経験も関係あります。
→多少効率は下がっても、またセオリー通りでなくてもちゃんと買いたい。
→これは私の個人的事情であり希望です。
そのための方法として「定置網買い方式」をPAN氏の方法を参考に記事に書きました。
これについては「実際に運営された経験の方」からコメントなどでアドバイスをいくつかいただきました。
「始めているが早すぎたと後悔している」
「2.5%刻みだと1日に複数が約定してあわてるかも」
「-50%では止まらないと思うからもっと下まで想定しておいたほうがいい」
「下落で含み損を抱えるからかなり精神的にきつい」
・・・
などです。
これらを参考に今は計画を改定しているところです。
そんなに急ぐ必要はないと思っています。
その理由は
(1)精神的な弱気部分の行き過ぎ部分の戻しはあるかも知れないけど以前の状態に企業の業績がすぐに戻るわけではないこと。
(2)企業業績に関するデータが出てくるのは早くて4月の1Q決算であること
(3)コロナの広がりは予測が難しいこと
→大統領自身が7,8月までかかることを示唆した
→専門家の情報を握っていて漏らした可能性が強い
→さらに後ろにずれる可能性もありそうだ
(4)チャートの形が悪い
(5)市場の混乱が激しく買うのに適していない
早く買わないミスがあるとしたら
(1)コロナが予想以上に早く収束に向かう→めでたいことだ
(2)コロナに効く薬やワクチンのめどが立つ→〃
(3)原油価格が反発する→〃
(4)各国政府の対策が市場に高評価を受けて将来が明るくなる→〃
とプラス材料は歓迎すべきことばかりです。
そんな理由で株価が上昇しても「買そこねた」とは思わないでしょう。
しかしその可能性は高くはないと思います。
そして一番の理由は
今買う合理的な裏付けがないことです
「えっ安いからじゃあだめなの?」
と思いますよね。
だけどその「割安」の基準になっているのは過去の業績、epsです。
今年の最新のeps予想はまだだれにもわかりません。
だから以前のデータを元に「割安」と判断するのは、相当予測に基づいた行動です。
実際は4月の決算で大荒れになる可能性はあります。
だからそれを確認してからでも遅くありません。
意外と好決算で急上昇したとしてもそれはそれで買う理由になります。
「そんなことを言ったらあなたのやろうとしている定置網買い」も同じく根拠ないんじゃあないの?」
はいおっしゃるとおりです。
とはいえ長期的に見れば、つまり3,4年では企業業績が回復する可能性は高いです。
だからそれにかけようというわけです。
底付近で買うための「方便」です。
だから立ち上がりできちんと買える方にはオススメしません。
セオリー通りに立ち上がりで全部買うほうが理に叶っています。
私もその方法でも買おうと狙ってはいます。
だけどうまく行かない可能性もあるので「定置網」方式である程度の数量を確保したいのです。
→これは私の個人的な事情です。
私と同じようだと思われる方はどうぞ一緒に工夫して実行しましょう。
不完全な形で公開しましたが、今後も改良したら報告します。
4 下値付近での買いで売買型と永久保有での違い
1 損切り設定をしないこと
永久保有では短期の「含み損」は気にしないので下げても持ち続けます。
また永久保有できない株は買いません。
一方売買型では、個別株では損切りを設定される方もいらっしゃるでしょう。
大きく下げると戻すのに時間がかかり影響が大きいからです。
2 永久保有では「買い下がり」もあり
いわゆるナンピン買いと同じ形ですが目的が違います。
ナンピン買いの場合は平均買いコストを下げることが目的です。
永久投資の場合は数量を確保することです。
「精神的に含み損が負担にならない範囲」で買うのはOKと思っています。
ただしこれは自己ルールをどう決めるかの担当になります。
「下げている間は買わない」というルールも立派なルールです。
数量の問題を考えなければこちらが正統派と思います。
♣ダウ銘柄のBAボーイングのように数週間で3分の1になる株もあります。
投資対象の選定には慎重を期したいと思っています。
まとめますと
(1)基本的にはしばらくは動かない、定期買いは今まで通り継続
(2)精神的に耐えられる範囲で「定置網」を設定する。下落の前半を買う。
始める時期と数量を現在再検討中です。対象のVOOは変わらず。
(3)底を売ったあとはしっかり買い上がるよう努力する。
以上です。いろんな記事を書いたので、そして「誤解、混同」を与えたかもしれません。おわびします。今回はくどくて恐縮です。
それでは皆様が自分にあった適切な投資行動をされることを願って記事を〆ます。
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