ピッフィーさんたちは今後の私達の手本を見せてくれた
ソフトバンクG【9984T】が昨日12%のバク上げでした
投資先の不振で一時苦境にあったソフトバンクがこの1周間で20%の上昇をしています
これだけ時価総額が大きい会社で10%以上の上昇は見たことがないですね。
株価の上昇だけが全てではないですが、困難を乗り越えて保有を続けられたホルダーの方には「おめでとうございます」
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バク上げの原因は子会社である米通信4位ののスプリント【S】と3位のTモバイル【TMUS】との合併が連邦裁判所で承認されたからです。
もともと孫さんが赤字垂れ流しのスプリントを買収したのはTMUSとの合併がうまくいくとの計算があったのです。
この時はスプリントが3位でTモバイルが4位でした。
だから合併後の主導権はスプリントが握れるとの目算もあったのです。
誤算だったのはTモバイルとの合併交渉が進まなかったことです。
これはTモバイルの親会社であるドイツテレコムの体質にあると思います。
米企業だったらだれがどう見ても双方得なこの提案に乗ると思うのですが、欧州の企業には別の考えがあったようです。
何度も破断になったこの交渉をまとめ上げた孫さんの腕はさすがに大したものです。
当初はスプリント主導の予定が逆にTモバイル主導に代わりました。
合併によりスプリントの大部分の株を保有するソフトバンクグループの新会社に対する保有比率は20%台に下がり連結対象から除外されます。
米国における合併新会社についてはもみあげさんに詳しい記事があります↓
ソフトバンクグループ(9984)が大勝利の1兆円利益か!米連邦地裁がTモバイルとスプリント合併承認! - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-
それにより4.5兆円とも言われる借金がソフトバンクGの決算から外れるのは大きいです。
主導権は譲りましたが、ソフトバンクGが新会社に果たす役割は大きいでしょう。
ドイツテレコムは官僚的です。ソフトバンクの力を利用しつつ経営権だけは確保したいという虫のいい主張なので交渉が長引いたのです。
本国の意向もあり譲れない事情もあったでしょう。
とにかく合併承認の判決がおりたことでこの件は片付きました。
承認が下りないと苦しいスプリントの株は一夜で78%も上昇しました。
下はスプリントの2年チャート
合併が決まって上昇していた株価も裁判が長引いて下落していました。
一気に挽回したわけです。
ストップ高がない米国ならではの上昇劇ですがこのくらいの規模の会社では始めてみました。
一方の合併相手のTMUSのチャートはこちら
こちらは11%とこぶりな上昇。TMUSは私も少し保有があります。買値65ドル
スプリントの方が追い詰められていたことがわかります。
孫さん以外では解決しない案件だったと思いますね。
長年の悩みであったスプリントが最終決着がついたことは足かせがとれたことになり大きな前進です。
昨日は決算発表でした。その評価や今後の株価についてはわたしはわかりませんが昨年秋のウイーワークから続いた苦境は「山を越した」と言えます。
「ものをいう株主」のエリオット氏が先週大量に買ったことも上昇の原因になっているようです。これについてはピッフィーさんの詳しい記事があります。
【物言う株主】エリオット氏のSBG株大量購入で株価暴騰! | ピッフィーの株式投資Diary
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ピッフィーさん達のチームワーク、助けあいは私達の手本となった
ソフトバンクGといえばまずピッフィーさんが思い浮かびますね。
ソフトバンクGと孫さんを愛して発信している方です。
昨年秋のウイーワークの頃からのピッフィーさん達の行動には実はとても感心というか敬意というか驚いているのです。
それは私がウィーワークの記事を書いてわかったことです。
保有もないのにソフトバンクGの記事を書いたことは「軽率だった」と大いに反省もしました。
当時「ソフトバンクGたたき」が嵐のようにブログやユーチューブにあふれていて、有名ユーチューバーのもふもふさんなども取り上げていました。
そんな否定的な記事が多かったので私は中立的な記事を書こうと思ったのです。
しかし「にわか」で調べたので不備も多くピッフィーさんはすぐさま反論記事を書かれて、反論、訂正、補足をなさいました。
批判するつもりはまったくなくても「軽率だった」とお詫びを入れました。
快くお受けいただきました。
そんなこともありピッフィーさんのコメント欄に書き込みもし、また見る機会があったのです。
そして、ソフトバンクGの保有者たちが情報を交換しあって、ソフトバンクGが保有に足る会社であることを相互に確認しあっている姿を見たのです。
困難に団結、協力するのは理想的なこれからの姿だ
ソフトバンクの件は貴重な成功例となった
そんな中で私の記事も「たたき台」として優位性を確認する材料になったのなら、役目も少しは果たしたかもと思いました。
個人が連絡を取り合う手段が電話やメールしかなかった時代はこのような情報交換や助け合いは物理的に難しかったです。
SNSの発達で、ブログやツイッターやフェイスブックなどで情報交換や助け合い、支え合いが可能になったのです。
私も、そういうことができればいいな、とは思っていましたが、まさに今回のことでその「成功例」を見ることができました。
今は調子のいい米国株もやがて大幅下落することはあるでしょう。
また「ボロカス」に言われる状況もあるでしょう。
そんな時に「利害を同じくする同志」が今回のソフトバンクGの方々のように助け合えれば、精神的な負担はぐっと軽くなります。
素人にとって最悪な「パニクって売却」の確率は随分と下げられると思います。
私もそんなチームの一員として発信し、また受け取れればと願っています。
今回は以上です。
みなさまのさらなる投資の充実を願って記事を〆ます。
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