チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

お金が市場から避難し始めている、見通しが立たない業績予想

業種、会社に関係なく売られ始めた

昨夜は過去最大の下落幅でした。

ダウ 25766.64ドル -1190.95ドル -4.42%

S&P 2978.76 ー4.42% 

ナスダック 8566.48 -4.61%

ラッセル2000 -3.54%

どの指数もまんべんなく売られた感じです。

公益も売られている→見境なく現金化される段階に入った

いつもなら景気後退に強いはずの、そして今まで下落していなかった公益も大幅下落しています。

NEE電力が-4.56% 水道のAWRが-6.09% 生活必需品のPGが-5.54%、マクドが-4.33%などです。

 

つまり業種や会社を選んで売っているわけではない段階に入りましたね。

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業績予測が不明の段階に突入

昨夜ゴールドマン・サックスがコロナの影響で今年のS&Pの業績は昨年並になる可能性があると発表しました。

 

つまりゼロ成長もあるということです。

 

しかもまだコロナが米国で広がっている段階ではないです。

本格的な広がりがあると、あるいは大流行して死者も何千人と出ているインフルがコロナだったとするとさらに「下方修正」されます。

 

→今年の業績予測は振り出しに戻った。わからない状態

 

株価形成に最も大きな影響がある「eps予測が当てにならない状態」なのです。

 

マイナス成長やあるいはeps自体が赤字になる企業も出そうです。

 

基本になる数字がはっきりしないのですから「予想PER」もまた当てになりませんね。

むしろ確定している現行PERを使うほうがはっきりしていていいかも知れません。

 

MAやMSFTは下方修正の可能性を発表して大幅下落しているが

そんななかで早々と業績見通しの下方修正の可能性を発表した企業もあります。

先日のマスターカードと昨日のマイクロソフトです。

 

MAも大幅下落に見舞われましたが、MSFTも昨日-7%と売られました。

 

ともに私は保有がありしかもMSFTは先日少しですが172.8ドルで買い増ししたところです。現在の158.18ドルと比べると高く買ったことになります。

しかし後悔も心配もしていません。

 

むしろ堂々と、早々と下方修正を株主にアナウンスできるのはそれだけ将来の業績に自信があるとも言えます。

 

下落がこわい会社はギリギリまで先延ばしするでしょうからね。

 

そして発表しないとしても業績が下方修正されそうなことは確実です。

業績優等生のMSFTやMAだけがダメージを受けてそれ以外の会社が無傷ということはありえないからです。

さらにひどいでしょう。

 

早めに「膿」を出して置く作戦は好感が持てます。

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ともかく企業の見通しは今年、来年と全くわからなくなりました。

出てくる予測は悪い方向ばかりだろう

これからコロナ関連が収束しない限り事態はますます悪くなります。

つまり「発表のたびに下方修正され」て株価は下落するスパイラルに入ります。

 

そしてコロナの行く末はだれにもわかりません。

 

米国疾病管理予防センターCDCの高官の「米国に広がる可能性は大いにある」発言があり、それをトランプが避難する場面がありました。

 

隠蔽したいのは中国だけではないようです

 

コロナに関しても企業業績にしても私達が知っている情報は氷山の上の方だけと言えます

 

株式市場は「初めてのピンチ」に弱い

リーマンショックが厄介だったのは「サブプライム債券」がどのくらいヤバいかを売った連中以外は知ることができなかったことです。

だから深い信用危機が起きて株価は半値以下に下げました。

 

今回のコロナではそれ以上に今後について知る人がいません。

習主席にしてもトランプにしても政治家、素人ほど軽視したがる傾向もあるようです

日本も船で陣頭指揮したのは専門家ではなかったですね。

 

事態が明らかになるまで弱気は続く

はっきりしないものにお金を注ぎ込みたくないのはだれしも同じです。

なのでコロナといいそれに伴う業績といい、見通しがつくまでは市場の不安定さは続く可能性が高いですね。

 

「割高」「割安」の次元の問題ではないので「下げて安くなったら大丈夫」というものでもないでしょう。

 

そして市場からの逃避は昨日ははっきり見えましたね。

 

チャートでは

とりあえず指数では一番悪いダウのチャートを見てみます

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◇200日線を下に突き抜けてさらに下落しました

◇RSIは18.68と20を割り米国市場では見たことのない水準の売られすぎです。

◇出来高からはまだセリング・クライマックスを通過したとは言えません。

→今後どこかでショートカバーが入って少し反発はあると思うのですが私にはチャート的にはどうなるのかはわかりません。

株価は起点である昨年の秋の水準を割り込みました。

 

♣FRBの金融緩和、予防的対策がなかったらすでに景気後退入りして株価ももっとひどいことになってましたね。

 

S&Pは200日線は割っています。昨年の起点よりは少し高い位置にいます。

 

次に一番ましなナスダックです

 

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◇まだ200日線の上にいますね。

◇昨年秋の起点よりはまだ少し高い位置

◇出来高も増えてはいるがセリクラというほどでない。下げ止まりは確認できない。

 

買い計画はいったんステイ

米国株の割高感がなくなったので手持ちのドルで今週末にETFを中心に買いを予定していました。

1月末にタバコのアルトリアを損切り、ボーイングをこれも処分、こちらは利益あり、などであったドルを短期債券BSVで保有していました。

個別株を減らしてVOO、QQQに入れ替える作戦だったのです。

 

買う分の短期債券をおととい売って現金化したのですが結果的には不必要でしたね。

株を買う直前に必要なだけ債券を売れば済みました。さすが凡人!

とはいえ債券も少しだけどプラスだったのでここは良しとしましょう。アルトリアの損を埋めるほどじゃあないですがね(笑い)

ボーイングが100ドル台で買った分だったのでかなり埋めてくれた。それでもトータルではマイナス。しかし現時点で先日買ったQQQ以外はマイナスの銘柄がないことは精神的に楽です。損切りした効果ですね。

 

さいごに

見通しが悪いというかつきませんが売らないことだけは、永久投資の方針だけは励まし合って守らないといけませんね。

 

この混乱も一緒に乗り切れることを願って記事を〆ます。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

 

ユーチューブのご案内

ながら聴きもできますからご利用ください。

https://www.youtube.com/channel/UCwkX4TPq0Iwrzbi6UhU0riw/

♣音質、画質がいいという評判なのでアイフォン11を買って撮ったのですが、形式が違いユーチューブにはMOVでは上げられずにMP4に変換が必要というところでストップしています。MSFTなどいくつか変換ソフトがあるようですが優劣がわかりません。なので以前のスマホで撮っています。

 

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