下振れの影響が少ない対象を仕込もうと思う!債券ETF売りました。
長期金利とのスプレッドでは割安圏に突入
フジトミさんのサイトによると株式・FX市場 アーカイブ | 株式会社フジトミ
S&Pの長期金利への上乗せ%が
目安の4%を突破して割安圏に入りました。
S&Pの長期金利からのカイリは4.05%(2月26日予想)
ダウが4.07%、ナスダックが2.511%です。
S&Pの目安が3%から4%なので節目超えは「割安」と言えます。
またナスダックは1.5%から2.5%が目安なのでこちらも割安圏突入です。
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EPSが変われば事態は変わる
「そんなに素直に考えていいのか?」
「米国が、いや世界が不景気に突入してEPSが減少することも考えろ!」
という声がありますね。当然です。
この割安基準はあくまで現在のEPS予想に基づいたものですから、そのもとにするEPS自体が下方修正されれば、数値は別のものになります。
(1)コロナウイルスの拡大
(2)米国の景気後退への突入
などその材料には事欠きません。
だから私は「絶対大丈夫だよ」なんてことを言うつもりは毛頭ありません。
しかしその将来への不安感を織り込んでここまでPERが下落してきたのです。
不安感はある程度株価に「織り込まれている」と考えるべきです。
どのくらい織り込まれているかは不明です。
将来を予測しての行動はできない
景気後退などの将来の先安感が強いから「買わない」という方は多いです。
気持ちはよくわかります。
将来下落が待っているのにわざわざ飛び込んでいくのは「愚か者」に思えます。
では逆にどういった投資行動が「賢者」なのでしょうか?
将来を予測して行動することでしょうか?
できる人がいることは否定しません。
しかしそれを全員に求めて、実行できるでしょうか?
株式投資は基本的にはそして長期的には「市場にお金を置いてリターンを得る」仕組みなので「お金を市場に置くことが最優先事項」です。
そのタイミングが多少ずれて「やや高い仕入れになったり」はよくあることです。
ドンピシャの安いタイミングで買うのは凡人には不可能と割り切っています。
ならば数値的に「割安」「買っていい」という数字が出た現時点は「ひとつの買いタイミング」と思うのです。
さらに言えば10%や20%の買値の差は長期的には「投資しなかった」ことに比べれば「無視」できる誤差です。
というわけで私は今回を買タイミングの一つととらえているのです。何回かのうちの一つです。当面4回を考えています。そのうちの一回。
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「景気後退」「今がピークだ」は言われ続けてきた
トランプ当選の半年後の2017年4月には早くも「ピークアウトするだろう」と言われていました。
うんと古くはダウが千ドルを突破したときには「高すぎる!」の嵐でした。
今回も景気後退を予測して買い控える人は多いでしょうが「空売り」するほどの度胸もまたないででしょう。
つまり「将来はだれにもわからない」と考えます。
そして先安感は株価に織り込まれると考える派です。
でないとこんなにすんなりと「割安」タイミングにならないでしょう。
まだ米国の実体経済が悪化しているというデータはないですからね。
「景気後退は来ない」なんて言っているのではないですよ。
下方修正の影響が少ないところに投資しようと思っている
とはいえコロナが拡大すれば実体経済への影響は必至です。
人、モノ、金が動かなくなるからです。
それは全部の業種が影響を受けますが濃淡はあります。
小売とか流通とかは激しく影響を受けます。
具体的には海運、陸運、航空会社、小売店、消費関連・・・です。
その中で利益率が低ければたちまち赤字になってしまいます。
つまりepsがマイナスになります。
これは投資家の利回りがゼロになる、あるいはマイナスになることですから投資の意義がなくなります。
実際に航空会社の株は激しく下落しています。
しかし私はいくら安くてもそのような会社の株を買おうとは思いません。
「epsの分け前をもらう」という株式投資の原則から外れるからです。
株価の上下を対象にするトレードになってしまいます。
→EPSがマイナスになりそうなところへの投資は避ける
中小企業は厳しい
2019年の4Qで中小企業はepsの対前年度比がマイナス7%でした。
このことで株価はどう動いているか確認します。
米国の上位1000位から3000位までの会社を対象としたラッセル2000というメジャーな指数があります。上位千番目でもそんなに小さくないですが比較的という意味です。
ブルーがラッセル2000で紫がS&PのVOO、ピンクがハイテクが多いQQQです
1年チャートです。
上からQQQが24.7%、VOOが11.5%、そしてラッセル2000がー1.8%です。
2019年は調子が良かったですがもうマイナスに転じているんですね。
今回の下落は同じくらいの幅だな!
と思うのは違うと思うんです。
だってプラスの時の伸びが違ったんです。
これから先epsがマイナスに転じる会社が増えればますます株価は下落して差は拡大します。
今日の日経新聞には「米大手ハイテクは上昇が大きかった分揺り戻しが来て下落幅が大きい」とありました。
確かにその面もありますが上昇幅を無視しています。
上記のQQQ(ナスダック)>S&P>ラッセル2000の位置関係は期間をどのようにとっても変わらないのです。
5年だと上昇率配当抜はQQQが101%、S&Pが51%、ラッセル2000が28%です。
期間のとり方で唯一逆転するのが過去5日をとった場合です。
S&Pの-8%、ラッセル2000が-8.4%、QQQが-9%です。
日経新聞の記事はこの過去5日間(ただし昨日を起点にして過去5日)を言ったのですね
つけ加えると昨夜はラッセル2000はー1.2%、S&Pが-0.4%に対してQQQはプラス0.5%でした。
買いやすいものから買う
そういう面から考えると将来の下方修正の影響が比較的少ないのは昨日も書きましたが大手ハイテクと公益とみているのです。
いずれはS&Pも仕入れますが、現時点ではQQQの方が心配がなく買いやすいというわけです。
現在明日の買いましの量の調整をしているところです。
債券ETFを売りましたのでその資金で考えています。この機会に株式に転換しようと思ったのです。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
それでは皆様の投資が順調に進むことを願って記事を〆ます。
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