チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【米国株大幅下落】【悲観が支配】株価の下落見込みをepsで計算すると

長期線の遥か下にある

昨日はダウが23551ドル、ー1465ドル-5.86%と月曜に続いて大きな下落

S&Pが2741.38で-4.89%、ナスダックが7952.05で-4.70%ラッセルは1264.30で-6.41%でした。

4指数では相対的な強さ、弱さ?は弱い順に

ラッセル<ダウ<S&P<ナスダック

の構図は変わりません。

下はS&Pの2年チャート

3指数とも長期線の下にあるので「含み損」を抱えた余裕のない心理状態です。

今後の材料次第では悲観した「投げ売り」も出そうです。あとに記しました。

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  S&Pで下値のめどを計算してみると

しょせん机上の空論ではありますがひまなので計算してみます。

S&Pの5年チャートです。

1 トランプ以前の2016年初めを起点とすると

(1)epsの伸びは2016年9.3%、2017年16.2%、2018年が20.5%、2019年が1.9%です。トランプ以降の17年から19年では42.7%

2016年からだと4年間の合計は56%(足し算ではないです)

(2)2016年1月の2000を起点とするとepsの伸びをかけると

2000X1.56=3120です。

現在2741ですから0.8785倍となり12%ディスカウントの状態です。

つまり市場は今後EPSの下落が大きいと見ています。

(3)長期金利を加味すると

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2016年1月が長期金利は2%、現在が少し上昇して0.9%ほど

1.1%分現在は株式に有利です。

 

トランプ前の2016年1月を起点とすると現在20%ほど割安水準

→このくらいのepsの落ち込みを織り込んでいる。

 

2008年の-77.5%の例もあるので悲観的に見ればまだ下落余地はある。

1 今後のepsの落ち込みをまだ株価に織り込んでいるとは言えない。

2 2016年を起点とすると現在の株価は20%ほどのepsの落ち込みを織り込んでいる

→さらに落ち込みが拡大すると市場が見ればさらに下落の可能性がある。

3 40%の下落とみればさらに20%くらいの下落はありうる。

現在高値から-20%の地点なので-40%はありうると言える。

 

これから下方修正見込みが相次ぐだろうからその都度株価は下落が予想される。

 

悲観の極では今後の業績を悲観して一時的に株価は高値から40%以上下落する可能性がある→今後の業績次第といえる

 

しかしepsが今年が例えばー50%まで落ち込んでもそれが将来も続くわけではない

→長期的には買い場となる。

 

というわけで私の見解でよければ

1 コロナが収まらない限り不安定な動きは続く

2 コロナが収まらず、かつ企業業績が今年ー40%とか-50%の落ち込みが予測されると株価は現在よりもさらに20%くらい下落する可能性がある。

理由まだ20%くらいの落ち込みしか織り込んでいないから

♣そもそも2016年1月が適正の株価かどうか言えないんじゃあないの?というツッコミもあるでしょう。しかしこの時は前の年の8月にチャイナ・ショックがあり2016年の2月にはサウジショックがありましたから、楽観的に買い上げられていたわけではないです。どちらかと言うと株価は安目でした。

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米国株は新しい段階に入った! 

見境なく売られている!

公益やディフェンス銘柄も売られた。

昨日はS&Pの-4.89%を基準にすると

公益ETFのVPUが-5.18%

PGが-7.43%

NEEが-5.66%

MCDが-5.81%と

比較的強かった公益やディフェンシブ銘柄が売られています。

 

一方ハイテクのVGTが-4.81%QQQが-4.36%とさほどでもありません。

 

→従来の見方では推し測れない段階に突入した。

と言えます。

つまり投資家が余裕をなくしてとりあえず何でもかんでも現金化していると考えられます

原因は先安感でしょう。

 

上記で書きましたがepsの落ち込みがどれだけ激しいかがわからず悲観が支配し始めたのです。

金利がいい、配当が高いと飛びつくのは危険もある

同様に高配当ETFのVYMが-4.85%、SPYDが-6.23%と配当の高さよりも「中身の質」を重視しています。配当はSPYDがいいです。

 

債券でも信用度の低い社債はベタ下がりです。

社債の中でも投資適格はBBB以上ですがそれを満たさない債券ETFであるJNKは

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と大幅安です。もっとも昨日は他の債券も大幅安でした。

代表的な債券ETFのBNDも84.95ドル-1.89%と急落

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今日の結論

1 大幅下落だが今後の業績の落ち込みが不明なので割安かはわからない

2 ある程度の落ち込みは織り込んでいるがさらに悪化が見込まれると株価のさらなる下落余地も大きい。さらに20%くらいはある。

3 なので永久保有でない株は売ってリセットの選択肢はある。

4 長期的には米国のepsは回復すると思うので(期限はわからない)心理的に悲観して安くなったところは買い場と思っている。→これは以前と同じ

 

とりあえず考えたことを買いてみました。

みなさまの冷静な投資を願って記事を〆ます。

 

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チャートなんかは見れませんがどうぞご視聴ください。

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