チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【米国株】ピークアウトの説もあるが買っていいと思う理由

チャート的には一旦利益確定を勧めている人もいる

米国株は昨年秋から大きく上昇してきました。

下は過去1年のS&Pのチャート

その中で大手ハイテクの伸びは大きかったです。

下はアップルの半年チャート

チャート画像

しかし中国の新型肺炎の影響でアップルは業績見通しが不透明です。

そんなことで最近株価が伸び悩み、先週末は大きく売られました。

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マークミネルビニさんは大手ハイテクの一旦利益確定を勧めている

アップルなんかは半年で50%以上も上昇してきたので「もう十分」とばかりに「利益確定」を勧めている方もいます。

トレードのカリスマの一人のマークミネルビニさんはツイッターで「大手ハイテクでは十分儲けたろう、一旦手仕舞って次を探そうよ」と言ってました。

ただし翻訳で見たので実際に確かめてくださいね。ツイッターは@markminervini

 

確かに大手ハイテクの利益伸び率は良くても他の米企業の利益はピークアウトしたデータも出てきつつあります。前回の記事参照 

だからトレード派の方は一旦利確するというのは賢明な方法なのでしょうね。

 

これから「ピークアウト」「先安感」を示すデータや記事は出てくる

これからますます出てくるでしょうし、説得力もあります。代表的な例を上げると

1 「株価が過去最高水準にあるよ」→下げるなら大きく下げるよ

2 「S&Pで予想PERが20を越えて割高水準だよ」→下げて調整するだろう

3 バフェット指数は156とITバブルのときよりも高い水準にある→米株は買われすぎている

4 長短金利が逆転がある→過去には数年後に景気後退にる確率が高かった

5 ハイテク以外の米企業のepsがピークアウトしている

6 米国民の債務が膨らんでいる→もみあげさんの記事があります→

【悲報】自己破産件数7万超!キャッシュレスが原因?違うよリテラシーだよ - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-

 

→これらのどれをとっても「株を買うのをためらわせる原因」になります

つまり「先安感」の材料あるからです。

株価に注目すると買いにくい

チャートを眺めていると大きく上がって来たことばかりが目に付きます。

これからもさらに上がるというイメージも逆に「下げると大きいだろうな」という気持ちもわきます。

つまり「動きにくい」のです

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今回はその理由と対策を考えます

株価が下落すると困ると感じる理由

「当たり前じゃあないか」といわれそうですね。株価が下落すると「含み益が減り」場合によっては損が出るからです。

 

長期投資、永久投資の場合は売るわけではないので関係ないです。

しかし気分的には大きなストレスになります。

 

だから先安感が出てくると「買う動き」は止まっちゃんですね。

 

長期保有派とトレード派は株価に対する見方が違う

 トレードする方にとっては株価が全てなのでピーク付近?で売り抜けるのは合理的な判断です。

しかし長期・永久保有の私達も同じ考えでいいのでしょうか?

 

先日も書きましたが現在米S&Pでは年利回りが5%あります。インフレ率2%を引いても3%の利回りで回って稼いでいます。

 

この中には来期以降の「成長期待」は含まれていません。

 

この成長期待が下振れることで株価の下落が起こるのですね。

 

当面現状維持なら十分と思いません?

先日株式を「朽ちないアパート」に例えましたが、現在は米S&Pはインフレ抜きで実質3%で回っている物件です。

 

持っていて問題のない優良物件なので現状維持でも家賃は同じなので十分と思いません?

 

毎年家賃値上げが理想だけど景気は良すぎることも悪いこともあるのが資本主義です。社会主義の計画経済のようなわけにはいきません。

 

だから長期的に伸びるのなら、そして米国株はその条件を満たしているので、一時的な停滞やあるいは若干の対前年度比マイナスも「別に構わないな」と思いません?

 

このよく使われる対前年度比からして現状維持でも稼いでいないわけじゃあないんですよね。昨年と同じ稼ぎだったいうだけで。

 

だから将来見通しが悲観されて「ピークアウト」が言われて株価が下落した時でも「買って問題ない」と思うんです。

 

「当面の成長期待」の部分が多少下方修正されるだけですからね。

家賃で言えばここ「2、3年は家賃はあまり上げられないだろう」ということです。

 

それだけで株価は下落します。

いかに当面の利益にこだわっている人が多いかの証ですね。

 

マイナスでも原因がはっきりしてれば問題ない

今後EPSが対前年度比マイナスになる場合もあるかも知れません。

これは「現状維持」よりかなり深刻です。

前年の稼ぎが維持できてないのですから。

 

だから安易に「株価が下がってラッキー」と買うのはどうかと思っています。

大抵の場合は結果オーライなんでしょうがね。

 

私は原因が飲み込めない場合は「買うのをストップ」しようと思っています。

ドルコスト法の定期買いは対象外ですよ。

 

原因がはっきりしている一時的な場合は全く問題ないです。

今回の新型肺炎なんかですね。

あるいは中東でのいざこざとか。

 

それは中期的には解決すると思うからです。

だからそんなアクシデントで下げれば買いのチャンスですね。

長期的に安く買っても誤差の範囲でそんなにメリットはないですが投資が進む点は利点です。

 

投資が不十分な方は買っていいと思う・・・個人的感想です

先日のアンケートでは「不十分」と答えた方は57%の過半数を占めました。

そんな方の場合は、自分もですが「気にせずに買っていいのでは?」と思っています。

 

その理由は

「一番安いところで仕込もう」「より安く買いたい」という野望を捨てれば

今買うあるいは今後買うのは長期的には「良い選択」「悪くない買い」と思うのです。

 

実体以上に先安感で下落しやすい傾向がある

トレード派の方はもちろんですが、株価やチャートで投資行動を決められる方は多いので、先安感が台頭するたびに株価は調整します。

 

下はマイクロソフトの半年チャートです

チャート画像

好調な決算を受けてRSIが80もの「過熱感」がありました。

それが先週の調整で54にまで下がり買いやすくなりました。

 

今後は「先安感」が出るたびに市場の調整が起こって過熱がなくなりかえって相場が長続きする可能性もあります。

 

つまり「買わない」という選択肢は「今後も買いそびれる」という危険性があります。

「下落を待っていてもなかなか思うような下落が来ない」状態です。

 

ならば買いやすいこの時期に買うのは「悪くない選択」です。

 

あとは買う対象が「将来も大丈夫な優良物件かどうか」だけです。

 

米S&Pはその点では安心、確実です。

さらに米市場を信頼しないのならそもそも米国株を買うこと自体が間違っています。

 

次にQQQも信頼が置けると思います。

ただし変動幅はS&Pのシグマ12に対して15と大きいので、上にも下にも変動が大きいことは理解する必要があります。

リターンだけ多く求めて「下落は同じに」というのは虫が良すぎます。

下にも大きく振れます。

下はQQQのチャート

f:id:tingisuhan:20200224092530p:plain

こちらもRSIが57と過熱感がとれて買いやすくなりました。

先週末に230ドルで少し買い増ししましたが、今後も買っていく予定です。

 

イールドスプレッドは拡大(割安)に動いた

先日紹介したフジトミさんのサイトによると→https://www.fujitomi.co.jp/stockfx/

先週の株安、長期金利低下のダブル効果で買いやすさは改善しました。

現在の長期金利は1.473%と1.5%を割っています。

2・22現在で

S&P500 は3.593%の長期金利への上乗せ% 過去10年の平均は3.68% 

だいたい3%から4%で動いてきた、現在は平均に近く割高とは言えない。

 

ナスダックは 2.123%の上乗せ 過去の平均は2.225% 1.5%から2.5%で推移してきた

 

平均からのカイリはS&Pが0.087%、ナスダックが0.102%

業績見通しが良いナスダックが大きいのは当然か、しかし許容範囲

 

今日の結論

1 株価は最高値水準にあり「ピークアウト」の兆候もあるので買いにくい状態

2 今後のepsの対前年度比の伸び率鈍化などマイナス情報で株価は上下しやすい状況と思う

3 株価の先行きを考えなければ現在は十分に買って良い水準と思う

4 長期金利が低下して1.5%を割り株価も下落したので「割高感」は薄らいで長期金利とのスプレッドは過去の平均に近づいた

→割高論は無理があると思う。

→株価の予測をしないなら買ってよい水準と思う

 

まったく個人的には

 epsの対前年度伸び率が0%に近づいているS&Pの非ハイテクよりまだ対前年度で伸び率を保っているハイテク大手に安心感がある

→QQQがよいと思っている

歳なので丸くしたいのと分散がS&Pの次に効いている点です。VGTもいいですが分散ではQQQの方が優れています。

♧QQQとは

ナスダック上場の企業のうちハイテクを中心に上位100社の時価総額割合での指数に連動します。ハイテク以外ではペプシとかあり。金融は除いてあります。ハイテク割合は67%と高い。

方針は

1 QQQ、MSFT、MA、UNH、NEEの買いましを少しずつ続ける

となります。株価についてはあまり気にしていませんが、下げたところは買います。

 

以上です。ツイッターでは先週末の安値でもしっかり仕入れている人が多くて素晴らしいですね。下落にビビらない世代が増えてきたのだと思います。

 

それではみなさんのさらなる投資の充実を願って記事を〆ます。

 

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