チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

FRBの緊急利下げも大幅下落!私は持つけど売るなら早いほうがいい、まだ9合目!

大幅下落に感じるがまだ9合目

FRBが0.5%という大幅な利下げ、金融緩和を決定したのにも関わらず3%の大幅下落しました。

チャートで見るとこんな感じまずS&Pの6ヶ月

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◇RSIは32と落ち着きを取り戻しつつある。

◇値動きは非常に荒い

◇200日線を再び割り込んだ

♣200日線は40週、つまり10ヶ月前から投資した人の買値の平均値

割と長期目線の人の買いコストを割り含み益がなくなり含み損が発生すると投げ売りの人が出て市場は不安定、弱気になる。今がまさにそれ。

◇200日線を守れるかどうかは不明、どちらかと言うと難しい感じ。

理由はあとでまとめます。

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2年チャートで見ると

◇まだ昨年の7月地点に戻っただけです。

◇値幅でいうと高値から10%ほど下の状態。

 

売るなら早いほうがいい!まだ9合目

私自信はリーマン時同様に売らずにやり過ごす方針です。

そしてリーマン時は買ったものの量に不満があったので、つまりちょっとしか買えなかったので、計画を立ててきちんと買う予定です。

 

しかし大幅下落があるとすればこれからです。

現在不安を感じているなら、つまり9合目で不安なら7合目くらいのストレスはより大きいでしょう。

 

あっさり荷を降ろしてリセットするのはいい方法と思います。

売るのなら早いほうが「傷が浅い」です。

さらに10ヶ月前から投資した人は傷さえもないでしょうし。

 

がまんしてガマンしてガマンしきれずに売らされると、被害が大きくなります。

いったんリセットしておけば安い時期に買う選択もできます。

 

売ることを勧めているのではないですよ。

「持つなら持つ」と決めておく必要がある思うのです。

 

弱気な条件が多い

悪い時期には悪いことが重なるものです。

そして悪い材料に対して日本のトイレットペーパーが店頭から消えたように、人間はいつも理性的な行動を撮るわけではありません。

 

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悪材料、不安材料の数々

1 コロナの広がり

対処がはっきりしていません。米国では検査キットもありません。

集団でいると移るなら、引きこもりが増えて消費は大きく減退します。

缶詰などは増えるでしょうが。消費、サービス関連は壊滅的な打撃を受けます。

 

日本を見ると消費増税で傷んでいた日本の小売り、外食、サービス・・・は深刻です。

政府の対策といっても公共工事とかでしょうがラーメン屋定食屋が助かるわけではないです

日本の2四半期連続のマイナス成長つまり景気後退入りはほぼ確実なようですね。

2 企業の業績の下方修正

今後小刻みに小出しに下方修正が出てきそうです。

リーマン・ショック時は「サブプライムローン」の中身の信用度がだれにもわからず「投げ売り」になりました。

企業業績も「どのくらいの落ち込みなのか」がはっきりしません。

投資家は度重なる下方修正には「嫌気」がさすでしょう。

3 大統領選、サンダース候補

私はサンダースさんのことをよく知りません。「社会民主主義者」と自認しているそうです。本人は「トランプを止めるのは自分だ」と言っています。

だから最後まで降りる可能性はないです。

 

医療買保険制度の導入、最低賃金の15ドルへの引き上げ、富裕層への増税、格差の是正・・・

耳障りはとてもいいです。

だから理想に弱い若者が熱狂するのもわかります。

 

ちなみに個人的には共産主義、社会主義には大変疑い深いです。

ここから無駄話が続きます。だるい方はスルーお願い。

 

地域にもよるのでしょうが、小学校、中学校、高校の先生は特に社会の先生は社会主義礼賛者がほとんどでした。

だからソ連などの共産主義国の映画もよく見させられました。

そして

「われわれの国と違って、ソ連には格差がなく、不景気もなく、だれもがただで医療を受けられる理想的な社会だ」と先生は熱弁をふるっていましたね。

 

そして米国や日本がいかに格差が大きく、弱者から搾取ばかりしているダメな社会かを力説していましたね。

 

当時からつむじ曲がりだった私は

「先生そんな理想的な社会があるなら、先生も腐った政府から給料なんかもらわずにソ連に行ったらどうですか?」と言ったことがありましたね。

そうしたらその先生は

「できるものならそうしたい。今はロシア語を勉強している。しかし家族もいるし簡単ではない」と真顔で言っていました。

 

本当に共産主義諸国は「理想の国」だと信じていたんですね。そして生徒にもそれを伝えていたんです。

当時の自民党は何をしていたんでしょう?きっと橋や道路を作るのに忙しかったんでしょうね。インフラより教育が大事だと思うんですがね。

 

そんな調子だから、南北朝鮮についても

「北は理想的な国造りをしているが南はダメだ」「農業中心で発展が遅れている」と偏見の塊でした。

もっとも南がダメなことは、特に指導者は、現在の日本人は思い知らされていますね。

 

しかしその後の調べで共産主義国が「理想の社会」でなかったことは明らかになりました。先生もソ連や北朝鮮に行かなくてよかったですね。

 

いつの世も「他者への批判」ばかりしているとパワーは生まれません。

大学に入っても「反米闘争」がまだありました。今の人は信じないでしょうね、きっと

 

あのエネルギーを自分の能力づくりに生かすべきでしたね。いや当時のひとみんながですよ。

理想的でも大きな混乱を生む

共産主義に限らず理想を追い求めるとひずみもまた激しいです。

 

当時の民主党の管総理が主導して強引に自然エネルギーへハンドルを切りましたがその弊害も出ています。

最近知ったところでは「バイオマス発電です」

FIT制度により20年間の高い電力買取価格が政治的に設定されています。

 

その価格は2021年度で24円+税です。

未利用材については32円+税です。

 

これは国際的なバイオマス発電の電力価格と比較するとべらぼうに高いです。

なので例えばアブラヤシからとるパーム油を直接燃やしても採算がとれるラインだそうです。

だからインドネシアやマレーシアからアブラヤシの絞りかすと同時にパーム油も輸入してバンバン燃やす。

 

しかしご存知のようにアブラヤシのプランテーションは森林破壊の原因とされています。

日本のバイオマス発電のために、自然エネルギーの拡充のために、ボルネオの森林が伐採されて、その木材も、木材カスも、日本に輸入され、そのあとに作られたアブラヤシプランテーションも日本向けの輸出用というおかしなことおこっています。

 

脱原発、脱化石燃料という目標は確かに立派なのですが、結果的には熱帯雨林の森林破壊を助長していると欧米の環境保護団体から指摘されています。

 

話が長くなりました。

つまりサンダースさんの理想が実現する裏では大きなデメリットもあるということです。

現在民主党の指名争いでは首位なのでそのまま本戦までいくでしょう。

トランプより4ポイント差で強いという調査もありましたね。

 

米国のヘルスケアや医療保険のUNHはその間大きくゆさぶられることでしょう。

確かにかれらは今儲けすぎているのでしょうがね。

投資家はこういう変化は好みません。

 

サンダースが有力候補でいる限り不透明感は続くということです。

 

4 最高値付近の株価

直近の高値には根拠はありましたが高値はそれだけで下落幅が大きいと連想させます。

チャートだけ見ると「これだけ伸びてきたんだから落ちるときは大きいだろう」と思わせますね。

本当は割高だったとは思っていませんが、チャートを見るときはepsが伸びていることは気に留めませんからね。

このことについては別に記事を書きます。

 

今回の結論

1 波乱の展開が続いている。FRBの利下げでも大幅下落した

2 現状でストレス、不安感を持っているなら早く売る選択は有効

まだ9合目なので売るなら早いほうがいい

3 持つと決めたら最後まで持とう

株価を気にしないなら仕込むチャンスなのでじっくりと時間をかけて仕込んでいこう

4 弱気になる材料は多い

出てくる材料は悪いことが増えます。覚悟が必要です。

 

それではみなさまの着実な投資の前進を願って記事を〆ます。

 

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